友牙の通う学校に赴任してきたバディファイトの教師、氷竜キリ。学校に来て早々、彼が角王のミセリアだということが龍炎寺 タスクと絢爛朱雀にバレる。
ミセリアは現在のダンジョンワールドの状況を全て話す。
とある建物にて・・・
「グレムリンJr.。さすがだな」
「その名前で呼ぶな。俺は大盛
デスサイズはある男にダークネスドラゴンワールドの世界の宝玉を渡す。
「ダンジョンに行った佐藤は失敗し、カタナとデンジャーは現在調査中。他のワールドは行く人すらいない。今のところ回収したのは、スタードラゴン、ダークネスドラゴン、マジックか」
「ヒーローはどうする?俺が行こうか?」
「いや、この
竜神と名乗る男はコートを羽織ると、部屋から堂々と出ていった。
「必要なものは、世界の宝玉とハート様の体・・・。俺たちの願う、罪人全てが裁かれる『審判の世界』が来るのは近い・・・」
・・・
「またここに来ることになるとは・・・」
ダンジョンワールドに到着した友牙、タイガ、タスク、キリ、絢爛朱雀はダンジョンワールドの衣装に身を包む。
バディモンスターである、ガルガやジャックは元の大きさに戻っていた。
「絢爛朱雀、君は戻らないのかい?その体じゃあ苦しいとか言ってた気が」
「僕はこのままでいいさ、あの姿では、このワールドのモンスターに怖がられてしまうからね」
「そうだな。」
ジャックは絢爛朱雀の言葉を聞き、SDになる。
「あの姿の方が落ち着くのだがな」
「なぜ、小さくなれるんだ!?」
ガルガはジャックがSD化したのを見て、一度はなれるかと挑戦する。しかし、どんなに力をいれても、どんなに力を抜いてもSDにはなれなかった。
「なれないのか?」
「この前もなれなかった」
「・・・なら、カードに入るのはどうだ?力にはなれないと思うが、ダンジョンに入ることはできる。」
「やむを得ん、友牙!・・・友牙?」
2体が立ち止まって話しているうちに、既に他4人は洞窟に入っていた。
「これは・・・」
「どうやら、俺たちは置いてかれたみたいだな」
「・・・」
友牙ーーーーッ!
神竜の叫びがワールド中に響き渡った瞬間だった。
・・・
「!・・・今誰かに呼ばれたような」
「気のせい・・・かな、僕には聞こえなかったけど」
既にダンジョン内に入っていた4人は松明を片手にダンジョンを探検する。
「ところで、友牙君。君の父親、未門 牙王君は今どうしているのかい?」
「今、世界各地のバディファイトの大会に参加してるって言ってました。まぁ旅していると言った方がいいですかね」
「そうですか。彼には僕たちだけでなく、世界中の皆さんが救われてますからね。感謝してます」
「その言葉、父さんに伝えたいけど、ここ最近、あまり父さんの話聞いてないんで、どこにいるのかわからないですね」
「残念ですね・・・」
「・・・その言葉、本心か?」
タスクは絢爛朱雀の言葉にまだ信用性を感じられていなかった。
「本心ですよ、もう昔のことは水に流しましょうよ、君のバディのメンテナンスは、ちゃんとするからさ」
「・・・いまいち信用できないな」
「着きましたよ」
キリの案内で、ダンジョンは呆気なく最下層の世界の宝玉を守るエリアに入るための扉の前までたどり着く。
「よく迷わずにここまで来れましたね」
「僕とミセリアは繋がってますから、だいたいどこにいるかはわかりますよ。・・・それでは開けますね」
キリは大きな扉を開ける。その先には、この前のような広い部屋に一本の柱と、その柱に穴を開けて真ん中に浮くダンジョンワールドの世界の宝玉があった。
「おかえり、氷竜 キリ」
その言葉と共に、エリア内に冷たい風が吹き荒れ、壁や床一面が凍りつく。
「なんだこれは!」
「来ますよ、角王、ミセリアが・・・!」
絢爛朱雀の言う通り、上から大きな竜が現れた。
実体というよりは幽霊のように半透明な体をしていた。
「ミセリア・・・!」
「久しぶりですね、ミセリアさん」
絢爛朱雀はキリよりも前に出て、元の姿に戻る。
「これが絢爛朱雀さんの元の姿・・・!」
少年二人はこの光景にこれ以上の声が出なかった。
「ヴァリアブル・コード・・・。」
「今、あらゆるワールドの世界の宝玉を狙う集団が現れ、スタードラゴンワールドはそれの被害に遭いました。ミセリアも一週間くらい前にその被害に遭ったはずです。」
「あぁ、狙うものは見たよ。しかし、彼女は僕が追い返したさ、元の世界に」
「なら、僕たちと共に、他のまだ被害のないワールドを助けに」
「もう、嫌なんだ!友情なんて!」
ミセリアは声を荒立てる。
声は周囲の氷の壁にヒビをいれた。
「・・・どうしてだ?」
「君たちの時間の流れで五年前にあったダンジョンワールドでの戦争で僕は傷付いた!どうせ、君たちも僕の力しか見てないんだろ!」
「そんなことない!これまでに会ってきた人たちを見ても、そんなことを言えるのか!牙王君やノボル君の顔を見ても、君はそんなことを言えるのか!」
ミセリアの言葉にキリは反論する。
「・・・黙って・・・黙ってよ!僕の分身が!」
ミセリアは急に大きくなり、キリを片手で掴むと、そのまま自分の胸に押し付けて、キリの体を吸収する。
「キリ君!」
「タス、ク、せんぱ・・・」
ミセリアは完全にキリの体を取り込むと、半透明な姿を実体に変化させる。
「これでまともに動くことができる・・・。この力があれば、僕一人でこの世界を救うことができるんだ・・・」
ミセリアは両手の平を体の前で合わせる。そして手の平を離すと、その間から金色に光ったカードを作り出す。
「これが僕の新たな世界。僕の経験によって作られた新たな世界・・・その名も、『創世』!」
「創・・・世・・・?」
その光ったカードは『創世』のフラッグカードになる。
「これが世界を守る鍵だ。さぁ、ファイトをしよう。まず、僕の力の実験台になるファイターは誰だ?」
「友牙君とタイガ君はこんな状態だ。僕が戦うべきだが、スタードラゴンワールドのカードは力を発揮しないし、そもそもジャックが着いてきていない・・・どうする?」
「簡単ですよ。僕をバディにすればいいのです」
「な、何を言ってるんだ!」
「僕の角王の力があれば、世界の宝玉が無くても、カードの力を発揮できる。僕がスタードラゴンワールドのモンスターの医務ができるのはそういうことです。角王の力を少しだけそのモンスターに分け与えることでモンスターは元の力を発揮できるのです。」
「任せていいのか?」
「はい。」
「・・・ミセリア、僕が相手だ!」
タスクはデッキケースを取り出す。
「最初は君が相手か、龍炎寺 タスク!全力で来い!」
タスクはヴァリアブル・コードをデッキに入れ、デッキをシャッフルする。
(ジャックのいない、このデッキ。そもそも戦えるのか?)
「ルミナイズはこれでお願いします」
絢爛朱雀はバディゾーンに立つと、一枚の紙を渡す。
「こ、これを言うのか!?」
「デッキ内容はほとんど同じなので、ルミナイズだけはこれで」
「今回だけだ」
タスクはデッキをボードに置く。
「いくぞ!」
銀河を飾る煌めきよ!嵐のごとく舞い上がり、今ここに一つとなれ!ルミナイズ!絢爛銀河!
我が魂の封印をとき、新たなる世界を創造しよう。ルミナイズ、
『オープン・ザ・フラッグ!』
「スタードラゴンワールド!」
「創世。ライフ10、ゲージ2、手札6枚、レジェンドワールドとダンジョンワールドの2つの記されたデュアルカードのみを使うことができる。さらにターンの終わりに、場のカード1枚にソウルを1枚入れるか、ソウルを1枚抜くことができる。」