戦姫絶唱シンフォギア if   作:麒麟@

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14話

暗い暗い空間に立っていた。そこには文字通りなにもなく周りは辛いの一言に尽きた。どこだろうと思い歩いてみるもなにもなく、文字通り黒い地平線が続いていた。

 

「どこだここは?」

(マスターここはマスターの中の闇とでも言えばいいのでしょうか)

「ゲイボルグはいるんだな」

(もちろんです。私はマスターとそばにいます)

「はいはい、それでなにをすればここを抜けられる?」

(それはマスター自身がこの闇を押さえ込むか、倒すしかありません)

「なら抑え込むで」

(マスター抑え込むとはリスクがあります。倒すわけではないのでまた溢れる可能性もあります)

「わかってる、わかってるけどそれは今じゃない。今暴発なんてさせたらそれこそFISにすら太刀打ち出来なくなる。だから抑え込むんだ。

力を貸してくれゲイボルグ」

(はい仰せのままに)

 

その言葉通り端から順に白くなっていき時間が経つにつれて俺の足元まで白くなった。そのまま俺は落ちていった。

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「プハッ!」

 

目を覚ますとそこは治療室だった。けれどわかるより先に

 

「誠ー」

「オブ!」

 

俺の顔に強烈な衝撃が走った。そしてそのまま目を開けると目の前が真っ暗でそして顔には柔らかい触感が伝わった。それは奏が飛び込んできたとわかったのは目の前のものがはっきりと見えたからだ。そして今の状況を聞くとかなり厳しいらしい。俺が休んでいる間に一度戦ったらしいが撤退さぜるおえない状況にまで追い込まれたらしい。なんでも途中で竜司が乱入してきて状況が一変したらしい。

 

近々文化祭もあるらしい。それはみんな参加で俺も出ることになり、会場の警備らしいが…

俺はそのままメディカルチェックに向かわされてやられた。呪いのことはバレなかったが体の組織はボロボロらしいのでギアを纏うのも制限をかけられた。時間制になって無理にギアを纏うとまた体が壊れていくらしい。少しずつ回復はしていくらしいがまだ時間はかかって、無理をすると日常生活にまで支障をきたすらしい。

 

「はぁ、全く最悪だな。これからFISも相手にしないといけないのに」

「まーこーとーこれ以上無理するなら縛ってでも止めるからな」

「奏、無茶苦茶いうな。俺も出ないと戦況的に不利だろ」

「何もそこまでしなくてもいいだろ」

「奏も分かってるだろ。戦況を覆すためにはまずは頭数を同じにしないといけないんだよ」

「っ!!わかってる、わかってるけど!」

「大丈夫、絶対帰ってくるよ。この場所に」

「約束だからな」

 

奏はそういいながら診療室から出ていった。そして俺は頭の包帯を外して学校に向かった。まずは学祭だ。けどこんな包帯があった無駄に心配されるので外すしかない。そして学校に行くと俺のやることはすでになく、うろちょろしていたら目の前にクリスが来てぶつかりそのまま隠れるようにして俺の後ろに来た。そこに翼とクラスの奴らがきた。

 

「あれー?雪音さん見なかった?」

「ああ、それなら」

 

俺はどいてクリスを見えるようにした。するとすごい睨まれたが何か話し始めた。

 

「雪音さんにステージに出て欲しいの」

「だからなんであたしが!」

「クラスは嫌なのか?」

「いや別に嫌ってわけじゃ」

「雪音は歌うのが嫌なのか?」

「いや…」

「ところでなんでクリスなんだ?」

「だって雪音さんとっても楽しそうに歌っていたから」

 

そしてクリスは顔を真っ赤にして明後日の方向を向いた。それで納得した上でステージに立つことを決心したみたいだ。

そしてそのまま時間が経ち文化祭当日になり学校は今まで以上に盛り上がった。学校のいろんな場所は文化祭ムードで俺は腕に警備と書かれた腕章をつけて学校の中を回り始めた。

すると見たことのある髪の色の奴らを見かけた。

 

「じぃー切ちゃん。私たちの任務は学祭を満喫することじゃないよ」

「わかってるデス、ヒトは誰しも美味しいものに引き寄せられるものです」

 

こいつら堂々と何やってんだ。けど邪魔する必要もなさそうだ。だからあえて無視して俺は警備に当たろうとすると腕を掴まれてそのまま投げられた。

背負い投げとかじゃなく空中に放り出されてそのまま飛んで行った。

 

「はぁ!?」

「よぉ今ならお前をいけそうだ」

 

その声の方向を見るとすでにゲイボルグを纏っている。俺もすぐに纏いそして本部に連絡した。

 

「ここは俺だけで十分だから文化祭の3人は止めないでくれ」

「なにぃ!誠くん君は…」

「大丈夫、もう俺は1人じゃないから」

「なに!どういう」

 

俺はそこで通信を切りゲイボルグの隠された力を解放した。するとあたり一帯が明るく染まり俺の隣には金髪ブランドの髪で左右それぞれの目の色をした奴がいた。

 

「な、な、なんだそりゃー」

「これか?俺も最近知ったんだけどなんでも意思を具現化できるらしくそれをしただけだよ」

 

そう、本当に知ったのは最近だ。治療室で目が覚めてしばらくしてからゲイボルグから教えられた。但し効果自体は俺の体力を使うらしいのでそれ次第らしい。

 

「悪いけどすぐに終わらせるぞ」

「ぬかせ!」

 

竜司も言葉では強く出ているがやばいと思っているんだろう。顔色は良くない。俺はそのまま2人で攻め竜司は急所は避けているがギアや自身にも傷を負っていく。

そして1分ぐらい経ったときゲイボルグが消えた。

 

(すいませんマスター。今はここまでみたいです)

「な、早くないか!?」

(理由はマスター自身がよくわかっているはず。今は立っているのですら限界なのに、むしろよくここまでもった方だと思います)

「っつ!けどな」

「よそ見は厳禁だぜ」

 

そのまま俺は押され倒れた。そこで一度だけゲイボルグが光りそのまま俺は剣を振り抜いた。

 

「な…んだそりゃ」

「はい?」

 

周りを見るとあたり一帯が更地になっておりそして竜司は上半身と下半身が真っ二つに切れてそのまま絶命した。

 

「あぁぁぁぁぁああああああ!!」

 

俺がしたかったのは人殺しなんかじゃない。話して戦ってそして竜司とは元の関係に戻れると思っていた。それをするために俺は戦っていたはずなのに、なのにどうして。

俺はそれ以上思考が回らずその場を倒れ伏した。




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