近年凶悪犯罪の件数が増え国の警察機関では犯罪の検挙が難しくなっていく。
その国の安全の為に登場したのが『武偵』と呼ばれる集団
武偵とは武装した探偵の事を総称してそう呼ぶ。
そしてそれを育成するのが武偵高と言う訳だ。
武偵高の生徒は銃器・刀剣を扱い、諜報・通信・探偵・兵站・衛生といった技術を持つ仲間と連携して捜査を行う。
そしてみんなに言えることは殺さず制すること…
殺さず制することがいかに困難で、いかに大変なことか戦闘を生業としているものならば簡単に
わかるだろう。
そんな武偵高には当然ランクが存在する。
ランクは民間からの有償の依頼解決の実績や学科の各種中間・期末試験の成績からランク付け
される。
ランクの準じて受けられる任務(クエスト)が変わるのだ。
「まぁ、そんなこと関係ないんだけどね…」
俺、井吹勇作は屋上でのほほんと昼寝を堪能していた。
彼の武装は腰に小太刀モドキ(何故モドキなのかと言うと刃がついていないため)
とFN ブローニング・ハイパワー【正式名称は「ピストル・オートマティック・ブローニング・
モデル・ア・グラン・ビザンス(ブローニング・オートマティック・ピストル・モデル・
ハイパワー)】
あの有名な映画「ダイ・ハード」の原作「Nothing lasts forever」では“プロの使う拳銃”と
書かれている。
それを俺用に改造しまくったので正式名称はFN ブローニング・ハイパワー井吹勇作カスタム
と言ったところだろうか?
それで家に眠っている日本刀「菊一文字」…沖田総司が使っているとされた刀で土方歳三が
家の祖先(婆さん)と会いに来るとき(爺さんの)刀が見当たらずそれなら沖田の魂を預けた
方が!みたいな感じで渡された刀らしい。
元々うちの家宝だったのだが家族が全員亡くなってしまったため俺が持つことになった。
この刀には少々特別な力が宿っているらしく俺はあまり抜いていない。
「そろそろ時間か…」
何の時間か?と問われれば授業の時間と答えよう。
そもそも俺は師匠「藤田五郎」によって基本的な問題から応用的な問題まで頭に叩き込まれて
いるので関係ないのだが…
俺は億劫そうに立ち上がって教室に向かおうとする。
ココの教師は怒らせると鬼より怖いのだ。
一回怒らせてしまった生徒の末路を見たことがあるのだがアレは正直言って人間業ではない。
その時から俺は怒らせない様に気を付けてる。
俺は寒気を覚えながら伸びをして眠気を追い出すと上から(と言うか頭から)見覚えのない
紙が降ってきた。
紙には「放課後、この屋上にて待つ」とそれだけしか書いていなかった。
多分果たし状ではないが決闘とかそういうものだろう。
俺ははやる気持ちを抑えながら教室へと向かい放課後を待った。
そして放課後俺の予想だにしない言葉がやってきた。
俺は決闘と思って身支度を整えていざ屋上へ!と意気込んできた。
そこには狙撃科(スナイプ)で有名なレキがいる。
無感情な様から『ロボットレキ』なんてあだ名をもらうこともある。
そんな彼女が俺に何の用だと言葉を待っていると
「私をあなたのパートナーにしてください」
こんな告白まがいなことを言われてしまった。
どうしよう…