戦姫絶唱シンフォギア if   作:麒麟@

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本編に入りたいがためにだいぶ飛ばしました


5話

 奏が歌えなくなってほぼ一年経った。その間に俺たちは学年が一つ上がり奏は卒業した。

 奏の卒業の時は二課も含めたでかいパーティをしてみんな楽しそうに過ごした。

 翼は泣いていたがこれからも二課で会えるし、急に別れるわけでもないので泣くのはまぁ性だろう。

 そんなこんなで俺は高校1年に、翼は高校2年になり、茜は中学3年になった。

 そして毎日ノイズのとの戦いで気になることが増えた。櫻井さんがちょくちょく遅刻が増えた。

 まぁそれでも仕方ないといえば仕方ないのだが、この人は櫻井理論と言われるほどに聖遺物に詳しい。

 それに俺からこの人に絡むのは苦手だ。前もえらい目にあったし。

 

 そして俺の特訓してた技もだいぶ形になってきた。翼の蒼ノ一閃は大型の剣から飛ばすという状態なので斬撃も必然的に大きくなる。

 けれど俺のは細い剣から飛ばすタイプなので斬撃は細く、それに飛ばし方も2種類ある。

 まずは横に飛ばしまとめて倒す方法、もう一つが縦に飛ばすというものだ。

 イメージでは横に飛ばす斬撃をそのまま縦の縦の形にして飛ばすもの。それに最大の特徴はこの斬撃は連撃として飛ばせる。

 これは奏や翼の、茜にも手伝ってもらいできたものだ。

 トレーニングルームのことはもちろん、いろんな打ち方を考えてくれて一緒にできた。

 それに最高射程も25mから40mまで伸びた。

 

 

「おいおい〜何考えてんだ誠」

「奏、いやこの一年いろんなことがあったなと思ってさ」

「年寄りくさいぞ」

「ひでえ」

 

 

 俺たちはのんびり買い物中だ。翼は周りを見てオロオロしてるし、それに茜が振り回してる。

 元々翼はこういうところに慣れてないんだろう。それに茜は少し性格が悪いところがある。

 なおさら翼は振り回されるだけだがやっぱりアーティストなんだと気がつく。

 どんな服を着せても着こなしているから茜も調子に乗るんだろう。

 

 

「お、おいそろそろ止めた方がいいんじゃないか?」

「そうだな。茜そろそろやめてやれよ。翼の頭がパンクしかけてる」

「はーい」

「すまない。もう大変だったのだ」

 

 

 本音だな。顔が疲れてるし、何より苦手そうな顔をしている。

 俺たちは飯を食べに行くことにした。そこで警戒警報が鳴り、俺は翼に2人を守るように言って俺は現地に向かった。

 こっちにノイズが来たら俺はおちおち戦えない。だから守ってもらう方が優先だ。

 そして現場に駆けつけると相変わらず荒れていた。俺は連撃を飛ばした。今ではほぼゼロタイムで30ほどの斬撃を飛ばせるまでになった。

 これの最大の利点は周りへの被害を抑えられることだ。

 まぁそれでもゼロではない。

 

 そのまま現場に行きノイズの群れを見るとなぜか一瞬人影が見えた。もちろんノイズのところに人影なんてあるわけないし勘違いの方が高いんだけど確かに見えたような気がして、ノイズを片付けた後俺は周りを捜索したがそれらしい人影はなかった。

 何もなかったので俺は翼たちのところに戻り、合流して買い物をと思ったがとてもそんな感じじゃなく二課に戻ることにした。

 二課に戻って報告を済ませて俺と茜は寮に、奏と翼は自宅に帰っていった。

 

 

 結局この日も潰されてしばらくそんな日が続き俺は高校2年になった。

 この日から俺や翼、奏や茜を巻き込んで大騒動になるとは予想だにしてもなかった。

 そして今日もノイズが現れ、俺や翼は現場から遠く間に合いそうになかった。

 もちろん最速で向かっているがなにせ距離がある。そして基地との連絡の通信機からアラートが聞こえた。

 

 

「ガングニールだとぉ!」

 

 

 その一言はありえないと思った。それは奏が身に纏ってペンダントも無くなったがもうすでにどこにあるものではないからだ。

 けれど波形照合してみるとやはりガングニルなようで俺は現場に急行して行くとあの時の少女がシンフォギアを纏ってノイズを倒していた。

 それもアームドギアじゃなく殴って蹴って倒した。俺は何もせずにその子を連れて二課に向かった。

 その小さい子は緒川さんが親に届けるといって俺はもう1人の子を連れて二課に向かった。

 その子は訳もわからず連れてこられてるようで戸惑いながらついてきていた。

 

 

「そんなに緊張しなくていいよ。何にもないから。少しだけ話を聞きたいんだ」

「は、はい!」

 

 

 だめだこりゃ。緊張しまくってる。俺は結局そのまま二課に向かい司令の前まで連れていった。

 その後ろには奏と翼が抑えきれないぐらいの怖さに醸し出している。

 おそらく奏は自分のガングニルを、翼は奏のガングニルを纏ってることが気に食わないんだろう。

 それでもここまで醸し出すことないのに。俺は翼と奏のことを引っ張ってこの部屋から出た。

 あとは任せますと指令に伝えてただ2人を連れて自販機の前まで引っ張って椅子に座らせた。

 

 

「何をするんだ!」

「そうだぞ。いきなり過ぎないか」

「2人とも顔に出すぎだよ。あの子も萎縮してたしそこまでならあの場から離した方がいいと思っただけだ」

 

 

 2人はぐぅの音も出ないようでなにも言い返してこなかった。まぁ言い返してこないだけマシなんだけど。

 それにしてもあの子は一体どこでガングニルを? いやそれよりペンダントは一体どこにあったんだろう。見た感じ首にかけてはなかったし、今日初めて起動させたとしてもどこにもなかった気もする。

 そこに櫻井女史がやってきた。

 

 

「あらあらみーんな暗い顔をしてるわね。奏ちゃんと翼ちゃんはわかるけど誠くんはどうしたの?」

「俺の場合暗い顔っていうか悩み事っすかね」

「へーなにを悩んでるのかしらね」

「あの子のことっすよ。なんでペンダントが見当たらないんだろうって」

「そ・れ・はあの子融合してるのよ。さっきのメディカルチェックで確認したわ」

「「「融合!?」」」

 

 

 俺も奏も翼もでかい声を出した。そんなこと聞いたことない。そもそもエネルギーの塊である聖遺物と融合なんてできるのか。

 まぁ出来ているからペンダントもなしに聖詠を歌い、それを纏っているんだろうけど。

 まぁ俺には関係ないから帰ろうと思い、一礼だけしてその場を後にした。そして茜を迎えに行き、俺たちは家に帰った。

 




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