バンドリ! に非日常を組み込んでみたらどうなるの?   作:KAMITHUNI

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今回は前半がおふざけ回!
後半からはゴリゴリのシリアスでございます!
シリアスが苦手な方はブラバを推奨いたします!
(けど、タグの欄にシリアスっていれてあるからいいよね?)


real nature

おっす! オラ、エミヤシロウ! オメェら元気にしてっか?!

ん? オラか? オラは元気だぞ!(空元気)

この世にはツァー奴らがいっぺぇいて、オラ、ワクワクすっぞ!(白目)

 

ま、カカ◯ット口調は置いておくとして(無責任)。

 

とりあえず、今日は金曜日だ! ジェイ◯ンじゃないぞ? 13日でも無い。

そう、みんな大っ嫌いなあの金曜日だ!(真実) 微妙にまだ休みじゃなくて嫌になるよな!? 分かる人には分かると思うっ!!

 

憂鬱じゃろ? メンドイじゃろ? 仮病したいじゃろ?(ウザい)

休んじまえよ(悪魔の囁き)。この際、学校なんて行かなくていいだろ?(クズ) そう、これはモチベーションを上げる為に必要な休暇だ! だから、オレは休むんだいいね?(カス)

 

 

 

 

 

 

 

 

「────て、思ってたんだけどさ、結局来ちまったんだよ。なぁ? オレはどうすればよかったんだ? 一誠」

 

「とりあえず、その煩悩を何とか矯正させてクタバレ」

 

 

オレの相棒は今日も今日とて辛口でした。

 

 

悲しい(泣)。

 

 

 

─────

 

さぁ、放課後がやってきたゾォォイ!!(クレイジーボーイ……ボーイ?)

放課後にゲーセン! 買い食い! バイト! これぞ学生の本分!!(バカ)

べんきょう? なにそれ? 美味しいの?(記憶障害)

 

え? もうじき中間試験? あと1週間でやってくる? そんな情報知らないんですけど。どういうことですか!?(錯乱)

 

おい! 一誠! そんな話オレは聞いてな─────え? その時、何度も起こしたのにずっと寝てた? オマエの自己責任? ど正論だぁーね!!(白目)

 

クソッタレェェエ!! 汚ねぇ花火だッ!!(王子)

イチえもーん!! 僕に勉強を教えてよぉ〜!!(泣き落とし)

……今回ばかりは面倒見きれん? 自分でなんとかしろ? そ、そんな無慈悲な……ぁ、ァァァぁあ!!!!!(狂乱)

 

ウバァァァァ!!!(爆死)い、一誠君の意地悪ゥゥ〜!!(キモい)

 

テストが詰んだも同然……。

 

ま、いっか!!(開き直り)

 

こうなったら、太鼓の●人で発散ダァ!!!

 

─────

 

オラオラオラオラァァァァァァ!!(スタンド使い)

 

はっはっは!! 今日のオレは頗る調子が良いようだなっ!!

どうだゴラァッ!! オレだって本気出せば『白鳥』の鬼レベル如きをフルコンするなんて大したこと無いんだよぉ〜! がはっはっは!! ザマァねぇな!!(フラグ)

 

あ(不可)……。

 

……………………さ、最後の最後でスカしてしまったァァァァァァァァァアアァァァァァアア(狂気)!!!!!!!

 

「クソがァァァア!!!!!!(絶叫)」

 

「ウルセェぞクソガキィィィ!!今 出てけー!! そんで二度とくんなぁ!!」

 

「(;´Д`!! そ、そりゃあねぇよぉ〜!?」

 

もういい!! シロウ! おうち帰るぅ〜!! (ラブ●イバー)

 

─────

 

さて、どうしたものだろうか……。

なぁ? 聞いてくれねぇか? え? 面倒いから聞きたくねぇ? ま、そう言わずに聞けよ(強制)。

 

結局、近場にあったゲーセンは出禁になって(当然)、行く当ても無くそこら中を歩き回ってたんだわ。

ここまでは別に普通だろ?(普通では無い)

 

別にそのまま家に帰りゃよかったじゃねぇかと思ったんだけど、何せウチには何も無い!

いや、ない事はないんだよ? ただ、買ったゲームは殆ど消化しきったんだわ。うん。ドラ◯エは相変わらずの神シナリオで、ぷよ◯よは五連鎖が限界。いいね?(迫真)

 

え? 別に家の中でゲームをする必要性がなくて、勉強すれば良いだけ?

 

……あ、名案だな! 気づかなかった!(筋金入りのバカ)

 

 

って、オレは誰に対して何を語っているんだろうか?(唐突な正気)

 

ま、それはそれとして……。

さてさて、どうしたもんでしょうかねぇ〜。誰かこの渇きを潤してくれる人がいればいいんだけども。

 

結局勉強したくねぇから、やっぱり帰らん!(意固地)

 

 

「────ねっ! いいじゃん。俺らと楽しいことしようよ!」

 

「そうそう、そこでお茶でもしようぜぇ〜。俺たちが奢ってやるからさ!」

 

「す、すみません。 アタシ、人を待たせてるので……」

 

「待たせてる相手って男? いいじゃんほっといて! 俺らと遊んだ方が楽しいって!」

 

ワァオ! 典型的なナンパじゃん(関心)。なんかあんなテンプレなナンパも今時珍しいな(てか、無い)。

 

それなりにガタイの良い男2人に捕まっている女性は……あら! これまた典型的なピチピチなギャルギャルじゃないですか〜(>人<;)。そりゃあ捕まるわ(確信)。

周りの人も嫌がっているのはわかっているけど、無作為に関わって自分に飛び火するのを恐れてギャルギャルさんを助けようとしないし、あの様子だとギャルギャルちゃんも場の勢いで流されかねないな(予感)。

 

よし! オレが一肌脱ぐか!(物理的な意味ではないが、ある意味物理的になるかも)

 

─────???side─────

 

うぅ……。どうしてこんな事に。

友達と最近新しくできたデパートに行く予定で少し急いで、その待ち合わせ場所に向かっている途中に大きい男の人2人に手を掴まれて話しかけられてきた。

 

今までもこういった経験がないわけじゃなかったけど、1人で対処はした事がなく、何かしら心強い友達のお陰で乗り越えられてきたんだけど。今回ばかりは一人きりで、男の人たちに連れていかれそうになっていた。

 

「ほら、あそこのカフェに寄ろうぜ!」

 

「いや、だから……痛っ!」

 

一人の男がアタシの手をガッチリと掴んで強い力で強引に引っ張てくる!

ちょっと! せめてもう少し優しく女の子をエスコートしてよ! 期待はしてないけど、こんなの嫌だ。

 

けど、強引に振り払う事は出来ずに、力任せに押さえつけられて好きなように動けない。

下卑た笑みを浮かべた男達の欲望に満ち溢れた怖い目が、アタシの体を舐め回すように眺めてくる。

 

(─────っ!! 気持ち悪い……!)

 

怖気が走った。こんなに我欲を包み隠そうとしない人達に連れていかれて仕舞えば、アタシは─────。

考えれば考えるほど最悪な可能性へと繋がっていく。

 

(誰か助けて!!)

 

そんな一抹の願いを込めながら目を瞑る。

 

そして─────。

 

「そこの人達、ちょっといいかな?」

 

「あん? なんだよ……テメェ」

 

「え?」

 

そんな声に反応して目を開けると、気づけば腕に感じていた圧力は無くなり、誰かに抱き寄せられる形になっていた。

 

え? えぇ!?(困惑)

な、何っ!? 何がどうなってんの!? え?! アタシ、今男の人に抱きしめられてる?! えぇ!? 何々っ!? なんでこんなことになってるのぉ〜?

 

けど、この男の子がアタシを助けてくれたんだよね……?

 

紅短髪で整えられた髪が特徴的だけど、それ以外は目立った箇所が無い普通の男の子。

あ、でも見た目よりも筋肉質かも……って、どさくさに何触ってんのアタシ!!(羞恥)

 

「まぁまぁ、そう身構えないでくださいな( ̄∇ ̄) オレはそんなに怪しいもんじゃないでやんすよ!」

 

うん。それは無理があるんじゃないかなぁ〜?(なんでか落ち着いてきた様子)

何処からどう見たって、怪しい臭いがプンプンするんですけど!

というか、こんな状況でよく冷静でいられるね!? アタシなんてずっと心臓バクバクなんだけど!!

 

「ふざけた野郎だな。 やっちまうか?」

 

「おう。その方が手っ取り早く女を奪い返せるしな」

 

なんだかとっても不穏な言葉が聞こえてきた気がするんだけど、気のせいじゃないよね? やっちまうって、殺っちまうって事? やばいじゃん! どう見ても殺す気満々のオーラ放ってんじゃん?!

 

「ワァオ! 交渉する前に即臨戦体制かよ……てか、ここが何処か分かってんのか?」

 

そう、ここは人通りの多い普通の商店街。

そんな場所で乱闘騒ぎが、あれば警察だって……!

 

「は、知ったこっちゃねぇな! 俺らは河谷組のヤクザだぜ? サツ呼ばれたぐらいで動揺するわけねぇし、ここは俺らのシマなんだぞ! どうせ誰も俺らが怖くてサツを呼ぶ行為すら出来ねぇよ! 誰だってオマエみたいな無知で愚直で正義感だけで動く大馬鹿野郎じゃねぇんだからよ!」

 

そ、そんな……まさか、花咲川にヤクザが在中してたなんて。

それだけじゃない。ヤクザが相手じゃアタシ達に勝ち目なんて無かった。

絶望にあてられて、アタシは顔から血の気が引いていく。

ごめん。お母さん、お父さん、友紀那……アタシ、もうすぐ死ぬみたい。

何もせずに逝ってしまうアタシを許して─────!

 

そして、ごめんね? アタシを庇ったばかりに巻き添いに合わせてしまった少年へと謝辞を述べようと顔を見ると─────。

 

「……っ」

 

なんで……?

 

「おい、コイツ……」

 

「なんなんだよ、このガキは……?! オレらの所属を聞いてもビビってねぇどころかなんでそんなにも────」

 

どうして、そんなにも……。

 

「─────嗤っていられるんだ?!」

 

─────エミヤside─────

 

嗤ってる? 誰が? オレが?

 

そうか、今のオレは嗤えているのか……。

 

ヤクザという単語を聞いた途端、オレの意識は前世の時に何度か味わったことのある感覚へと切り替わった。

不必要な人情は全て削ぎ落とし、元からあった熱が急激に冷めていく。

脳には必要最低限の情報だけが駆け巡り、自身の戦力と敵の戦力を事細かく分析していた。

 

まるで、あの頃……殺しの依頼を全うしていた前世に戻った気分だった。

どんな気分かって? そりゃあ、最悪に決まってるじゃないか。

 

あの頃とはまるで状況は違えど、奴らと同種のクズが目の前にいるんだ。殺さないと。

まるで強迫観念に迫られるように、只目の前の男達を野放しには出来ないと本能が告げていた。

 

殺らないと、殺られる。そんな世界で過ごして生きてきたオレは、そりゃあ何度も何度も暴力団やマフィアなどを殲滅してきた。

が、それでも奴らは絶対になくならない。

世界から暴力と金が無くならない限り、抗争はまた起きる。

 

だから、戦った。

戦いが無くなるまで、蟠りが消滅するまで、禍根が残らないようになるまで…、殺して、殺して、殺して殺して殺してコロシテコロシテ……コロシタ。

 

頭がおかしくなるまで人を殺め続けた。助けを求められる限り、オレは殺し続けたのだ。

それでも、奴らはしぶとくも残り続けてまた人を傷つける。

このようなクズは、人が苦しむ姿に悦楽を覚える。

 

だから、早めに処理しておく必要がある。

 

あぁ、ダメだ……。

 

こんな惨めなオレは、オレじゃない。

オレはもっとバカで、愚鈍で、愚直に『正義の味方』がやりたいだけなんだ。

ただ、それだけでいいのに……。

どうして、お前達はいつもオレの行く末を邪魔するのだろうか? どうして、オレに『悪道』を選ばせるのだろうか?

 

それはわからないが、ひとつだけ言えるとするなら─────────

 

 

─────この瞬間だけ、オレは『正義の味方』である事を辞める。

 

「……っ!!!!」

 

男が何かを言っている。何を言っているかは分からない。けど、声を荒げて胸元に隠していたドスを晒して、オレの胸目掛けて全力で刺し掛かってきたのはわかった。

 

コイツら、オレの胸元には女子がいる事を忘れたわけじゃないよな? なら、真っ先に女を始末しにきたわけか? やはり、コイツらは最悪だ。

女を真っ先に片付けて、動揺している間にオレも刺し殺す戦法を一番最初に出してくる時点で、コイツらの腐り具合がわかるものだ。

 

オレは胸元にいる女子を抱え込みながら横っ飛びで回避する。

 

その時、胸元で女子の悲鳴が聞こえた気がするが、今のオレには関係のない事だ。

 

「らぁぁ!!」

 

回避した場所に待ち構えていたもう一人の男が、また女子の方目掛けてドスを斬りつける。

けれどその斬撃を躱すのではなく、今度は男の腕を殴りつけてドスを落とさせる。

バギッ! という骨が砕けた音と共に聞こえてきたうめき声と、コンクリートの道にドスが落下した重々しい音が響いたのは全く同じだった。

 

その間に出来たスキに、低い姿勢になり足蹴する。

男は痛みのあまりに足元の注意力が散漫となり、簡単に尻餅をつく。

そして、確実に意識を刈り取る為に、鳩尾に一発を与える。

 

うっ! という呻きを一つ零してから、男は意識を飛ばした。

 

「クソガァァァァァアァァアッッ!!!!」

 

「危ないッ!!」

 

背後に隙が出来たと勘違いをした、もう一人の男がドスを逆手に持ってオレの背中を刺しにくる。

少女の声にも焦りが含まれており、どうやら周りから見ればオレは絶体絶命の状況に置かれているらしい。

 

だが、実際はそんな事はなく、オレは視線をズラす事なく、足を後ろに回して男の脚を引っ掛ける。

 

「なっ!?」

 

それだけで簡単に姿勢を崩した男の右腕をオレの左腕で持ち右腕を懐に入り込ませる。

そして、前傾姿勢に倒れかけた男をそのままの勢いで背中に乗せてから地面に投げつける。

 

ドゴンッ!

 

「あがぁっ!?」

 

受け身を取らせない形での背負い投げに、男が対応できずにそのままの勢いで身体が叩きつけられる。

肺患器官にもダメージを確実にもらったのか、トドメをさすまでも無く意識を混濁とさせてそのまま微睡みに落とした。

 

「……」

 

そして力の限りで捩じ伏せた後に残ったのは、一抹の虚しさだけだった。

 

 

 

 

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