重加速を使いジオウを追い詰めるもその場へと姿を現した仮面ライダードライブによる加勢で一気に押され、2人のライダーキックをまともに喰らい遂に倒された。
しかしその場に黒い外套の男に現れると、自らが門矢士からディケイドの力奪った事を知らされると共にアナザーディケイドへと姿を変えて佐藤修也をアナザーワールドへの贄と捧げ、アナザーワールドから仮面ライダードライブを破り グローバルフリーズを完遂した仮面ライダー ダークドライブが姿を現した。
寂れた工場の中で男女3人が話をしている。
「ねえ····· 本当にあの変な男を信用するつもりなの?」
「決定に変更はない。 それに·····お前らの意見は求めん」
「なんだよそれ! 僕達は対等な関係じゃなかったのかよ!」
「ウールの言う通りよ! 私たちになんの断りもなく勝手に変な奴を引き入れて! ティードだけでも持て余すのに·····!」
ウールとオーラの2人はスウォルツへと不信感を募らせる。
「俺が奴を引き入れたのは何れは奴から力を奪う為だ。 それに····· 敵対すれば厄介な敵になる。」
「その為にわざわざ味方にしたってのか!? 有り得ない····· 」
「そもそも名前すら知らない奴を仲間として見れるわけないじゃない!」
「アーマ」
「は?」
「奴が名乗った名だ。名前を教えたんだ、これでアイツも俺たちの仲間。 これでいいか?」
「·····馬鹿じゃない」
オーラはそう吐き捨てるとどこへ去っていく
「待てよオーラ!」
さらにその後を追うようにウールも走って追いかけた
·····················································································
間違いない····· 俺があの時見た光景·····!
リュウトの前へと現れた黒いライダー ダークドライブ。
先程ジオウllライドウォッチへと触れた時に視えた光景に映っていたライダー·····
となると····· 俺は未来が視えたのか·····?
「ベルトさん·····あのライダー·····」
「間違いない、ドライブドライバーだ·····しかしどうやって·····」
「やれ、ダークドライブ!」
アナザーディケイドの指示のまま2人の方へと向かっていくダークドライブ。
その動きは速く、反応に遅れたジオウとドライブの2人を圧倒していく。
「アイツがアンタを倒したって言ってた!つまりこいつの事知ってるんだろ!? 何か対処は?」
「分からない·····! 俺はあいつを知らない!」
「はぁ!?どういう事だよ!?」
ドライブとジオウがそうこうしている間にもダークドライブの攻撃は止むことはなく、ブレードガンナーから放たれる弾丸がドライブとジオウを容赦なく襲いかかる。
「これはまずいぞ·····」
フィニッシュタイム! タイムバースト!
突如現れた大量のレールのようなものがダークドライブを挟み、それを辿るようにゲイツがダークドライブへとキックを命中させる
「チッ····· レジスタンスのゲイツか····」
まさかの邪魔に苛立ちを見せるアナザーディケイド
だがこれによりダークドライブは怯んだ
「ここは一旦引くぞ!」
ドライブの提案を受け入れたリュウトとゲイツ
3人はトライドロン ライドストライカーへと跨るとその場から退却した。
「追え。」
もちろん易々と逃がすわけにはいかない
ダークドライブの元へとネクストトライドロンが現れるとダークドライブはそれに乗り込み、逃げたドライブ達を追う
·····················································································
「リュウトもゲイツもどこに行ったのよ·····」
海が見える公園の近くで1人歩きながらツクヨミはブツブツ呟いている
アナザードライブを探すために手分けをして捜索しているといつの間にかゲイツとはぐれていた。
「ん?」
ツクヨミの視線は目の前に産み出された時空の穴へと向けられた
警戒するツクヨミ、現れた者が自分を襲うかもしれない
ファイズフォンXを構え戦闘態勢に入る
「ここは·····」
時空の穴から唐突に現れた白い服の青年
とはいえまだ味方とは決まった訳では無い、ファイズフォンXを構えたまま青年を睨みつける
「貴方は誰·····?」
「ちょっ·····! その銃を降ろしてください! 僕は父さんを助けに来ただけで·····」
「父さん·····?」
「それで·····貴方はそのタイムロードってのを通って2035年の未来から·····?」
ツクヨミと白い服の青年は公園のベンチに座り話していた。
「はい、泊進ノ介を助けに」
すると突然、ツクヨミのファイズフォンXへと着信が入る
「もしもしゲイツ? 今何処に····· 仮面ライダードライブに出会った?」
「!?」
「分かった、町外れの廃工場に逃げたのね 今からそっちに向かう」
「今、仮面ライダードライブって言いましたよね? 僕もそこに連れていってください!」
·····················································································
ダークドライブから何とか逃げ切ったゲイツ リュウト 泊進ノ介の3人は廃工場で一時の休憩をしていた。
「なぁ、本当にあのライダーを知らないのか?」
「え? ああ····· 」
泊進ノ介は困った表情で答える
「俺のタイムバーストを喰らっても怯むだけだった、奴は間違いなく手強い·····」
「ああ、急いで立て直してあのライダーを倒さないと! それに、アナザードライブウォッチはまだ壊れていない」
再びダークドライブと戦う覚悟を決めたリュウト達。
そんな彼らの元へと一機のタイムマジーンが舞い降りた
「リュウト!ゲイツ!」
「ツクヨミ!」
「父さん!」
「は?」
タイムマジーンから現れたのはツクヨミだけでなく白い服を着た青年も同時に地へと降り立つと泊進ノ介の方を向き、父さん と言った
「父さんって俺?」
「はい、僕は泊エイジ 2035年の未来からきた貴方の息子です!」
「2035年····· どうしてそんな未来から·····」
突如、リュウト達のいる場所の近くで爆発が起こりリュウト達はその場に倒れ込む
「追いつかれたか·····!」
爆煙の中から現れたのは4体のロイミュードとダークドライブだ
「未来のドライブの力を悪いようには使わせない·····!」
向かってくるダークドライブ達の前に立ち塞がるエイジ
「おい!エイジ!」
そんなエイジを追って進ノ介もエイジの隣へと並ぶ
「お前が本当に未来の俺の息子かは分からないけど·····
今はお前を信じる! 行くぞエイジ! ベルトさん!」
「OK!スタートユアエンジン!」
同時にエイジの腰にもドライブドライバーが巻かれる
START our MISSION·····
「「変身!」」
ドライブ! タイプ·····スピード!
ドライブ! タイプ·····ネクスト
泊進ノ介は仮面ライダードライブに
そして泊エイジは目の前のダークドライブと同じ姿こタイプネクストへと姿を変える
過去と未来の正義のドライブ·····
この2019年に遂に揃ったのだ。
「ゲイツ、俺達も行くぞ!」
「ああ!」
ゲイツ! ジオウ!
「「変身!」」
ライダータイム····· 仮面ライダージオウ!
ライダータイム····· 仮面ライダーゲイツ!
「·····」
無言で一体のロイミュードへと指示を出すダークドライブ。
その指示に従う様にロイミュードが前へ出ると、アナザードライブウォッチを構える
「あいつがアナザーウォッチを!」
ドライブ·····
アナザーウォッチの力がロイミュードを包むと、その姿をアナザードライブへと変えた。
4対5·····
はっきりいって、数はあっちの方が上だ·····
「なんか、行ける気がしてきた!」
しかし戦いは数ではない。
「行くぞ!」
敵の群れへと突き進んでいく4人のライダー
ゲイツはロイミュードを
ジオウはアナザードライブを
そしてドライブ2人はダークドライブとの交戦が始まる
ロイミュード三体と交戦するゲイツ
数こそ3対1とやや不利だが、恐らく一体一体の強さはそうでも無いだろう
「これで·····蹴散らすか!」
ファイズ!
アーマータイム! ファーイーズ!
仮面ライダーゲイツ ファイズアーマーへと姿を変えたゲイツはファイズフォンX等を駆使して次々と向かってくるロイミュードを怯ませていく
Oh no!
ゲイツはジカンザックスを斧にしてベルトのファイズライドウォッチをジカンザックスに装填する
フィニッシュタイム! ファイズザックリカッティング!
ゲイツがその場で回転し、三体のロイミュードを切りつけるとその一撃をまともに喰らったロイミュードはその場で爆散した。
こちらはジオウとアナザードライブ。
既に1度アナザードライブ自体は撃破しているが、アナザードライブの起こす重加速を破らなければなかなか難しい相手だろう。
「ジオウ!これを使え!」
ゲイツから投げられたのはファイズライドウォッチ
これなら!
ディディディディケイド! ファイズ!
ディケイドライドウォッチとファイズライドウォッチを起動するリュウト。
そのままジクウドライバーへと差し込み、ベルトを回転させた
アーマータイム! カメンライド····· ワーオ! ディケイドディケイド! ディーケーイードー!
ファイナルフォームタイム! ファファファファイズー!
ディケイドアーマーの頭部が仮面ライダーファイズアクセルフォームの柄になると共に胸部にアクセルフォームと刻印され、ディケイドアーマーファイズフォームへとジオウの姿が変わる
「付き合ってやる·····! 10秒だけな!」
スタートアップ·····
凄まじいスピードで駆け抜け出すジオウ、圧倒的なスピードでこのままアナザードライブを押せば·····!
しかし、リュウトの思いとは逆にジオウの動きは遅くなってしまう
「はぁ!? アクセルフォームでも無理なのかよ!」
アクセルフォームのスピードでも重加速は越えられない·····
ゆっくりとジオウへ向けてアナザードライブが近寄っていく
「やばい·····!」
いくらもがいても思うように動かない体
アナザードライブの左手の銃口がジオウへと向く。
「動けぇぇぇぇ!!!」
「はぁ!!!」
シフトアップで重加速を切り抜けたドライブのターンスラッシュがアナザードライブの背後を切りつけ、アナザードライブが怯むと共に重加速状態が解けたジオウによるキックがアナザードライブへと命中する
「ありがとう!ドライブ!」
これにより重加速は解けた、第2波が来る前に完全に終わらせる·····!
ディケイドアーマーは専用武器であるライドヘイセイバーを取り出すと、針の様な物を回す
ヘイ! ドライブ!
ヘイセイバーの剣先からマックスフレア、ファンキースパイク、ミッドナイトシャドーのタイヤが現れるとアナザードライブへ向けて命中する
オリジナルのドライブの力を喰らったアナザードライブ、その威力は絶大だ。
「これで·····終わりだ!」
ジクウドライバーからディケイドライドウォッチを取りだしてヘイセイバーへと装着する
フィニッシュタイム!
ヘイ!仮面ライダーズ!ヘイ!セイ!ヘイ!セイ!ヘイ!セイ!ヘイ!セイ!ヘヘヘイ!セイ!ヘイ!セイ!ヘイ!セイ!ヘイ!セイ!
ディディディディケイド!
平成ライダーズアルティメットタイムブレーク!
「いっけえええええ!!!!!」
20枚からなるカード型のエネルギーをアナザードライブへ向けて1回、2回と切りつけると、トドメとばかりに縦にアナザードライブを斬り裂く
この一撃を喰らったアナザードライブも遂に敗れ、再びその体は爆散し、転がったアナザードライブウォッチも遂に音を立てて弾け散った。
ブレードガンナーで斬り合う2人の未来のドライブ
その姿はまさに同じ
どちらがエイジでどちらがアナザーワールドのダークドライブかは簡単には区別など付け辛い。
だが、エイジのドライブには絶対に未来のドライブの力を悪用させないという強い意志と正義感がある。
例え姿形が同じだとしても、例えアナザーワールドのダークドライブの方が力量が上だとしても·····
その想いは絶対に変わらないのだ。
そしてその意志は泊進ノ介へと通じた
「はぁ!」
ハンドル剣でダークドライブを切り裂くドライブ。
例え同じ姿でも間違えはしない
そこにいるのは未来の息子なのだから。
「行くぞエイジ! 」
「はい·····!」
必殺·····! フルスロットール! スピード! ネクスト!
「はああああ·····!」
「うおおお·····!!!」
同時に飛び上がる2人のドライブ
本来共に並び立つ筈の無かった歴史の過去と未来のドライブが放つキックは1つの力となるとアナザーワールドのダークドライブをついに打ち破った。
·····················································································
「それでお前らが欲しいのはこれだろ?」
泊進ノ介はリュウトとゲイツの2人へとドライブライドウォッチを見せると2人へと近づきライドウォッチを託した
「本当にいいの?····· 」
「ああ、未来の事は分からないけど お前達ならに託せるよ。 協力してもらったしな、いいだろベルトさん?」
「進ノ介、君が決めた事なら構わない」
「だってさ。」
「分かった。 ありがとう·····!」
トライドロンに乗り込みその場を去る泊進ノ介。
タイムロードを通ってこの時代に来た泊エイジもツクヨミのタイムマジーンによって2035年へと送るらしい。
「これで7個目! いい調子だなー!」
アナザードライブ、ダークドライブを打ち破ったリュウトはゲイツ達と別れ帰路についていた
「ドライブの力を継承したようだね、我が魔王」
そんな彼を待っていたのはウォズだった。
「これでウォッチは7個目····· まあまあ順調かな。 ねぇ·····? 結局泊エイジは本当に泊進ノ介の息子だったの?」
「ああ、君が出会った泊エイジは泊進ノ介の息子だね」
「ん?どういう意味?」
「本来の歴史では泊エイジは2035年でロイミュードによって葬られている····· それなのに彼が2035年で生きていたのはアナザードライブが誕生した事により歴史が歪んだんだろう。 君はおかしいと思わなかったかい? アナザーライダーが存在するのにも関わらず、泊進ノ介が仮面ライダードライブとしての記憶と力を持っていた事を」
ウォズからの指摘で改めて気づいた
これまで出会ったライダーはクウガとディケイドを除き、自らが仮面ライダーとしての記憶を持っていなかった。
それなのに泊進ノ介には最初からドライブとしての記憶と力を持っていた。
ダークドライブの存在は知らなかったとはいえ。
「どうして·····」
「タイムジャッカー ティードによってライダーの歴史が1度消えてから時空が歪みだしている····· 我が魔王、何やらとんでもない事が起こる気がするよ。」
話をするリュウトとウォズの2人が佇む街
夕焼けで赤く照らされる店のガラスの奥を黒い龍と赤い龍が駆け抜けていった·····
ドライブの力を継承したジオウとゲイツ。
次なるライドウォッチを探す中、リュウトとゲイツが突如現れたアナザー龍騎によってミラーワールドへと閉じ込められてしまう。
鏡の中で次々と2人を襲うミラーワールドのライダーとモンスター達
彼らの窮地に現れたのは鏡の世界のジオウだった。
次回、「鏡の中の龍 2019」