魔法科高校の劣等生 Missing_number   作:イオハ

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上手く構想が練れてなさ過ぎて悲惨ですが読んでもらえると幸いです

今回、読みやすくなるかなと思い、行を空けてみましたので見やすくなっていたら幸いです
あと気持ち短いです。

早速『入学編』始まります




No.1 入学
Missing No.1-1 入学と任務


 2095年4月。国立魔法大学付属第一高校入学式当日。

 

 

 天気は晴れ雲一つない空と綺麗に咲き乱れる桜は、新入生には新しい生活への祝福を、在校生には新学年での生活の激励をしているかのようだ。

 そんな中、早めに登校していた兼は学校の敷地内を散策していた。

 

 

 散策と言っても、これと言って深い意味はない。記憶上二度目の高校生活な上に一度目とは全く異なる状況なため何もかもが新鮮でわくわくが止まらなかったのだ。

 しかし、兼は二科生として入学したのだ。周りからの視線はあまり好意的ではない。

 途中で一科生の上級生と鉢合わせするも、通り過ぎた後に小さな声でこそこそと何かを言われる始末。

 

 

無理もない。自分は二科生な上にこんなに早く学校へ来ているのだ。

 『二科生なのに張り切っちゃって。』とか『分をわきまえろよ。』等々、差別的発言が聞こえたが気にしない。

 入学前にそう決めたからね。そういう小言はこれから腐るほど聞くだろうから今から気にしてたらきりがない。

 

 

 そもそもなぜ学校に早くから来ていたかというと、司波兄妹のあのシーンを見てみたいからという邪な気持ちがあったりなかったり。

 

 

もちろん任務のことも忘れていない。司波兄妹の友人として取り巻きになり護衛することだ。

 前世の記憶を探るに彼らに護衛をつける必要はないと思われるがそれを口にしたところで意味のないこと。四葉の分家として当主様から直々の指令を拒否することはできない。

 

 

今の生活に不満はない。むしろ感謝すらしている。これと言って特技もなければ見た目も普通、性格は消極的を通り越して拒否的。一人でいることが好きだった前世の自分には勿体ないくらいの贅沢だ。

 

 

この世界での実戦経験はまだないが、人を殺めることを躊躇わない様に気を持ち続けてきた。というかそういう気持ちを持つ暇すら与えられないくらい父親に扱かれたわけだが……。

 地獄の扱きを思い出しそうになり思考を巡らせるのを一旦止め、入学式の会場となる講堂の前に向かう。

 

 

そう、あのシーンを見たいが為に。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 講堂前に到着。開会までまだ二時間ある為、新入生やその保護者の数はまだ少ない。それにあの兄妹は目立つからすぐに見つかるだろうと周囲を見回す。

 目的の人物達はすぐに見つかった。

それもそのはず彼らの周囲にだけ人がいないのだ。まるで人払いの魔法でも使っているかのように。

 実際は現段階で講堂に入る必要のある人間は既に入り終えていて、そうでない人間は校舎を見回っているだけなのだが……。

 

 

 気配を()()し、その上で物陰から二人(司波兄妹)を観察する。

 深雪さんが頬を赤く染めている様子からして、ちょうど会話の中頃だった模様。

 

 

 (ヤバイ……あのシーンを間近で見れるだけで感動モノなんだけど!)

 気配を悟られないように気を配っている為、外面上は平静を装っているが心の内はお祭り騒ぎ。

 しかしこれ以上心を乱すのはまずいと判断し、心の騒めきを落ち着けるために二つ深呼吸する。

 

 

心を落ち着けたのはいいが、今やっている行動が完全にストーカーと同じことに至る……が気にしない。

 改めて二人の観察を再開するも既に会話は終わり、深雪さんは講堂の中へと消えていく途中だった。

 達也のほうもその場から移動して講堂前には誰もいなくなる。

 

 

 勿体ないと思わなくもないが、そもそもこの行動自体完全に任務外の行動なわけであって。

 ある程度行動の自由は保障されているとはいえ、下手にでしゃばると(主に父親から)制裁を下されないわけでして。

 「……またぶらつくか。」

 やりたいことはやったので開会までの時間まで改めて見て回ることにした。

 

 

 

 

 

 入学式が始まるまで後20分となったところで兼は講堂に向かった。

 誰かさん(たつや)と違って生徒会役員に声をかけられることもなく講堂に到着。中に入り空いている座席を探す。

 

 

 (やっぱり前半分が一科生で後ろ半分が二科生なのかぁ……)

 座席は自由のはずなのに見事なまでに分かれるものなのかと、一周回って感心してしまう。

 だからと言ってこの暗黙の了解を破る必要はない上に、仮に破って悪目立ちするような行動をしようとも思わない。

 そした、自分の任務のことを考えるのならこの段階で達也とコンタクトを取っていた方がいいのかもしれないが、既に達也の周りの席は埋まっている。

 (達也と同じE組になることを願うばかりだよ……)

 とりあえず空いている後ろの座席に座り始まるのを待つ。

 入学式が始まるまで誰かに話しかけられるということもなかった。

 おかしいな……隠形を使っているわけではないはずなんだけど……。

 

 こうして人生二度目の高校の入学式は静かに始まり、静かに終わった。

 補足するが、入学式自体は新入生総代の答辞を誰もが認める美少女である深雪さんが務めたので、静かなのは静かだが静寂とはまた違う静かさだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 入学式が終わり、今はIDカードの交付のために列に並んでいる最中だ。ここで兼の任務の何度が決まる瞬間でもある。

 (頼む……E組であってくれ……!)

 その願いが届いたのか、兼が振り分けられたのはE組だった。

 軽いガッツポーズを取り、早速E組の教室に向かう。

 教室にいる人の数は十人ちょっとだった。その中に達也はいない。

 そう、達也たちはホームルームに参加せずにすぐ下校してしまうからだ。

 

 

 同じクラスになったのだから焦る必要もないと思い、兼は自分の席に座る。

 座席の順番的に兼の後ろが達也になる。明日の受講登録の時に話しかければいいだろう。

 そして、そのコミュニケーションを円滑に進めるために布石を少し打っておこう。

 兼は前の座席の人物に話しかけることを決行する。

 

 

 トントンと前の席の人物の肩を叩く。

「ん、なんだ?」

 こちらに振り返り、用件を聞く青年。特徴として大柄で骨太な体格にゲルマン的な彫りの深い顔立ちをしている。

「俺、君の後ろの席なんだ。だから挨拶をしようと思ってね。」

「なるほどそりゃもっともだ。お前さん名前は?」

「おっと悪い悪い。俺の名前は四々舞兼(ししまいけん)って言うんだ。気軽に兼って呼んでくれ。」

「オーケー。じゃあ次は俺の番だな。俺は西城レオンハルトだ。俺のこともレオでいいぜ。」

 それっぽい理由でレオこと西城レオンハルトと接触することに成功。彼は主要人物な上に達也の高校生活初の男友達だ。仲良くなることに越したことはない。

 そのままレオと仲良くなった兼は、ホームルーム後もレオと一緒に行動し、学外の外食店で飯を食べそのまま解散となる運びとなった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「疲れた……」

 帰宅し、自室のベッドに倒れ込む。制服のまま倒れ込んだが、しわになるといけないのですぐ起き上がり私服に着替える。

 服のセンスが絶望的な兼は、ファッションを気にする必要のない武雄のお下がりの作務衣を好んで着ている。

 着替えも終わり、ベッドに座り今後の方針を再確認する。

 

 

 まず第一に司波兄妹にコンタクトを取る必要がある。これはレオと仲良くなったことできっかけを作ることができたと思う。

 次はどう仲良くなるかだが……よくよく考えればまだ入学して間もないのだ。深く考えずに気軽に話しかければ自然と仲良くなれるだろうと判断。

 最後に護衛することだが……。

 これはまぁ……個人的には護衛は必要ないと思うが、やらないわけにはいかないので護衛はする。必要か不要かは一先ず置いておき。

 

 

 前世の知識を頼りに行動するのはいいが、過剰に鑑賞した結果、取り返しのつかないことが起きてしまう可能性もあるから深くかかわりにくい。

 こういう時、自分はこの世界の人間でありこの世界の人間ではないことを思い知らされる。

 

 

 そもそも前世の記憶の中に『四々舞』という四葉の分家は存在しなかったのだ。

 その時点でこの世界が少し違うものだと言えるのは間違いない。

 

 

 考えても答えが出るわけがない。答えのない問題に答えを見出そうとしているようなものなのだから。

 難しいことを考えるのはやめよう。物語はまだ始まったばかりだ。

 

 

 考えることを切り上げ、明日の準備をする。と言っても、言うほど準備するものはないが。

 時刻は22時半を過ぎたところ。準備も終わり、後は寝るだけだ。

 自覚はなかったが普段以上の早起きや入学式等の普段とは違う出来事が多かった為に気が張っていたのだろう。

 (明日も学校楽しみだな……)

 ベッドに横になった途端に睡魔に襲われ、それに抗うことなく兼は眠りについた。

 

 

 

 

 

 

 

     ◇       ◇       ◇

 

 

 

 

 

 

 ―――同時刻。司波家にて。

 学生は寝る準備を始める時間帯だ。司波兄妹も例外じゃない。

 しかし、達也は自室にて考え事をしていた。

 

 

 達也は講堂前での出来事を見ている人間がいたのには気が付いていた。

 しかしどこから見ているのかを大雑把にしか把握できなかったのが不可解であった。

 (相手は俺の目(エレメンタルサイト)のことを知っている。)

 把握できなかったこと自体は問題ではない。問題なのはなぜ精霊の目(エレメンタルサイト)を俺が持っていることを知っていたかだ。

 (俺の目のことを知っているのは四葉の人間か、国防軍の一部の人間だけ……。)

 

 警戒する必要があると判断するも、このことを深雪に話すには情報が少なすぎる。

 当面は学校内でも気が休まらないことを考えると少し憂鬱な気分になるが仕方ない。

 

 (やれやれ……。入学初日から不安要素を抱えることになるとは。)

 

 可能であれば翌日に、忍術使いであり達也の体術の師匠でもある九重八雲に話を聞いてもらうかとも考えつつ、達也は眠ることにした。

 




この作品を読んでいただきありがとうございます。
オリジナルの要素を改めて追加するのって難しいですね。


ついでに今回かなりぐだってしまった理由はしっかり構想が練れていない+話の内容の黄金比をつかみきれてないことです。この後もつかみきれる自信はないのですが…。
あと地の文が多いのもよろしくないかもしれないです。


そして、お気に入りやしおりをしていただき大感謝です。


こういうのってすごい励みになるんですね。初めて知りました。


次回の投稿日時も未定ですができるだけ早く投稿できるよう頑張ります。
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