仮面ライダーディケイドはリュウトへと接触し、圧倒的な力の差を見せつけたのち、ディケイドライドウォッチをリュウトへと託すとライドウォッチの手掛かりを風都の探偵が握っている事を伝えてその場から姿を消した。
ディケイドの助言通り、風都へと向かったリュウトは探偵の左翔太郎と出会うと消えた兄弟の捜索を手伝う事となる。
消えた兄弟の正体がアナザーWという事を知ったリュウトは託されたディケイドライドウォッチの力を使いアナザーWを変身解除まで追い込むもアナザーWを依頼人と呼ぶ謎のライダーによる邪魔が入る
果たして、ジオウは仮面ライダーWの力を継承できるのか
「俺の依頼人の邪魔をするな·····」
目の前のライダーは生身の人間の状態であるリュウトへと銃を構え、静かに銃口を向ける
「·····ッ!」
いつ撃たれてもおかしくない状況に陥ったリュウトは身動きの取れない状況だ
翔太郎もウォズも、迂闊に動けばリュウトが撃ち抜かれてしまう為に同じく無闇矢鱈に動けない。
「お前····· 俺たちを助けてくれるのか·····!」
「逃げるぞ·····」
目の前のライダーは兄弟と共にその場から姿を消した
「はぁ····· 死ぬかと思った·····」
リュウトはその場に屈むと、大きくため息をついた
「やっぱり····· あのライダーもあの男が·····」
リュウトの脳裏に黒い服の男が過ぎる
〜次の日〜
再び風都へとやってきたリュウト達は、目的をアナザーWの捜索に切り替える事に決めた
昨日出会った左翔太郎へと協力を求める為、探偵事務所を訪ねる
「おーい!」
「リュウトか····· ん?お前らは?」
「私達もリュウトと同じくあの怪物を探してるんです。力になれればと思って!」
「なるほどな、まぁ入れ」
左翔太郎の指示のまま、3人は探偵事務所へと入っていく。
「それで····· あの怪物の事はなんか知ってるのか?」
「ああ、アイツはアナザーライダーっていうんだ。本来存在する歴史が書き換えられて生まれた怪物」
「存在する歴史?」
「君が仮面ライダーWとして戦っていた歴史さ」
「うぉ!」
「ウォズ·····!」
唐突に現れたウォズに驚くリュウトと、ウォズを睨みつけるゲイツ
そんなことには目もくれずに、ウォズは事務所にあった本を読み漁っていた
「2009年、本来なら····· 左翔太郎、君が仮面ライダーWとして戦う歴史があった。 しかしそれはある集団により歴史が書き換えられて無くなった·····」
「俺が·····仮面ライダー····· 記憶にねえな····· それよりあの兄弟の事も解決しねえと、あの夫婦が困ってる」
「兄弟····· そうだ!過去の時間に飛べば何か掴めるかも!」
「あの兄弟は恐らく自分達の両親を殺した犯人を探している····· 」
「それならその犯人が兄弟の両親を殺す前に助ければ·····」
「ダメだ、過去を変えることは許されない」
リュウトの提案を、ゲイツは即座に退ける。
「じゃあ見殺しにしろって言うのかよ!」
食いさがれないリュウトはゲイツへと反論するが、
「ダメなものはダメだ」
「ゲイツの言う通り、好き勝手に過去を改変するのは許されないの····· 仕方ないけど·····あの兄弟の両親は·····」
確かに過去を変えることは許されない
それこそ好き勝手に過去を変えれば、タイムジャッカーと同じだ·····
「だけど·····それじゃああの2人が報われない!」
「リュウトの言いたいことも分かる·····けど·····! きゃあ!」
突如探偵事務所に凄まじい衝撃が起こり、4人はその場に伏せた
「外からだ!」
「行くぞ!」
急いで外に出た4人が視線を上げると、そこにはアナザーWが上空で漂っていた。
探偵事務所の外観は衝撃によりめくれ上がっている、恐らくアナザーWが竜巻のような物をぶつけたのだろうか
「てめぇ·····! 俺の事務所になんてことしやがる!」
「風都の探偵····· これ以上俺達兄弟の邪魔をするな」
「アナザーW! お前の相手はこの探偵じゃなくて、俺達だ!」
「「変身!」」
ライダータイム!
仮面ライダージオウ!
仮面ライダーゲイツ!
ジオウ、ゲイツに変身した2人はアナザーWへと立ち向かっていく
「邪魔をするなぁ!」
体の半分が赤く変色したアナザーWの片手は火を纏い、向かってくるゲイツ、ジオウを退けていく
「こんなのはどうだ·····!」
アナザーWの呼びかけに答えるかのようにジオウ ゲイツの2人を囲むようにマスカレイドドーパントが姿を現した。
「囲まれたか·····!」
「タイムマジーンで俺がこいつらを蹴散らす····· お前はアナザーWを!」
「分かった!」
ジオウはマスカレイドドーパントをゲイツへと託し、再びアナザーWへ向かっていく
「行くぜ·····! 変身!」
ジオウはディケイドライドウォッチを取り出し起動させると、ベルトへと差し込んだ
ディケイドディケイド! ディケーイード!!!
仮面ライダージオウ ディケイドアーマーへと姿を変えたジオウは、ビルドライドウォッチをディケイドライドウォッチを差し込む
ファイナルフォームタイム! ビビビビルド!
ディケイドアーマーの顔は仮面ライダービルドスパークリングへと代わり、胸部にもスパークリングの文字が表示された
「姿を変えようが·····!」
「勝利の法則····· 決めてみせる!」
ドリルクラッシャーとホークガトリンガーを携えてアナザーWと交戦を始めるジオウは徐々にアナザーWを圧倒していく
一方、タイムマジーンで大量のマスカレイドドーパントを退けていくゲイツ
そんなゲイツのタイムマジーンへと突如、弾丸の雨が降り注ぐ。
「貴様は·····!」
「ふん·····」
タイムマジーンを襲った者の正体は白い帽子を被ったライダーだ
「あいつ·····!」
翔太郎は白い帽子のライダーの姿を見て既視感を覚えていた。
「あの帽子····· まさか·····」
「その機械、こちらに渡してもらおうか·····」
スカル マキシマムドライブ!
白い帽子のライダーは持っていた銃にメモリを差し込むとタイムマジーンへ向ける
「スカルパニッシャー·····」
放たれた光弾はゲイツのタイムマジーンへと命中し、その威力でタイムマジーンは後ろへと倒れ込んだ
「作戦成功だ!」
突然アナザーWは交戦中のジオウへと見向きもせずに、倒れ込むタイムマジーンへと白い帽子のライダーと共に乗り込んだ
「死にたくなければ、過去まで飛んでもらおうか·····」
白い帽子のライダーはアナザーWと共にタイムマジーンへと乗り込むと、ボロボロの状態で変身解除したゲイツへと銃を突きつけ脅す。
しばらくするとゲイツのタイムマジーンは時空転移システムを起動させて別の時間へと飛んでいった
「やられた·····」
「ゲイツ事2009年に·····」
「おい、どうすんだよ!」
「俺達も後を追おう! 行こう!」
2009年へと飛んでいったゲイツ達を追うように、リュウトらもタイムマジーンで後を追う
〜2009年〜
辺りは闇夜に包まれ、街灯がない所は何も見えない
時刻は深夜02:00
そんな深夜の公園にタイムマジーンが着陸した
ゲイツはタイムマジーンから投げ出され、後を追うように白い帽子のライダーとアナザーWが現れる
「コイツは俺に任せろ····· お前はお前のやるべき事をしろ·····」
「貴様·····!」
白い帽子のライダーを睨みつけるゲイツ。
そんなゲイツを嘲るようにアナザーWは蹴りを入れ黙らせると、その姿は闇へと消えていった
「悪いが少しの辛抱だ、俺の依頼人の依頼が終わるまでのな」
「お前は····· やつに何を頼まれた·····!」
ゲイツは口から血を流しながら目の前のライダーに問う
「時期に分かる·····」
同刻、この時間に人が歩いているのは珍しいのだが、住宅街に2人の人間の影が。
暗闇で姿はよく見えない
そんな2人組の影をツクヨミのタイムマジーンで過去へと到着したリュウトと翔太郎の2人が追跡していた
リュウトと翔太郎の2人が追いかける2人組はとある家の前で止まると、鍵がかかっているはずの家の鍵を空けて侵入していく
当然、リュウト達もそのあとを追いかけて、悪いとは思いながら家へと侵入する
「そこまでだ····· アナザーW·····!」
家に侵入したリュウトはファイズフォンXを構え、目の前の2人組へと銃口を向け、翔太郎は家の電気をつけた
「·····!」
「っ·····!」
灯りが灯され、姿を現した2人組の正体はリュウト達が追っていたアナザーWの兄弟ではなく、翔太郎へと兄弟の捜索を頼んでいた親族の夫婦だった。
間違いない、あの時探偵事務所に来た夫婦だ·····
あの時と違う点と言ったら·····
2人の手は手袋の様な物をして、その手に包丁が握られている事だろうか
「お前ら·····!」
行おうとしていた犯行がバレた事による焦りだろうか、夫婦の夫の方は包丁片手に翔太郎へと襲いかかる
「危ねぇ!」
リュウトはドアを開けると翔太郎を連れて外に出る
当然、生きて返す訳には行かない夫婦は2人を追って同じく外に出た
「ハァハァ·····! あんた達が·····!」
「やっぱり、お前らが父さんと母さんを·····!」
「悠太君····· 龍太君·····!? どうして·····ここに·····!?」
路地を手を繋いで歩く悠太と龍太の姿を見つけた夫婦の顔が歪む
「ついに見つけた····· 事件の真犯人を·····!」
ダブル·····!
悠太と龍太の2人はアナザーウォッチの力に包まれるとアナザーWへと姿を変え、目の前の夫婦に襲いかかる
「やめるんだ! 変身!」
ライダータイム! 仮面ライダー ジオウ!
「やめろ!」
アナザーWの前へと立ち塞がってアナザーWを止めるジオウ
「なんで·····邪魔すんだよ!アイツが····· アイツらが母さんと父さんを!」
「復讐は何も産まない! ここであの人達を殺せば今度は君達が犯人だぞ!」
「でも·····!」
アナザーWはジオウを風の力で吹き飛ばす。
「うわああああ!!!」
吹き飛ばされたリュウトは地面を転がり変身が解け、そのまま倒れ込んでしまう
「邪魔者は消えた····· あとはお前達を!」
アナザーWの標的は今度こそ目の前の夫婦に変わる
「やめろ·····!」
翔太郎は飛び出してアナザーWを抑え込むも·····
「なんの力も持たないお前に俺達は止められない!」
軽々と投げ飛ばされてしまう
「何の力も持たないか····· フッ、あながち間違いじゃねえな····· どんなに悪事を働こうとしただろうがこの人たちは俺の依頼人だ····· 命までは奪わせねえ!」
そう叫びながら再び立ち上がった翔太郎の手が光に包まれると、2つのライドウォッチが姿を現した。
「どうやら切り札は····· 常に俺の手元に来るようだぜ!」
翔太郎はリュウトがやっていた通りにジョーカーライドウォッチを起動させる
すると、翔太郎の腰にはロストドライバーが。
「思い出した····· 俺は仮面ライダーW····· そして仮面ライダージョーカー!」
ジョーカー!
「変身!」
翔太郎はジョーカーメモリの力に包まれると、その姿を仮面ライダージョーカーに変えた
「さぁ····· お前の罪を、数えろ·····!」
「罪を数えるのは俺達じゃない!」
邪魔されたことに苛立ちながら仮面ライダージョーカーへと向かっていくアナザーW
そんなアナザーライダーへとジョーカーの鋭い蹴りがアナザーWに命中すると、素早く殴りにかかり本来の力を取り戻した姿を見せつける
「メモリブレイク····· いや、ウォッチブレイクだ!」
ジョーカー! マキシマムドライブ!
「はああああああ!!!!」
ジョーカーは飛び上がると右足へとジョーカーメモリの力を込めて、アナザーWへと強力な蹴りを叩き込んだ
「俺達が····· 」
「負けるなんて·····!」
「「うわあああああああ!!!!」」
体が2つに分裂したアナザーWはそれぞれ爆発し、変身者である兄弟2人の姿へと戻るとアナザーWのライドウォッチが地面へと転がる
「リュウト!お前の近くにあの怪物のライドウォッチが!」
「分かってる!」
何とか体が動くようになったリュウトはアナザーWウォッチにあと少しで手が届くという所で、それを嘲るように時が止まる
「アナザーWは簡単に失う訳には行かないの」
止まった時の中で、オーラはアナザーウォッチを拾い上げると仮面ライダージョーカーの横を素通りしてこの事件の真犯人である夫婦へとアナザーライドウォッチを埋め込んだ
ダブル·····!
アナザーウォッチの力が夫婦を包むと、夫婦はアナザーWへと姿を変え、目の前の仮面ライダージョーカーへと襲いかかる
「またアナザーWが生まれやがった!?」
「生きては·····」
「帰さない·····!」
先程まではアナザーWを圧倒していた仮面ライダージョーカーも次第にアナザーWに対して劣勢になり始めていた
「ったく·····! めんどくせえ奴だ!」
ジョーカー! マキシマムドライブ!
「ライダー·····パンチ·····!」
力を込めた右手をアナザーWへ放つジョーカー、しかしパンチが直撃する寸前、アナザーWの体は真っ二つに割れジョーカーのマキシマムドライブが不発すると同時に体の半分が赤くなると右手に火を纏って、カウンターと言わんばかりのパンチを命中させてジョーカーは倒れ込んでしまう。
「翔太郎さん! 変身!」
リュウトも再び仮面ライダージオウへと変身し、ジョーカーの加勢を行う
ジカンギレードでアナザーWへと切りかかるも、今度は体の半分が黄色へ変わり伸びた手にジカンギレードを奪われ、アナザーWがジカンギレードでジオウを切りつける
「く·····!」
「リュウト! これ使え!」
アナザーWの攻撃に膝をつくジオウへと、翔太郎は何かを投げた
「これ·····! ライドウォッチ!」
「お前らはそれが必要なんだろ? その力で、あの夫婦を止めろ!」
「わかった·····! 」
ダブル!
アーマーターイム! サイクロン!ジョーカー! ダブル!
仮面ライダージオウは翔太郎から渡されたWライドウォッチを使い、仮面ライダージオウ Wアーマーへと姿を変えた。
「祝え!全ライダーの力を受け継ぎ
時空を超え、過去と未来をしろしめす時の王者!
その名も仮面ライダージオウ ダブルアーマー!まさに生誕の瞬間である!」
いつもの様に唐突に現れるウォズの祝福に困惑する翔太郎とリュウト
「さて我が魔王····· 存分に暴れよ」
「ああ、 さぁ!お前の罪を 数えろ!」
ビシッと決めたリュウトはアナザーWへと向かっていく
ダブルアーマーへと姿を変えたジオウの攻撃は、確実に先程とは違いアナザーWへと効いているのを確信し、じわじわとアナザーWを追い詰めていく
「このォ·····! 来い!」
あの時と同じようにマスカレイドドーパントを生み出しまアナザーWはジオウとジョーカーへと差し向ける
「来るぞ!」
「ああ!」
身構えるジョーカーとジオウへと向かっていくマスカレイドドーパントは唐突に何処からか放たれた弾丸に怯み出す
「まさか!?」
ジオウが振り向いた先にはスカルマグナムを構えたあの帽子のライダーが静かに佇んでいた
「おやっさん·····!」
「協力してくれるのか·····?」
「俺の依頼人の依頼は終わった····· あそこにいる化け物
は俺の依頼人では無い」
「何人増えようが関係ない·····」
「1人残らず殺す!」
アナザーWは再びマスカレイドドーパントを生み出し、3人のライダーに差し向ける
「行くぞ、翔太郎」
「ああ·····!」
「なんかよく分からないけど3人なら行ける気がする!」
ディケイド!ディケイド!ディーケーイード!
ジオウはディケイドライドウォッチを取り出すと、ジクウドライバーへと差し込み、仮面ライダージオウ
ディケイドアーマーへと姿を変える
「まだまだ!」
これで終わりではないと言わんばかりに、翔太郎から継承したダブルライドウォッチをディケイドライドウォッチへと差し込む
ファイナルフォームターイム! ダダダダブル!
ディケイドアーマーの顔は仮面ライダーW ファングジョーカーに変わると胸部にファングの文字が表示され、まるで獣のような戦闘スタイルに変わり次々とマスカレイドドーパントをなぎ倒して行く
「ファングジョーカーの力も使えんかよ·····」
「翔太郎、来るぞ·····」
「ああ····· 行くぜ、おやっさん!」
ジオウに遅れをとるまいと、同じようにマスカレイドドーパントを迎え撃つジョーカーとスカル
「追い詰めたぜアナザーW····· なんであんた達はあの兄弟の親を·····!」
「·····私たちは子供が出来なかった。 治療を何度も続けてようやく子供を授かったと思えば····· 産まれる2日前に亡くなった·····」
「そんな僕達にとってあの夫婦は羨ましかった! 僕達はずっと男の子の兄弟が欲しいと思っていた····· だけどそれは叶わぬ夢·····!」
「ならば·····力づくでも手に入れる·····! 」
「例えどんな理由があったとしても····· 人を殺していいなんてことは無い! あんた達がやろうとしてたことは立派な殺人だ!」
「貴方には·····」
「君には·····」
「私達の」
「僕達の」
「「想いなんて分からない!!!」」
激高したアナザーWは特大の竜巻を起こし、ジオウへと放つ
放たれた竜巻はジオウを飲み込み、巻き込んでいく
「じわじわと焼かれて死ね·····!」
再び右手に炎を纏わせ、竜巻へ炎を放とうとしたその瞬間 アナザーWの体を何かが切り裂き怯ませる
アナザーWが怯んだ事で竜巻は収まり地面へと叩きつけられるジオウ
目の前にはゲイツがジカンザッカスでアナザーW
を斬り付けた様子が映し出されていた
「ゲイツ!お前平気なのか!?」
「お前に心配されるほど俺は弱くない!」
「お前ら·····」
「許さない·····!」
「ジオウ、決めるぞ!」
「ああ!」
タイムバースト!
ファイナルアタックタイムブレーイク!
仮面ライダージオウ ディケイドアーマー ダブルフォームの足に牙のような物が現れると、そのままゲイツのタイムバーストと同時にアナザーWへと強烈な蹴りを叩き込む
「私達が·····」
「負けるなんて·····!」
兄弟の時と同じく、タイムバーストとファイナルアタックタイムブレイクを食らった体が2つに分かれるとそれぞれ爆発し、今度こそアナザーウォッチは粉々になり壊れた
「マスカレイドドーパントが·····消えていく·····」
ジョーカーとスカルが交戦していたマスカレイドドーパントもアナザーWが消えた事で消滅し始めた
無論、消えるのはマスカレイドドーパントだけでは無い
仮面ライダースカルの体も消滅が始まっていた
「おやっさん·····」
「フッ ここまでか····· 」
「ダブルライドウォッチを受け継いだ事で、ダブルの時代で戦っていた仮面ライダースカルは消滅するという事だね」
ウォズは冷静に言い放つ
「俺は2009年の歴史から召喚された身だ、スカルとしての俺はもうすぐ消える····· ·····翔太郎、帽子が似合うようになったな。」
仮面ライダースカルはそう言い残すと、体は完全に消えてその場にスカルライドウォッチのみが残された
「ライドウォッチとやらはお前らにやる」
「本当!?」
「ああ、これからの未来 お前らに託したぜ」
翔太郎は改めてリュウトにダブルライドウォッチを渡した
「これで5つ·····!」
··························································································
ここはある街の廃工場
本来なら誰も居ないはずの廃工場に珍しく人影があった
「歴史は少しずつオーマジオウへ向かっている·····」
「早いところ新たなる王を両立させないと、あのジオウ 本当に全てのライドウォッチを集めるよ」
タイツジャッカーのウールは悪戯っぽく笑いながら恐らく仲間であろう男へと言い放つ
「それに関しては同感。早いところ王を誕生させましょスウォルツ。」
男のことをスウォルツと呼び、オーラもウールの言葉に賛同した
「相変わらずやり方が温いんだよ····· お前らは·····」
廃工場の入口から1人の男が、タイムジャッカーの3人へとそう言い放った
「誰?」
「お前は·····」
向かってくる男の顔を見たスウォルツの男の顔が歪む
「ディード·····」
「久しぶりだな····· スウォルツ·····!」
「あれ誰?スウォルツ」
見たことない男の姿にオーラはスウォルツに正体を問う
「奴は·····スーパータイムジャッカーのディード·····」
「スーパータイムジャッカー·····?」
「新たなる王を生む必要なんてない····· この俺が新たなる王となる!」
「ちょっと何言ってるのアンタ?」
「ジオウを消したければ簡単だ、平成仮面ライダーの歴史を消せばいい!」
「ほぅ·····」
ディードの言葉にスウォルツの目付きが変わる
「仮面ライダークウガから始まった 平成仮面ライダーの歴史は····· 俺が終わらせる·····」
次回 「 空 を 我 が手に 2019」