戦姫絶唱シンフォギア if   作:麒麟@

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だいぶ話飛ばしました。
それに原作改変も入れてます


6話

 立花が来てから翼の機嫌は常に悪かった。それは纏っているガングニールのせいだろう。それは奏が纏っていたものだと認識してそれ以外の人が纏うことを許してはいない感じだった。

 それに比べて奏は初めこそは機嫌が悪かったがそれ以降は良くもなく悪くもなくといった感じだった。

 ノイズが現れても司令は俺と翼、立花を向かわせるが翼は鬼気迫る勢いでノイズを蹴散らして行く。まるで必要ないと言わないばかりに。

 そしてそれは次のときに起こった。ノイズを倒し終わった後に翼が立花に戦いを仕掛けた。それを俺はモニター越しで見てすぐに現場に向かった。立花はうまく避けてるが、それも時間の問題だ。

 俺は現場に着くと翼が天ノ逆鱗で立花に突っ込んでるところだった。それを司令が受け止め俺は立花をつかんでその場から逃がした。

 

 

「ったくこの靴高かったんだぞ」

「すいません」

「立花が謝ることじゃないよ。翼どういうつもりだ!?」

「私は私の心に従ったまで」

 

 

 

「私奏さんの代わりになってみせます」

 

 翼は立花をビンタして帰った。これは困ったな。あの状態は中々元に戻ることはなさそうだ。まぁそこらへんは奏に相談したらいいか。

 立花は訳もわからず自暴放棄になりそうだったので俺が連れて帰ることになった。

 

 

「頼むぞ誠くん」

「まぁわかりました。茜なら立花の同居人知ってるでしょ。聞いて向かいます」

 

 

 俺は茜に電話をかけて立花の寮の部屋番を聞きそこに向かった。そしてでてきたのが黒髪ショートボブの女の子だった。

 

「どうも。立花を頼むよ」

「響!?どうしたの?」

「それじゃ」

 

 あの状態じゃ俺の話なんて聞けないだろうと思いその場を後にした。そして家に帰るとキッチンに茜と奏が立って料理していた。あまりの意外なことに目を疑い何度か擦ったが、やっぱり奏が立っていた。

 正直奏は料理できないと思っていたが茜に対して教えてるのは奏だ。

 そして出てきたのはグラタンだった。食べてみると想定以上に美味しくて思わず笑ってしまった。

 

「おいおい何笑ってんだ〜?」

「いや、あんまりにも意外だったからな」

「たしかにびっくりしたよ。奏さんがこんなに料理できるなんて」

 

 奏は少し膨れていたがあまり気にしてはいないようだった。その後も飯を食べたりゲームしたりして疲れたのか茜は眠った。ここからが俺のしたかったことだ。

 

「奏、ちょっといいか?」

「ああ」

 

 俺と奏は家から出て少し歩いたところの公園のベンチに座った。そこで俺から話の話題を切り出した。

 

「奏から翼にいって欲しいんだよ。立花とうまくして欲しいって」

「それは構わないけどそれでいいのか?それはあたしが介入してもいいことなのか?」

「??どういうことだ?」

「あたしが言ったら翼は多分聞いてくれるだろう。表面上は。それでもいいのか?」

「それは……」

 

 

 たしかにその通りだ。多分翼は言うことを聞いてくれる。けれど本当に表面上で事実上の解決にはなっていない。むしろ2人の関係をより悪化させることになるかもしれない。短絡的すぎたか。

 

 

「悪い。たしかにその通りだな」

「いや、気にしなくていいよ。誠も翼やあいつのことを考えてくれてるからな」

 

 

 そうして俺は奏を送って帰った。結局その日以降何も進展はなく日付ばかりがたちそして事件は起こった。

 ネフュシタンの鎧の反応が検知された。俺も詳しくは聞いてないがなんでもあの時の事件の時に消失したらしい。

 そしてその場には今翼と立花がいるらしい。

 

 

「翼を頼む!誠!」

「任せとけ。奏もサポートよろしく」

 

 

 俺はすぐに現場に向かった。そして着くともう戦いが始まろうとしていた。

 

「やめてください翼さん、相手は人ですよ」

「「戦場で何をバカなことを」」

 

 たしかに驚きだ。こんなことを言う奴がいるなんてな。そして戦いが始まり、翼が仕掛けるがなにせ出力が違う。

 翼はあしらわれていた。そしてそいつはノイズを杖の先から出した。

 立花に向けて操り立花はそのノイズの液体に捕らわれ翼はムキになって仕掛けるが投げられた。

 

「のぼせあがるな人気者。誰も彼もが構ってくれると思うんじゃねぇ。端から狙いはこいつだ」

 

 そういいそいつは立花を指した。そしてそれは翼の覚悟に触れたようでそこから反撃が始まった。

 けれどノイズを操り、相手にするには幾ら何でも分が悪い。

 

 

「翼!ノイズは俺がやる」

「わかった」

 

 俺は邪魔なノイズを片付け翼はさらに前進した。そして影縫いでそいつの動きを止めた。止めて何をするつもりだ。

 

「歌うのか。絶唱」

「防人の生き様覚悟を見せてあげる。あなたのむねにやきつけなさい!Gatrandis babel ziggurat edenal

 Emustolronzen fine el baral zizzl

 Gatrandis babel ziggurat edenal

 Emustolronzen fine el zizzl」

 

「Gatrandis babel ziggurat edenal

 Emustolronzen fine el baral zizzl

 Gatrandis babel ziggurat edenal

 Emustolronzen fine el zizzl」

 

 俺も絶唱を口にし、翼の手を掴んだがバックファイアを全て受け止めきれなかった。俺も翼もボロボロになりそして相手は逃げた。

 

 

「クソ、翼悪い」

「翼!無事か!?」

「私とて人類守護を果たす防人こんなところで折れる剣じゃありません」

 

 

 俺の意識もそこまでしか持たずそれ以上は何があったのか知らない。

 

 

 

 

 

 

 お兄ちゃんはまた人の絶唱をカバーした。そのせいで2人とも命が危険な状態まで落ちていて、奏さんも自分を許さないみたいだ。

 翼や誠をこんな風にしたのはあたしのせいだと言って、ずっと下を向いてる。

 

「奏さん、そんな風に自分を責めてることを翼さんやお兄ちゃんは望んでませんよ」

「だけど」

「それなら一緒に病院に行きましょう。お見舞いで声を変えてあげましょうよ」

 

 

 そうしてあたしと奏さんは病院に向かった。正直気丈に振る舞っているが正直泣きそうだ。

 何度止めてもこんなことばかりして自分の体ばっかり傷つけてるんだから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 俺が目を覚ますと友里さんから今のことを聞いた。何でもデュランダルの輸送計画の真っ最中らしい。今の進展を聞くともうすでに襲われてるそうだ。

 

「ここからゲイボルクを纏っていいですか?」

「そうね。今回は仕方ないわ。急いで欲しいわ」

「了解です」

「お兄ちゃん!メディカルチェックは?」

「帰ってきたらな」

 

 俺はゲイボルグをまといその場からすぐに飛んだ。何とか間に合ったがもう状況が大変だった。立花がデュランダルを持ち顔が黒くなっていた。そしてデュランダルを前のやつに向かって振り下ろした。

 俺はその先に行きそれを受け止めた。

 

「お前何を」

「死にたくねぇなら早く逃げろ」

「借りだなんて思わねだからな」

「ああ、そう思わなくていい」

「ありがとう」

 

 そいつが何かあったが俺は聞こえなかったので聞き返すこともできなかった。そして俺は何とか受け流してそのままギアが取れた。もう限界だったみたいだ。

 そして俺は車に乗りコーヒーをもらった。

 その後に立花は目を覚まして俺のところに謝りに来た。気にしなくていいと言って俺は二課に帰った。

 すると鬼の形相をした奏と茜がいた。

 

「どうして勝手に行ったのかな〜?」

「そ、それは」

「それはじゃねぇー早くメディカルチェック受けてこい」

 

 奏と茜の怒鳴り声にビビってメディカルチェックに行くと点滴スタンドに体を預けながら歩く翼を見かけた。

 

「もう体はいいのか?」

「無用だ。と言いたいところだがまだしばらくギアは纏えそうにないな」

「それならゆっくり養生してろよ。たまには羽を伸ばしてみるのもいいんじゃねーか?なんなら茜を連れてこようか?」

「そ、それは遠慮しておく」

「はは、冗談だよ」

「なら誠もゆっくりしないとな」

 

 そういい翼は歩いてどこかに行った。まさかバレてるとはな。そこで咳が出てきてそこに血が付いていた。おそらく短い期間での絶唱を受け過ぎたことだろう。これも多分メディカルチェックでバレるため俺は受けるふりだけして結局受けなかった。

 茜たちには何もなかったと言い俺はそのまま帰った。

 そしてしばらくすると立花が翼の世話をしてくれと言われたらしい。けど確か翼の部屋って確か……

 

 そしてそのこと以降から立花と翼の距離は縮まったと思う。2人でもよく話すようになった。

 そしてまたネフュシタンの鎧の反応が検知された。俺は現場に急行した。近くに立花もいるためその援護だ。

 そしてその隣には前に家に向かった時に前に家に行った時に出てきた子のところに飛んできた車を立花が弾き飛ばした。けれどなんだか様子がおかしい。

 そしてそこから立花とそいつはその場から離れるように木の上を走って向かっていった。

 そしてそこから戦闘が始まった。けれど立花はまだ説得しようとしていてそれが気に食わなかったのか攻撃に怒りがこもっていてそこで爆発が起きた。

 立花のその手にはアームドギアを手に入れようとしているのがわかった。

 

「違う。翼さんや誠さんはエネルギーを固定していた」

「この短期間でアームドギアまで手にしようってのか」

「へぇ、これなら心配なさそうだ」

 

 そして立花はエネルギーを固定するのじゃなく握りつぶしてそれをそいつにぶつけた。無茶苦茶だな。

 

「お前あたしをバカにしてるのか!雪音クリスを」

「クリスちゃんって言うんだ」

 

 そこからまた説得しようとしていたがこいつはそれが頭にきたのかますます攻撃が鋭くなった。それに立花が殴って空いた穴が塞がりかけいる。そして

 

「吹っ飛べアーマーパージだ」

 

 するとネフュシタンの鎧が弾け周りに飛んで行った。それは一撃必殺の威力を秘めており周りの木のほとんどを倒した。そして

 

「Killiter Ichaival tron」

 

 すると雪音は赤いシンフォギアをまとい怒っていた。

 

「歌わせたな。あたしに歌を歌わせたなー!」

 

 そのギアの特性は銃や矢を飛ばすといった感じで立花とは相性が悪い。俺も参戦してはたき落としたりしたがなにせ数が多い。

 

「避けろよ」

「うぇ!ウェェェェ」

 

 立花もうまく避けてなんとか当たらなかった。そしてそこからのさらに追撃でミサイルまで飛んできた。俺は斬撃で対応したが立花のところに飛んでいくのまで防げなかった。すると上から巨大な物が落ちてきた。

 

「盾?」

「剣だ」

「翼さん!」

「気がついたか立花。だが私も十全ではない。力を貸してくれ立花。誠」

 

 そしてそこからはあっという間だった。追い込んでしばらくすると上からノイズが落ちてきた。その衝撃で雪音のアームドギアが壊れ最後の一匹が雪音に襲いかかろうとした時に立花がかばった。

 

「お前なんで」

「ごめん、クリスちゃんに当たりそうだったから」

「バカにして!」

 

「命じたこともできないなんて」

 

 その声は恐ろしくそしていつからいたのかもわからなかった。そちらを向くとサングラスをかけた金髪の女の人が立っていた。

 雪音は何か言ってるがフィーネと名乗るそいつは炭素化したノイズを集めて再生させたものを俺たちに向けて放った。その間にフィーネと雪音は消えた。

 

「翼、立花を頼む。俺はもう少し調べてから帰る」

「了解した。無茶はするな」

 

 俺はその場から飛びギアを外して商店街をうろうろしていた。すると小さな女の子と男の子に文句を言ってる赤い服を着た女の子がいた。

 

「いじめるなって言ってんだろうが」

「お兄ちゃんをいじめるな」

「お前がいじめられてたんじゃないのか?」

「お父さんとはぐれたんだけど妹がもう歩けないって」

「ったく迷子かよ。だったらはなからそう言えよな」

「勝手に勘違いしたのはお前だろ。雪音クリス」

「っ!!」

 

 俺は声をかけた。すると雪音は後ろに飛んで俺を警戒した。

 

「今は戦う気は無い。それよりこの子達の親を探そう」

「わかったよ」

 

 俺たちはそこからその子たちの親を探していたが雪音は俺のことを警戒しまくっていた。まぁ仕方ないと思い俺は何も言わずに探しているとその子たちの親は見つかった。

 そこで別れて俺と雪音だけの2人きりになった。それにしてもこいつスタイルいいよな。

 

「それで何の用だ?」

「まぁそう警戒するなよ。今は本当にやる気がないんだ。なんならゲイボルグ渡そうか?」

「いやいい。やる気ないのは本当みたいだしな」

「それならコンビニでも行こうか。お腹すいてきたし」

「そこまで言うなら行ってやるよ」

 

 これでツンデレタイプか。珍しいな。まぁ翼は剣と言ってるしまだこっちの方がマシだな。

 中に入っていくと驚いたような顔で中を見渡していた。そして商品を取りそのまま出て行こうとしたのですぐに首をつかんだ。

 

「何すんだ!」

「何すんだ、じゃねぇ金を払わないといけないんだよ」

「はぁ?金?持ってねぇよ」

「わかった。それ貸せ。払ってやるよ」

「いらねぇ!施しは受けない」

「施しでも何でもねぇよ。ただ目の前に腹すかせてる女の子がいるからだ。それに元々俺から誘ったんだし気にすんな」

 

 そこから雪音はあんぱん2つと牛乳を籠の中に入れた。俺もパンとコーヒーを入れてそのままレジでお金を払いそして公園で座り俺はそれを渡した。

 

「あ、ありがとう」

「おう、そのかわり話してもらうぞ」

「な」

「そんなに大したことじゃない。何歳だ?」

「16だ」

「俺と同い年か。それとも一個上かな?二つ目はって言いたいところだけどやめだ。買収したみたいで嫌だからな」

「お前変わってんな」

「は!褒められてんのかわからねぇな」

「あはは、褒めてんだよ」

「へぇ」

 

 随分可愛らしい笑い方だ。それにピリピリした感じはなくなり俺に対しての警戒も解いてくれたみたいだ。

 そして食べ終わり帰ろうとするととめられた。

 

「今日はありがとう。それとお前私を捕まえなくていいのか?」

「やめって言ったろ。やる気がねぇし雪音を捕まえるのは嫌だしな」

「クリス、クリスって呼べよ」

「わかった。俺も誠って読んでもらおうかな。じゃあなクリス」

「ああ、じゃあな誠」

 

 そこで別れて俺は家に帰った




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