苗木の狂った喜劇?悲劇?
新章入ります
十話 ここからのstart
「ギャイアアアアァァァァァァぁァァぁあ嗚呼あ亜ああああああ嗚呼ア‼‼」
劈く悲鳴。母音が長引き、無機質な部屋の真ん中に置かれた手術台の上で叫ぶ。
1時間前に1012に投与された薬が長い時間をかけて体に巡り、全身に染みわたって激痛が奔りはじめる。
142は手足、全身を使って暴れ苦しむ。だが、手足に巻き付かれた拘束具のせいで手術台の上から抜け出せない。
一体いつまでここにいればよいのだろうか。みんなは無事だろうか。あの子は、2222は無事だろうか。薬のせいであれからどうなったかが分からない。時間の感覚が全くと言っていいほど感じられなくなってきている。
突如、シェルターが破られ謎の集団が僕たちに襲いかかって来た時、近くにいた彼女を連れてとにかく逃げた何故だかわからないけどあいつらに捕まったらまずいことになる。そう感じた。
アイツらは4353とは違った。服装が変に統一されたいるようなデザインで何より5531マスクを着けていなかった。だから逃げた。
理由はもう一つあった。それは、たぶん…
「少しは落ち着いたみたいだね」
・・・ッ!?
「そんなに驚かないでよ……傷つくなぁ」
部屋に入って来た1012。僕の周りをうろつきながら言葉を投げていく。コツコツとわざとらしく音をたてる足音が耳に歪に残っていく。
「君とは長い付き合いだからあまり手荒にしたくなかったんだけど」
「でも仕方ないかな君が希望は前に進むとかくだらないことを言って彼らを怒らせちゃったから、僕もこんな手段を使うことになっちゃて」
「あぁ顔色悪そうだね。それもそうか、かなり薬の量を投与したし」
相手の顔が黒いインクで塗りつぶされている。
声にダミーが混じり、くぐもった声が反響する。
今更ながらあぁ夢かと気づく。自分のマヌケさに苛つき、何時だったか忘れた頃の記憶。
あいつは一体誰だったか
でも昔会ったような無かったような……
いつも平行世界がどうだのと
「………夢、だったよな」
ベッドの柔軟な心地よさに体を沈ませ思考する。
あの夢のことは悪夢の始まりだった。あいつ、あいつ等が来たせいで延々と絶望に悩まされる日が続いている
「いや夢じゃない…始まりのあの日だ……」
どこから間違えていたのだろう。
僕もアイツ等も超高校級も希望ヶ峰も。
江ノ島を入学させた時か
カムクラを作ったことか
それともあの時偶然迷い込んだ先で出会ったあの…
コンコン
「苗木君起きているかしら」
部屋の外から霧切さんの声が聞こえる。どうやらうなされている間に寝過ごしてしまったようだ。恐らくみんな体育館に集まっているだろう。
「うん。起きてるよ」
「体育館に集合よモノクマが待っている」
「…………わかった」
普段着に着替え外に出る。
変わらない時間。終わらない夢。
それでも
【君と生きていたい】
これからも生暖かい目で苗木くんの活躍に乞うご期待。
いや打ち切りじゃないよ!
続くよ!続く!
知りたいことは?
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多重人格
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物語が飛ばし飛ばしで進む
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性格がねじり曲がっている
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Aルートって何?