生まれ変わる先は女尊男卑   作:灰TS

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FGOとか退職したりとか体力作りとかとにかく諸々の事情で永らく更新を停止していました。
この小説を見てくださった方もそうでない方にも誠に申し訳ありませんでした。幾らでも便りを送って怒ってくださって構いません。



第一話 新天地にて

ー21年後ー

 

 

エイジ『まさか傭兵と一緒に長期任務を遂行するなんてな。アンタらが居れば心強いぜ。叢雲劾《ムラクモ・ガイ》、カナード・パルス』

 

場所は日本、季節は若々しい春、時は雄大な雲と美麗な空が彩る朝、何処かに向かうであろう海近くの車道を走る四人乗りの乗用車の中で、青年は同乗者に話しかける。

 

ガイ『以前からお前とはペアで仕事をしていたが、どれも相棒(エイジ)が頑張り過ぎて一週間以内に終わっていたからな・・大学の軍事教練を1年で卒業して大隊入りしているのは、後にも先にもエイジだけだ。

幾ら大学きってのエリートで傭兵業を営んでる俺と息を合わせられる奴でもミスの一つや二つするかもしれないからその時はよろしく頼むというのがスサノオの言い分だ。』

 

この男、叢雲劾〈ムラクモ・ガイ〉はIS導入期以前から信頼性の高く米国に活動拠点を置いている民間軍事会社[サーペント・テール]直属の傭兵である。

彼の師匠『ダンテ・ゴルディジャーニ』から倣った洗練された戦闘術や機械工作技術、サバイバル能力は国内外から高く評価がされている。

IS導入からゼウスが本格的に活動を開始していた折、総帥スサノオから直々に合併の話をして現在は通常業務を行う傍ら、依頼された時はある程度優先的に此方の支援に急行して下さいとの事だ。

因みに彼のISは【ガンダムアストレイ:ブルーフレームセカンドリバイ】である。

 

カナード『フン・・態々エイジとガイが出張しなくても俺がシゴいてやれば、直ぐに力をつけるものを・・スサノオも間怠っこしい真似をしてくれる。』

 

ガイの隣で車窓越しに多数のビル群や人工林を見つめながら、別の同乗者は明らかに面倒事を押し付けられて眉間にしわが寄っている。

背丈は明らかにガイよりも小さく、体の肉付きもどちらかといえばマッシヴ寄りなガイとは違い完全に細身である。しかし過酷な訓練を重ねた結果身につけた強靭な肉体はガイに勝るとも劣らない事が車内中央のカーミラーからも伺えた。

 

 

この男、カナード・パルスはガイとは違いアジアに拠点を置き活動しているフリーランスの傭兵である。彼もガイと同じく両親はいない。

元は某国にて行われた超人開発計画で産まれた最高傑作のデザインベビーだが訓練プログラム履行中に自我が生まれ脱走。

 

研究施設周辺の街を徘徊していたところを総帥スサノオに拾われ、彼から一般教養と処世術を学んだ後何でも屋を起業したが元々研究施設にて高度な戦闘訓練を受けた為、何でも屋で貯蓄した資金を元手に傭兵業に転職した。

彼のISは【ハイペリオンガンダム】である。

 

 

『まぁまぁ、そう眉間にしわ寄せると老けるぜ?それにしても久しぶりに帰るとまぁ日本も様変わりしてさぁ。女尊男卑つったかな?父さんの友人が造った機械のせいで世の男性は大変お困りな様で・・・』

 

『俺達がつかっているものも、ほぼ同じもの何だがな・・』

 

『一緒にしてもらっちゃ困るぜ。こちとら男女問わず操縦出来るし、性能ダンチだし、何よりアラスカ条約で表向き軍事用と銘打てない国々とは違ってこっちは独立組織だから堂々と言えるからな。』

 

『エイジの言う通りだガイ。俺も傭兵業に転職する際に、「今までの修行のご褒美だ。よく苦しい訓練に耐えたな、さすが我の一番弟子だ。今のお前ならその力の使い時を見誤ることはないだろう。自分の信念を貫いて行けよ、カナード。」とか言ってさも誕生日プレゼントと同じ感覚で超兵器をを渡してきたんだぞ。あいつにとって信じられるものは自分が作ったものよりも、自分が作ったものをより大切に扱える人間なのだと思うと、人たらしと揶揄されるのも仕方ない。』

 

カナードの体験に運転手のエイジもカナードの隣に座るガイも

口元に笑みが零れる。

 

『そろそろだな・・お!あれか!』

 

『アレが俺達が暫く世話になるところか。』

 

 

 

----IS学園校門前----

 

 

???『ようこそ、IS学園へ……君達が此処で【警備員】として配備される事になった人員か。私は織斑千冬〈おりむら・ちふゆ〉。此処で教鞭をとって小娘共を鍛え、国が誇れる人材に育てている教師だ。この場にはいないが助手の役割を務めてくれている、別の教師がいるのだが…恐らく今は自分が担当するクラスを纏めるのに手一杯だろう』

 

校門で待っていた女性は口調こそ男顔負けの荒々しいでものであったが、それとは裏腹に容姿と格好は男性が見れば必ず見惚れるか魅了されるであろう程に、美しく又エロティックなものであった。

出る所は出て、締まる所は締まる。

IS開発時代から長い間鍛え上げてきた肉体美に女性美をを合わせる様に豊穣の大地が存在し、太陽に照らされる黒い長髪は簡素にポニーテールにまとめ上げられ宛ら日本人の中にあるであろう『大和撫子』のイメージにぴったりだった。

 

『へぇ…貴方があのブリュンヒルデですか……』

 

千冬『……』

 

『あのー……千冬さん?』

 

車を駐車場に停め、学園総合受付を通って千冬の弟である『織斑一夏〈おりむら・いちか〉』のいる教室に向かって案内されている途中、エイジは彼女からチラ見レベルではあるが向けられている視線が気になり聞いてみる事に決めた。

 

『私の顔に何か付いています?』

 

『息子がいると聞いたが…スサノオに似て勇ましく逞しい雰囲気を感じるな。』

 

『そうですか?たま〜に他の大隊から軟弱者とか草食動物って陰口叩かれてますけどね…』

 

『それはそいつの見識が無いだけだろう。私が保証する。それと、首にかけている装飾品は何だ?眼鏡に見えるが……』

 

『これは14歳の誕生日に父さんに買ってもらったものです。視力が良過ぎるからこれで調整しているのです。』

 

『そうか…スサノオの元で働いていると聞いているが、任務の時にも付けているのか?』

 

『えぇ、交渉任務の時にですね。最後の一押しって時にこうやって眼鏡をかけると……』

 

『ふむふむ。』

 

『相手を恫喝するのに最適なんですよ。』

 

千冬『⁈』

 

千冬は恐怖した。ドイツで一年間教導官として特殊部隊を鍛えていた時には鋭い目つきと寄せ付けない雰囲気を放つ軍人など幾らでも見てきた。そう自負する自身でさえ命の危険を感じるほどの気を放つ男はさっきまで社交的で礼儀正しい青年とは思えない程の変わり様だった。

 

『驚きました?私が持っているあるアニメのDVDに似た様な事を出来る人がいたので、試しに身につけてみたら結構効果あるんですよ、これ。』

 

『そうか……』

 

エイジ『やっぱり怖かったですよね?』

 

『そんな事は無い!』

 

『怒った顔も大変お美しゅうございます。ご馳走様です。』

 

『待て、何故手を合わせて礼を言う。私は今日会ったばかりの貴様に物をあげた憶えは無いぞ。人をからかってそんなに楽しいか!』

 

『いでででで!胸倉を掴まないで下さい!からかうなんてそんな……ただ俺は案内して貰っている時から眉間にシワが寄って美しい顔が台無しになっていると思ったから少しでも柔らかく出来たらって……』

 

『この顔は元々で、余計なお世話だ!大体……』

 

『口論は時と場所と都合を選んでしてくれないか。』

 

『そろそろ職員会議の時間だぞ。良いのか、織斑千冬?』

 

『ハ!……すまない。取り乱してしまった。謝罪する。』

 

『いえいえこちらこそ、大変がん……』

 

『(遊び過ぎだぞ、エイジ。)』

 

『(これ以上は辞めろ。)』

 

『ゲフンゲフン!えっと、教室はここで?』

 

『あぁ、この教室で合っている。私は……』

 

『ガイと呼んでくれ。』

『カナードで構わない。』

 

『解った。二人は職員会議に同行してもらう。(それにしても此処だけやけに静か過ぎるな……もうHR始まってもおかしくない時間なのに……)』

 

『んじゃ、失礼しま…』

 

エイジが教室の扉に手を掛けて中に入ろうとしたその時だった。

後部の扉が開き何やら慌てた様子でIS学園の制服を来た少年が血相を変えて出てきたのだ。

 

???『早く他の先生を呼んで止めないと……って千冬姉⁉︎』

『一夏!?HRを放っぽり出して何をしている!』

『へぇ〜君が千冬さんの弟か。』

一夏『千冬姉?この人達は……』

『馬鹿者。学園では〈織斑先生〉と呼べ。この三人は今日から此処で働く事になっている警備員だ。それより何があった?』

 

『そうだった!大変何だ織斑先生!山田先生が……』

 

『山田に何かあったのか?』

 

『山田先生がHRの点呼をとった瞬間外から何かが窓ガラスを割って教室に突っ込んできて、山田先生に襲いかかってきたんです!というか……束さんが帰って来たんです!』

 

『何!?』

 

エイジ『(父さんの友人が?!このタイミングで何故?)』

 

『(作戦通りだ。俺がオフェンスで……)』

『(解っている、ディフェンスには俺がつく。)』

 

千冬は世界中から指名手配を受けている親友の突然の来訪に驚き、エイジは自分が所属している組織が創られたきっかけになった人が突然来たとなれば話を聞くしかないと心に決める事にした。

傭兵コンビはスサノオから束捕縛の任務を預かっている為其々のISから対人用の麻酔弾が装填されたSMGや特殊警棒にアサルトシールドを展開し装備。

一夏はいきなり武装する二人を見て慌てて後ろに下がり四人の後方に退避。

 

反応は様々だが今満場一致で解ることはこの扉を開けて中に入ることのみであった。

 

『失礼します!大丈夫です!……か…』

『山田先生!……な!?』

『どういう……事だ…』

 

四人が見た光景とは……

 

山田『ひゃあ!これ以上胸を触るのはやめてくださあぃ!限界が……』

 

束(?)『何の限界かなぁ?おっぱい星人ちゃん。ドンドン身体中が熱くなっていくのが手に取るように分かるよぉ〜。このまま生徒の前で〇〇〇顔を晒して〇〇○〇〇なよぉ〜。そんでもって私の〇〇になればこの快楽を君だけが独占できるの。どう?悪い話じゃないでしょ?』

 

『いきなり教室に入ってきて胸を揉みしだく変質者の要求をどうして聞き入れる必要があるんですか!?それに未成年の生徒の皆の前でその様な卑猥極まりない発言は控えて下さい!それに私は〈おっぱい星人〉じゃなくて〈山田摩耶〉です!撤回して下さい!』

 

『い、意外にガード固いなぁ……もう少し外堀を埋めてから…』

 

千冬『束!此処で何をしている!』

 

『ちーちゃん!おひさ〜★』

 

青少年が神様から特典を貰い転生したIS世界。

21年の間に様々な人と絆を結び、世界を変える力と志を身につけ、

本筋の物語に介入したエイジ。

その先に待つのは希望か、絶望か、それとも……




反省してもっと更新速度について考え直します。
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