神バディファイト 新たなる挑戦   作:駿駕

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あらすじ
†のモンスターの行方を探しに、バディファイトの各ワールドの資料や書籍が蔵書されている新しい図書館に来た友牙とタイガ。
二人が本を探しているとき、ガルバードが本を本棚から落としてしまう。
それに対して激怒した図書館館長の魔法 私書。そしてタイガは私書の逆鱗に触れてしまう。


王都ー魔法図書館

「バディファイトあるところ、奈々菜 イオンあり!今回はバディ魔法図書館の屋上のファイトスペースから生放送だ!」

「遊びの神と熱い戦いを繰り広げた虎堂 タイガ選手と、この図書館の館長、魔法 私書選手がファイトするでチュウ!」

 

13枚の光の翼!今、解き放たれる!

ルミナイズ!シャイニング・クロス!

 

世界随一の魔法図書館が今ここに!ルミナイズ!マジック・ライブラリー!

 

「バディ・・・ファイト!」

『オープン・ザ・フラッグ!』

「ダンジョンワールド!」

「マジックワールド。私のバディは、マジックライブラリアン・デウス・エクス・マキナ」

私書の横に白いスーツに大きな杖を握りしめ、大きな書物を背中に抱えた人型のモンスターが現れる。

「俺のバディは・・・」

タイガのバディゾーンには何もない。

「あんな威勢あったのに、バディがいないと、これは勝ったなぁ、デウスよ!」

「我が魔法の前に、いようがいまいが無力だ。相手には悪いが、我の力を思う存分見せてあげよう!」

 

私書のターン

 

「ドロー、チャージ&ドロー。ゲージ1を払い、設置、王立-魔法図書館。」

「魔法図書館?」

「これは面白い設置魔法でな、私の唱えた魔法を二度使うことができるのだ、どうだ?すごいだろう?」

 

王都-魔法図書館 魔法

属性:図書館

コストゲージ1を払う。

[設置]

・このカードはソウルに魔法がある限り、場を離れない。

・君が手札から魔法を使ったとき、そのカードをこのカードのソウルに入れる。

・[対抗]このカードのソウルにある魔法1枚を「ゲージ1を払い、そのカードをドロップゾーンに置く」ことで、コストを払わずに使える。この効果は1ターンに一回だけ使える。

・「王都-魔法図書館」は1枚しか設置できない。

 

「な、な、なんと!魔法を2回使うことのできる設置魔法!これはマジックワールドの革命的カードではないでしょうか!」

「これで驚くなかれ、小娘よ。キャスト、魔法図書寄贈。デッキから好きな魔法1枚を図書館に入れる。私は『ナイスワン!』を図書館のソウルに。そして1枚ドロー。さらにこの魔法もソウルへ」

 

魔法図書寄贈 魔法

君の場に「王都-魔法図書館」があるなら使える。

・君のデッキから魔法を1枚、君の場の「王都-魔法図書館」のソウルに入れ、シャッフルする。その後、君のデッキからカードを1枚引く。

 

「そして魔法図書館の効果で、キャスト、ナイスワン!2枚ドローだ!ハッハッハー!これがマジックワールドの魔法の力だ。そして装備、マジック・アイテム マジック・キャッチャー!」

 

マジック・アイテム マジック・キャッチャー アイテム

属性:図書館/武器

5000/2

ソウルガード

コスト:ライフ1払い、デッキの上から1枚をこのカードのソウルに入れる。

・君の場の「図書館」のモンスターの効果は無効化されない。

・君が魔法を使ったとき、デッキの上からゲージに1枚置いてもよい。

[対抗]コスト:ゲージ2払う。

相手モンスターが攻撃してきたとき、コストを払ってよい。払ったら、そのモンスターをゲージに置く。この効果は1ターンに一度だけ使える。

 

「手札からソロモンの鍵 上巻を撃ちゲージ追加!そして、バディコール!我がバディ!デウス・エクス・マキナ!」

センターに現れた5つの魔法陣。その中から現れたモンスターは魔法陣をレフトとライトに投げる。

「我はデウス・エクス・マキナ。我が魔法の前に全ては無に帰す。」

「ここでバディコール!マジック・ワールドの大魔法使い、デウス・エクス・マキナの登場だ!」

私書のライフ 10→11

 

「デウスに続け!マジカルとモーリィ」

 

マジックライブラリアン・マジカル

モンスター 属性:図書館

サイズ1 5000/2/1000

・君が魔法を使ったとき、君の場に「王都-魔法図書館」があるなら、相手の場のモンスター1体を選び、手札に戻す。この効果は1ターンに一回だけ使える。

 

マジックライブラリアン・モーリィ

モンスター 属性:図書館

サイズ1 5000/2/2000

・君が魔法を使ったとき、君の場に「王都-魔法図書館」があるなら、相手の場のモンスター1体を選び、別の空いているエリアに移動する。

 

「おい!サイズ超過でお前のバディ死ぬぞ!」

「我の効果を知らぬか、教えてやれ、そこの小娘よ」

「小娘って・・・。マジック・ライブラリアン デウス・エクス・マキナは彼以外の『図書館』モンスター全てのサイズを1減らすことができます!そのため、マジカルとモーリィはサイズ0になります!さらに、魔法を使うと相手の場のモンスター全てを破壊する、恐ろしい効果を持っています!・・・これでいいですか」

「感謝する」

 

マジックライブラリアン・デウス・エクス・マキナ

モンスター 属性:図書館

サイズ3 10000/3/9000

2回攻撃 貫通 ソウルガード

コールコスト:ゲージ2払い、デッキの上から2枚をソウルに置く。

・君の場に「王都-魔法図書館」があるなら、このカードは効果で破壊されず、手札に戻らず、レストされない。

・君の場のこのカード以外の「図書館」モンスターのサイズを1減らす。

・君が魔法を使ったとき、君の場に「王都-魔法図書館」があるなら、相手の場のモンスター全てを破壊し、その枚数分相手にダメージ。この効果は1ターンに1回だけ使える。

 

「さぁ、やるのだ!デウスよ!」

「我が大魔法の力、受けるがいい!」

デウスが杖を振ると、タイガに向かって雷の雨が降り注ぐ。

「キャスト!カシアードの静寂、次に受けるダメージを3減らす!」

雷はタイガに直撃するが、タイガの纏った青いオーラによってはじかれた。

「ライフ3減るのはさすがに防ぐっての」

「やるな、小僧・・・」

「ターン終了だ。」

 

私書 ライフ11 ゲージ2 手札3

タイガ ライフ10 ゲージ2 手札5

 

タイガのターン

「ドロー、チャージ&ドロー!さぁ、見てろよ!おじさん!」

「お、おじさんとは・・・」

「ライフ4払い、シャイニング † ダガーを4つ装備!」

タイガの周りにダガーが4つ宙に浮かぶ。

「同じカードを4枚とな、しかもアイテムを4つも!」

「このカードは何枚でも装備でき、13枚まで入れられる!」

「13とは、またまた不吉な」

「そしてキャスト!シャイニング † ドロー!ライフを4回復し、2枚ドロー!アタックフェイズ!」

タイガはダガーを両手に持つと、センターのデウスを攻撃する。

「ソウルガード!」

「2回目!」

「ソウルガード!」

「3回目!」

「ドロップゾーンの魔法をデッキに戻し、キャスト!フェイカウ!攻撃を無効にして1ドロー!」

「4回目!」

「魔法図書館の効果で、ソウルのフェイカウ!をキャスト!」

4回の攻撃を終えると、反動でタイガは元の位置に戻る。そして1枚のカードを持った。

「ゲージ1払い、キャスト!シャイニング † リロード!デッキからシャイニング † ダガーをコストを払わずに装備する!さらに、このダガーはこのターン、貫通を得る!くらえ!」

 

シャイニング † リロード 魔法

属性:†

君の場に「シャイニング † ダガー」があるなら使える。

コスト:ゲージを1払う。

[対抗]デッキまたはドロップゾーンから「シャイニング † ダガー」1枚をコストを払わずに装備する。その後、デッキをシャッフルする。この効果で装備したアイテムはそのターン中、[貫通]を得る。

 

タイガの投げたダガーは、デウスを貫いて、私書に当たる。

 

私書のライフ 11→8

 

「どうしたよ、おじさん!バディがいなくても戦えること証明してやるよ!」

「この小僧が、ちょっとはやるじゃないか」

 

タイガ ライフ10 ゲージ1 手札2

私書 ライフ8 ゲージ1 手札3

 

・・・

 

「シャイニング † ダガーを4つ装備!」

 

その言葉に一人の女が図書館内のモニターを見る。

「あれは・・・私たちの・・・」

女は本をテーブルの上に置くと、屋上へ続くエレベーターの前に立った。

テーブルの上に置かれた本の名前、そこには

 

(ダガー)』の文字があった。


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