愉快な幻想日常生活   作:河童のきゅうり

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第6話 泥棒娘の金髪少女

スッと、俺は瞬間移動で人里というところに来た。

 

すばる「おお........なんとも賑やかなところだな。」

 

こんなに賑やかな光景見たのは久しぶりだ。外の世界に居たときはこんな光景中々見なかったからなー。..........田舎に住んでたというところもあったが。あちこちからいろんな声が聞こえてくる。あははは、という笑い声から、マミー、お団子食わしてくれないか?という、声が聞こえてきた。そんな中を俺は一人歩き、天子に頼まれた材料を買いにいっている最中だった。

 

すると、パシッとなにかを奪われたような音がした。

 

すばる「えっ?」

 

ビックリした俺は思わず後ろに振り返る。後ろには、金髪の魔法少女らしき人物が、走っていったのを目の当たりにした。

 

すばる「...............」

 

ポケットを漁る、案の定なかった。どうやって盗んだの?

 

すばる「...........はぁ。」

 

と、ため息をつく。そして俺は、天子の貰った金とメモ帳が入っている可愛らしい桃が付いたポーチにめがけて、指パッチンを繰り出した。

 

『パチィン!』

 

可愛らしいポーチは帰って来た。

 

すばる「やったぜ。」

 

一発かましてやった。この能力は取り返すと言う意味でも使えるな..........我ながらいい能力を持ったもんだ。すると、ちょっと遠くにいた金髪の魔法少女らしき人物は、なにか焦っていた。まぁ、突然ポーチが消えているからな、そりゃまぁ焦るだろう。

 

すると、こちらに走って近付いてくる、金髪の魔法少女らしき人物、

 

すばる「うん、めんどいことになる前に逃げるか。」

 

と言ったものの、少し逃げるのが遅かったみたいで、俺は肩をガシッと掴まれた。そして、

 

?「すげーなお前!?どうやって私から奪い返したんだ?!」

 

と、金髪の魔法少女らしき人物は、言うのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

すばる「まず、俺からこの可愛らしいポーチを盗んだことを謝ろうか?」

 

?「う、ごめんなさいだぜ........。」

 

金髪の魔法少女らしき人物はちゃんと謝った。うん、礼儀はちゃんとしてるんだな。

 

すばる「な~んで人のものを盗むんだ、泥棒はいけませんよ?」

 

?「私は昔からそういう趣味なんだぜ!」

 

すばる「自慢気に言うなよ!」

 

なにいってんのこの人?!というか、口調は男っぽいのな。

 

すばる「まったく.............お前、名前はなんて言うんだ?泥棒したのだからな、名前は覚えておかんとなんか嫌だ。」

 

?「なんじゃそりゃ。」

 

いやだって泥棒されただけで終わらせるわけがないよなぁ!?なんか名前知らんと負けな気がするし..............俺だけかひょっとして?

 

...........とりあえず名前は聞いておこうというだけだ、名前を知ることは大切だからな。そして、金髪の魔法少女らしき人物は名前を名乗るのだった。やっとこれで金髪の魔法少女らしき人物と言わなくて済む、というのが本音なのは内緒。

 

?「私は霧雨魔理沙!普通の魔法使いだぜ!」

 

『魔理沙』、いい名前じゃねぇか。中二病感がする感じ、俺は好きだぞ。でも、こんな可愛らしい金髪少女が泥棒なんてありえないな。いっそグラビアアイd...........

 

魔理沙「私は名乗ったぞ!次はお前が名乗る番だ!」

 

ビシッと、俺に指を指してきた。俺は笑いながら、

 

すばる「あぁ、そうだな。」

 

また、おれの長~い自己紹介が始まった。

 

すばる「俺の名前は山口すばる、能力とかは..............」

 

少年熱心に説明中.............

 

 

 

 

魔理沙「ほぇ~すごいなおm........じゃなかった、すばる、指パッチンで発動できるという能力がかっこいいよな。それがあればどこでも移動できるじゃん。」

 

すばる「まぁ無意識に発動したら色々とめんどいことになるけどな。」

 

魔理沙「そうなのか?」

 

すばる「あぁそうだ。」

 

ついさっき天子に馬乗りする事件があったからな。なんて、口が裂けても言えねぇ。

 

魔理沙「すごいな~もしかしたら使い方によってはなんでもできるんじゃないか?」

 

すばる「.............さぁな。」

 

実際この能力はあまり使ったことがない。もう少し慣れてから、ほかに出来ることを試していくとするか。俺はそう考えて、自分の手を見ていたのだった。

 

すばる「そういえばその右手に持っているものはなんだ?なんかの魔法使いの器具の一種なのか?」

 

なんかすごく気になるので質問してみた。

 

魔理沙「あぁこれか?」

 

スッと、俺に見せつけてくる。

 

魔理沙「これは『ミニ八卦炉』って言うんだ。かっこいいだろ?」

 

すばる「ミニ八卦炉、名前の響きが良い、かっこいいな、それ。」

 

魔理沙「これ、『こーりん』が作ってくれたんだぜ!」

 

すばる「こーりん?誰だそれ?」

 

急に知らん人の名前が出てきたので問い返す。

 

魔理沙「また今度紹介してやるよ。」

 

今度にされた。

 

すばる「そのミニ八卦炉というのはどーゆー事ができるんだ?」

 

魔理沙「弾幕はもちろん、私の必殺技、『マスタースパーク』が撃てるぜ!」

 

すばる「そのマスタースパークは強いのか?」

 

強さが気になったので魔理沙に聞いてみた。

 

魔理沙「あぁ、ものすごく威力も高いはずだぜ?」

 

ミニ八卦炉をペン回しごとく、くるくると器用に回してながら、自慢げにそう言った。

 

魔理沙「なんならここで試してやろうか?」

 

すばる「えっ、いいんか、それ?」

 

魔理沙「し~んぱ~いないさ~。」

 

もはや心配しか込み上げてこねぇよ。

 

魔理沙「じゃあいくぜ?」

 

魔理沙がミニ八卦炉を上空に構え、光がそこに集まっていくのが見えた。...............それは、ものすごく幻想的で、脳みそにやきつけたくなる、それぐらいキレイだったのだ。

 

魔理沙「マスター.......」

 

魔理沙がそう言うと、

 

魔理沙「スパーク!」

 

マスタースパークと唱えた瞬間、ミニ八卦炉から出してるのは思えないくらい、そして、はかいこうせんを超えるであろう威力とスピード、そのビームはとてもきれいで、幻想的であった。そのぶん、風圧がすごく、いまにも飛ばされそうなぐらいだ。

 

すばる「くっ............。」

 

俺は飛ばされないように、身構えていた。魔理沙を見ると、へへっという感じの顔になっていた。................すごいよ、魔理沙。

 

ひゅん、と、マスタースパークは終わり、

 

魔理沙「どうだ!私の自信作なんだぜ!」

 

俺は拍手しながら、

 

すばる「すごい、俺なんかより、はるかにすごいよ。」

 

魔理沙は照れるように頭をポリポリ掻いていた。おつかいだけでこんなきれいな物を見れて、俺は大満足だった。...............ただ。

 

村人A「こら魔理沙くん!ど真ん中でマスタースパークを撃つんじゃない!」

 

村人B「そうよ、魔理沙ちゃん、風圧がすごいから、できるだけやめってってあれほど言ったのに!」

 

魔理沙「えへへ、ごめんなさいだぜ~。」

 

舌を出しながら謝っていた。まぁ自業自得?なのかな?でも、実際撃ってみてと言ったのは俺でもあるので、そこは黙っておこう。と、心の中でそう決意した。

 

 

魔理沙「それじゃあ私はそろそろ帰るんだぜ。あっでもちょっと待ってくれ。」

 

ポケットから一枚の写真を出した。それを俺にハイッと、渡してきたのだった。その写真は、なんとも不気味な家だったのだ。

 

魔理沙「すばるはその指パッチンがあればどこにでも行けるんだろ?この写真は私の家だから、またいつか来るときに写真みながらパッチンでもして、また来てくれ。そん時には、『こーりん』を紹介してやるよ。」

 

いやこれ魔理沙の家なんかい。不気味なんですけど?ここでなんかの実験でもしてんの? なんてことは口に出せるはずもなく、しっかりと心のタンスに閉まっておいた。

 

すばる「あぁ、分かった、それじゃあな。」

 

魔理沙「じゃーな!すばる!」

 

そして魔理沙はほうきに股がって、空を飛んでいった。これぞ魔法少女って感じだな、と俺はそう心の中で呟いたのだった。

 

 

 

 

すばる「これとこれ、...........あとこれもか、よし、これでOK。」

 

すっかりおつかいを忘れてた俺は、八百屋さんに来て、頼まれた品を買いにきていた。

 

すばる「遅くなったな........天子怒るかな。」

 

何てことを思いながら。

 

店長「おう兄ちゃん、いい買いっぷりだねぇ!」

 

すばる「ははは......ありがとうございます。」

 

店長「はい、合計2560円ね。」

 

お金はなんとぴったしあった。..........天子、計算は得意なのか、そこら辺は気を使ってくれたのだろうか。

 

すばる「............サンキューな。」

 

聞こえはしないが、感謝しておいた。

 

店長「まいどありぃ!.............そういえば、さっき見えたビームはひょっとして魔理沙ちゃんのかい?」

 

あれ、見てたんだ。

 

すばる「はい、そうですけど。」

 

店長「やっぱりか...........まったく、ビームを撃ったりすると、風圧で品物がだいなしになっちゃうのに。困ったものだねぇ。」

 

おい魔理沙、何てことしてくれたんだ。(震え)

 

 

 

こうして、おつかいの旅は、幕を閉じた。結局道中はカオスだらけであったが、なんとかやり遂げたので結果オーライ、という事でOK、かな?

 

 

すばる「___________________天子、怒ってないかな~。」

 

怒ってないことを願いつつ、天界に向けて指パッチンするのだった。

 




どうも。
東方キャノンボールの事前登録人数が15万人いって、
「あと、半分だぁぁぁ!」と、発狂していた中の人です。
いつも読んでくださり、ありがとうございます。
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