スッと、俺は瞬間移動で人里というところに来た。
すばる「おお........なんとも賑やかなところだな。」
こんなに賑やかな光景見たのは久しぶりだ。外の世界に居たときはこんな光景中々見なかったからなー。..........田舎に住んでたというところもあったが。あちこちからいろんな声が聞こえてくる。あははは、という笑い声から、マミー、お団子食わしてくれないか?という、声が聞こえてきた。そんな中を俺は一人歩き、天子に頼まれた材料を買いにいっている最中だった。
すると、パシッとなにかを奪われたような音がした。
すばる「えっ?」
ビックリした俺は思わず後ろに振り返る。後ろには、金髪の魔法少女らしき人物が、走っていったのを目の当たりにした。
すばる「...............」
ポケットを漁る、案の定なかった。どうやって盗んだの?
すばる「...........はぁ。」
と、ため息をつく。そして俺は、天子の貰った金とメモ帳が入っている可愛らしい桃が付いたポーチにめがけて、指パッチンを繰り出した。
『パチィン!』
可愛らしいポーチは帰って来た。
すばる「やったぜ。」
一発かましてやった。この能力は取り返すと言う意味でも使えるな..........我ながらいい能力を持ったもんだ。すると、ちょっと遠くにいた金髪の魔法少女らしき人物は、なにか焦っていた。まぁ、突然ポーチが消えているからな、そりゃまぁ焦るだろう。
すると、こちらに走って近付いてくる、金髪の魔法少女らしき人物、
すばる「うん、めんどいことになる前に逃げるか。」
と言ったものの、少し逃げるのが遅かったみたいで、俺は肩をガシッと掴まれた。そして、
?「すげーなお前!?どうやって私から奪い返したんだ?!」
と、金髪の魔法少女らしき人物は、言うのだった。
すばる「まず、俺からこの可愛らしいポーチを盗んだことを謝ろうか?」
?「う、ごめんなさいだぜ........。」
金髪の魔法少女らしき人物はちゃんと謝った。うん、礼儀はちゃんとしてるんだな。
すばる「な~んで人のものを盗むんだ、泥棒はいけませんよ?」
?「私は昔からそういう趣味なんだぜ!」
すばる「自慢気に言うなよ!」
なにいってんのこの人?!というか、口調は男っぽいのな。
すばる「まったく.............お前、名前はなんて言うんだ?泥棒したのだからな、名前は覚えておかんとなんか嫌だ。」
?「なんじゃそりゃ。」
いやだって泥棒されただけで終わらせるわけがないよなぁ!?なんか名前知らんと負けな気がするし..............俺だけかひょっとして?
...........とりあえず名前は聞いておこうというだけだ、名前を知ることは大切だからな。そして、金髪の魔法少女らしき人物は名前を名乗るのだった。やっとこれで金髪の魔法少女らしき人物と言わなくて済む、というのが本音なのは内緒。
?「私は霧雨魔理沙!普通の魔法使いだぜ!」
『魔理沙』、いい名前じゃねぇか。中二病感がする感じ、俺は好きだぞ。でも、こんな可愛らしい金髪少女が泥棒なんてありえないな。いっそグラビアアイd...........
魔理沙「私は名乗ったぞ!次はお前が名乗る番だ!」
ビシッと、俺に指を指してきた。俺は笑いながら、
すばる「あぁ、そうだな。」
また、おれの長~い自己紹介が始まった。
すばる「俺の名前は山口すばる、能力とかは..............」
少年熱心に説明中.............
魔理沙「ほぇ~すごいなおm........じゃなかった、すばる、指パッチンで発動できるという能力がかっこいいよな。それがあればどこでも移動できるじゃん。」
すばる「まぁ無意識に発動したら色々とめんどいことになるけどな。」
魔理沙「そうなのか?」
すばる「あぁそうだ。」
ついさっき天子に馬乗りする事件があったからな。なんて、口が裂けても言えねぇ。
魔理沙「すごいな~もしかしたら使い方によってはなんでもできるんじゃないか?」
すばる「.............さぁな。」
実際この能力はあまり使ったことがない。もう少し慣れてから、ほかに出来ることを試していくとするか。俺はそう考えて、自分の手を見ていたのだった。
すばる「そういえばその右手に持っているものはなんだ?なんかの魔法使いの器具の一種なのか?」
なんかすごく気になるので質問してみた。
魔理沙「あぁこれか?」
スッと、俺に見せつけてくる。
魔理沙「これは『ミニ八卦炉』って言うんだ。かっこいいだろ?」
すばる「ミニ八卦炉、名前の響きが良い、かっこいいな、それ。」
魔理沙「これ、『こーりん』が作ってくれたんだぜ!」
すばる「こーりん?誰だそれ?」
急に知らん人の名前が出てきたので問い返す。
魔理沙「また今度紹介してやるよ。」
今度にされた。
すばる「そのミニ八卦炉というのはどーゆー事ができるんだ?」
魔理沙「弾幕はもちろん、私の必殺技、『マスタースパーク』が撃てるぜ!」
すばる「そのマスタースパークは強いのか?」
強さが気になったので魔理沙に聞いてみた。
魔理沙「あぁ、ものすごく威力も高いはずだぜ?」
ミニ八卦炉をペン回しごとく、くるくると器用に回してながら、自慢げにそう言った。
魔理沙「なんならここで試してやろうか?」
すばる「えっ、いいんか、それ?」
魔理沙「し~んぱ~いないさ~。」
もはや心配しか込み上げてこねぇよ。
魔理沙「じゃあいくぜ?」
魔理沙がミニ八卦炉を上空に構え、光がそこに集まっていくのが見えた。...............それは、ものすごく幻想的で、脳みそにやきつけたくなる、それぐらいキレイだったのだ。
魔理沙「マスター.......」
魔理沙がそう言うと、
魔理沙「スパーク!」
マスタースパークと唱えた瞬間、ミニ八卦炉から出してるのは思えないくらい、そして、はかいこうせんを超えるであろう威力とスピード、そのビームはとてもきれいで、幻想的であった。そのぶん、風圧がすごく、いまにも飛ばされそうなぐらいだ。
すばる「くっ............。」
俺は飛ばされないように、身構えていた。魔理沙を見ると、へへっという感じの顔になっていた。................すごいよ、魔理沙。
ひゅん、と、マスタースパークは終わり、
魔理沙「どうだ!私の自信作なんだぜ!」
俺は拍手しながら、
すばる「すごい、俺なんかより、はるかにすごいよ。」
魔理沙は照れるように頭をポリポリ掻いていた。おつかいだけでこんなきれいな物を見れて、俺は大満足だった。...............ただ。
村人A「こら魔理沙くん!ど真ん中でマスタースパークを撃つんじゃない!」
村人B「そうよ、魔理沙ちゃん、風圧がすごいから、できるだけやめってってあれほど言ったのに!」
魔理沙「えへへ、ごめんなさいだぜ~。」
舌を出しながら謝っていた。まぁ自業自得?なのかな?でも、実際撃ってみてと言ったのは俺でもあるので、そこは黙っておこう。と、心の中でそう決意した。
魔理沙「それじゃあ私はそろそろ帰るんだぜ。あっでもちょっと待ってくれ。」
ポケットから一枚の写真を出した。それを俺にハイッと、渡してきたのだった。その写真は、なんとも不気味な家だったのだ。
魔理沙「すばるはその指パッチンがあればどこにでも行けるんだろ?この写真は私の家だから、またいつか来るときに写真みながらパッチンでもして、また来てくれ。そん時には、『こーりん』を紹介してやるよ。」
いやこれ魔理沙の家なんかい。不気味なんですけど?ここでなんかの実験でもしてんの? なんてことは口に出せるはずもなく、しっかりと心のタンスに閉まっておいた。
すばる「あぁ、分かった、それじゃあな。」
魔理沙「じゃーな!すばる!」
そして魔理沙はほうきに股がって、空を飛んでいった。これぞ魔法少女って感じだな、と俺はそう心の中で呟いたのだった。
すばる「これとこれ、...........あとこれもか、よし、これでOK。」
すっかりおつかいを忘れてた俺は、八百屋さんに来て、頼まれた品を買いにきていた。
すばる「遅くなったな........天子怒るかな。」
何てことを思いながら。
店長「おう兄ちゃん、いい買いっぷりだねぇ!」
すばる「ははは......ありがとうございます。」
店長「はい、合計2560円ね。」
お金はなんとぴったしあった。..........天子、計算は得意なのか、そこら辺は気を使ってくれたのだろうか。
すばる「............サンキューな。」
聞こえはしないが、感謝しておいた。
店長「まいどありぃ!.............そういえば、さっき見えたビームはひょっとして魔理沙ちゃんのかい?」
あれ、見てたんだ。
すばる「はい、そうですけど。」
店長「やっぱりか...........まったく、ビームを撃ったりすると、風圧で品物がだいなしになっちゃうのに。困ったものだねぇ。」
おい魔理沙、何てことしてくれたんだ。(震え)
こうして、おつかいの旅は、幕を閉じた。結局道中はカオスだらけであったが、なんとかやり遂げたので結果オーライ、という事でOK、かな?
すばる「___________________天子、怒ってないかな~。」
怒ってないことを願いつつ、天界に向けて指パッチンするのだった。
どうも。
東方キャノンボールの事前登録人数が15万人いって、
「あと、半分だぁぁぁ!」と、発狂していた中の人です。
いつも読んでくださり、ありがとうございます。