仮面ライダージオウ 〜もう1人の魔王〜   作:ももももると

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鏡の世界のジオウと戦うリュウトは、ジオウの力で未来を切り拓くという誓いと共に、ミラーワールドジオウを遂に破る
ゲイツとも再会し、仮面ライダー龍騎と接触したリュウト達の前に再び姿を現すアナザー龍騎
更にはミラーワールド最強のライダー 仮面ライダーリュウガも現れ混沌とする中、タイムジャッカーのスウォルツが姿を現しリュウガからアナザーウォッチの力を奪い取ると、アナザー龍騎の変身者 タツヤへと無理やりウォッチを埋め込みアナザーリュウガが誕生してしまう
リュウガライドウォッチの力がない以上、アナザーリュウガを破ることが出来ないジオウ達の策は·····?


ライドウォッチⅡでパワーアップ!王を目指す仮面ライダージオウⅡ!



「オーマの力 2019」

荒れ果てた大地の真ん中に存在する玉座では、白髪の老いた男が目を閉じじっとしたまま止まっている。

「若き日の私よ····· 時は来た。 今こそ未来と過去を統べる力を使う時だ。」

 

「やっぱり、あいつにジオウllの力を渡したのはお前か」

 

目を閉じ玉座に座ったまま動かない男へと青年が声をかける。

 

「久しいな····· 鏡の世界の私よ。」

「ほう、1発で分かるなんてやるじゃないか。」

「私の 眼 を持ってすれば1発で分かる。お前が誰か、そして過去や未来、もしくは別の世界の事もな。」

「最低最悪の魔王と呼ばれた老人のすることが覗きだなんて過去のアンタが知ったら益々アンタにはなりたく無くなるだろうな」

「ふん····· 何用でお前は2068年へと来た」

「時間がないから単刀直入に言わせてもらう、何故アイツにジオウllの力を渡した? 何をそんなに急いでいる」

「時間が無いのだ。 奴 の計画は既に動き出した····· 手遅れになる前に過去の私には力を手に入れてもらわねばならない····· 残る12のライドウォッチと共にな。 」

「そうか····· 全くまだ色々と聴きたい所だが、実体のない身体ってのは色々と不便なもんだ·····」

ミラーワールドのリュウトの身体は実体での活動限界を迎え、身体が消えた。

「·····。」

その様を見届けると老いた男は再び目を閉じた。

 

················································································

 

一方、ミラーワールドでは龍騎 ジオウ ゲイツの3人がアナザーリュウガと戦闘を行っていた。

アナザー龍騎と似た姿をしているがパワーはアナザー龍騎の何倍も強く、二人がかりで止めに向かうも容易く跳ね飛ばされてしまう

 

「埒があかない····· ゲイツ、アーマータイムだ!」

リュウトの言葉に頷いたゲイツはファイズライドウォッチを、リュウトはドライブウォッチを起動させる。

 

『ファイズ!』

『ドライブ!』

 

『アーマータイム! complete····· ファイズ!』

『アーマータイム! ドライブ! ドラーイブ!』

 

「さぁ、ひとっ走り付き合え!」

「行くぞ!」

 

「おお····· 姿が変わった·····!」

先程とは違う姿に変わったゲイツとジオウを見て思わず声が出る城戸真司

「俺も負けてらんないな!」

 

『ソードベント·····』

デッキから引き抜いたソードベントのカードをドラグバイザーへと挿入するとドラグソードを携え、アナザーリュウガへ向かう。

 

「無駄な事を····· 貴様らの力ではアナザーリュウガを倒すことなど出来ん·····」

そう語るスウォルツを尻目に、ゲイツはファイズフォンXでアナザーリュウガへと何発か狙い撃ち、アナザーリュウガへと命中した

 

が、突如として巨大な鏡がゲイツの前に現れると、先程アナザーリュウガへと放ったファイズフォンXの弾丸が鏡から現れゲイツへと命中した。

「まさか·····!」

「攻撃を跳ね返したのか!?」

 

これまで様々なアナザーライダーと戦ったがここまで厄介な力を持つアナザーライダーは居なかった。

悔しいがスウォルツの言う通り、 最強のアナザーライダー がジオウ達の前へと立ち塞がっていた。

 

「もはやミラーワールドに留まる必要もない····· アナザーリュウガよ行くぞ。」

スウォルツの言葉に従うように現実世界へと向かおうとするアナザーリュウガ。

ジオウ達もその後を追い、現実世界へと戻っていく。

 

 

················································································

 

「ゲイツ····· リュウト····· お願い無事に帰ってきて·····」

 

リュウト達が姿を消したガラスの前で祈りを捧げるツクヨミ。

 

すると頭が割れる様な音が周囲へと鳴り響き、ツクヨミはその場に膝を着く

「何····· この音·····?」

苦悶の表情を浮かべるツクヨミ。

そんな彼女の前の店のガラスから、ドラグブラッカーの咆哮と共にアナザーリュウガが姿を現した。

「アナザー龍騎? いや、色が違う!?」

咄嗟にファイズフォンXを構えるツクヨミだったがアナザーリュウガはそのスピードより速くツクヨミの首を掴んだ

「ぐっ····· 息が·····!」

ツクヨミの首を絞めるアナザーリュウガの力は次第に強くなると共にツクヨミの手からファイズフォンXがポロリと地面へと落ちた。

 

次第に薄れていく視界の中、ツクヨミが見たのはアナザーリュウガの顔と背後から迫るジオウとゲイツの2人だった。

 

『フィニッシュタイム! ヒッサツ!ターイムブレーイク!』

『フィニッシュタイム! エクシード!ターイムバースト!』

 

アナザーリュウガの背後からフィニッシュタイムを命中させるジオウとゲイツ。

突然のことに対処が遅れたアナザーリュウガは2人のキックをまともに受け、アナザーリュウガの掴んでいた手からツクヨミは逃れ地面へと倒れ込む。

「大丈夫か!?」

龍騎はツクヨミを抱えるとその場から少し離れた安全なところでツクヨミを降ろすとアナザーリュウガの元へと向かう。

 

「あの女の子は無事だ!」

「ありがとう! あとはアナザーリュウガを倒すだけだけど·····」

「攻撃が跳ね返されるとなると····· 簡単には行かないようだな。」

 

3人を睨みつけるように佇むアナザーリュウガはレイドラグーンなどの大量のミラーモンスターを召喚し、3人へと襲わせる

「益々厄介な事を····!あいつを倒す手段は何かないのかよ!」

「あいつが跳ね返せない程の強い力をぶつければ!」

「お前にそんな力があるのか? まさか·····お前」

「ああ····· 」

ゲイツに言葉を返すと共に、その手にはジオウllライドウォッチが握られていた。

「お前!それを使えばオーマジオウに近づく····· それを分かって使う気か!」

「分かってるけど····· アナザーリュウガを倒すにはこの力を使うしかない!」

 

「我が魔王の言う通りだよ、ゲイツ君。」

 

「ウォズ·····!」

 

相変わらずの突然の登場をするウォズ

「ゲイツ君、君だって分かっている筈だ。あのアナザーリュウガはとても強い 今の君たちの力だけでは勝てないということをね。」

「それは·····!」

 

「ゲイツ、約束する 俺はこの力を正しいことに使うと言う事を。 だから約束してくれ、もし俺がオーマジオウになったらその時はお前が俺を倒すって」

「ジオウ·····」

 

「この力を使えば確かにオーマジオウへと近づくかもしれない、だけど····· 俺はこの力で歴史を正しい方へと導く! 俺は誓ったんだ、この力で未来を切り開くと! 」

覚悟を決めたリュウトはジオウllライドウォッチ起動させる

 

『ジオウ! ll!』

 

リュウトは目を閉じ全てを覚悟した上で、ジオウllライドウォッチを左右に分割した。

 

「変身!」

 

『ライダー! タイム!』

 

『仮面ライダー····· ライダー! ジオウ ・ ジオウ・ ジオウ! llー!』

 

姿がジオウllへと変わる中で頭、身体へと激痛が走る

力を手にする代償、それを今俺は受けているのだろう

耐えるしかない····· この痛みは未来の為の犠牲なのだ

 

「うおおおおおお!!!」

 

雄叫びを上げると共に、リュウトはその姿をジオウllへと完全に変えた。

 

「王の凱旋である! 祝え!全ライダーを凌駕し、時空を越え、 過去と未来をしろしめす時の王者!

  その名も仮面ライダージオウⅡ!

  新たな歴史の幕が開きし瞬間である」

 

ウォズの祝福の言葉を受け、ジオウllはアナザーリュウガへと、

「俺たちはミラーモンスターを!」

「ああ·····分かっている!」

龍騎とゲイツは街に現れたミラーモンスターを相手に戦いを始めた。

 

「来い····· アナザーリュウガ!」

アナザーリュウガを挑発するジオウll

激昴したアナザーリュウガはジオウllへ襲いかかる。

 

「見える····· お前の動きが全てな·····」

リュウトの脳裏にはこれからアナザーリュウガが起こす攻撃が全て読み取ると、完全にアナザーリュウガの攻撃を全て見切り、カウンターとばかりにジカンギレードでその身を切り裂く。

見るからに先程までとは違うダメージの入り方に怯むアナザーリュウガ。

このままではやられる。そう確信したのか鏡の世界へと逃げ込もうとするが

 

『ストライクベント』

 

龍騎はドラグレッダーの頭を模した手甲から放つ火球で辺り一面のガラスを全て粉々にしてアナザーリュウガの逃げ場完全に奪った。

 

「これで·····終わりだ!」

 

ジオウllはサイキョーギレードを召喚すると、持っていたジカンギレードと合体させ、サイキョージカンギレードへとその姿を変えた。

 

『フィニッシュタイム! 』

 

「いっけええええええ!!!!」

 

ジオウサイキョーと表記された巨大な光刃が現れると、サイキョージカンギレードを振り下ろし、光刃がアナザーリュウガを呑み込み遂にアナザーリュウガを打ち破った。

 

アナザーリュウガの変身が解かれ、地面へと転がり込むタツヤ。

同じタイミングでアナザーリュウガウォッチも粉々になり、街に溢れかえっていたミラーモンスターも姿を消した。

 

「終わった·····。」

 

·····················································································

 

「お前達が探してるのはこれだろ?」

城戸真司は持っていた龍騎ライドウォッチをリュウトとゲイツと2人へとなんの躊躇いもなく渡した

「え?いいの?」

「俺には必要ない。俺にはライダーより記者の仕事の方が合ってるしな! 後の事は託したぞ。仮面ライダー!」

城戸真司はそう言い残すと、原付に跨りその場から去っていった。

 

 

·····················································································

 

時刻は午前二時。

人気のない廃工場では3人と男女が話をしていた。

 

「まさかあのアナザーリュウガを倒されるなんてね、それに·····ジオウは更に力を付けるなんて·····飛んだ失態じゃないかスウォルツ」

「ふん·····」

見るからに不機嫌なスウォルツとそんなスウォルツを見て嬉々とするウール。

 

「いいザマだな、スウォルツ!」

「アンタは····· ティード!」

 

オーラ スウォルツ ウールの前へと姿を現したのは行方が分からなくなっていたタイムジャッカーのティードだった。

 

「お前こそ、ジオウ達と戦ったあと、どこに行方を眩ましていた?」

「俺は俺なりにやる事やってるさ····· 来い」

ティードの呼び掛けと共にアナザー電王とアナザー響鬼が姿を現す。

「俺はお前らと違ってオーマジオウに変わる新たな王なぞ作る気はない····· この俺が、この世界の王となるんだからな·····!」

「何·····!」

ティードの言葉にイラつきを覚える3人

そんな3人を尻目にティードは呟く

 

「待っていろジオウ、今から存在を消してやる·····! ハハハハハ!」

 

深夜の廃工場へとティードの高笑いが響き渡る。

 

 

 




次なるライドウォッチの手がかりを得る為、2チームに別れて情報を探すリュウト達。
そんな中、アナザー電王がジオウの前に立ち塞がる。
応戦しようとするリュウトだったがライドウォッチが消えて無くなっていた·····?
一方、戦国時代に仮面ライダー響鬼が存在した事を知ったゲイツ達は戦国時代へ向かおうとするが、黒崎レイジと名乗る男がゲイツ達の前へと現れ、ゲイツ達を捕らえようする
果たしてリュウト達の運命は·····

次回、「過去の戦鬼と時間警察 2019」
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