Emerald First Love (本編完結)   作:Shige_puni

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遅くなったけどマリー誕生日おめでとう!

書き溜めの都合etc.で今後は更新遅くなりますが、ぼちぼち頑張ります。


6話 恋愛相談

夏休み その2

 

~試合の数日後、学校の屋上にてAqoursが練習中~

 

 

果南「ワン、ツー、スリー、フォー、ワン、ツー、スリー、フォー……」

 

果南「はいオッケー!一旦休憩にしようか」

 

千歌「ふぅ~、良い汗かいたね~」

 

曜「はい千歌ちゃん、スポーツドリンク」

 

千歌「曜ちゃんありがと~。ぷはぁ、生き返る~」

 

ダイヤ「みなさんも水分補給はしっかりしてくださいね」

 

鞠莉「でも1年生も大分練習に着いてこられるようになったわね!」

 

善子「フフッ、このヨハネにかかれば造作もないわ!」

 

花丸「善子ちゃん、無理はしない方が良いずら」

 

善子「ヨハネ!」

 

ルビィ「でも、最初の頃よりは辛くなくなってきたよ!」

 

ダイヤ「日々の練習のお陰ですわね」

 

 

 

 

アメフト部マネージャー「残り1分でーす!」

 

隼人「OK!ラスト3本!」

 

「行きます。セット、レディーゴー!」

 

ゴン!ガゴン!……

 

 

マネ「終了でーす!」

 

隼人「おっし、水入れよう!」

 

 

 グラウンドを見ると、アメフト部も練習中のようだ

 因みに隼人はラインキャプテンも兼務。ラインの練習を指揮する

 

 

 

 

梨子「うわぁ、練習も凄いね……!」

 

千歌「ただでさえ暑いのにあんな格好したら溶けちゃうよ~」

 

 

 真夏の太陽が照り付ける中、防具を着けてグラウンドを暴れ回る彼ら

 クソ暑い日こそ「アメフト日和だぜ!」と言って、喜び勇んでグラウンドに飛び出る隼人ら。よく考えなくてもおかしい

 だが練習が終わって防具を脱いだ時の爽快感、シャワーで汗と泥を流し、腹いっぱい昼を食べた後にアイスを食べて昼寝する

 何事にも代えがたい、青春の日々である

 

 

果南(隼人君、どこかな?……あ!)

 

 自然と彼の姿を探す果南。マネージャーからボトルを渡され、笑顔で答える彼が見えた

 

果南(むむ、あの子と仲良いのかな?)

 

 

 恋は盲目。マネージャーとは恋愛になりづらいと彼は言っていたのに、ついそんなことを考えてしまう

 すると隼人がこちらに気付いたのか、大きく手を振っている

 

 

果南(あっ!気付いた!)

 

 こちらも笑顔で手を振る

 

果南(ふふ♪)

 

鞠莉「ほ~ら、果南もちゃんと水分摂ってね。はい」

 

果南「ありがとう」

 

ダイヤ「ではそろそろ練習を再開致しましょうか」

 

果南「うん! そうだダイヤ、鞠莉」

 

2人「?」

 

果南「練習終わったらちょっと良いかな? 話というか相談があるんだけど……」

 

ダイヤ「ええ、構いませんわ」

 

鞠莉「大丈夫よ♪」

 

果南「ありがとう、よろしくね。じゃあ練習戻ろっか!」

 

 そう言って踵を返す果南

 

ダイヤ「ふむ……。ひとまず練習に集中しましょうか」

 

鞠莉「そうね♪」

 

 

 

━━━━

 

 

 

~練習後~

 

 

ダイヤ・鞠莉「好きな人がいる?」

 

果南「うん、そうなんだ……」

 

 思い切って打ち明けてみた。すると……

 

鞠莉「それってハヤトのことかしら?」

 

果南「!?」

 

ダイヤ「やっぱりそうなんですのね」

 

果南「えっ?やっぱりって?」

 

鞠莉「だって果南ったら彼への視線がシャイニーだもの♪」

 

ダイヤ「バレバレ、とは言いませんが、気付いている方はいるかも知れませんわね」

 

果南「そうなんだね……。恥ずかしいな……」アハハ

 

ダイヤ「果南さん、勉強会の時も言いましたが私たちはスクールアイドル。それなりの節度が必要です」

 

果南「うん。わかってる」

 

ダイヤ「まぁ彼はその辺りに理解はあるようですから、安心してお任せできますわね」

 

鞠莉「ふふっ。でも嬉しいわ♪」

 

ダイヤ「何がですの?」

 

鞠莉「だってあの果南がSecretなheartを打ち明けてくれたのよ!」

 

ダイヤ「うふふ、それもそうですわね♪」

 

果南「も、もう!2人とも!///」

 

鞠莉「ゴメンゴメン!」(果南かわいい♪)

 

ダイヤ「おっと私としたことが。失礼致しました」

 

 2年前、相手のことを思いやりすぎて真意を隠し、それですれ違っていたことを思うと、今回の恋愛相談は半ば予想外とも言えるだろう

 

果南「でも隼人君は、私のことどう思ってるんだろう……?仲は悪くないと思うんだけど……」

 

鞠莉(これは……)

 

ダイヤ(どうお伝えしましょうか)

 

果南「ダメそうかなぁ……」

 

ダイヤ「……いえ、むしろ逆ですわ」

 

果南「!?」

 

鞠莉「ええ、そうね♪」

 

果南「えっ、ホントに!?」

 

ダイヤ「お2人の仲は良好に思いますわ」

 

鞠莉「でも隼人はシャイな処もあるから、もう少し積極的になればイチコロよ!」

 

果南「積極的にかぁ」

 

ダイヤ「あまり急だと不自然ですから、少し意識する程度で良いのではないかと」

 

果南「うん。頑張ってみる!」

 

ダイヤ「私たちもできる限りサポート致しますわ」

 

鞠莉「ハヤトを果南のトリコにしなくちゃね♪」(既になってるかもだけど♪)

 

果南「2人とも……ありがとう!」

 

 

 

━━━━

 

 

 

~数日後・アメフト部練習後~

 

 

江井「隼人~、一緒に飯食って帰ろうぜ~」

 

隼人「お~う。あ、でもなんかマリーとダイヤさんに呼ばれてるんだわ。食ったら解散でよろしく」

 

江井「そうなのか。了解~」

 

江井(あの件かな)

 

隼人「なんの話だろうな~。合同イベか文化祭とか?」

 

江井「まぁ、行ってみてのお楽しみ、だろ」

 

隼人「? まぁそうだな」

 

 

 

━━━━

 

 

 

~理事長室~

 

 

隼人「失礼しま~す」

 

鞠莉「どうぞ~」

 

ダイヤ「練習お疲れ様です。お呼び立てしてすみません」

 

隼人「いえいえ。しかし理事長室でとは」

 

ダイヤ「プライベートな話なので本来ならば相応しくありませんが……」

 

鞠莉「固いことはいいじゃない♪ ただ、人目のない場所が良くてね」

 

隼人「? そうなんだ。それで話って?」

 

ダイヤ「……果南さんのことです」

 

隼人「!!」

 

ダイヤ「私が言うのも何ですが、そんなに緊張しなくて大丈夫です。ただ、お気持ちを伺いたいんですの」

 

ダイヤ「単刀直入にお聞きします。隼人さん、果南さんのことは……」

 

隼人「あぁ、好きだ」

 

ダイヤ「即答ですわね」

 

隼人「お2人には隠す必要はないし、むしろ相談したいなって思ってたからな」

 

 当初は暢気に構えていた隼人。予想外にシリアスな展開に、やや困惑気味だ

 スクールアイドルだから、と釘を刺されるのだろうかと思っていると……

 

鞠莉「誤解させたならゴメンナサイ。何もハヤトと果南の仲を邪魔したい訳じゃないの」

 

隼人「?」

 

ダイヤ「むしろ応援したいと思っています。だからこそ、果南さんへの気持ちと、その強さを確認させて頂きたいのです」

 

隼人「気持ちの強さ?」

 

鞠莉「私たちはスクールアイドルだから、もし付き合うならその辺りの配慮が必要って話は以前したわよね?」

 

隼人「あぁ、そうだな」

 

ダイヤ「隼人さんならご理解頂けているとは思いますが、もし何かお考えなら聞かせてもらえますか?急に申し訳ありませんが…」

 

 ダイヤと鞠莉にとって、果南はスクールアイドルである前に大事な親友だ。いくら隼人とは言え、中途半端な気持ちであるならば、応援などできない

 

隼人「ふむ……」

 

ダイヤ「……」

鞠莉「……」

 

隼人「俺は果南が好き。これは揺るがない。でも万が一にもAqoursの活動に支障は出したくないし、ウチの部にも影響があるかも知れない。だから、しばらく思いは伝えないつもりだ。臆病者の言い訳かも知れないが……」

 

ダイヤ「臆病だなんて思いませんわ、ちゃんとしたお考えがあってのことですし」

 

隼人「そう言ってもらえると助かるな。だからもし告白するとなれば……Aqoursのラブライブ優勝を見届けてから、かな」

 

隼人「……ごめんちょっと調子に乗った」アハハ

 

ダイヤ「いえ、素晴らしいですわ!」

 

隼人「へ?」

 

鞠莉「Yes!もうPerfectよ!」

 

隼人「Oh. んじゃあ……合格?」

 

 意外にハードルは低かったようだ

 

ダイヤ「えぇ。私たちで出来る限りサポート致しますわ」

 

隼人「それは心強い。けど一番の問題は果南が俺のことをどう思ってるかだけどね」アハハ

 

鞠莉(あらあら♪)

ダイヤ(うふふ♪)

 

隼人「? どうかした?」

 

 果南と同じようなことを言う隼人。それを聞いて、2人は微笑ましく感じた

 

ダイヤ「いえ。客観的に見て、お2人の仲は良好に思いますわ」

 

 果南の時と同じ言葉を返すダイヤ

 

鞠莉「だから、自信を持ってね♪」

 

隼人「……ありがとう!」

 

ダイヤ「あっ!」

 

鞠莉・隼人「?」

 

ダイヤ「いえ、応援するとは言え、お2人の仲を深める時点で、周りの目に気を付けるべきなのでは、と思いまして」

 

鞠莉「う~ん、確かにそうかも知れないわね。でも私たち5人でよく一緒にいるから、クラスや学校のみんなは大丈夫じゃないかしら」

 

隼人「まぁ、もし何か言われたらボディーガードってことにしとこう。人前では最大限気を付けるよ。まぁ俺ヘタレだし……」

 

ダイヤ「……わかりました。あまり神経質にならない方が良いのかも知れませんね」

 

鞠莉「しっかり果南のことを守ってあげてね♪」

 

隼人「おう!ラインだしな。でも守るのは果南だけじゃない、君たちもだ」

 

ダイヤ・鞠莉「!」

 

隼人「協力してもらう以上、何かあれば2人のことも守るのが筋だと思う。それだけじゃない、Aqoursのことも。江井ちゃんには話すし、必要ならアメフト部がAqoursにとっての盾になる。まぁ、具体的に何すれば良いかは全然わかんないけど」アハハ

 

ダイヤ「もう、其処はビシッと決めてください」フフッ

 

鞠莉「途中まではとってもcoolだったのに~」

 

隼人「あはは、よく言われる」

 

ダイヤ「しかし、隼人さんが全力サポートに相応しい方なのは良く分かりましたわ!」

 

鞠莉「Yes!ド~ンとお任せよ♪」

 

隼人「2人とも……ありがとう。よろしく!」

 

 

 

つづく

━━━━

 

 

 

ダイヤ「全く、世話が焼けますわね」フフッ

 

鞠莉「ダイヤ、ちょっとお母さんみたいね♪」

 

ダイヤ「ちょっ、何を仰いますの!?」

 

鞠莉「Sorry~。あの2人、案外似た者同士みたいね。お似合いだわ♪」

 

ダイヤ「……えぇ、そうですわね。」

 

鞠莉「ひょっとして、惜しいことしたって思ってる?」

 

ダイヤ「まさか!……ですが、気は優しくて力持ち。彼のそんな処に、果南さんは惹かれているのでしょうね」

 

鞠莉「えぇ、そうね。ふふっ、頑張ってサポートしなくちゃね」

 

 

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