未門 友牙の前に現れた少年、虎堂 タイガ。タイガは会ってすぐに友牙にファイトを求める。
『G-BOOST 体ッ!』
白銀のオーラを纏った友牙とガルガとガルキャット。タイガからは、それらがとてつもなく大きく見えた。
「出たー!ガルガの新たなる力、G-BOOST!これで友牙選手の場のカードの攻撃力は100万、打撃力は2上昇だー!」
「さらに貫通も得たでチュウ!」
「・・・はぁ?」
タイガは拍子抜けする。そして大きく見えたのはそういうことだったのかとすぐに理解すると、ダガーの切っ先を友牙に向ける。
「来いよ!このダガーには第2の力がある。」
「第2の力?・・・なんだ?」
「それは攻撃したら見せてやるよ」
タイガはダガーを持つ手とは違う手で友牙の攻撃を煽りながら、センターへと足を運ぶ。
「なら、ガルガ!タイガにアタックだ!」
「心得た!」
ガルガはセンターに降りてきたタイガに剣を振る。
「まずはゲージ1を払ってキャスト、シャイニング † リロード!デッキからシャイニング † ダガーを装備。そしてダガーの効果発動!」
タイガの手元からダガーが消え、ガルガの剣はタイガをすり抜けて地面に刺さる。
「これは!?」
「ダガー1つを手札に戻すことで、ダガーの枚数分、次に受けるダメージを減らす。場には4つのダガー。よって減ったダメージは4。攻撃はすり抜けたということだ。」
「我、2回攻撃あり!」
「なら、ダガー1枚をデッキに戻して、キャスト!シャイニング † バリア!これで無効にして、ライフ+1、1ドロー!さらにガルキャットの打撃力-3!」
シャイニング † バリア 魔法
属性:†
君の場に「シャイニング † ダガー」があるなら使える。
コスト:君の場の「シャイニング † ダガー」1枚をデッキに戻し、シャッフルする。
[対抗]攻撃を無効にし、ライフ+1、カードを1枚ドローする。その後、相手モンスター1体の打撃力を、君の場の「シャイニング † ダガー」1枚につき-1。
タイガ ライフ10→11
ガルキャットの周りに3つのダガーが刺さり、ガルキャットに電撃が走る。
「これじゃあ攻撃できない・・・ニャ」
「なら、俺が!」
友牙は剣を持ち、単身でタイガに突っ込む。
「キャスト、ディフレクション!攻撃を無効にし、ゲージ+3!」
しかし白く光りを放つダガーで攻撃を防がれた。
「2回攻撃!」
「ダガー1枚を手札に戻して、ダメージを2減らす!」
今度は後ろに下がって避けるが、剣の切っ先がかすって、タイガは1ダメージを受ける。
タイガ ライフ11→10
「俺のターンは終了だ。」
友牙 ライフ7 ゲージ1 手札5
タイガ ライフ10 ゲージ4 手札4
タイガのターン
「装備!シャイニング † ダガーを4つ!」
チャージ&ドローをしたあと、タイガはすぐに4つのダガーを装備する。
ダガーはタイガの周りで浮遊し、まるで落ちる羽のように舞っている。
「さぁ、準備はいいか?・・・いくぞ!」
今回もセンターに降りてきて、ガルガ、ガルキャットを無視して、友牙を攻撃する。
「キャスト!神・緑竜の盾!」
「友牙選手、攻撃を無効にして、ライフ+3!」
友牙 ライフ7→10
「2つめのダガーで攻撃!」
「その前にキャスト!ガル・カモン!ゲージ1プラスして、ドロップゾーンからガル・バードをセンターにコール!ガルキャットはサイズオーバー!」
レフトにいたガルキャットの代わりに、ガル・バードが現れ、ガル・バードが攻撃を受け、ソウルが剥がれる。
「3つ!」
今度こそ、ガル・バードがセンターから消える。
「4つ!」
「ッ!」
ついにタイガの攻撃が通り、友牙はダメージを受ける。
友牙 ライフ10→7
「5つ!」
「キャスト!神・青竜の盾!」
「これで終わりだッ!くらえ!」
「うわぁぁぁッ!」
友牙 ライフ7→4
友牙はダガーの攻撃で、その場に膝をつく。
タイガは攻撃が終わり、元いた場所に立つ。
「これで終わると思うな!ファイナルフェイズ!」
タイガは横向きに書かれたカードを手のひらの上で回転させると、テーブルに叩きつける!
「ゲージ2を払い、キャスト!シャイニング † ブレイカー!」
シャイニング † ブレイカー 必殺技
属性:†
相手のライフが5以下で、君が「シャイニング † ダガー」を5枚以上装備しているなら使える。
コスト:ゲージを2払う。
・相手に5ダメージ。このダメージは減らない。この効果で相手のライフが0になったとき、相手は復活できない。
タイガの周囲に浮いた翼のようなダガーは友牙の方へ向くと、一直線に飛んでいく。そして、友牙の体をえぐるように突き刺さる。
「キャスト!ガル・ハイレン!ガルガ、すまない・・・。」
「友牙を守るため、我は犠牲になろう!」
友牙 ライフ4→8
一度はダガーが突き刺さったが、その瞬間にライフが増えたため、友牙は辛うじて生き残る。
友牙 ライフ8→3
「これでは倒れないか。さすが神バディファイターにして遊びの神だな。俺のターンは終了だ。」
友牙 ライフ3 ゲージ5 手札1枚
タイガ ライフ6 ゲージ2 手札0枚
友牙ターン
友牙は立ち上がると、デッキの上に手を置く。
「友牙、大丈夫か?」
「まだ、俺は負けてない!ガルガ、そうだろ?」
「友牙・・・。まだ勝機は残っている、全力で戦うぞ!」
「おう!」
友牙はヘッドホンを取り出すと、耳に装着する。
「ドロー!チャージ&ドロー!」
友牙は今引いたカードを見て、相手のライフを確かめ、タイガの周りを浮遊するダガーの数を数える。
「このカードなら、まだ勝機はある。アタックフェイズ!G-BOOST 体!」
友牙とガルガはもう一度、白銀のオーラを纏い、剣を構える。
「ガルガ行け!」
「心得た!」
「ダガー効果!」
前の友牙のターンに見せた避け方でガルガの剣を避け、
「我、2回攻撃あり!」
「もう一度だ!」
それをもう一度繰り返す。
「これなら!」
友牙の振り下ろした剣もダガーの効果で避けられるが、この前のターンと同じように、次の攻撃は避けきれずに攻撃を受ける。
タイガ ライフ6→5
「最後の攻撃は避けきれなかったが、これで」
「友牙、ファイナルフェイズだ!」
「ファイナルフェイズ!」
「なんだと!」
友牙は剣を地面に刺すと、右手に拳を作り、空へと向ける。
「俺の神ってる新必殺技!ここで見せる!ゲージ1を払い、神・ガルガンチュア・クラッシャーッ!」
空中に現れた大きな拳。友牙はガルガの肩に手の上に立つと空中へ投げられ、大きな拳の甲に開いた穴から拳の中に乗り込む。拳はセンターに降りていたタイガに向かって、突き刺さった。衝撃波はファイトスペースの周りを囲む壁を貫通して観客を震わせた。
「この俺が負けた・・・。」
拳が消え、倒れたタイガが現れる。
タイガ ライフ5→0
ライフの光は全て消え、0の数字が映し出される。
「winner、俺!」
「・・・まだ、父は越えられないか。」
タイガは手のひらに残る1枚のシャイニング † ダガーを見つめ、そう呟いた。
ファイトが終わり、友牙はすぐにタイガの元へ向かう。
「楽しかったぜ、お前とのファイト!」
「そうだな。・・・やっぱりモンスターは必要か」
「ダンジョンワールドは我にはわからないが、バディファイトはモンスター、アイテム、魔法、必殺技・・・それらが全て揃ってこそだと思っている。」
「そうだよな・・・。今日はこれで、またここでな」
タイガはそういってキャッスルを後にした。
「我は何か悪いことでも言ったか?」
「タイガ・・・後をつけてみよう。」
「お、おい!友牙!」