女性恐怖症の一夏君 IFルート   作:のんびり日和

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6話

クラス代表戦襲撃から数日が経った日。世間はGWへと突入し、IS学園の多くの生徒達も学園からでて小旅行へと出掛けた。その理由の多くが、クラス代表戦で起きた惨劇を早く忘れたい為だ。

 

生徒達の多くが出掛け静かな学園。そんな中、アリーナに備えられている整備室前の廊下を一夏と千冬は歩いていた。

 

「全く一夏。今回は見逃すが、次からは私に相談するようにな」

 

「う、うん。ごめんなさい」

 

千冬はそう言いため息を吐きながら軽く怒る。

千冬が怒っていた理由、それは一夏とPEC社のMr.K事陽太郎と千冬に何の相談もなくテスターを引き受けた事であった。

 

「PEC社が作っている物はどれもがISと同等、もしくはそれ以上の性能を有している。そんな所が作っている物をお前が持つ必要が「そ、それでも僕、必要なんだ。大切な人を守れる力が」……一夏」

 

強い意志で返す一夏。気弱であるが、ここぞという時は意志が強いことを知っている千冬は、溜息を吐き頷く。

 

「・・・わかった。だが一夏、力は所詮力だ。大切な者を守る為に力を使ったとしても、それは正義ではない。それを忘れるな」

 

「うん」

 

一夏に念を押すように忠告する千冬。千冬自身、一夏が道を外すような事は決してないと信じているが、力に飲み込まれるようなことがあればと思うと、気が気ではなくなってしまうからだ。

 

そして2人は陽太郎に指定された第8整備室へと到着し扉脇に付けらているモニターのスイッチを押す。

 

「Mr.K、織斑千冬と織斑一夏です」

 

『どうぞ、お入りください』

 

中から入室許可が下りた為、一夏と千冬は中へと入る。中にはコンテナの前にMr.K事陽太郎と護衛の一輝、そして

 

「の、布仏? 何故此処に居る?」

 

「えっと、その「私がお呼びしたんですよ、Ms.織斑」…です」

 

本音が居る事に千冬と一夏は驚き、千冬に問われ布仏の代わりにMr.Kが答えた。

 

「何故布仏を?」

 

「それは後でご説明します。では先に一夏君にお渡しする武器を紹介させていただきます」

 

そう言いMr.Kは一輝にコンテナを開くよう指示する。

コンテナの扉が開き中には一振りの剣が収められていた。

 

「こちらは我が社が開発した兵器、【デンガッシャー】と言います。状況に応じて武装が変形させられる特殊機能を有しております」

 

「変形、ですか? 例えばどのような?」

 

「今現在はソードモードになっておりますが、他にも4つのモードが備えられております」

 

「4つもですか?」

 

千冬はデンガッシャーと呼ばれたソードをよく観察する。刀身が赤く染まっており、通常のソードとは思えない様な外観に少し怪訝そうな顔を浮かべる。

 

「疑問に思われるのも仕方がありません。兎に角一夏君、この装備を君のISにインストールしてみて下さい」

 

「は、はい」

 

Mr.Kに促され一夏はデンガッシャーに触れISにインストールする。

 

〈アイラ、大丈夫そう?〉

 

〈えぇ、問題無いわ。それにしてもかなり凄いわよ、この武器。その男が言ってた通り4つもモード変更が出来るみたいね〉

 

〈そ、そんなに凄いんだぁ〉

 

アイラが珍しく驚いている事に一夏は興味津々となる。

 

「さて、試しに動かす前に彼女が此処に居る理由をお話ししましょうか」

 

そう言い話を切り出すMr.K。

 

「布仏さんを此処にお呼びしたのは、彼の為でもありそして彼女の思いにこたえてあげたいと言う私の独断です」

 

「どう言う事ですか?」

 

「実はクラス代表戦の帰りに彼女とお会いしたんです。彼女は怪我をした彼を本当に心配して、寮に戻らなければならないにも関わらず残ろうとしていました。私は何故其処まで彼を心配するのか聞いたら、大切な親友だからと私の目を真っ直ぐ見つめながら答えたのです。その目を見て私が抱いていた不安を、彼女だったら払拭できるのでは思ったのです」

 

「不安、ですか?」

 

一夏や千冬はMr.Kが言った不安とは何だろうと思い首を傾げる。

 

「大切な人を守ろうと強くなっても、心までは強くはなりません。人は一人では生きてはいけません。だから支えとなるパートナーが居てくれたらな。と思っていたのです」

 

そう言われ千冬は納得のいった表情を浮かべる。

 

「そうだったんですか。しかし布仏にISを持たせると他の生徒達から反感を買う恐れが…」

 

「Ms.織斑、何かお忘れじゃありませんか? 我がPEC社はISとは異なるパワードスーツを製造しているのですよ?」

 

「ッ!? では布仏に渡すのはDNスーツですか?」

 

「いえ、我が社が最近開発した特殊なベルトです」

 

そう言いMr.Kは一輝に合図を送る。一輝は開かれたコンテナの奥に備えられている厳重そうな箱に付けられている暗証番号式の電気錠に番号を入れると、箱のロックが解除され封が開く。一輝は中からジュラルミンケースを取り出し3人の元に運ぶ。

 

「此方が布仏さんにお渡しするベルトです」

 

そう言いジュラルミンケースが開かれた。中には特殊な形をしたベルトとパスが入っていた。

 

「『イージスベルト』と言います。イージスは言葉の通り守護、擁護と言う意味です。今の布仏さんに必要なベルトだと考え、此方をお持ちしました」

 

そう言いベルトとパスが入ったジュラルミンケースを本音の前に差し出す一輝。

 

「布仏、本当に良いんだな?」

 

千冬は本音に確認するように問うと、本音は一瞬迷うような表情を浮かべるもすぐに力強く頷く。

 

「……分かった。ただし、無理だけはするな。お前一人で織斑を守るのは無理だ。時には教師や他の者達にも頼むんだぞ」

 

「はい!」

 

本音はジュラルミンケースからベルトとパスを取り出すと、一夏と共にアリーナへと出る。

 

『――では、まず一夏君。ISにインストールしたデンガッシャーを装備してください』

 

「分かりました」

 

管制室に居るMr.Kの指示に従い、一夏はバレットホークを身に纏い右手にデンガッシャーを装備する。

 

『現在はソードモードになっているので、そのまま行きます。目の前に置かれている仮想敵を倒していってください』

 

「はい」

 

一夏は装備したデンガッシャーを構え仮想敵の案山子を切って行く。

 

『結構です。扱いに何か心配などはありますか?』

 

「い、いえ。あの、このデンガッシャーはサブアームでも使えるのでしょうか?」

 

『サブアームにですか? 勿論問題は無いですよ』

 

そう言われ一夏は試しにと、ブースト移動しながら案山子へと向かっていく。

 

〈アイラ、出来る?〉

 

〈ふん、朝飯前よ〉

 

アイラに自分がやろうとしている事を確認しながら案山子へと近付いて行く。そして一夏は徐にデンガッシャーを放る。

管制室に居た3人は怪訝な顔を浮かべるが、次の瞬間サブアームがデンガッシャーを受け取り案山子を斬り伏せた。

 

『なかなかやりますね、一夏君。ではソードモードの方は問題は無い様なので、ガンモードへと変形させましょうか』

 

「えっと、どうやるんですか?」

 

『音声でモードを変更することが出来るので、デンガッシャーに向かって【モードチェンジ、ガンモード】と言ってみて下さい』

 

「は、はい。えっと、モードチェンジ、ガンモード」

 

そう言うとデンガッシャーが突如パーツごとに分解され拳銃のような形となり一夏の前に現れる。一夏はそれを受け取りまじまじと見つめる。

 

「ほへぇ~、凄い」

 

『ガンモードになったデンガッシャーは光線銃です。威力、射程は高いですが、エネルギー消費が激しいので乱用は禁止です。では早速的に向かって撃ってみて下さい』

 

「わ、分かりました」

 

Mr.Kに言われ一夏はガンモードのデンガッシャーを構え狙いをつける。

狙いをつけ一夏は引き金を引くと、小さなエネルギー弾が飛び出し的を射抜く。

 

〈初速、反動、威力等申し分ないわね。けど、やっぱりエネルギーの消費が大きいわね。試合で使ってもいい弾数は15発程度かしら?〉

 

〈う、うん。使い勝手がいいから何か乱用しそうだし、アイラ制限を掛けておいてくれない?〉

 

〈分かったわ〉

 

『大丈夫そうですね。他のモードもあるのですが、アリーナを借りていられる時間も無限ではありませんので、他のモードは申し訳ないのですが一夏君の空いている時間に確認しておいてもらっても構いませんか?』

 

「は、はい。問題無いです」

 

そう言い一夏はISを解除した。そして次に本音がイージスベルトを腰に装着してアリーナの中央に立つ。

 

『では本音さん。そちらのベルトは音声認識機能が備わっています。最初にベルトのバックルについている4つボタンがありますね? その一番上の青色を押して【変身】と言った後パスをバックルにかざしてください』

 

「分かりましたぁ」

 

本音はMr.Kに言われた通り、青色のボタンを押すと音が鳴る。

 

「変身!」

 

そう言いパスをかざすとベルトから

 

《変身》

 

と機械音声が流れ本音の体を包む様に青色の装甲が現れる。そして顔にも装甲が包まれた。

一夏や千冬はその姿に驚きの眼差しを向ける。

 

『布仏さん、何処か可笑しなところや、変な感じをしたりしますか?』

 

「いえ、無いです」

 

『分かりました。今貴女が装着しているのは【ガタック】というスーツです。武装は両肩に付いたバルカン砲のみですが、パンチ力やキック力はかなり強力です。では早速撃ってみて下さい』

 

「分かりましたぁ」

 

本音は的に照準を向け撃とうと思ったが、引き金が無い事に気付く。

 

「あの、どうやって撃つんですか?」

 

『あぁすいません、説明していませんでしたね。的に照準を向け、頭の中で撃つというイメージをしてみて下さい。そうすれば脳波を感じ取り引き金が自動で引かれます』

 

「念じる、ですね。分かりましたぁ」

 

Mr.Kの説明を受け、本音は照準を向け撃つと頭の中で念じると、両肩のバルカンから弾が勢いよく発射され的を射抜いて行く。

 

「おぉ~、出来ましたぁ」

 

『バルカンは問題無いですね。では布仏さん、ベルトのバックルを見てください』

 

そう言われベルトのバックルを見ると、最初に付けていたベルトとは違うクワガタムシの様な形に変わっていた。

 

「あれ? さっきとは違うのに変わってる」

 

『実はそれぞれのスーツごとにベルトのバックルも変わるんです。それはガタックゼクターと呼ばれるものです。では大顎部分を少し開いてみて下さい』

 

「はい」

 

指示通りに本音はガタックゼクターの大顎部分を少し開ける。すると体中に電気の様な物が走り装甲が若干動く。

 

『では次に【キャスト・オフ】と言い、大顎部分を完全に開いて下さい』

 

「えっと、キャスト・オフ!」

 

そう言い大顎部分を開く。

 

《キャスト・オフ!》

 

腰から機械音声が流れたと同時に装甲がはじけ飛び身軽な状態になり形態が変わった。

 

「おぉ~、か、かっこいい!」

 

一夏は目をキラキラさせながら先ほどの光景に感動しモニターに釘付けとなる。因みに千冬はそんな一夏の姿にキュンとなったとか。

一方本音は突然自身の姿が変わった事に驚き手や足、お腹を見たりする。

 

『驚かれましたか? それがガタックの特殊機能、フォームチェンジです。先ほどのはマスクドフォームと呼ばれる状態で、今はライダーフォームと呼ばれる状態です。ライダーフォームはマスクドフォームと違い防御面など若干怠りますが、その分機動性などに優れております。武装も先程とは違い両肩に付いたガタックダブルカリバーと呼ばれるカッターです。では本音さんそのライダーフォームのもう一つの特殊機能を使って今置かれている案山子全てを5秒以内に切り倒してしまいましょう』

 

そう言われ本音や千冬、一夏は驚きの表情を浮かべる。

 

『ま、待って下さい。5秒で全部の案山子なんて無茶ですよ。場所もバラバラに置かれているんですよ』

 

『問題ありません。布仏さん、【クロック・アップ】と言った後、右腰のベルト部分を叩いて下さい。その後、案山子を斬り捨てて行ってください』

 

「? 分かりましたぁ」

 

本音は出来るのかなぁ?と疑問を抱きつつ構える。

 

「えっとぉ、クロック・アップ」

 

そう叫び右腰のベルトに付いているパーツを叩く。するとガタックゼクターから

 

《クロック・アップ》

 

と機械音声が流れた。すると周りが可笑しな状況になる。

 

「あれ? あのぉ~、何か可笑しいんですけどぉ?」

 

そう言うが、管制室から応答はなく本音は首を傾げる。

 

「まぁ、最初に言われた通りにしよぉ」

 

そう零しダブルカリバーを両手に持ち、案山子を斬り捨てていく。そしてまたガタックゼクターから

 

《クロック・オーバー》

 

と流れると、違和感が無くなる。

 

「あのぉ、言われた通り斬りました」

 

『結構です。では、本音さん。先ほどの体感時間は如何程でしたか?』

 

「え? えっとぉ、4、5分くらいだったと思います」

 

『正解は此方です』

 

そう言われモニターが表示される。其処には

 

【2.5秒】と表示されていた。

 

「あれ? これ間違っているじゃないんですか?」

 

『いえ、間違っていませんよ。発動した際、違和感を感じましたよね? それがマスクドフォームの特殊機能、【クロック・アップ】です。発動すれば特殊な粒子に包まれ周囲の時が止まっている様な状態になります。無論体に負担がかかる恐れがある為、制限時間は設けられております。ではガタックの説明は以上になりますので、解除と頭の中で念じて下さい』

 

「はい」

 

頭の中で解除と念じると、本音の体から装甲などが解け何時もの制服姿になる。無論腰にはイージスベルトが付いている。

 

『体に異変とか、何か感じられますか?』

 

「特にありませぇん」

 

『結構。では次に黒色のボタンを押してみて下さい』

 

そう言われ本音はガタックに変身した時と同じように、黒色のボタンを押し機械音が鳴り響くと

 

「変身!」

 

そう言いパスをかざす。そしてまた本音の体が光に包まれ、暫くすると今度は銀色の装甲に、黒と金のライン、顔にはトンボの様な真っ赤なハート型の複眼が付いていた。

 

『今なっているのは【カリス】です。カリスの武器は醒弓カリスアローという弧の部分が刃になった武器です。無論そのカリスにも特殊機能が備わっています。ベルトのバックルに付いている物、『カリスラウザー』をカリスアローに付けてください』

 

本音はまた変わったベルトのバックル、カリスラウザーを外しカリスアローへと装着する。

 

『では次に右腰にカードホルダーがあります。その中からハートの6が描かれたカードを取り出してください』

 

「カード?」

 

本音は首を傾げながら右の腰部分に目をやると、カードホルダーの様な物を見つけ中を開く。すると何枚ものカードが入っており本音は言われたハートの6を見つける。

 

「見つけましたぁ」

 

『ではそのカードを先程カリスアローに取り付けたラウザーにスラッシュしてください』

 

そう言われ本音は取り出したカードをスラッシュする。すると

 

《トルネード》

 

と音声が流れ、自分の体の周りに風が巻き起こる。

 

『では矢を放つように動かしてください。そうすれば矢が放たれます』

 

そう言われ本音は矢を放つように動作する。すると光の矢がカリスアローから放たれ的を射抜く。

 

「おぉ~、飛んだぁ!」

 

『他にも入っているカードには色々な能力が備わっていますので、時間がある時に確認してみて下さい。ではまた変身を解いた後、3つ目の青と白のボタンを押してください』

 

Mr.Kの指示を聞き、本音は変身を解除し指示された青と白色のボタンを押し変身する。

今度は基本が銀色の装甲をしており、目の部分は青色の複眼であった。

 

『今なられたのは【サガ】と呼ばれるスーツです。そのスーツの武器はジャコーダーと言う物で、ロッド剣状のジャコーダーロッド、そして鞭状のジャコーダ―ビュートに変形させることが出来ます。では案山子に向かって攻撃をしてみて下さい』

 

「分かりましたぁ」

 

本音はジャコーダーを鞭状のジャコーダ―ビュートへと変え、勢いよく横撫でで攻撃する。攻撃を受けた案山子は横に真っ二つにされ上半身が落ちようとするが、本音は追撃とばかりに落ちようとする上半身を切り裂いた。

 

『お見事です。では最後のボタン、白と黒のボタンを押してください』

 

「はぁい」

 

変身を解き最後の一番下の白黒のボタンを押し変身する本音。その姿は基本が黒で銀色のラインのスーツであった。

 

『最後のスーツ、それが【デルタ】です。デルタは他のスーツとは違い純粋な格闘用スーツになります。一応銃器もありますが、期待はしないでください。以上でイージスベルトの説明は以上になりますが、何か質問はありますか?』

 

「えっと、このスーツって単一機能みたいな必殺技とか有ったり寸ですか?」

 

本音は何となくISとは違う物だが、あったりしてと思いMr.Kに聞く。

 

『いい所に気付かれましたね。無論そのベルトに登録されているスーツ全てに必殺技があります。ですが、どのスーツの必殺技も強力でISを簡単に倒してしまうほどの威力を有しています。そんな強力な技をホイホイとアリーナ内で使えば、施設内がボロボロになってしまうので今回の説明会の中に組み込んでいないのです。無論使い方の書いた説明書は後でお渡ししますので』

 

「分かりましたぁ」

 

本音は質問を終えると変身を解きテクテクとピットへと戻っていく。

ピットへと戻ると、目をキラキラした一夏とその一夏の姿に何やらほんわかしている千冬。そして苦笑いを浮かべるMr.Kと一輝。

 

「ほ、本音さんのイージスベルト、凄くカッコよかったよ!」

 

「そう? えへへへへ」

 

一夏が目をキラキラさせながら褒められ、本音は照れた表情で笑う。

 

「さて、お二人共。これがそれぞれの武装の説明書になります。よく熟読し、内容を理解してください。そして力を使う時に何のために使うのかも忘れない様に」

 

「わ、分かりました」

 

「分かりましたぁ」

 

2人の返事を聞いたMr.Kはコクリと頷きコンテナをトラックへと積み、一輝の運転する車で帰って行った。

3人はMr.K達を見送った後学生寮へと戻っていく。

 

「さて、布仏と織斑。今日PEC社から渡された兵装だが、ISの兵装とは違うという事を忘れるなよ? 学校行事や訓練で使う場合はちゃんと制限を掛けておくように。それと布仏の兵装だが、必殺技を使えるとMr.K氏が言っていたな?」

 

「はい。ISを簡単に倒してしまうほどの威力を有しているって言ってましたぁ」

 

「うむ。その件は学園長に報告するが、恐らく必殺技とガタックだったか? あれの特殊機能の一つのクロック・アップはISを使った学園行事では使えんだろうな」

 

「えぇ~、やっぱりですかぁ」

 

本音は残念そうに肩を落とすが、心の中ではある程度予想はしていた。PEC社の製造したDNスーツはISと同等、もしくはそれ以上の力を引き出せるというにも関わらず、複数のスーツが内蔵されたベルトを本音に渡されたのだ。

万が一の事を考えればそれが妥当であるし、他のクラスとのパワーバランスなどを考えれば必然的に制限は大きく設けられる。

 

「無論有事の際は制限を解除しても構わんが、必ず私に言うようにな?」

 

「「はい」」

 

「うむ、では今日は此処で解散とする。部屋に戻ったら今日渡された説明書を必ず読んでおくように。それと説明書の管理はしっかりしておくように。それだけでも機密の塊だからな」

 

「分かりましたぁ」

 

「は、はい」

 

そう言い2人は自分達の部屋へと帰っていき、千冬は本音のイージスベルト所持に関する書類作りの為職員室へと向かって行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

~設定~

一夏の新武装

【デンガッシャー】

登場作品『仮面ライダー電王』

PEC社が開発した新製品の一つ。原作同様ブレードやガンなどに変更することが出来る。本来はパーツごとに自分の手で組み立てなければならないが、一夏用に音声で自動で組替わる様に施されている。

本来であれば8つのモードを有しているが、今作では以下の4つに変更できる。

・ソードモード

・ガンモード

・アックスモード

・ナギナタモード

 

本音の武装

【イージスベルト】(オリジナルベルト 外観は電王ベルト)

PEC社が本音用にと開発したベルト。登録されているライダーは以下の通り

・仮面ライダーガタック(登場作品:仮面ライダーカブト)

・仮面ライダーカリス (登場作品:仮面ライダー剣)

・仮面ライダーサガ  (登場作品:仮面ライダーキバ)

・仮面ライダーデルタ (登場作品:仮面ライダー555)

武装等に変更はなし。

各ライダーの必殺技は使用する事は出来るが、IS相手にだとかなり強力なためISを使った学園行事などでは使用は禁止されている。

本音のみ使用できるよう保安システムを有しており、勝手に使おうとすると強力な電気が流れ使用者を失神させる。




普段以上の長文になってしまった‥‥。

次回予告
GWが終わり何時もと変わらない日常が始まる中、一夏と本音はPEC社から渡された装備の訓練を行っていた。
そんなある日、1組に2人の転校生がやってくることに。だがその2人の転校生の転入が新たな波乱の幕開けだとはまだ知る由もなかった。

次回
疑惑と嫉妬の転校生たち
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