女性恐怖症の一夏君 IFルート   作:のんびり日和

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9話

―――キーンコーンカーンコーン

 

「では以上で5限目の授業を終える。織斑、挨拶を」

 

「は、はい。起立、気を付け、礼」

 

『ありがとうございました!』

 

「ちゃ、着席」

 

生徒達が着席したと同時に千冬や真耶達は教材を持って教室から出て行き、生徒達もカバンに教材などを仕舞い部活に行く者や寮に帰っていく者達となった。

一夏も寮に帰ろうとカバンに教材を仕舞って行く。

 

「イッチー、今日も一緒に帰ろぉ」

 

「う、うん」

 

カバンを背負った本音と共に一夏は帰ろうとカバンを背負おうとした瞬間

 

「あ、2人ともちょっと待ってぇ」

 

と声が掛けられ、一夏と本音は声を掛けられた方に顔を向けると相川と鷹月が居た。

 

「どうしたの、2人共ぉ?」

 

「実は2人にお願いしたいことがあるんだけど、良い?」

 

「お願い、ですか?」

 

「うん。今日したIS訓練を復習したいから2人に手伝って欲しくて」

 

相川と鷹月はお願い!と手を合わせながら頼む。

 

「ぼ、僕は別に構いませんよ。ほ、本音さんは?」

 

「私? 私も別にいいよぉ」

 

と笑顔で了承する本音とオドオドしながら了承する一夏。

 

「ありがとう2人とも!」

 

「今日アリーナの予約が偶然取れたから断れたらどうしようかと思ってたよぉ」

 

そう言いながら4人と廊下に居たメサと共にアリーナへと向かった。

その頃デュノアは

 

「デュノア君、ぜひラクロス部に入ってくれない?」

 

「いやいや、私達歌劇部でしょ!」

 

「此処はダンス部でしょ!」

 

「ちょ、ちょっとみんな落ち着いてえぇ!」

 

色々な部の生徒達からの誘いに困惑し椅子から立ち上がれずのままであった。

 

 

そんな事を知らない4人と1体はアリーナに到着し、一夏はバレットホークを纏い本音はベルトを巻き青色のボタンを押してガタックに変身する。

先にアリーナで待っていた2人に遅れるように合流する相川達。

 

「お待たせぇって。あれ、本音は?」

 

「あと、そちらさんは?」

 

「えっと、本音さんですよ」

 

「うん、私だよぉ」

 

今朝とは違うスーツを着ている本音に2人は驚きを隠せず口をあんぐりと落とす。

 

「ウソ。だって、今朝とは違うスーツじゃん」

 

「うん。今朝のは白と黒の奴だったよ」

 

「ふふん。あれとはまた違うスーツなのだぁ。詳しい事は言えないけどねぇ」

 

ブイ!と見せる本音。二人はPEC社って凄いなぁ。と零すのであった。

そして訓練が始まり今朝の訓練同様に歩行練習から始める4人。メサは邪魔にならない様にと端の方で相川達の動きを観察していた。

そして手元では紙に高速で色々書き物をしていた。

 

そして訓練開始から1時間が経過したところで端に居たメサがプラカードを高々に掲げながら振る。

 

【坊ちゃまぁと皆様ぁ! そろそろ終了時刻でございますぅ。(ι´Д`)ノ】

 

「あ、もう終了時間か」

 

「ありゃ、もう時間? うぅ~ん、もう少し訓練したかったけど仕方ないか」

 

相川と鷹月は少し残念そうな表情を浮かべながらも後片付けをしようと始める。

一夏と本音は相川と鷹月が戻ってくるまでメサの所で待っていようと移動したところ

 

「おい」

 

と威圧ある声が遠くから掛けられた。一夏はその声にビクッと怯え、本音はムッと顔をしかめながらその方向に顔を向ける。

其処には黒いISを身に纏ったボーデヴィッヒが居た。

 

「私と戦え、織斑一夏!」

 

そう叫ぶボーデヴィッヒ。一夏は嫌そうなのかそろりそろりと後ろに下がる。本音はいざと言う時の為手にパスを持ちながら一夏の前に立つ。

そしてメサもその様子に気付いたのか何処からともなく大きなフライパンを肩に担ぎながら本音の横に立つ。

一触即発といった所で

 

『そこの生徒、何をしているの! 既に退館時刻よ!』

 

管制室に居た教師のアナウンスが鳴り響いた。ボーデヴィッヒはチッと舌打ちを鳴らしてからピットへと行った。

ボーデヴィッヒがピットに引っ込み、一夏と本音はホッと安心したように息を吐きメサはフライパンを片付けた。

 

「ど、どうかしたの?」

 

「織斑君は怯えてるし、本音とメサさん何か怒ってる?」

 

そこへISと道具を片付け終えた相川と鷹月が戻って来た。二人は一夏達の様子が可笑しい事が気になりその訳を聞く。

 

「なんかさっきラウラウが来てイッチーに戦えって言ってきてさぁ」

 

「え? なんでまた織斑君に?」

 

【あまり気にする事ではありませんよ。ただ気に喰わないと言うどうでもいい理由で坊ちゃまに食って掛っているだけですから。(#^∀^)】

 

「「は、はぁ」」

 

メサのプラカードでそう言う事で納得することにした相川と鷹月。

 

 

 

 

 

 

因みにボーデヴィッヒが一夏にケンカを吹っ掛けた事は直ぐに千冬の耳にも届き、千冬は

 

「次に問題事を起こしたら、歯の2,3本はへし折るか」

 

とヤル気満々でいるのか出席簿の素振りを何時もの倍、振る練習をしていた。




次回予告
二人が転入してきて数日が経ったある日。
いつも一夏と一緒に居る本音に気に喰わずにいたオルコットがついに本音に決闘を申し込んだ。

次回
青の滴VSイージスベルト~構わん、全力でやれ~
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