雄英高校の入試から数日、出久の元にも合否判定の通知が届いた。
『私が投影された!』
「「.....」」
三角形の機械から映された立体映像、それはスーツ姿のオールマイトだった。
受験生達にとって、この情報は想定外のサプライズ発表となっただろうに..
僕を除いて..
立体映像のオールマイトの説明によれば、僕らは筆記試験、問題なく突破。そして次に実技試験についての講評となった。
ロボを破壊して手に入れるポイント...そして守るべき一般市民...同じ仲間ヒーローを助けようとする行動..それは『救助活動レスキューポイント』とされていた。
『”人助け”を...そして”自分の考える正しい事”をする衛宮士郎君!君は試験中に色々な人を助けていたようだね、それにロボを壊してのポイントも入れれば実技試験1位だ!おめでとう!』
「おめでとう士郎」
「あぁ!次は兄さんの番だな!」
『次に衛宮切嗣君....』
『君はロボを壊してのポイントは1位...が、試験中に君は士郎君から武器を奪ったね?その点は減点する事になった..けれども君は人を助けていたために加点もされる...よって合格だ!おめでとう!衛宮切嗣君!』
「良かったな!兄さん!」
「あぁ..良かったよ」
(ここからが本番だ...雄英高校で両親の事を、コンビニのアイツの事を調べるんだ..!)
『後は...衛宮切嗣君に質問がある先生がいるらしいんだ、今からここのカフェに来てくれたまえ!』
そう言うとオールマイトが消え、地図がでてくる
(普通に近いな...断ったら入学後が面倒臭い)
「士郎も着いてきな、場所も近いし」
「う、うん。なら昼食はたまには外に行こう」
久しぶりの外食だ、士郎はあまり外食する事を許さないからたまには食べたい物をアピールしよう。
「ハンバーガー.....」
「さぁ行くよ、兄さん」
(無視は酷いなぁ....)
「ええっと...どこにいるのかなぁ」
士郎が周りを見渡して探してくれている。
「こっちだ....」
「!」
気づかなかった...しかもなんだこの人?体調悪そうな人だな...
「貴方が雄英高校の先生ですか?」
「あぁ、とりあえず席に移るぞ」
そう言われたので席に移ることになった。
「で?何の用ですか」
「お前の試験を見ていた...その時、お前は不自然な動きをしていた」
「着地の時ですよね?」
「そうだ、あれはお前の個性の応用か何かか?」
「いえ、僕も何があったか分かっていません」
「ここだけの話...最近似たような事件が多発していて死傷者も出ている」
「何か共通点でもあるんですか?」
「死傷者の中には5人のヒーローが同時にやられていたりする...が、その中には遺言を残した奴がいた..」
「内容は..?」
すると先生はボイスレコーダーを取り出し再生させる。
『奴は....奴は化け物だ....最初は一般人にしか見えなかった..んだ、我々は油断した...ソレに奴は我々の攻撃を躱して全員を一撃で葬りさった..そのときのそのときの感覚はまるで....!』
僕はそこでレコーダーを停止させて...
「時間が飛ばされたようだった....ですね?」
「あぁ...そうだ、と言うことはだ、奴は雄英高校に潜入している確率が高い」
「ちなみに5人の死因は一緒ですか?」
「全員殴られた跡があったから物凄い力で殴られたんだろう....すまんな、時間が来てしまった、俺の名前は相澤だ、最後になったが入学おめでとう」
そう言うと相澤と名乗る先生は会計をすまし出て行ってしまった。
「士郎...僕らもそろそろ行こうか」
「あっ、そうだなよしっ、これからハンバーガー屋にでも行くか!」
「!そうだね、早く行こう」
(久しぶりのハンバーガー....楽しみだ....)
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「あらら、君の正体ももう少しでバレてしまうかもしれませんね?」
「貴様のせいだぞ、どうしてくれるんだ!」
「そんなに大声出さないでくださいよ...ここはカフェですよ?心を落ち着かせましょう」
「それに...あの相澤とか言う奴の個性は面倒臭いぞ、とても相性が悪い」
「私も下手にオールマイトと戦うよりキツイです....が、そろそろもう1人こちらの世界にやってきます、その方に賭けるしかないでしょう」
「そんな事より今日もお仕事に行きましょう」
「あぁ...分かっている、今日は何人だ?」
「今日は...6人ほどでしょか」
「分かった、行くぞ」
「おい、これはどういう状態なんだ?」
「ギャングとヒーローの戦いですよ、それにしても人数が多いですね〜20はいますね」
「ギャングの始末か....人目がつかない倉庫で取引をしてるとこを見つかり戦闘と考えた方がいいようだな」
「中に私が入りますので、逃げた奴らをお願いします」
「おいおい、間違えても負けるじゃぁないぞ?」
「分かってます、では」
走って扉に近づく、中では個性同士で派手に戦っているようだ
まぁ私の個性になんの影響もないので中に入る
「失礼します....って誰も聞いてないですよねぇ」
とりあえず近くにいたギャング3人に個性を発動させる
「がぁ...ぐっ....」
「おい!お前ら大丈夫か?!」
「いやいや、大丈夫な訳ないでしょう?」
さらにもう1人に発動させる
「お前!イレイザーが言ってた2人組の内の片方だな!」
「多分そうですね...私を見られたからには生きて帰れませんよ?」
すると目の前のヒーローは液体となって襲ってくる。
「!どうしましょうかね...私の個性が効かなくなってしまった...ここは出来ることだけやって逃げるのが吉ですね」
逃げ回りながら個性で数人倒し、外へと逃げ出す
「すいませ〜ん、後はお願いします!」
「貴様...かなり連れてきたな...」
「待て....っ!貴様が我々の仲間を殺した奴だな..仇討ちだ!」
液体を尖らせこちらに放ってくる。
「このディアボロに....勝てると思っているのかぁ!」
「あっ、個性使うの少し待.....」
そんな言葉ももう遅い、彼の圧倒的な個性は既に発動している。
「ふん、前回のヒーロー同様殺してくれよう」
このディアボロが手を下すのだ...有難く思え!
一方的に殴る、殴る、殴る。これでヒーローは終わり、後は残ったやつもそのまま殴り、個性を解除する。
「って....あっ、もう遅かったですか...」
「何か問題でもあったか?」
「いえいえ、なんでもないですよ...帰りましょ?」
「あぁ、そうするとしよう」
(私もディアボロさんと戦ったら負けそうですねぇ...そして、あちら側には士郎君?とか言う少年が2人目ですかねぇ...記憶は無しと見ていますがいつ戻るか分かりません....早くこちらにも2人目が来て欲しいものです。)
次は...もっと速くあげれたらいいなぁ