女性恐怖症の一夏君 IFルート   作:のんびり日和

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この度名前を変更して、「のんのんびより」から「のんびり日和」に変更いたしました。
理由は、運営さんから作者の名前が原作検索で引っ掛かり検索妨害になっているので変更するように。とメッセージが届いた為、変更いたしました。

以上私事終了


22話

買い物に出掛けてはや数日が経ち、一夏達は臨海学校が行われる旅館へと向かおうとバスが待っている正門前にて集合していた。

皆それぞれ大きめのバッグをもって集合しており、皆楽しみにしていた。

一夏も皆と同じ様に少しばかり楽しみであったのか、少し笑みを浮かべていた。

 

「イッチー、楽しみだねぇ」

 

「は、はい。臨海学校とはいえ遠くに行けるのは、楽しみです」

 

隣にいた本音と楽しそうに談笑をする一夏。すると千冬や他の教師達も集合し生徒達を整列させた。

 

「よしこれより臨海学校を行う旅館へと向け出発する。それぞれ荷物を載せ次第、バスへと乗る様に」

 

そう千冬が指示を出すと、生徒達は事前に知らされていたバスへと荷物を載せ順次乗り込んでいく。

一夏は人が減った後に荷物を載せてバスに乗ろうと思い待機し、本音も一夏と一緒に行動しようと思い傍で待機していた。

するとその傍に千冬がやって来た。

 

「何をしているんだ、2人とも?」

 

「あ、えっと、荷物を載せる所にまだ人が沢山いるので、此処で待っているです」

 

「そうだったか。なら私も此処で待とう」

 

そう言い千冬は一夏達と共にバスのトランクルーム付近が疎らになるのを待つことに。

暫くしてほとんどの生徒が荷物を置いてバスへと乗り込んでいき、トランクルーム前が空いた為一夏達も荷物を置いて行く。

すると一夏はある事を思い出し口を開く。

 

「あの、織斑先生。メサさんは?」

 

そう聞く織斑。そう、一夏の傍には何時もいるはずのメサが居ないのだ。

今朝方までは一夏と一緒にいたメサ。だが

 

【申し訳ございません、坊ちゃま。私は別の手段で向かいます…。;つД`)】

 

とプラカードを見せて、一夏とは別れたのだ。

 

「あぁ、メサか。当初はバスに一緒に乗せて移動する予定だったんだが、思った以上にアイツの重量が重くてな。で、束に頼んでロケットで運んでもらう事にしたんだ」

 

「そ、そうだったんですか」

 

千冬の説明に一夏は納得した表情を浮かべ、本音と共にバスへと乗り込む。

一夏と本音はバスの一番前の席で、廊下を挟んだ隣には真耶が座り、一夏達の後ろには千冬が座る形となった。

 

そしてバスは走り出し目的地へと向かい始めた。

車内では和気藹々と談笑をする生徒達で溢れており、一夏も本音と一緒にお菓子を食べながら談笑していた。

一方で専用機持ち達はと言うと、バスの一番奥の座席に座ってただ黙ってジッと座っていた。

というのも4人が固められて座っているのは千冬がそうなるよう座席表をいじったからである。

奥の座席にしたのは一夏が座っている座席から一番遠く、更にバスを降りる際は手前から、乗る際は一番奥から座る様に指示している為、一夏が絡まれる確率を下げたのだ。

 

そのおかげか、一夏は途中の休憩所などで専用機持ち達に絡まれる事なく旅館へと着く事が出来た。

旅館に着き一夏達前方の人達が降りて行きそれぞれ旅館前にて整列していく。全員が整列を終えると千冬が前に出ると、その隣に着物を来た女性がそっと立つ。

 

「それでは此処が今日からお世話になる花月莊だ。そしてこちらの方がこの花月莊の女将をされている清州景子さんだ」

 

「女将の清州景子です。皆さん宜しくお願いします」

 

『お世話になります!』

 

「フフフ、元気がよろしいですね」

 

そう微笑みを浮かべる清州。

 

「では皆、しおりに書かれた部屋に行くように」

 

そう千冬が合図をすると、皆ぞろぞろと旅館の中へと入って行く。一夏は学園でバスに乗るとき同様に入口が空くまで暫し外で待っていると千冬がその傍へとやって来た。

 

「織斑、部屋の場所は分かるか?」

 

「えっと、はい。此処、ですよね?」

 

そう言いながら、しおりに書かれたとある箇所を指す。其処は教員部屋と書かれていた。何故一夏が教員部屋と書かれた部屋を指したのかと言うと、一夏は男性で他の生徒達とは一緒の部屋には出来ない。かといって一夏一人の部屋を用意したとしても他の生徒達が一夏の部屋に雪崩れ込んでくる恐れがあり、一夏の症状が悪化する恐れがあった。

そこで、教師達が泊まる部屋の区画に一夏用の部屋を一つ用意したのだ。こうすることで生徒達は一夏がいる部屋に容易に近付く事が出来ない上に、どの部屋に一夏が居るのか分からなくなるのだ。

 

「あぁ、其処だ」

 

そう言い部屋の確認を終えると、遠くからガシャンガシャンと音が鳴り響く。一夏と千冬は音がした方に顔を向けると、其処には

 

【坊ちゃまぁぁぁぁぁぁ!!!!ホップ!ステップ!ジャンプ!⌒v⌒v⌒v⌒ミ(ノ´∀`)ノ♪】

 

とプラカードをブンブン振り回しながら喜ぶメサが走ってやって来た。

 

「メサさん、無事に来れたんですね」

 

【はい、博士のロケットに此処まで運ばれてきました。(゚∀゚)】

 

「そうだったんですか」

 

「メサも無事に来れた様だな。それじゃあメサ、済まんが織斑と一緒に部屋に行ってくれ」

 

【畏まりました! (`・ω・´)ゞ】

 

プラカードを見せ、メサは一夏と共に部屋へと向かって行った。

 

部屋で釣り用の服装に着替えると、一夏は釣り道具の入った袋をもってメサと共に廊下へと出て釣り場へと向かった。

釣り場に到着すると、その場には一組の生徒達に他のクラスの生徒達、そして引率の教師2人と千冬が居た。

 

「あ、イッチー。こっちこっちぃ」

 

そう言いながら同じく釣り用の服装を着た本音が近づく。

 

「は、はい」

 

そう言い本音の横に並ぶ一夏。そして千冬が前に出て口を開く。

 

「ではこれより釣りを始めてもらう。釣った魚は後程旅館で夕餉に出されるから、沢山釣ればそれだけ夕餉が更に豪華になるからな。頑張れよ」

 

そう言われ生徒達はよっしゃー!とやる気を見せる。

そして千冬の号令と共に生徒達はレンタルした竿をもって釣りを始めた。

暫くして生徒達の竿には多種多様な魚がかかり、監視役の教師達がそれぞれ釣れた魚が食べられるものかどうか判断していく。

一夏と本音が釣った物はメサが鑑定していた。

暫くして持ってきたクーラーボックスの中にはアジやカサゴと言った多種多様な魚で一杯となり、生徒達は皆ニコニコと笑顔で一杯だった。

 

「ふむ、一杯釣れたな」

 

「そうですね。これだけあると、豪勢になりますね」

 

教師達の言葉に生徒達はうんうんと頷く。

そして釣り道具などを片付け、生徒達は教師達の引率の元旅館へと帰る。

そして夕餉には、釣った魚で作られたつみれ汁から刺身の盛り合わせ、そしてしゃぶしゃぶと言った予定されていた物以上の豪勢な夕餉となった。

 

 

夕餉が終わり、生徒達はぞろぞろと温泉へと入っていく中、一夏は部屋にてメサと共にテレビを見ていた。

 

『吉田、タイキック』

 

『えぇ~~!? 何で、また僕なんですか!?』

 

『ほら、動いたら危ないて』

 

ゲシッ

 

『あいったぁあぁぁぁぁ!!???!!』

 

「ふっふうふふふ」

 

【毎年この方タイキック受けてますよね? ケツがその内4つに割れるんじゃないんですか?(;^ω^)】

 

テレビで放送されていたバラエティー番組を見て笑みを浮かべる一夏。すると襖をノックする音が鳴り響く。

その音にメサが立ち上がり襖を開けると、其処には浴衣姿の千冬が立っていた。

 

「他の生徒達や教師達が全員入り終わったから呼びに来た」

 

【そうでしたか。では坊ちゃまと向かいます】

 

他の人が入り終えた事を伝えに来た千冬にメサはプラカードでそう伝えた後、一夏の元に向かいプラカードで説明すると一夏はカバンからタオル等を取り出し、浴衣をもってくる。

 

「お風呂場は大きいからゆっくり浸かって来い」

 

「はい、行ってきます」

 

そう言い一夏はメサと共にお風呂場へと向かって行った。

一夏とメサが風呂場に向かって行くのを見送った千冬はふぅ。と息を吐く。そして自身の部屋の中へと入る。すると部屋にはロープで簀巻きにされた問題児5人が転がっていた。

 

5人が何故簀巻きにされているのかと言うと、毎度の如く一夏に絡もうと考えていた5人。だが常にメサが隣にいる為それが出来なかった。其処で5人は風呂なら出来るのではと考え実行に移そうとしたが、気配を消して5人を監視していた千冬に見つかりそのまま御用となり、簀巻きの状態にされたのだった。

 

 

 

 

 

ところ変わって、PEC社ではMr.Kこと陽太郎と一輝、そしてシャルが社長室で話し合っていた。

 

「それじゃあ社長、明日お持ちになられる武装は手筈通りトラックに積んでおきます」

 

「頼みました。一輝、明日は何時も通り」

 

「了解。護衛官として付いて行くよ」

 

「頼みます。シャルは――」

 

「心得ています。会社で例のISに関する情報収集等行います」

 

「お願いします。2人とも、明日は気を引き締めて行きますよ」

 

「「はい」」

 

2人の返答に陽太郎は手を握りしめながら明日の事を考える。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「明日遂に、終わる! ISは女性だけの神聖な物! それを穢す男など排除するだけ!」

 

そう高々に叫ぶ女性の手にはUSBが握られていた。其処には『T-REX』と書かれていた。




次回予告
2日目の臨海学校。
岩場にて訓練が行われようとしたところでMr.k達がやって来た。
トラブルがありながらも、Mr.Kは一夏と本音に持ってきたコンテナを開けようとした瞬間事件が起きた。

それが悪夢の始まりだと気付かずに。

次回
訓練、そして事件
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