出てきて!闇子さん!   作:御堂椛

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どうも御堂です!今回初のオリジナル挑戦でございます!見苦しい所が多々あるでしょうがどうか見てやってください!




それでは、どうぞ!


都市伝説?怪異?我が家に1人いるんだが?

「おい、知ってるか?闇子さんの話!」

 

「なんだよそれ!教えてくれよ!」

 

最近、俺の学校では都市伝説が流行っているらしい。男子生徒は口を開けば都市伝説の話しかしない。俺は元来都市伝説なんざ信じないタチでその手の話になると「また、ありもしない幻想を……」と思いながらも聞き流すようにしていた。

 

おっと、自己紹介が遅れたな。俺の名前は神無月 幽。私立音無高校の3年だ。部活はバスケ部、夢は世界一のバスケ選手になる事。好きな物はラーメン、嫌いな物は無し!

 

 

この物語は、そんな都市伝説を信じない平凡な俺が都市伝説を信じなければならなくなる出来事に遭遇する話だ。

 

 

 

 

〜下校中〜

 

「くっそ……あのゴリラのせいで帰り遅くなったじゃねぇか……」

 

俺は、部活を終えて1人暗い夜道をひたすら走っていた。ちなみにゴリラってのは俺の部活の顧問である「太田貫 敦二郎」の事だ。デブのくせしていつも調子に乗ってるから「ゴリラ」ってあだ名が付いた(まぁ、そう呼んでるのは俺と同クラスの疾風くらいだけど笑)

 

「それにしてもなんでここら辺は街灯がねぇんだよ……いくらなんでも暗すぎんだろ……」

 

そう、俺が普段下校に使う道は全くと言っていいほど街灯が無いんだ……一時期それを悪用したイタズラが流行って、問題になったこともある。

 

「まさか、なんか出たりしねぇよ……な?」

 

その時、背後から強烈な視線を感じた。

 

「だ、誰だ!?」

 

驚いて振り返るも背後に人影は無い。

 

「気の所為か……」

 

しかし、背後からの突き刺さるような視線は一向に消える気配がない。

 

「ま、まさか……闇子さん?」

 

俺は昼休みん時にクラスメイトが話してた都市伝説を思い出す。

 

 

『“闇子さん”はいつも暗闇に隠れ貴方を覗いてる。

 

しかし、普段“闇子さん”に出逢う機会はない。

彼女は明かりの無い場所を好むからだ。

 

真っ暗闇の中になった瞬間、“闇子さん”に出逢えるだろう。

しかし“闇子さん”は真っ黒なシルエットに覆われ何者かはっきりしない。

 

その時、夜目の状態で顔にティッシュを押し当ててみて欲しい。

 

“闇子さん”の真の姿を拝む事が出来る。

 

しかし、“闇子さん”は顔を見られることを嫌う。

 

もし“闇子さん”の顔を見たのならば、貴方は暗闇の中に引きずり込まれ、永遠にこの世に戻っては来れなくなるか、身体の一部を持って行かれるかの、いずれかの運命を受け入れなければならない……』

 

「ま、まさかな……」

 

そう言いつつも俺はティッシュを顔に押し当てて見てみる……そしてそこには黒いロングヘアーの女性が立っていた……

 

「ちょ!?待っ!?」

 

嘘だろ……そんな訳ねぇ……都市伝説なんざ瞞しだ……俺はそう自分に言い聞かせる。都市伝説なんて所詮人が作り上げた話なんだ……

 

「ねえ……あなた……私が視えるの……?」

 

すると、闇子さん?が俺に話しかけて来た……俺は逃げ出すこともできないまま答える

 

「あ、あぁ……視えるけど……」

 

「そう……ねぇ……ちょっと……お話ししない……?」

 

闇子さん?は俺にそう問いかけるとすぐそこの公園を指差す

 

「あぁ……別にいいけど……」

 

「よかった……!」

 

その時、一瞬だけど闇子さんの顔が見えた気がした。その顔は笑っているようだった。

 

 

 

 

〜公園のベンチ〜

 

「それで、あんたは闇子さん……で間違いねぇのか?」

 

俺は、そう問いかける。

 

「えぇ……間違いないわ……」

 

「なぁ、その髪、除けてくれねぇかな?俺は人と話をする時は相手の目を見て話したいんだよ」

 

「……えぇ、分かったわ……」

 

そして闇子さんは前髪を掻き上げる……その顔はとてもこの世の人とは思えないほどの美人だった……(まぁ、この世の人じゃねぇから当たり前か笑)

 

「どう……したの……?」

 

そう言って闇子さんは俺の顔を覗いてくる。

 

「いや、なんでもねぇ。それにしてもなんで他の奴らを脅かすようなことしてるんだ?」

 

「別に……脅かそうとしてる訳では無いわ……ただ……私がその子が事故に遭わないように見てたら何故か逃げていくだけよ……」

 

そう言って闇子さんは少し落ち込む。その姿も凄く可愛かった……

 

「ふーん……そういや、ここって光ガンガンに当たるけど大丈夫なのか?」

 

確か伝説によると『光が苦手』だった筈。しかし、俺の心配はなんの問題もなく消えていった。

 

「大丈夫よ……問題ないわ……それに……貴方が初めて私と話してくれたんだもの……」

 

「そっか……そういやあんたって家あんの?」

 

「あるわけないじゃない……私は怪異なのよ……?いつも暗闇の中で一人ぼっちよ……」

 

「ならさ?俺ん家来ねぇ?俺は一人暮らしだし、なんら問題ねぇだろ?」

 

俺は彼女にそう提案する。我ながら怪異を自宅に招待するなんてそうとう相当馬鹿やってると思うけどな。

 

「いいの……?私は怪異なのよ……?」

 

「いや、怪異とか関係ねぇだろ。こんな美人外にほかっておけるか。」

 

「そう……ありがとう……」

 

「おう、気にすんなよ」

 

 

 

こうして、何故か怪異と同居することになった俺は(原因は俺なんだが笑)二人揃って自宅へと歩を進めた……

 

 

 

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