肝試しに夜の相棒学園に訪れた友牙とサクラ。
二人を待っていたのは心霊現象と、一人の女の子だった。
友牙のターン
「ドロー!チャージ&ドロー!」
「友牙、なんとかして!」
「装備、神竜光剣 ガルライト・レイピア!そして神竜の騎士 ヴァルハイトをレフトにコール!効果で手札1枚を捨てて、ガルガンチュア・ブレイドケンタウロスを手札に!」
「我の効果で、主を姿をお見せしましょう!」
ヴァルハイトは手に持つ武器を振る。
そしてデッキから1枚のカードが友牙の手札に加わった。
「ライトにバディコール!ガルガの新しい姿!ガルガンチュア・ブレイドケンタウロス!」
「我は止まらぬ!行くぞ!」
新たな姿のガルガは、4本の足で地面をガッシリと掴み、剣を構える。
「アタックフェイズ開始時!ガルガ!」
「心得た!G-BOOST 技!・・・ぐぁ!何が・・・!」
「な、なんだこれは・・・動けんぞ!」
G-BOOST発動の構えを取るガルガは、急に苦しみ始め、体が金縛りにでもあっているかのように動けなくなる。レフトのヴァルハイトも同様に動けなくなった。
「ガルガ!ヴァルハイト!」
「呪われちゃったのかな?」
小梅は1枚のカードを見せる。
小梅の場にはいつの間にかレフトに幽霊が現れており、センターとレフトにいる幽霊から伸びた影が、ガルガの影に侵食して、ガルガの足を掴んでいた。
呪われちゃったのかな?
属性:ゴースト
君の場に《ゴースト》または「幽霊」があるなら使える。
コスト:ゲージ1、ライフ1を払う。
・君の場の「幽霊」1枚につき、相手の場のモンスター1枚を選び、レストする。さらに、君の場に「幽霊」が2枚以上あるなら、この効果でレストしたカードはこのターン、スタンドしない。
小梅のライフ13→10 ゲージ4→3
「ッ!・・・なら、俺が攻撃する!攻撃するのは、幽霊を出している、そのモンスターだ!」
友牙はガルライト・レイピアを構える。
「ーーー!」
シャドウ・ウォーカーはランタンで、襲いかかってきた友牙を振り払う。
「その子の防御力は21000。・・・まずは幽霊を払わないと倒せないよ。」
「なら、まずはセンターの幽霊からだ!」
レイピアは、センターの幽霊に突き刺さって一度は消えるが、またシャドウ・ウォーカーのランタンが光り、幽霊が現れる。
「私のライフを犠牲に幽霊は現れる・・・。そして、お墓の効果でライフ1回復とドロー。」
小梅のライフ10→9
「もう一度だ!」
友牙はもう一度、レイピアで幽霊を刺すが、幽霊は湧き出るように甦る。
小梅のライフ9→7
「3回攻撃!」
「キャスト、私達と遊ぼ?」
今度はシャドウ・ウォーカーも消え、幽霊がセンターとライトに現れる。
私達と遊ぼ?
属性:ゴースト
コスト:ライフを1払う。
「私達と遊ぼ?」は1ターンに一度だけ使える。
[対抗]デッキの上から2枚を裏向きにして「《幽霊》サイズ0/10000/3/1000」のモンスターとして、君の場の別々のエリアに出す。
小梅のライフ7→6
「足りない・・・ターンエンド。」
友牙は手札にある『神・ガルガンチュア・クラッシャー!!』を見て、ターンエンドを告げる。
「友牙・・・」
小梅のターン
「ドロー、チャージ&ドロー。キャスト、お話しようよ・・・ね?」
小梅のライフ6→10 ゲージ4→6
小梅はついに袖から手を出した。そして、
「夜、深夜・・・ここからが本当の時間だよね・・・。ほら、あの子が、起き出す・・・。」
小梅の指の先には1枚のカードがあった。
「3体の幽霊を1人の子に・・・起きて。ふふふ」
3体の幽霊は笑いながら、夜の空に消えていく。そして辺りはクラシック音楽溢れるコンサート会場のような空間に包まれた。
「いったい・・・何が・・・」
「現れて、コンサートの亡霊!」
これまでの幽霊とは違う骸骨の音楽団が、演奏のために音を合わせ始める。
ライトに現れたのはドレスを着飾った大きな骸骨だった。
幽魔の旋律 シナヴリア・ファンダズマ
属性:ゴースト
サイズ3 30000/3/1000
2回攻撃
コスト:君の場の「幽霊」3枚の上に重ね、ゲージ3を払う。
・このカードは場を離れず、センターにコールできず、移動できない。この効果は無効化されない。
・このカードが攻撃するとき、デッキの上から2枚を裏向きにして「《幽霊》サイズ0/10000/3/1000」のモンスターとして君の場の別々のエリアに出す。
[対抗]君が攻撃されたとき、君のライフを1払うことで、デッキの上から1枚を裏向きにして「《幽霊》サイズ0/10000/3/1000」のモンスターとして君の場に出して、その攻撃の対象をそのモンスターに変更する。
それがそのモンスターの名前。
「来るぞ、友牙!」
「ガルガをセンターに移動!」
ファンダズマは大きく息を吸うと、オペラのような透き通る声が辺りに響き渡り、周りの骸骨達はクラシックな音楽を演奏し始めた。
「この子が攻撃するとき、幽霊が2人現れる。」
音による攻撃によって、ガルガは一度は消えるが、
「ソウルガードで復活!」
ソウルガードによって復活する。
「レフトの幽霊で・・・友牙君を攻撃」
「な、」
「設置魔法の効果!」
サクラは友牙に、幽霊が潜影の効果を持ったことを教える。
「ッ!」
「もう一度・・・いって。」
「うわぁぁぁぁ!」
「友牙ッ!」
友牙のライフ7→1
「ファンダズマでガルガを攻撃。」
ファンダズマはもう一度、透き通った声で攻撃する。音はガルガの鎧を砕いた。
「すまん、友牙!」
「ガルガ!」
「まだ幽霊が残ってるよ・・・ふふふ」
「キャスト!神・緑竜の盾!」
「次・・・」
「キャスト!神・青竜の盾!」
友牙は辛うじて幽霊の二回の攻撃を防ぎきる。
しかし、友牙の立つ足元にも、まるで冥界へと引き釣り混もうとするかのように、幽霊に囲まれていた。
友牙のライフ4 ゲージ4 手札2
小梅のライフ10 ゲージ3 手札5
友牙のターン
「ドロー!チャージ&ドロー!ガルガンチュア・ブレイドケンタウロスをライトにコール!」
「我はまだ諦めぬ!」
「キャスト、ガル・オラクル!効果で2ドロー!違う・・・けど、いける!」
「心得た!G-BOOST 技!」
「また呪われちゃったのかな?」
「ッ!クソ・・・またこれか・・・」
「だが、アイテムの3回攻撃は残っている!」
友牙はレイピアを幽霊に刺す。
「2回攻撃ッ!」
「発動!」
ファンダズマは叫び始める。
すると、センターに幽霊が現れ、攻撃を吸い込む。
「ライフを削って・・・攻撃をこの子に。」
小梅のライフ10→9
「まだ3回目の攻撃が残ってる!」
「もう一度、守って!」
小梅のライフ9→8
「友牙、どうするのだ!?」
「これならどうだ!来い!カリバーン・ガルドラ!」
友牙の言葉に応え、ドロップゾーンから1体のモンスターがレフトのヴァルハイトに換わって現れる。
「今こそ、我の力を示すとき!」
カリバーン・ガルドラは剣を構える。
「もう一度!」
小梅のライフ8→7
剣は幽霊を切り裂き、次の攻撃に備える。
「もう一度!」
「その魂、切り裂く!」
2度の攻撃は2体の幽霊を切り、剣をしまった。
小梅のライフ7→5
「今だ、我が主よ。」
「あぁ、ファイナルフェイズ!キャスト!神・ガルガンチュア・クラッシャー!!」
夜の空に現れた大きな拳に、友牙はガルガの力を使って乗り込む。
「いっけぇーーーーッ!」
「ありがとう・・・私とファイトしてくれて・・・」
小梅のライフ5→0
「WINNER、俺!」
神・ガルガンチュア・クラッシャーの拳が消えたその後には、小梅の姿はなく、周囲にいた幽霊や骸骨は一人もいなかった。
「あれ、小梅は?」
「もしかして・・・あの子も幽霊!?・・・ぁ」
サクラは友牙の足元で気絶してしまう。
「サクラ!・・・ガルガ、サクラを運ぶぞ!」
「心得た!」
相棒学園怖い噂話の一つ。
夜に学校に来た子供とファイトする少女の幽霊。
「待ってるよ・・・ふふふ」
彼女は今もファイトの相手を待ってるとか・・・。