ダンジョンワールドから帰った友牙とガルガは、土砂降りの中、橋の上で意識を失い倒れている一人の女に出会う。
女は自分のことをノアといい、それ以外の記憶を失っていた。
友牙はノアの近くに落ちていたデッキをノアに渡す。
ノアはバディファイトに興味を持ち、そのデッキでティーチングも兼ねた、サクラとのファイトをすることを決めた。
ノアのライフ8 ゲージ2 手札6
サクラのライフ10 ゲージ1 手札6
目の前に現れた杖を掴み、地面に刺す。
「次にデッキの上から2枚をドロップゾーンに置いて、希望の忍者 レイヤをレフトに!」
「
レイヤはレフトに現れると、ノアの姿を見て、不審に思う。
「私はノア、よろしくね。」
「・・・まぁいいでしょう、指示を!」
「効果で、デッキの上から3枚見て、1枚を手札に加えて、2枚をドロップゾーンに・・・と。」
ノアはデッキから浮かび上がる3枚のカードから、一枚を掴む。そして残りの2枚はドロップゾーンに送られた。
希望の忍者 レイヤ モンスター
カタナ
希望/忍者/天国
サイズ1 6000/2/1000
「希望の忍者 レイヤ」は1ターンに一度しかコールできない。
コスト:君のデッキの上から2枚をドロップゾーンに置く。
・このカードが登場したとき、君の場に他の「希望」があるなら、デッキの上からカードを3枚見て、1枚を手札に加え、残りをドロップゾーンに置くか、デッキの下に好きな順番で置く。
(デッキのカードを捨てるって、灼熱地獄の共通効果じゃ・・・)
サクラは顎に手を当てる。
「そして杖の効果で、デッキの上から1枚をゲージに置いて、ドロップゾーンから、1枚をこのカードのソウルに入れて・・・そしてゲージ2を払い、ライトにコール、希望の騎士 リゼを・・・」
「バディコールだ、ノア!」
「バディコール?」
「バディゾーンのカードを場に出して、バディゾーンにカードを横向きで置くんだ。」
「えっと・・・こう?」
ノアは友牙の指示通りにする。
すると、それを見てバディコール宣言は無かったが、リゼがバディゾーンからライトに下りる。
「任せてください、希望のために私は戦う!」
ノアのライフ8→9
「希望の騎士 リゼ!サイズ2、攻撃力8000、防御力5000、打撃力2のレジェンドワールドのモンスターだ!このカードは攻撃時にドロップゾーンのカードを5枚戻すことで好きなカードを手札に加えることをできる強力な効果を持っているぞ!」
「さらに、フラッグが楽園天国なら、相手の効果で破壊されず、自分がライフを払うとき、払う数が1減るという効果も持ってるでチュウ!」
希望の騎士 リゼ モンスター バディ
レジェンド
希望/英雄/天国
サイズ2 8000/2/5000
2回攻撃 ソウルガード
コスト:ゲージを2払い、デッキの上から1枚をソウルに入れる。
・君のフラッグが「楽園天国」なら、このカードは相手の効果で破壊されず、君がライフを払うとき、払う数を1減らす。
・このカードが攻撃したとき、君の場に他の「希望」があるなら、ドロップゾーンのカードを5枚戻してよい。そうした場合、デッキから「希望」のカード一枚を相手に公開して手札に加える。その後、デッキをシャッフルし、デッキの上から2枚をゲージに置く。
「いきます!リゼ!」
「いくぞ!はぁーーーッ!」
リゼはレイピアを構え、ライトから走り始める。
「リゼの効果でドロップゾーンのカードを5枚戻して、デッキからカードを1枚手札に。私が持ってくるのはえっと・・・」
しかし、ノアが持ってくるカードを悩んでいるの聞き、その場に立ち止まって、
「希望の王剣を持ってきなさい!」
「わかった!えっと・・・これだ!私は希望の王剣 ホープ・エクスカリバーを手札に!そしてデッキをシャッフルして、2枚をゲージに!」
ノアは必殺技のカードを持ってきた。
「必殺技を手札に加えながら、コストも確保できるのか、あのモンスターやるな。」
「ッ!」
リゼの攻撃はやっと、サクラに通る。
サクラのライフ10→8
「2回攻撃!」
「キャスト、滅神の盾!無効にして、1ライフ、1ドロー!」
サクラのライフ8→9
「レイヤ!」
「承知!・・・忍!」
レイヤはリゼとは一転、忍者のような素早い動きで、サクラの背後にまわって攻撃する。
「なっ!」
サクラのライフ9→7
「これでターン終りょ、」
「いや、ファイナルフェイズだ。」
ノアがターンを終わらせようとするのを、リゼが止める。
「えっ、ファイナルフェイズ?」
「その手札にある必殺技を使いなさい。なんのために持ってきたの?」
リゼは説教口調でノアに言う。
「・・・うん!ファイナルフェイズ!希望の王剣 ホープ・エクスカリバー!」
ノアの持っていた杖は黄金の大きな剣に変化し、サクラに向かって倒れる。
「きゃぁーーーッ!」
サクラのライフ7→4
ノアのライフ9→12
「回復した!?」
「ホープ・エクスカリバーは、相手にダメージ3を与え、ライフ3を回復する剣。そして私たちの希望の力」
希望の王剣 ホープ・エクスカリバー 必殺技
レジェンド
希望/英雄/天国
君の場にワールドの違う「希望」のカードが2枚以上あるなら使える。
コスト:ゲージを2払う。
・相手にダメージ3!その後、君のライフ+3!このカードのダメージは減らない。
「これで本当にターン終了・・・だよね。」
ノアのライフ12 ゲージ1 手札5
サクラのライフ4 ゲージ1 手札6
サクラのターン
「ドロー、チャージ&ドロー。」
サクラは追い詰められていた。次のターン、またあの必殺技を放たれたら死んでしまう。
サクラはチラッと友牙の方を見る。
友牙はノアの方を見ていた。
「・・・本気出すかな。」
サクラはそれまでほどいていた髪を、いつもの一つ縛りに戻す。
「バディコール!ドロップゾーンのカードを3枚ソウルに入れてゲージ2を払い、ライトに現れろ!阿修羅!」
バディゾーンから消え、それは空間を突き破って上から落ちてきた。
目の前で変形する巨大なそれは、以前話した「銅像」という姿より、もはや「ロボット」のような姿だった。
「サクラ選手も負けじとバディコールだ!滅神の使者 阿修羅、サイズ3、攻撃力12000、防御力8000、打撃力2!」
「攻撃する度に、相手の場の神をドロップゾーンに置くでチュウ!」
滅神の使者 阿修羅 モンスター
属性:滅神
サイズ3 12000/2/8000
ソウルガード 移動 反撃
コールコスト:ドロップゾーンの「滅神」3枚をソウルにいれ、ゲージを2払う。
・君が「滅神」のアイテムを装備しているなら、このカードは3回攻撃を得て、君の場の「滅神」全てはレストされない。
・君の場の「滅神」のアイテムの攻撃力+10000し、打撃力+1する。
・このカードが攻撃したとき、相手の場の属性に「神」または「ゴッド」を含むカード1枚を選び、そのカードの能力全てを無効化し、ドロップゾーンに置く。この能力に相手は[対抗]できない。
「切る・・・」
サクラは神威の柄をいつも以上に力強く握り、居合いの構えをとる。
そして周囲が一度静かになった瞬間、一気に刀を抜いた。
刀から放たれる衝撃波は、ノアの立つ背後の壁を真っ二つにするように傷を負わせ、ノアもその衝撃を受けてライフを減らす。
ノアのライフ 12→8
「2回攻撃!」
サクラはもう一度居合いの構えをする。
「ノア!魔法を使うんだ!」
「魔法・・・」
「対抗って書いてある魔法だ!」
「・・・これだ!キャスト!
カードから放たれたエネルギー弾は阿修羅の腕を破壊する。しかし、ソウルガードで場に残った。
「そして、ライフ+3して、手札を捨てれば次に受けるダメージを2減らす!」
希望から生まれる勇気(ホープ・ブレイブ) 魔法
ヒーロー
希望/ブレイブマシン/天国
相手のターンに発動できる。
[対抗]:相手の場のカードを1枚破壊する。さらに君の場に「希望」がいるなら、ライフ+3。さらに手札を1枚捨ててもよい。そうした場合、次に受けるダメージを2減らす。
ノアのライフ 8→11→9 手札3
「3回攻撃!」
再び抜かれたサクラの刀から放たれた衝撃波は、ノアにダメージを与える。
「きゃあ!」
ノアはその衝撃に思わず、尻餅をついてしまった。
ノアのライフ 9→5
「阿修羅は攻撃しない・・・。キャスト!明鏡止水でゲージ+3。そしてファイナルフェイズ!」
ノアは一枚のカードを持ち、阿修羅の手のひらに乗ると、思いっきりノアに向かって投げられる。
「滅神究極奥義!神殺の一閃!」
サクラはその一瞬でノアを切り、ノアの背後で刀を納める。
ノアのライフ 5→0
「あっ」
サクラは無意識のうちにここまでしていたのか、我に返ってノアの方を見る。
「・・・ひぐっ・・・うぅ・・・。」
ノアは初めてのファイトで、怖い思いをしたのもあってか、地面にぺたんと座って、目が少し潤んでいた。
「やっちゃった・・・」
「さすがにフォローできないな」
「同じく・・・。」
友牙やガルガは二人から目を反らしていた。
「え、えっと・・・私はいつも通りでいいのかな、これ」
実況をやっていたイオンも言葉に詰まる。
「友牙・・・これどういう状況?」
友牙の後ろに立っていたのは、怒れるパル子だった。