この前書きもマンネリとしてきたね。
とりあえず一人しりとりでもしようかなぁ!
ゼツボウ☛ウサミ☛ミサイ☛イザヨイ☛イクサバ☛バカ
ハハ!バカだって!!まぁイクサバは馬鹿っていうより残念だけどさ!
アヒャヒャヒャ!
「うむ、これは由々しき事態となってしまった」
「今頃かよ。つうか、マジでアイツどこに行ったんだ? こんだけ探しても見つからないなんて」
寄宿舎入り口。
大和田紋土と石丸清多夏は寄宿舎の探索を始めようとしたところ偶然そこで合流する形になっていた。
「ったく、自己紹介の時は変な奴だったと思いきや、あのふざけたクマとあそこまで渡り合うなんてな……あの野郎色々とイカれてやがるところがあるぜ」
「苗木君に失礼だぞ大和田君! 会って間もない人を勝手にそのような評価を下すのは彼に無礼極まりないぞ!」
苗木の異常性に危機感を感じる大和田に石丸が叱責する。
「入学式の時は驚かされたが、彼だって僕らと同じ超高校級の生徒としてこの希望ヶ峰学園に入学してきた同級生。このような状況でなければ共に学園生活を送る同志なのだぞ!」
「ああ、分かったよ。だからそう怒鳴るなって耳に響くんだよ……いや、俺が言いたいのはあいつがイカれてることじゃねぇ」
石丸の声の大きさに耳をふさぐ大和田がふと脳の片隅にあったことに気づく。
「? 何のことだ大和田君?」
「あいつ……俺たちが自分の紹介するとき何処も見ていないような気がしてよ」
「何処も見ていないだと! 人の話を聞いている最中に何て失礼極まりないことを‼」
「いや、お前が最後まで聞けよ。でよ、あいつが俺たちを視線に入れないようにしてもよ、一人だけじっと見ていたやつがいるんだよ」
「誰のことだい?」
大和田の言葉に意図が見いだせない石丸は彼に答えを催促する。
「……霧切だよ。苗木の奴、何故か霧切だけを見るように目を向けていてよ。俺らが話していてもずっとあいつだけを探すように……俺が気づいたのは偶然だったぜ。別の奴と話している時にどこに目を向けてんだって思ったら、霧切の奴のところでよ。本人が気づいた時にとっさに目をそらして」
「大和田君……勘違いではないのかね」
「だよなぁ……最初の迫力のせいで何かあいつに警戒しちまってるつうか……だいたい初めて会った奴にそんなことすんのはおかしいしな」
おかしいと言っても、彼は前の記憶があるからおかしくないと言えばおかしくないが。
「では、改めてまずは食堂から探索を始めようではないか」
「そうだな。ちょうど腹が少し減ってきたところだ。何か小腹満たせるモンがあればいいが」
二人一緒に食堂へと足を踏み入れる。そこにいたのは
「あ、大和田君に石丸君!」
超高校級のプログラマー『不二咲 千尋』だった
「…………う、ううん。あ、れ? ……」
目を開ければ、知っていて知らないような見覚えのある天井。
背中に感じる柔らかなシーツのぬくもり。ふわっと薫る天の日の匂い。
「起きたのね」
「あれ、霧切、サン?」
体を起こすとベッドの横でどこに置いてあったか、本を片手に椅子に座る霧切がいた。
「あなた、食堂の床で寝ていたのよ」
「え、あ、ああそう、なの?」
あの濃密に痛みの濃い頭痛のせいで暴れまわった後、疲れて寝てしまったんだろうか。頭を抱えたくなる心を抑え、霧切と向かい合う。彼女に余計な心情の詮索はさせたくないと思った。
「ごめん、ここ最近寝つきが悪くてつい」
「嘘ね」「嘘です。すいません」
すぐ、ばれた。超高校級の探偵の観察力、洞察力は伊達じゃない。
「……あの、理由を聞いても?」
「まず、あなたを見つけた現場。恐らく、眠る前に暴れたのかしら。多くの椅子が辺りに乱雑に散らかって、机は一つだけ位置がずれていた。床に寝ているのは大きな手掛かり。椅子に座ったまま寝ているなら、体の構造上前かがみになるように机に突っ伏して寝るようになる。
椅子に寄りかかっていたのなら話は別になるけど、それなら落下の衝撃で目を覚ますはず。なにより、寝付きが悪くて寝不足ならあの体育館でのモノクマに対する攻撃は偶然が良すぎるわ」
流石だ。全ての事象からその答えを見つけ出すとは。
僕では到底敵わない推理力は尊敬の念を送りたい。
「それにあなた……」
「え、何?」
言いよどむ霧切に苗木は問いかける。
「……泣いていたわ……『ごめんなさい、ごめんなさい』って何度も……」
「……そっかっ……」
かなりうなされていたのだろう。苗木は霧切から詳細を聞いて、顔を俯く。
恥ずかしい、という感情が理由ではない。とにかく、今の顔を見せたくない。彼女にだけは見せたくない。
ただ少し、かすかの疑念も彼女に抱かせたくない。
彼女が謎を突き止めるのはこのコロシアイの謎だけでいい。
「それじゃあ、私は行くから。まだ無理はしない方がいいわ」
「ありがとう、霧切さん。無駄な時間を使わせちゃって」
「別に。気にしてないから、あなたが謝る必要はない」
霧切は弁明の措置は必要ないと言ったが、そこであることを思い出したかのようにポケットから端末を取り出す。
「あの、これ? ……」
「電子学生手帳。……あなたを見つけた時、モノクマが起きたら渡してくれと……私に寄こしたものよ」
苗木にとってモノクマから手渡しで渡されたような記憶がある懐かしの電子手帳。それがいま彼の手元に置かれた。
これだけで今後を左右するような切り札にはならないが、万が一思わせぶりな文章で勘違いしない人が出ないように説明したい。
この万能ぽっい電子手帳は耐圧、耐水に優れているが熱には弱い。つまるところ、熱帯地域では内部が昇天して使えなくなる代物である。
昔ではなく前の世界としよう。そこでは石丸委員長とモロコシプランクトンがサウナ我慢対決した際に熱に弱いことがわかった。
つまり、便利なようだがスマートフォンのように優れたものでないという事だ。
これなら、「555」で変身出来るガラパゴスケータイの方がまだいいと思ってしまう。
あくまで個人の感想としてだ。
「ありがとう、霧切さん」
「別に。私も少し煮詰まっていたところだから、あなたの介護は丁度いい休憩になったわ」
煮詰まる? まだ、探索を始めて間もないのに霧切さんからそんな言葉が出てくるなんて意外だな。苗木はその言葉に奇異な感じを抱くが聞くのは彼女に胡散臭いだの奇妙だの思われるのは嫌なので言及はしなかった。
「ねぇ苗木君? 聞きたいことがあるの」
「? 何、かな霧切サン」
「あなた」
どうして私の名前を知っていたの?
冷や汗が体の穴からすみからすみまで流れ出てシャツ、ズボン、靴下を容赦なく濡らしていって、ああ早く洗わないととこの状況で呑気な考えが頭から染み出して。
必死にこの展開をどう抱開する突破する退ける?
泡がぷわぷわして、弾けて思考が浮いて、纏まらなくて。
「体育館に向かっていたあのとき。いえ、あなたと初めてあったあの教室で感じた。あなたから感じる不思議な空気。苗木君。あなたは私とあったことがあるの? それともあなたは私の何かを知っているの? 何でもいいから教えて苗木君。あなたは」
狂しく愛おしく
最後には血泡にふかれて消えてしまった
僕にはあなたしかいなかった
血濡れた学生証の顔だけがあなたが残した最後の生き顔
みんなが死んで
かけた指が愛おしい
ずっと誰かに
あなたに必要とされたかった