少年は、学校のチャイムと共に教室を飛び出る、相棒を連れて。
「行くぞ、ガルガ!今日もファイトしようぜ!」
「心得た!」
この少年、未門 友牙は相棒のガルガと共に、今日もバディファイトをするために、ホビーショップ・キャッスルへと向かう。
「誰だ?あの子は・・・」
「ここらへんでは見ない顔だな・・・」
友牙とガルガはキャッスルの前で立つ少年を見る。この店では見たことのない顔で、少しだけ足を止める。
金色の中に黒が所々入った髪に黒いパーカー。耳にはヘッドホンをしており、腰にはデッキケースを付けていた。
「友牙、話しかけてみるか?」
「カード持ってるみたいだし、話してみようぜ!おーい!」
友牙は躊躇いなく知らない顔の少年に声をかける。
「未門 友牙・・・?本物なのか?」
「え?」
少年はヘッドホンを取ると、目を輝かせて友牙の元へ走りよってきた。
「お、おい!」
「すごい!本物だ!サインしてくれよ!な?な?」
少年はどこからか色紙を取り出して友牙に渡す。
「えっと・・・君は?」
「俺は虎堂 タイガ。ここ最近、こっちに引っ越してきたんだ!」
「タイガか、よろしくな!君もバディファイトするのか?」
「あぁ、これが俺のデッキ!中身はまだ秘密だぜ!なぜなら、俺とお前は今から戦うからだ!」
「へ?」
タイガは友牙の手をしっかり掴むと、キャッスル前のファイトスペースへと引っ張っていく。
「目と目があったらバディファイト、だろ?」
「お、おう!」
「なかなか熱の入った男だな」
急に始まったファイト。友牙はまだこの状況を飲み込めていない。
「さぁお待たせしました!バディファイトあるところに奈々菜 イオンあり!今日はキャッスルから中継してます!」
実況も始まり、友牙はデッキを用意する。
タイガはすでにファイトテーブルのデッキスペースに手を置いている。
「今日ファイトは神バディファイター決定戦優勝者でお馴染み、未門友牙選手と、対するは・・・えっと」
「虎堂 タイガだ!」
「虎堂 タイガ選手!虎堂という名字、どこかで聞いたことありますが・・・今はいいでしょう!それじゃ、二人ともルミナイズしてください!」
騎士道極めし孤高のドラゴン、ここに見参!ルミナイズ!騎士ドラ!
13枚の光の翼!今、ここに解き放たれる!ルミナイズ!シャイニング・クロス!
『オープン・ザ・フラッグ!』
「ドラゴンワールド!」
「ダンジョンワールド!」
二人はフラッグをオープンし、次にバディを見せる。しかし、
「おっと、虎堂 タイガ選手、バディゾーンにバディモンスターがいません、これはいったい!」
タイガの横には何もなかった。
「俺にバディモンスターはいない。なぜなら、俺はモンスターを使わないからだ!」
「モンスターを!」
「使わない・・・だと?」
友牙 ライフ10、ゲージ2、手札6枚
タイガ ライフ10、ゲージ2、手札6枚
先攻ターンはタイガからスタート。
「俺のターン、ドロー!チャージアンドドロー!ライフを1払い、装備、シャイニング †ダガー!」
「見たことないカード、あれはいったい・・・」
「説明しよう!シャイニング † ダガーとは13枚までデッキに入れることができ、何枚でも装備できるダンジョンワールドの新カードだ!」
シャイニング † ダガー アイテム
3000 1
属性:†/ 武器
コスト:ライフを1払う。
・君は「シャイニング † ダガー」は13枚までデッキに入れられ、何枚でも装備できる。
・君の場の「シャイニング † ダガー」2枚につき、このカードの攻撃力は+4000し、打撃は1上がる。
[対抗]コスト:このカードを手札に戻す。
コストを払うことで、君の場の「シャイニング † ダガー」1枚につき、次に受けるダメージを1減らす。(最大10まで)
「それをさらに3本装備!そしてキャスト!シャイニング † ドロー。シャイニング † ダガー2枚につき1枚ドロー、ライフ+2!」
タイガ ライフ10 ゲージ2 手札4
シャイニング † ドロー 魔法
属性:† ドロー
君の場に「シャイニング†ダガー」があるなら使える。
コスト:ゲージ1払う
・君の場の「シャイニング † ダガー」2枚につき、カードを1枚ドローし、ライフ+2。「シャイニング † ドロー」は1ターンに一回だけ使える。
「さぁ、いくぞ!ダガーで攻撃!」
タイガはシャイニング † ダガーを1つ逆手に持つと、友牙に突っ込んでいく。
友牙 ライフ10→7
「ターン終了だ。」
友牙ターン
「友牙、相手はタダ者ではない。慎重に行くぞ」
「わかってる。ドロー、チャージアンドドロー!装備、神竜双剣 ガルツイン・セイバー。そして、レフトにガルキャットをコール。効果で1ゲージ、1ドロー。そしてライトにバディコール!ガルガンチュア・ナイト・ドラゴン!」
友牙の右に立つガルガは姿を変え、大きな竜となって場に現れた。騎士の鎧は上から差し込む太陽の光で輝く。
「ガルガンチュア・ナイト・ドラゴン・・・新しいバディか!」
「そうだ!俺のバディは、あのときから進化している!」
「友牙の言う通りだ。我らは日々進化している!」
「行くぞ!アタックフェイズ!」
「友牙、行くぞ!」
友牙の盤面は輝き始め、友牙とガルガとガルキャットは白銀のオーラを放つ。
「これは・・・!」
『G-BOOST 体ッ!』
タイガ ライフ10 ゲージ2 手札4
友牙 ライフ7 ゲージ1 手札5
カードゲームを主体とした小説は初めてなので、読みにくい部分や理解できない部分も多々あると思いますが、温かい目で見守ってもらえるとありがたいです。感想欄に改善点や要望を書いてもらえるとさらにありがたいです。
どんどん投稿していくつもりですので、ぜひよろしくお願いします!