カラレス・ランズが憑依転生した世界は堕天使や悪魔、天使がいる世界に。 作:桐野 ユウ
一誠side
冥界でリアスの家へと案内された俺達はグレイフィアの後をついていくと彼女のお母さんと再会をした。やはり俺の魔力ですぐにわかってしまったか・・・・・・
「まさか一誠がお母様と知り合いだなんて・・・・・・」
「カラレス・ランズ時にな・・・・・・さて。」
俺は籠手を出して魔力を高めていた。全員が俺がどうして籠手を出しているのか不思議に思っていると勢いよく拳が飛んできた俺はファルコンパンチを使い相殺をする。
「・・・・・・やはりザーゼクスが言っていたことは事実みたいだな・・・・・・」
「お前も衰えていないみたいだな。ジオティクス・・・・・・いやグレモリー郷と呼んだ方がいいのかな?」
俺がそう言うと彼は笑いだして着地をした。
「よしてくれ、あなたがそれを言うと体がかゆくなるよ。それにしても久しぶりだな・・・・・・カラレス・ランズ。またこうして君と出会えるなんて思ってもなかったよ。」
「ジオティクス、話は後にしないか?全員が口を開けてみているけど?」
「ん?」
ジオティクスは俺の後ろの方を見ている、リアスを始め全員が("゚д゚)ポカーンと口を開けたまま固まっていた。
「はっはっはっは、忘れていたよ。」
「あなたったらリアスに話してなかったのですか?」
「あぁすっかり忘れていたよ。おかえりリアス。それに眷属の皆さまも。」
「えっとお父様。一誠・・・・・・いいえカラレス・ランズとは知り合いだったのですか?」
「あぁ知り合いどころか親友に近い感じだったね。」
「そうか?いきなり襲撃された俺には苦い思い出しかないのだが?」
「あれに関してはすまなかった・・・・・・なにせいきなり人間がグレモリー本家に現れたりしたら襲撃だと思うぐらいだよ・・・・・・まぁ話は夕食時にするとしよう。これ彼らを部屋に案内させてあげなさい。」
「はい旦那様。」
俺達はメイドさんの後をついていくとアリシアが俺の横にやってきた。
「やっぱりライってすごいね。前の時もそうだったけどこの世界でもすごいことをしたんだね?」
「何もしてないよ・・・・・・まぁ両親が冥界に行くって言ったら俺達も一緒に行きたかったな(´・ω・`)って顔になったのを思いだしたわ。」
俺は苦笑いをしていると部屋に到着をした、俺は一人部屋にしてもらいここで調整などを行うことにした。もちろんジオティクスにお願いをしてミッテルト達を出していた。
「こ、ここが冥界なのですか?」
「カラレスさまに感謝ですな。」
「そうっすね。イッセーすごいっす!!」
とりあえず三人はレイナーレと同じ部屋に行ってもらいヴォルケンリッターたちははやての部屋でいいか。あいつらも話をしたいと思っていたところだしな。
「アオナたちも出て来い。」
アオナやギガライノスたちも出てきた。ドライグだけは俺の中で待機だけどな。
『わかっているわい。』
そして俺達は夕食となり全員が集まっていたがでかすぎるだろ!!
「それにしても人間、堕天使、そして悪魔に魔導士と本当にカラレスは相変わらず人を引き付ける能力があるみたいだな。」
「そんなものか?」
用意されたお酒が俺の前にあった。
「まてまてまてまてまて。」
「どうしたカラレス、お前が好きなお酒なのだが?」
「お父様!!お忘れですか!!今の一誠は高校二年生なのですよ!!」
「まぁいいじゃないか、カラレスはお酒は好きなんだからな。」
「うぐ!!」
確かにそのとおりだ、俺はお酒は大好きだ。特に魔界のお酒はとてもうまいから俺は気にいっている。メイドさん!?注がないで!!でも俺は飲む!!
「・・・・・・上手い!!」
俺はお酒を飲んで上手いなと思いながら飲んでいた。全員が驚いているけどアレイたちは驚いていないってお前も飲んでいたし!!
「やっぱりお酒はおいしいわね、ほらシグナムやリリアも。」
「えっと」
「ありがとうございます・・・・・・」
二人もお酒の飲んでいた。やはり魔界のお酒がおいしいのか彼らも目を見開いていた。
「「これは!!うますぎる!!」」
「ええな二人とも飲んで。うちも飲みたいわ!!」
「はやてちゃん!!駄目ですよ!!」
っとがやがやと騒がしくなってきたな、ヴィータは普通にご飯を食べておりおかわりとメイドさんに行ってメイドさんもわかりましたといいお代わりを持ってきた。
シャマルはヴィータの口についているのをハンカチで吹いてあげていた。ギャスパーことヴィーネスはその様子を見ていた。妹のデータを使っているから自分に似ているなと思っているな。
「だがカラレス、お前は冥界でも有名だからな・・・・・・それが赤龍帝の持ち主でさらにリアスの眷族だからな・・・・・・それについては俺も驚いているさ。両親とは連絡先は交換は済ませているしな。」
「もしかしてこの間来た時か?」
「あぁその通りだ、あんなに話が通じる相手がいるとは思ってもなかったよ。」
ジオティクスは目をキラキラさせながら話をしている、いったい何を話しをしたんだろうか?
「だがジオティクス、なんで俺は冥界で有名になった?カラレス・ランズって知っているのはごく一部だろうが。」
「・・・・・・・・・」
おいなんで目をそらした。ヴェネラナは観念をして俺に話す。
「あなたは和平の時やコカビエルとの戦いでも活躍をしたでしょ?その時にザーゼクスとセラフォル―たちがね?それに映像であなたが活躍をしたところを流したのよ・・・・・・そしてあなたの後ろにいるロボットたちもよ。」
『我々もですか?』
「えぇ赤龍帝の隣で共に戦う赤いロボットと青いロボット、まるで守護をするようにして戦う戦士たちってね。」
『はぁ・・・・・・・・・』
「あとはシグナムさん達は騎士としてかしら?」
「そうですね、カラレスさまは我々を生み出してくださった・・・・・・騎士として守るために・・・・・・」
ヴィータたちは手を握りしめていた。ご飯を終えて俺はジオティクスの部屋に呼ばれてワインを飲んでいた。
「ふぅ・・・・・・カラレス改めて礼を言わせてほしい・・・・・・あの子をリアスを二度も助けてくれてありがとう・・・・・・」
「あの婚約のことか?」
「あぁそのとおりだ、あの子のことを考えないで結婚などを先に走ってしまった。私は父親失格だよ・・・・・・けど最近になってあの子は笑顔になった。」
「笑顔?」
「君の話だよ。一誠はあの時の王子様や彼のそばにいると落ち着くって言っていたよ。」
「・・・・・・そんなことを言っていたのかあいつは・・・・・・」
俺はお酒を飲みながら彼の言葉を聞いていた、アオナたちは俺の中に戻っており中で話を聞いていた。
「カラレス・・・・・・リアスをお前に任せてもいいか?」
「俺にリアスを?」
彼の言葉を俺は聞いていた、リアスは俺のことが好きだってことはわかっている・・・・・・
「これでも俺は前世では奥さんはかなりいたが?」
「もしかしてあの高町さんたちのことかい?」
「そうだ・・・・・・俺がカラレス・ランズとしてじゃなくて加藤 雷児としてのな・・・・・・そしてもう一人俺がカラレス・ランズで奥さんにしていた人がいた。」
「もしかしてアレイって人かい?」
彼のお酒を飲みながら俺は話をする。
「・・・・・・俺は約束を守れるかわからないぞ?かつてアレイを悲しませてしまった男だ・・・・・・」
「どういうことだ?」
俺はかつてアレイを巻き込まないためにきつい言葉を言って彼女を実家の方へと帰したことを。
「そうだったのか・・・・・・お前は優しいんだな。」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
一誠side終了
次の日、彼らは魔界を観光をしていた。今日は若手の悪魔たちと出会う日だという。もちろん俺もリアスの眷族としてそこに参加をすることになる。しかしまぁザーゼクスがやったのかファーストフードにゲームセンターなどが魔界にあった。
なのはたちも驚いているが、俺自身も驚いている。
「すげーゲーセンだ!!」
「確かにな・・・・・・・・・」
シグナムたちもゲームセンターをみて驚いていた。それから俺達は観光を終えるとなのはたちはグレモリー家で待機をしてもらうことになったまぁ当たり前だ。
「これで魔王領のほうへと移動をするわよ。」
「はぁ・・・・・・・・・」
俺達は電車に乗りガタンゴトンと揺られて三時間ほど到着をしたのは近代的な都市だった。
「きゃああああああああああ!!リアス姫様あああああああああああああ!!」
わおリアス人気だな、ってあれ?なんか俺の方を見ている気がするが・・・・・・
「きゃああああああああああ!!カラレスさまあああああああああああああ!!」
「はいいいいいいいいいいいいいいい!?」
なんでばれているの!?カラレス・ランズとして動いてないのに!?
「あーもしかしなくてもザーゼクスさまたちじゃないかな?」
「確かにそうですわ。」
「うん私もそう思います。」
「兄さんへ。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
俺は頭を抑えていた、急に家に帰りたいなと思ったのは俺だけかな?そこから地下ホールの方へと行き俺達は中へと入る。
そこにはたくさんの人物たちがいた、だが俺は気配で悪魔たちだなと思い歩いていくとリアスが声をかける。
「サイラオーグ!!」
どうやら知り合いみたいだが・・・・・・なんだろうかサイラオーグと呼ばれる人物の魔力どこかで感じたことがある気がするが・・・・・・すると相手は俺に向かって走ってきた、右手には剣を構えて俺はすぐにララを出して彼が放つ斬撃を受け止めた。
がきん!!という音が響き渡る、リアスも突然彼が俺に襲い掛かってきたのを見て驚いているが・・・・・・
「やはりお前もこの世界へ来ていたのだな・・・・・・カラレス。」
「・・・・・・・・・お前・・・・・・セイルか?」
「あぁ正解だ。」
彼は剣をしまい改めて挨拶をする。
「この姿でははじめてだな、俺はサイラオーグ・バアル。バアル家の次期当主だ。」
「俺は兵藤 一誠だ。まぁ久しぶりだな。」
お互いに握手をして俺はぼそりとあいつの耳元で言った。
「アレイとあった、あいつは前世の姿でこの世界に転生をしていた。」
「なんだと!?それは本当か・・・・・・」
「あぁ・・・・・・俺も最初見たときは驚いたが・・・・・・今はグレモリー本邸に待機をしてもらっている。」
俺達はお互いに話をしているとリアスが咳こむ。
「ごほん、サイラオーグ・・・・・・私には挨拶はないのかしら?」
「すまないリアス、まぁ中ではくだらん喧嘩をしているからな・・・・・・」
「くだらない喧嘩?」
するとどおおおおおおおんという音が聞こえてきた。俺達は中へ入ると机などがボロボロに破壊されていた。
「これはいったい!!」
「原因はあれだよカラレス。」
セイルの言葉を見て二人の悪魔たちが戦っているのが原因か、俺が止めようか?と言ったが。
「ここは俺がやるさ、まぁ見ておけ。」
セイルことサイラオーグが歩きだして二人の間にたつ。
「アガレス家の姫シーグヴァイラ、グラシャラボラス家の問題児ゼファードル。これ以上はほかの奴らの迷惑となる。言っておくがこれは最後の通告だ。」
セイルからプレッシャーがかなり放たれるな、前よりも強くなっている。
「うるせ!!誰が問題児だ!!うおおおおおおおおおおおおおお!!」
ヤンキーみたいなやつがあいつを殴ろうとしたが・・・・・・・
「ふん!!」
「ごうふああああああああああああああああ!!」
激しい打撃音共に壁にめり込んでいた・・・・・・セイルの奴かなり鍛えているな・・・・・・俺も勝てるかどうかわからないぐらいにな・・・・・・
やがてソーナたちもやっていて挨拶をしている、俺達は主の後ろで待機をしていると匙が声をかけてきた。
「よう兵藤、お前緊張はしていないのか?」
「全然(前世でもこういうパーティーには出ていたからな・・・・・・それの慣れだ)」
中では暴れたため修復に時間をかけていたときにセラフォルーが来た。
「いたいたカラレス君はこっちだよ?」
「え?」
俺は彼女に引っ張られながらどこかへと連れてこられたってここは!?
「まてまてまてまてまて。セラフォルーなんで俺はここに連れてこられた!?」
「なにって君はあのカラレス・ランズだからね。まぁ知っているのは私たち魔王の四人だけだからね。」
「・・・・・・・・・もういや。」
やがてほかの悪魔たちが入場をしてきた、初老の男性は俺の方を見ていた。
「何じゃお前は、確かリアスグレモリーの眷族がなぜここにいる。」
「そうじゃ!!眷族は向こうのほうじゃ!!」
「まぁまぁいずれ話をしますよ。彼らの前でね。」
サーゼクスの言葉に俺は苦笑いをしながらリアスたちが入ってきたのを見ている。あちらもなぜ俺があっちにいるのだろうと思っているな。
初老の男性が話す前にサーゼクスが席を立つ。
「若い悪魔の諸君たちよく集まってくれたね、さて皆はカラレス・ランズという言葉を聞いたことがるね?」
中ががやがやしはじめた。老人風たちの悪魔もその言葉を聞いて目を見開いている。
「まてサーゼクス!!カラレス・ランズといえば我ら悪魔たちにとっても魔導士と呼ばれた男じゃ・・・・・・だが奴は突然として姿を消した・・・・・・だがなぜ今更その男の名前を出したのかせつめいをしてもらうぞ!!」
「そうじゃそうじゃ!!」
お偉いさんたちが騒ぎだしてきた、集まっているリアスたちのほうもどういう状況かわかっていない。
「そこにいる彼がそのカラレス・ランズだからですよ。赤龍帝の使い手であのコカビエルと戦ったのは彼ですから。」
「なんじゃと!!」
「そうだよ!!彼はカラレス君で間違いないよ!!見せてあげて!!」
「・・・・・・ララ魔力解放。」
『了解です。魔力解放します。」
俺は普段抑えている魔力を出すと全員が驚いている。サーゼクスたちやサイラオーグなどは立っているが老人の一人が俺の方へ来た。
「カラレス殿!!まさかあなたに再び会えるとは!!このじぃ・・・・・・感激をしております!!」
「・・・・・・よしてくれ、今の俺はカラレス・ランズじゃないさ。俺の名前は兵藤一誠さ。今回はこの席にいるのは一誠としてではなくカラレス・ランズとしていさせてもらう。」
おれはそういって席の方へと座っていき悪魔たちはそれぞれの目標を掲げていた。その中で俺はソーナの夢を聞いていた。
「私の目標は冥界にレーディングゲームの学校を建てることです。」
確かにジオディクスから俺は冥界の学校のことはきいていたが、レーディングゲームが学べるのは上級悪魔とかでほかは学んだりできないのだ。
それはいい夢だなと思っていたがお偉いさんたちは笑っていた、俺が知っている爺さんは笑っておらず俺と同じように怒りを感じているな・・・・・・彼は平等に悪魔たちを見ている人物だ。だからこそ彼らの笑いに怒ってる。
「なるほど!夢見る乙女というわけですな!これは傑作だ!」
「若いというのは実に良い!しかし、シトリー家の次期当主よ、ここがデビュー前の顔合わせの場でよかったという者だ。」
「セットアップ。」
俺は怒りが限界となりララを構えていた。
「「「!!」」」
「貴様らにあの子の夢を笑う資格などない!!」
「な!!」
「わしも同じじゃ、ソーナ殿の目標はとても素晴らしいものじゃ・・・・・・それが貴様たち頑固者にはわからないものじゃ。だからこそわしもカラレス殿のほうへつかせてもらう!!」
「貴様!!ここがどこかわかっているのか!!」
「黙れ!!今の俺はカラレスとしてここにいる。彼女の夢はとても素晴らしいと俺は思った。だからこそ笑う貴様たちを今すぐに消すことだって可能だ。お前らも知っているのだろ?俺の噂を知っているのならな・・・・・・」
すまないリアス、だがこれ以上は俺は許しておけないのだ。
「そうよそうよ!おじさまたちはよってたかってソーナちゃんをイジメるだもの!!私だって我慢の限界があるのよ!これ以上言うなら、私もカラレス君と一緒におじ様たちをいじめちゃうんだから!!」
まぁセラフォルーはソーナを溺愛をしている、ブチ切れるのは当然か・・・・・俺は魔力を限界以上まで伸ばしていた。お偉いさんたちはタジタジとなっていると。
「師匠、セラフォルー。気持ちはわかるが落ち着着たまえ。皆さま方も若者の夢を潰さないでいただきたい。どんな夢であれ、それは彼らのこれからの動力源になるのですから。」
サーゼクスの言葉に俺とセラフォル―は魔力などを抑えて、お偉いさんたちも「すまなかった」とソーナ会場にわびた。
「そうだ!!ソーナちゃんがレーディングゲームに勝てばいいのよ!ゲームで好成績を残せば叶えられることも多いもん!!」
「それはいい考えだ。」
俺はなんか嫌な予感がしてきたと思い苦笑いをしていると・・・・・・「
「リアス、ソーナ。二人でゲームをしてみないか?」
はい来ましたよ!!そう思ったよ俺は!!リアスもソーナもお互いを見て目をぱちくりさせているじゃねーか!!
「もともと、近日中に君達、若手悪魔の礙0無をする予定だったのだよ。アザゼルが各勢力のレーディングゲームファンを集めてデビュー前の若手の試合を観戦させる名目もあったからね。」
「対戦の日取りは人間界の時間で8月20日。それまでは各自好きなように過ごしてくれてもかまわない。詳しいことは後日送信しよう。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・どうしてこうなった?」
次回「修行開始なのです!!」