好きなキャラになったが成りきれているだろうか?(仮題)【凍結】   作:家無しじゃない無銘だ

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評価、お気に入り登録、アンケートのご協力(まだしている)、読者の皆様、ありがとうございます。
あれからUAが2000オーバーで驚きました。アンケートで戦闘を要望が多かったので頑張りました(上手く出来たとは言っていない)

このような作品は無理と言う方はカムバックをお薦めします。この作品で宜しければ本編へ。眠い中頑張ったので、酷ければスミマセン。
では、どうぞ…


窮地? 咬み殺す!

あれから暫く経ち、賊を討伐に出る回数が増えてきた頃、賊の方にも変化が起きていた。

 

「 賊が身に黄色の物を身に付けている?」

「 はっ、その様な報告があがっております。」

孟徳に部下から報告がくる。

 

それにより、曹操軍の上部に召集がかかる。

 

「 ――、これが最近の報告よ。これについて何かあるかしら?」

孟徳が尋ねるが周りは考える。

 

「 …黄巾の乱か。」

雲雀は知識にあることを呟く。

 

「 雲雀?何か知っているの?」

「 詳しくは知らないけど、そんな出来事があったくらいと首謀者の名前しかわからないよ。あまり興味もなかったしね。」

「 何⁉ 首謀者を知っているのか⁉」

「 落ち着きなさい、春蘭。それで雲雀。それも天の知識なのかしら?」

「 まあね。でも、この世界でも同じかは解らないけどね。」

 

雲雀が未来から来たと知っているのは、曹操軍の上部の人間のみ。混乱を招かないように未来の知識を天の知識と言い換えている。誰が聴いているかわからないからだ。

雲雀はその知識を孟徳に教え、できる案を文若を中心にまとめ、行っていく。その甲斐があり、より街が発展していった。

 

「 そうね。でも知っておけば後に役に立つわ。」

「 …首謀者の名は張角。それに後、二人だね。確か張兄弟って言われていたかな? それ以外はわからないよ。」

「 それだけ判れば十分よ。その者を中心に情報を集めましょう。秋蘭?」

「 はっ、そのように部隊に伝えておきます。」

「 ええ。桂花?」

「 はい、華琳様。その情報を基に策を練ります。」

「 よろしくね。春蘭?」

「 はっ、華琳様! 必ずその者の首級を討ち取ってみせます!」

「 期待しているわよ? 雲雀?」

「 なんだい?」

「 貴方も協力しなさいよ?」

「 咬み殺しがいがあればね。」

 

雲雀の発言に孟徳は苦笑する。

黄巾党の話は一旦終わるが、別の事でそのまま、会議は続いていった。

 

 

 

現在、曹操軍は進軍していた。

普段なら、孟徳を中心に妙才と元譲などの武官が側にいるが、現在は妙才と季衣、流琉がいない。

その3名は、それぞれ部隊を会わせて1500人程度を率いて賊の討伐に向かていた。

しかし、妙才からの伝令で敵は倍の数で押し寄せている為に近くの街で防衛すると報告が来たのだ。

その為に現在、動かせる部隊を孟徳が率いて応援に向かっている。だが、人数が増えればその分足が遅くなる。

 

「 進行速度をあげる!着いて行けないものは後から追ってきなさい!」

孟徳は声を張り上げ、指示をだす。

 

「 華琳様! 私だけでも先に行かせてください!」

「 …駄目よ春蘭。」

「 華琳様!」

「 落ち着きなさい春蘭! 今貴女が出たら、策に支障が出るわ。悔しいのは貴女だけじゃないのよ!」

「 …すみません、華琳様。すまん桂花。」

「 …ふん。」

 

一人飛び出そうとする元譲を咎める孟徳と文若。それぞれ、苦虫を噛み潰したような顔をしている。

そこへ、

 

「 伝令!妙才様からです!」

「 何かしら。」

妙才からの伝令がくる。それに焦りを抑え、孟徳が尋ねる。

悲痛そうな表情の伝令役が伝令の内容をこの場の者に伝える。その内容に孟徳達は絶句する。

 

「 そこまで、兵力に差が………?」

「 防柵ももう僅かで突破されると…妙才様が。」

 

皆が焦る中、雲雀は自分の今の感情に悩んでいた。

( …なんだい? この苛立ちは。)

 

今の現状に苛立ちを感じていた。雲雀は転生してから強くなること等、自分を高めること以外に関心を持たなかった。そんな自分が妙才達を失うかもしれないと知らされ、苛立っていることに驚く。

 

( …僕が数ヵ月しか過ごしていない彼女達を失う事に苛立っている? 何故?)

故に悩んでいた。しかし、目の前を見て考えをやめる。

 

( …孟徳が泣いている?)

実際には泣いていないが、雲雀には何かに耐えているように見えた。その姿を見て雲雀は迷いを捨てる。

 

( …僕は雲雀恭弥だ。雲の守護者だ。)

雲雀は決心する。己が死ぬ気の炎(ちから)を奮うことを。無意識だが、自分が寄り添っても良いと認めている大空(華琳)の心を守る為に。

 

「 孟徳。」

「 …何、雲雀?」

「 前に僕が占い師に言われたことを覚えているかい?」

「 貴様っ、こんな時に何を言っている!」

「 あんた、何を言ってんの⁉ これだから男は!」

「 貴女達、少し黙りなさい。」

 

孟徳が元譲等を黙らす。

 

「 …覚えているわ。それが今の状況に何か関係するの?」

苛立ちを籠めながら答える孟徳。

「 僕のその力を使えばこの状況を打開できる。」

周りは息を呑む。

「 命令しなよ。いや、君の気持ちを教えてくれ。孟徳。僕は拒まない。さあ」

 

言ってくれ。と、その言葉を孟徳に投げかける。

 

「 …おねがい。あの娘達を、私の大切な娘達を守って‼」

「 ああ、確かに聴いたよ。君の願い。この雲の守護者が必ず叶えよう。」

雲雀は不敵に嗤い、背を向け歩きだす。しかし、足を止めて、顔を孟徳達に向ける。

 

「 ああ、そうだ孟徳。」

「 …何かしら。」

「 守るのは構わないけど、別に歯向かう者は咬み殺してもいいのだろう?」

 

雲雀は獰猛に嗤う。孟徳は呆気に取られるが笑みを浮かべる。

 

「 …ふふっ。ええ、やってしまいなさい!雲雀!」

 

雲雀は腰に巻いているベルトに付けた箱を手に持つ。

そしてリングに炎を灯し

 

「 …開匣。 」

辺りに炎が迸る。

 

 

妙才(秋蘭)side

今、私は兵達に指示をだし、黄巾党の街への浸入を阻止している。季衣や流琉がいくら奮闘してくれても数が多すぎて、こちらの兵は疲弊仕切っている。

 

楽進こと真名が凪、季典こと真名が真桜、于禁こと紗和の3人娘が率いる義勇軍が参加してくれたが、それでも兵力差は埋まらない。

伝令を送ったが間に合うか。

 

「 報告します!第4門の防柵が突破されそうです!」

 

その報告に内心舌打ちをする。しかし切り替えて指示をだす。

 

「 …私が行こう。凪、ついてこい。季衣達にはその場で防衛に専念するように。真桜達は住人の避難を急がせ。それでは、いくぞ!」

『 はい!(なの~!)』

 

前線に赴き、兵達を指示しながら戦う。始めは弓を使っていたが矢が尽きてしまったので、賊が持っていた剣を奪い、それで戦っている。

しかし、指示を考えたりしながらなので、思考と肉体にズレがうまれてしまった。さらに賊が持っていた剣なので、当然手入れなどされていない。

賊を切り殺したが、その肉体に剣が引っ掛かってしまった。

 

「 しまっ⁉」

敵が好機と思い、剣を振り落ろすところがゆっくりと見えた。

 

( ああ、すみません華琳様。すまん姉者。…二人を頼む雲雀。)

走馬灯がよぎる。まさか二人以外に、ましてや男が出てくるとは。

 

雲雀恭弥。数ヵ月前に現れた天の御使いの男。

始めは、危険な男と警戒したが、接していく内に不器用だが優しいヤツなのだと知った。

一人が好きで、周りに無関心かと思えばしっかり見ている。

厳しいと思えば小さなことでも気にしてくれる。

愚痴をもらしても何も言わず、最後まで聴いてくれた。

今まで見てきた男達と違った、不思議なやつだった。

そんな男と接していく内にいつしか引かれていった。

 

( ああ、もっと一緒にいたかった…)

 

振り落ろされる剣に目を瞑り、死の覚悟を決める。

しかし、衝撃が来ず、聴こえたのは自分の身を裂く音ではなく金属音だった。

目を開くとそこには、好いた男(雲雀)の背があった。

 

side out

 

 

 

雲雀はあの後、開匣し、Ⅹグローブを取りだした。そして最大出力で街に向かった。正面の空気抵抗は【調和】で打ち消していたが完全には無理で痛みが襲ってくる。しかし、雲雀はその嫌みを無視し飛び続けた。

街に着き、戦場を見ると妙才が斬られそうになっている場だった。一瞬でその場に向かい、間一髪で受け止めた。

 

「 …雲雀?どうしてここに…」

妙才が驚く。まだこの場に来れないであろう男が目の前にいることを。

 

「 なっ⁉ いつの間に⁉ 」

驚く賊を雲雀は蹴り飛ばす。そして、妙才に近付いて無言で膝と背に手を回し、抱き抱える。所詮お姫様抱っこだ。

 

「 え? なっ、えっ、ちょっ⁉///」

あまりに突然で妙才は赤面に成り、珍しく慌てる。しかし雲雀は無視し、足に大空の炎を噴出して安全な場所まで飛んで退く。周りが飛んでいることに驚き唖然とする。

 

「 兄さま!」

その声を見ると季衣と流琉、見知らぬ娘が二人いた。そこまで行き、妙才を降ろす。

 

「 どうして、ここに⁉」

その質問に応えず、雲雀は箱を取り出す。それに周りが首を傾げる。そこに傷痕がある銀髪の少女が走ってくる。

 

「 開匣、天空ライオン(レオネ・ディ・チェリー)。」

「 ガウ!」

小さな猫の様な生き物が出てくる。しかし、炎を纏って。それに周りが驚く。

 

「 ナッツ、みんなをよろしく。」

「 ガウ 」コクリ

ナッツと呼ばれた小さな猫の様な生き物は、妙才に飛びかかる。

 

「 なっ⁉ あつ…くない? むしろ暖かい。」

妙才は突然のことに驚きナッツを抱き止めるが炎を思いだし声を出そうとするが、その優しい暖かさに驚く。

 

雲雀は背を向け、戦場に向かおうとする。

 

「 なっ⁉ そこのあんさん!一人でどうするつもりやねん!」

「 そうなの!みんなで戦ったほうがいいなの!」

「 そうだよ、兄ちゃん!」

「 そうです!兄さま!」

周りが止めようとする。しかし

 

「 大丈夫。少し待っていなよ。」

雲雀は微笑んでいた。

 

それに周りが固まる。雲雀は再び、大空の炎を噴出し大通りに向かう。

 

大通りに降り立つと、大勢の黄巾党が集結していた。

そこに向かって歩んでいく。

「 相手は一人だ!直ぐに殺して残った兵も皆殺しだ!」

賊を指揮しているであろう者が声を張り上げる。それに周りの賊が続いて大声をだす。しかし、

 

「 曹操軍が天の御使いにして、大空を守る雲の守護者。…ここを通りたくば、この僕を殺してみなよ。」

 

雲雀の静かに、しかしはっきりとその言葉が響く。それと同時に空気が重く感じるほどの圧力がかかる。

それに黄巾党は呑み込まれる。一部はたったそれだけで気絶してしまう。

それほどの威を雲雀は出していた。

 

「 う、狼狽えるな!たかが一人だ!殺せええええ!!!!」『 うおおおお!!!!』

大群が押し寄せてくる。

 

「 咬み殺す!」

 

雲雀は飛び出す。一対数千の闘いがここに火蓋が切られた。

 

 

 

賊は震え上がった。たった一人に。

人数は圧倒的。勝ち目なんてあるはずがない。

しかし、現実では、こちらが一方的に蹂躙されている。

…これは悪夢だと誰かが言った。

 

 

雲雀はトンファーを手にして、敵陣に突っ込む。一番前にいるものを殴り飛ばし、後方を巻き込む。トンファーに仕込んでいた鎖を雲の炎の特性【増殖】により、リーチが延び、より遠くの敵を巻き込み捕縛する。筋力を【増殖】させ、恐るべき怪力でそれを回し解き放つ。それに周りが巻き込まれ、被害が増える。

 

凪ぎ払い、蹴散らし、賊はものの数分で数百名減った。しかし、まだまだ数が多い。流石に面倒なのか

 

「 開匣、おいで雲ハリネズミ(ポルコスピーノ・ヌーヴォラ)。」

刺々しい小さな生き物が出てくる。

 

「 よろしくね、ロール。」

ロールと呼ばれた生き物が丸まり、その数を増やしていき浮かぶ。

 

賊がそれを見上げると、すごい勢いで落ちてくる。それに巻き込まれ、賊がどんどん数を減らしていく。その球体は、数を減らしていくことはない。逆に増えていく。

 

その間にも雲雀は賊を狩る。トンファーや蹴り等で的確に一撃で仕留めていく。さらに相手を吹き飛ばし、周りを巻き込むことにより被害を増やす。

怖じ気付き、逃げ出そうとしても球体が落ちてくる。故に雲雀を倒そうとする。だが、

 

「 その程度かい? ほら、掛かってきなよ。」

獰猛に嗤い、人を殴り飛ばし、蹴り飛ばす雲雀に及び腰になる。

 

しかし、そんなことを許す雲雀ではない。

「 来ないのかい? なら、こちらから行くよ。」

 

襲ってこないならこちらからだと突撃する。もう千人近くを叩きのめしているというのに動きに変化がない。

 

トンファーで剣を、槍を、斧を、相手の武器をいなし、時には受け止めカウンターを喰らわす。雲雀は埃や返り血で汚れているが無傷だ。

振り向き際の勢いを利用して回し蹴りを繰り出す。骨が砕ける鈍い音が感じる。しかし、雲雀は止まらない。

 

例え、農民だったとしても、賊に堕ちたものに容赦をするつもりはない。怨まれても構わない。それすら背負ってみせよう。

何故ならば、覇道を歩むあの少女はその道を歩むのだから。彼女にだけ罪などを背負らせるつもりはない。

けして、孤独になどさせわしない。この地にいる限り共にあると決めたのだから。それにその彼女の大切なモノに手を出したのだ。只で済ます訳がない。

 

故に雲雀は止まらない。己の誓いの為に。

数時間か体感ではわからないが一人で数千人近くの賊を葬り、ほぼ壊滅状態に追い込んでいた。次の獲物を狩ろうとした時、戦場に銅鑼が鳴り響く。

孟徳達が到着したのだ。

 

雲雀は、近くにいた賊を狩り尽くし街へ戻った。援軍が賊の残りを排除しにかかる。もう大丈夫だと思ったのだろう。

街に着くと孟徳達の姿が見えた。向こうもこちらに気付いたのか、こちらに駆けてくる。

 

「 …雲雀!」

「 …やあ、孟徳。」

「 貴方、無茶し過ぎよ!」

心配する孟徳に思わず笑ってしまう。

 

「 何を笑っているのよ!」

「 いや、別に。それより孟徳。」

「 何?雲雀。」

「 約束通り。守ったよ。」

孟徳は息を呑む。

 

「 ええ、ありがとう。雲雀。」

「 どういたしまして。………でも、今回は疲れたよ。先に、休ませて、もらうよ…」

「 雲雀⁉」

「 …スゥ…スゥ……」

 

雲雀は孟徳に倒れこむ。この世界に来て、久しぶりに死ぬ気の炎を使いすぎたのだ。

ナッツやロール、Ⅹグローブが雲雀の死ぬ気の炎がきれたため、箱兵器に戻る。

倒れた雲雀に慌てる孟徳達。だが雲雀が眠っているだけだと解り、安生の息を吐く。

 

 

孟徳は雲雀を抱え直し、自分の膝に頭を乗せる。そして頭を優しく撫でる。

「 本当にありがとう、雲雀。」

孟徳は微笑む。それを周りが暖かい目で見守る。

 

この戦いが後に、曹操の雲の守護者による大蹂躙劇と歴史に語られるとはまだ、誰も知らない。

 

その後、賊の拠点が見つかった。雲雀を残し、負傷者と数十名を街に派遣させた。誰も文句を言わない。

逆に早く決着をつけようと誰もが燃え上がっていた。

そこから、数の差を物ともせず、曹操軍が圧倒し勝利した。その後、城に旗立などあったが割合しよう。

 

街に戻ると雲雀はまだ眠っていた。

仕方がないので、雲雀は孟徳と同じ馬に乗せられた。

その孟徳が嬉しそうにしていたのを知っているのは、昔からの付き合いがある従姉妹と複雑そうに見ている猫耳軍師だけだった。

 

 

次回に続く…

 

 

 

説明

雲雀恭弥(中身別人)

強くなること等に思考が向いているため、若干鈍感に。女性に興味がない訳ではないが、優先度がかなり低い。

今回、自分の気持ちに疑問を持つ。…自覚するのはいつになるやら。

 




口調が難しい。戦闘シーンも大変。恋愛描写もどうすんのって感じです。
誰か文才ください!いくらですか?
まあ、ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
気になることがありましたら、ご指摘していただくと助かります。
アンケートは6月12日までに締切にさせていただきます。ご協力お願いします。

ヒロインを決めるアンケートを活動報告でするかしないか。

  • する。
  • しない。
  • このまま、作者におまかせ☆
  • そんなことより咬み殺させなよ(戦闘)
  • 本編進めな!
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