次は1週間以内に投稿できたらいいなと思ってます
あたり一面湖の上に佇むその女の人を誠は目が離せなかった。そんな感情は消されているはずなのになぜか目を離さずまっすぐとその人を見ていた。
「やはり、まだですね」
「なにが!というかここはどこなんだ」
いくら怒鳴っても響かない。むしろその人は呆れてさえいて相手にしなかった。
ただ誠もそこでは諦めず聞いていくとなんとか聞き取れた。
「私はいわばゲイボルグの化身のような存在。あなたとあの人があまりにも酷いために出てきました。まぁもっともあの人はあれが限界のようですが…」
「どういうことだ?」
「ではそこから話しましょう。ここでは時間はいくらでもありますから。ただその前にあなたを試すとしましょう」
パチン!と指を鳴らすと誠の手にゲイボルグがそして周りには先の見えないほどのノイズが出てきた。ゲイボルグの形態を変えて応戦しようとしたが形態が変わらなかった。
「あなたには一番苦手な槍の状態で戦ってもらいます。それが条件です」
「このやろう」
応戦を始めてドンドン倒して行くがキリがない。そして誠はその膝をついて限界がきたのか纏っているゲイボルグすら剥がれた。
「これが今の限界ですか。まぁこんなものですね」
「ゲホ!お前一体」
「さてその状態で始めましょうか。本当の
「!はぁ!?」
誠は驚きを隠せていなかった。今の今まで散々ノイズを襲わせてきた本人が今から始めるとは思ってもいなかった。けれどこいつが出している殺気は本物だ。けれど体が動かない。
槍を突き刺すような体制できたので手で体を転がし避けることしかできずに少しだけ動いた。
「まだ動きますか。やれやれ」
「このま…ま殺されるか」
「はぁ、全く大人しくしていれば苦しまないものを」
そして何度も刺してきて俺はとうとう動けなくなった。そのままその槍で刺されて俺は死ぬかと思って大声を上げたが全く痛みを感じない。それどころか体が動くようになっている。
「言ったはずですよ。苦しまないと」
「おいおい。一体なんだったんだ?さっきの本気の殺気は?」
「あれはあなた。いえ、マスターを試しました。大変申し訳ありません。これは私ゲイボルグの中の意思にたどり着いたものに課す試練の様なものだと思っていただければ幸いです」
「わかった。けどどうしてこんなことを?」
「それを話すのは長くなりますがよろしいですか?」
「気にしなくていいよ」
「では、実のところ私たちゲイボルグは本来一つの聖遺物です。それがフィーネが使っているときに錬金術師との戦いの際に半分に砕けてしまった。本来ならその場で消えるはずだったのですが何らかの事故で意思を持った聖遺物が二つになってしまった。それが私とあの者が纏っている聖遺物です。そしてあの者が纏っている聖遺物はその度に纏うものを替えてきたようですが私はマスターが初めてです。
まさか私を召喚するとは思いませんでしたが…」
「それって大変なことなの?」
「まさか私はもう一度人に纏われるなんて思いもしませんでした。ましてやその身に呪いを受けたものに…」
「おい、それ以上は」
「分かっています。それにここには私とマスターしかいませんから」
「はぁ」
誠は立ち上がり周りを見渡した。一体どれぐらい時間が経ったんだろう。そしてゲイボルグは立ち上がり最後の一言を言った。
「ではマスターこれで。これからは脳内に話しかけていただければいつでも返事できますので」
「りょーかいだ。これからよろしくな」
「はい」
誠の目の前に写っている景色は変わりいつもの天井が目に移った。さっきのはもしかして夢か?
《夢ではありませんよマスター》
驚きを隠せず少しベッドから落ちた。その手は握られており方向を見てみると茜が握ったまま眠っていた。
「うん、?だ、大丈夫!?」
「あ、うん。大丈夫だけど何で手を握ってんの?」
「だって昨日の夜すごいうなされてたんだよ。ほんとに初めてあんなにうなされてるのを見たよ」
「マジか〜恥ずかしいな」
「それで大丈夫?」
「もちろん」
俺は立ち上がり茜は安心したのかそのままリビングに降りて料理を初めていき、俺は用意をしてリビングに降り飯を食べて二課に向かった。着くと既に全員がいて俺が最後だった。
「全員揃ったな。では今後の方針についてだ。まずはフィーネと名乗るさんに奏者。これには翼たちに対応してもらう予定だ。もちろんそのときによって変わる可能性は捨てきれないが…
そしてもう1人男の装者には翼たちでは厳しい思う。だから誠くんに対応してほしい」
「任しといてください」
「おい待ておっさん」
クリスは反対した。口が悪いためなかなかわかりにくいがクリスも優しいから1人でそんな奴に当たらせたくないんだろう。
けどここは実力で証明した方がよさそうだ。
「なら試してみるか」
「どうするんだ?」
「3人で俺に来い。それで勝ったら認めてもらうよ」
「はぁ?それは無茶だろ」
「そうだ誠。いくらなんでもそれでは」
「誠さん無茶ですよ」
「無茶かどうかは俺が決める。それに何より負ける気がしない」
そこから俺たちと弦十郎さんも一緒にきた。なんでも無茶して暴走しないようにだそうだ。全員がギアを纏い俺は小太刀を作った。本当に小さなやつだ。
持ち手から刃の先まで20cmもない。
「なんのつもりだ」
「これで十分だよ。それに怪我させたくないしな」
「誠幾ら何でもなめすぎだ」
そして合図があり俺は地面を蹴りそのままの足で立花を蹴り飛ばした。そして体を反転させ刃じゃなく持ち手の方で翼の腹を刺してそのまま気絶させた。
「なめるなぁー」
クリスが大量のミサイルを放ってきた。昔の俺なら打つ手立てがなくて慌てていたが俺は避けて残りのミサイルは小太刀を刺して爆発させた。爆風で少し飛ばされたが気にせずに突っ込みそのままクリスも翼と同じように気絶させた。
そのまま小太刀はしまいギアを外した。
(おつかれゲイボルグ)
《お疲れ様でしたマスター》
俺はクリスを担いで、弦十郎さんは立花と翼を担いでメディカルルームに向かった。短い小太刀とはいえかなりの力で殴ったから念のためだ。三人ともなかなか目を覚まさずに時間だけが過ぎていった。
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