姫に恋した一人の侍   作:賢者

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すいません、これしかタイトル思いつかんかった…


信用できないクラスメイト

南雲薫(なぐも かおる)来て数週間…この武偵校はすでに彼女になじみつつあった。

 

レキやキンジ、勇作などの少数の人間は彼女の態度に疑問を持っている。

 

生活態度は問題ないのだ…と言うより問題点が見当たらない。

 

何か雑用をしている生徒がいれば率先して手助けをし、何か悩み事を抱えている生徒がいれば

言ってそれを解決する手助けをする…

 

周りから見たらこれほど素晴らしい女性は他にいないだろう。

 

他にも彼女は勉学が達者で外国語は最大7言語話すことが可能だし、数学は最大10ケタなら

時間はかかるが暗算も可能だ。

 

武偵高の生徒はこれを『第二の星伽白雪』などとはやし立てている。

 

因みに星伽白雪とは2年B組に通うキンジの幼馴染で、スタイル良しの和風美少女。

専門科目は超能力捜査研究科、通称S研に所属しており

生徒会長で園芸部長、手芸部長でバレー部部長、偏差値75で性格もおしとやかな上に

料理も上手いという絵に書いたような完璧超人なのである。

 

少し話を戻そう‥‥彼らはそんな優秀な生徒である南雲薫を疑っているのか?

 

理由は『完璧すぎるから』この一点である。

 

完璧なのは白雪と言う人も同じじゃないか?と思うものもいるかもしれない。

 

たしかにその通りだ、だからこそ彼らはまだ『直感的に』疑う事しかできない。

 

彼らは彼女の事となると決まってこう言う。

 

「動きが全て胡散臭く見える」

 

その中でも一番の不信感を募らせている少女ーレキーは他の理由でも彼女の事をどうしても

好きになれなかった。

 

「南雲薫は…何故頻繁に井吹勇作にコンタクトを取ろうとするのでしょうか?」

 

実際他の者たちもそれを怪しんでいる。

 

だがそれ以上にレキは南雲薫が井吹勇作にコンタクトーつまりは腕組みや他愛もない会話の事ー

することに何故だか不快感を覚えていた。

 

「何故でしょうか…?先生に聞きに行った時も青春の一言で片づけられましたし…」

 

彼女は自分の気持ちが何なのかを知るべく一度教務科(マスターズ)へ相談に行っているのだ。

 

その時も先生に「青春ねぇ」の一言で片づけられた。

 

否片付けざるを負えなかったと言うのが正しい。

 

その先生は「青春ねぇ」とつぶやいた後ブツブツと独り言を始めてついには黒いオーラが

立ち上ってきたのだ。

 

レキはこれ以上ここにいては自分の身が危険だと判断し教務科(マスターズ)を後にした。

 

因みにこれも余談だがその翌日尋問科の綴はこう証言していたと言う。

 

「アレはすごかった…アレは優に私の限界を超えたアルコールの量だった」…と

 

彼女がこういう事の大変さを皆は良く知っているだろうから敢えて言うまい。

 

一つだけいう事があるとするなら二度と教務科の中でそう言う相談はするな…と言うところ

だろうか?

 

しかしレキはそんな獅子の巣穴に戻ってでもこの心の何とも言えないモヤモヤしたような塊を

取り除きまた前のような感情のない人形に戻らなければならないのだ。

 

この気持ちは彼とパートナーを組んだから起こったのだからそれを解散すればなくなるのでは?

とも思ったのだがそう考えると何故だか心が痛んでしまう。

 

それに風もまだ彼と一緒にいなさいと言っている。

 

彼女はその時ふともし風が『彼とはもうパートナーを解消し縁を切りなさい』と言ったら自分は

素直に従えるだろうか?

 

風はその日その日で適切な判断をしてくれる。

 

キンジ曰く「占いみたいなもの」らしい。

 

そんな風は彼女の生き方を指針してくれるいわば『光』なのだ。

 

その光が彼とは慣れろと言った場合彼女は多分離れるだろう。

 

それと引き換えに心に大きな傷を負って‥‥

 

何故?と自分でも思う。

 

しかしなぜか本能的に彼と離れることを拒絶するのだ。

 

彼女は『感情がこもっていない人形』から『人間』となれたことを自覚していない。

 

どんな彼女はいつものようにドラグノフを構えて引き金を引く。

 

打ち出した弾丸は何となくいつもよりも嬉しそうに螺旋を描きながら的へと当たった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とある廃工場の中…少年は口が裂けるような笑みを浮かべて思い出に浸っていた。

 

瞼の裏に思い出すのは憎くも愛おしい最愛の妹と自分を手に掛けようとした男…

 

そして何より自分から妹を奪ったあの男の顔

 

彼はある一点に視線を集める。

 

「井吹勇作」…写真にはそう書かれており下にはプロフィールの書かれた紙が、写真には無数の

傷があった。

 

彼は「もうそろそろ復讐のときだ」と言いながらボトルを傾ける。

 

余りに強いアルコールに少しむせた後、彼は自身の愛刀「大通連」を腰に付けて武偵校の制服を

身にまとう。

 

その容貌は一変して女へと変わり髪を纏めながら『彼』はカレンダーに×をつけた。

 

下には赤でこう記されてあった。

 

 

『復讐の日まであとわずか…狙いは井吹勇作ただ一人』

 

 

 




今回は話の内容があまり浮かばずこのような形となりました…
セリフ無くてスンマセン
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