神バディファイト 新たなる挑戦   作:駿駕

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あらすじ
友牙は雨のなか、おつかいに外へ出る。そして友牙はハートを探している竜神に会い、ファイトを申し込まれ、完敗した。



相棒学園には幽霊がいっぱい!?

夜の相棒学園校舎。

「あの・・・サクラ?」

「何?」

「もう少し離れて歩いてくれないかな?」

ぎこちない歩き方をする友牙と、友牙の背中にピッタリとくっついて歩くサクラ。

「嫌だ。」

なぜこうなったのか、それは4時間前に遡る。

 

放課後。

「幽霊を見た!?」

「あぁ、この学校出るらしいよ」

友牙の耳に入ってきたその言葉。友牙は内心ワクワクしていた。

「友牙ー。」

「サクラ、どうした?」

別の場所を掃除していたサクラが入ってくる。

「聞いた?学校に出る幽霊の話。」

「今さっき聞いたよ」

「じゃあさ!今夜、肝試ししない?」

「・・・肝試し?どうして?」

「どうして・・・って、ほら、友牙の動画のネタになるし、ね?」

「確かに。じゃあスバルとかマサトとか、ミコやメルも一緒に」

「ダメ!」

「え?」

サクラは友牙のスマホを持つ腕を掴む。

「私と・・・二人でやろ!幽霊もそんな大勢で行ったら出ないだろうし」

「それもそうだな、よし!じゃあ今夜の8時から」

 

そして今にあたる。

「・・・ねぇ?」

「なんだよ」

「あの三匹は?」

「話したら断られた。怖いってさ」

「ガルガは?」

「ここにいるぞ。」

「うわぁ!驚かさないでよ!」

「さっきからいたではないか。どうしたんだ、いつもの威勢は」

「うるさい!」

サクラはガルガの頭を叩く。

「着いたぞ・・・まずはここだ」

友牙達はまず第一のスポット、理科準備室に来ていた。

「ここの人体模型が動くって話。」

「でも、ここって鍵ないと開かないような」

「あ・・・」

 

「ねぇ、あなたたちも幽霊に会いに来たの?」

 

「ひっ・・・きゃぁぁぁ!」

サクラは床に尻餅をついて倒れる。

「大丈夫だよ、わ、私は幽霊じゃない」

二人の前に現れた女の子。髪はクリーム色で、前髪が片目が隠れるくらい長く、手が見えないくらいの黒いパーカーを着ていた。

「私は小梅。私も気になってきたの」

「俺は未門 友牙。で、こっちは・・・」

「ガタガタガタガタ・・・」

「サクラっていうんだ。」

サクラは立てないくらいに怯えていた。

「もう嫌だ、帰る!」

「帰っていっても、立ち上がれないんだろ?・・・ほら」

腰が抜けてしまい立ち上がれないサクラの前に、友牙は後ろになってしゃがむ。

「ほら、乗れって。俺がおぶるから」

「・・・ありがと」

「それじゃあ、いこ?」

小梅は二人の前を歩き、次の場所へ導く。

「次はここ・・・」

次に着いたのは女子トイレだった。

「ここの三番目のトイレに華子さんがいるって噂・・・だな」

「・・・入るの?」

友牙の後ろからサクラが聞く。

「入ろうぜ」

「男の子なのに?」

サクラの言葉に、友牙は頬を赤らめて足を止めた。

「・・・。どうする?ガルガ?」

「我に聞くな・・・。今時間帯、他の人間は誰もいないのだ。入ってもかまわないはずだ」

「ガルガがそういうなら・・・」

友牙はなぜか目をつぶって、女子トイレに入る。

「ここか。」

そしてガルガに連れられて三番目のトイレのドアの前に立ち、恐る恐る三回ノックした。

「・・・何も出てこないな」

「今日は・・・いないの・・・かな?」

小梅はそう言い、トイレの扉を開ける。

そこには何もなく、きれいな便器があるだけだった。

小梅とガルガは外に出た。友牙とサクラもそれに続いて外に出る。

「ん?これって・・・」

友牙は足元にバディファイトのカードが落ちていたのに気づく。

「なんだ。そのカードは」

「レジェンドワールドのフラッグだ。」

「落とし物かな?」

友牙は棚の上にカードを置き、その場をあとにした。

「・・・牙王・・・。」

「え?」

友牙は知らない声を聞き、トイレの方を振り返る。

声の方には誰もいない。

「どうした、友牙よ。」

「いや、女の子の声が聞こえたんだけど・・・気のせいかな」

「やめてよ、そんなの」

「やっぱり・・・いたんだ、華子さん。」

「え?」

小梅は両方の袖口で口を隠してクスクスと笑う。

「ねぇ、ファイト・・・しよ?」

「何?急に・・・」

「バディファイトしよ?」

小梅はパーカーのポケットからデッキを取り出す。

「私も、デッキ持ってるから」

「やるか、友牙よ」

「挑まれたなら、やるしかないよな、ガルガ!」

 

「バディファイトあるところ、奈々菜イオンあり!夜の学校、誰もいない校舎の屋上でもって・・・何これぇ!」

「わわわ、観客(?)がいっぱいでチュウ!」

屋上で準備する三人と一匹を囲むように、大勢の幽霊が現れ、幽霊は呻くような声を発していた。

「聞きたいのはこっち!なんでこんなことに・・・」

サクラは腰が抜けて友牙の足にしがみついていた。

「・・・君がこれを呼んだのか?」

「あの子見えるんだ・・・ふふふ」

「あの子・・・?」

「さぁ、やろ?バディファイト。」

空中に現れたVボードにデッキを置く。二人の間にはセンター、ライト、レフトを表す紫色の文字と、その文字を囲む紫色の六芒星が表れた。

 

大地を駆ける剣馬のドラゴン、ここに参上!ルミナイズ、神・速ドラ!

 

危険な館の危険な幽霊達、今あなたの元に・・・ルミナイズ、デンジャラス・ゴーストパレード。

 

「バディーファイ!」

「「オープン・ザ・フラッグ!」」

 

「ドラゴンワールド!バディはガルガンチュア・ブレイドケンタウロス!」

「デンジャーワールド。バディはシャドウ・ウォーカー。」

 

「ウガァァァーーー!」

観客である幽霊達も興奮で叫び始める。

「ヒィィーーー!・・・友牙ー!頑張れー!」

 

先攻 小梅のターン

 

「私のターン、ドロー、チャージ&ドロー・・・。ライトにバディコール、幽刻の魔影 シャドウ・ウォーカー」

「ククク・・・」

六芒星の中心から現れたモンスターは、動物の頭蓋骨に黒いロングコートに骨でできたランタンを持ったいかにもホラーなモンスターだった。

 

小梅のライフ 10→11 

 

「ヒィィー!また怖いの出てきた!」

「怖くないよ、シャドウ・ウォーカー。この子はライフ2を払って、幽霊を呼んでくるの」

「幽霊!?」

「ケタケタケタケタ・・・!」

シャドウ・ウォーカーは笑う。すると、ランタンが光り、幽霊がセンターに現れた。

 

幽刻の魔影 シャドウ・ウォーカー

属性:ゴースト

サイズ0 1000/0/1000

2回攻撃

コストゲージ1払う

・このカードは相手の効果で場を離れない。

・このカードは登場したターンの、次の君のターンの開始時にドロップゾーンに置かれる。

・君の場の「幽霊」がいるなら、このカードの攻撃力と防御力は君の場の「幽霊」の数×10000。2枚あるなら、打撃力+2

[対抗]「起動」君のライフを2払うことで、君のデッキの上から1枚を裏向きにして、「《幽霊》サイズ0/10000/3/1000」のモンスターとして君の場に出す。

 

「設置、幽闇のお墓 ネクロタフィオ。さらにキャスト、お話しようよ・・・ね?」

「え?何?」

「効果でゲージ+2、ライフ+2。さらに幽霊がいるから、ライフ+2、1枚ドロー。」

 

小梅のライフ 9→13

 

幽闇のお墓 ネクロタフィオ

属性:ゴースト

[設置]

・君の場の「幽霊」は相手の効果で破壊されず、相手のセンターにモンスターがいても相手を攻撃できる。

・君の場の「幽霊」がドロップゾーンに置かれたとき、君のライフ+1し、カード1枚を引く。この能力は1ターンに一度だけ使える。

・「幽闇のお墓 ネクロタフィオ」は君の場に1枚だけ[設置]できる。

 

お話しようよ・・・ね?

属性:ゴースト

・君のデッキの上から2枚をゲージに置き、君のライフ+2。さらに君の場に「幽霊」があるなら、さらに君のライフ+2し、カード1枚を引く。「お話しようよ・・・ね?」は1ターンに一度だけ使える。

 

「さぁ、幽霊で攻撃・・・」

センターから飛んでいった幽霊は友牙の体を貫通して、センターに戻る。

「ッ!」

 

友牙のライフ 10→7

 

「ターン終了・・・ふふふ」

このとき、友牙とガルガには見えていた。小梅とシャドウ・ウォーカーを囲む大量の幽霊の存在を・・・。

 

友牙 ライフ7 ゲージ2 手札6

小梅 ライフ13 ゲージ4 手札5

 

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