ポケットモンスター -Hello My Dream- 作:PrimeBlue
「──おい! 待て!」
息を切らせながら必死に駆けるナオト。
主婦達の波に襲われる中、彼は傍にいたブースターが何者かに連れ去られていくのを目撃していた。まさかポケモン泥棒が群れに紛れていたのかと、主婦達から離れていくその下手人を慌てて追いかけたのである。
30キロあるブースターを抱えているせいか下手人の走る速度は思ったより遅く、何とか見失わずに追跡できた。
やがて逃げ切れないと判断したのか、その人物は人目のつかない非常口前の通路で足を止める。
「はぁ、はぁ……もう逃げるなよ。観念しろ、ドミノ」
下手人の正体はロケット団のドミノであった。主婦に紛れるためか主婦然とした服装をしている。ドミノは舌打ちをしてナオトの方を振り向いた。
「さっきのアナウンス。あれもお前の仕業だな?」
「……はっ、その通りよ。でもね、観念しろと言われてもしないのがホントのロケット団。するのはそっちの方よジャリボウヤ」
腕に抱えた獲物にチューリップを突きつける。
「貴方の大事なアイちゃんはもう私の手の中。さあ、この子を傷つけられたくなかったら大人しく──」
「あのさ、台詞の途中で悪いんだけど……ソイツ、アイじゃないんだが」
「は?」
ドミノは抱えた獲物を改めて見て、「あっ」と声を漏らす。
ブースターの姿はシルエットこそある程度ゾロアに似ているものの、大きさと毛色は全くもって異なっていた。疲労と空腹のせいか明らかに別のポケモンを見間違えてしまったのだ。
「や、やってくれたわねジャリボウヤ! この私を化かすなんて!」
「お前が勝手に勘違いしただけじゃないか……ブースター」
「ブゥッ」
ナオトの呼びかけに答え、ブースターは体内に炎を溜め始め自分の体温を急激に上げていく。その最大温度たるや九百度以上。
当然、ドミノが変装のために着ている主婦服はあっという間に嫌な匂いを出して焦げ始める。
「あっつ! 熱ッっ!」
ドミノは慌ててブースターを手放し、焦げて煙を上げる服を脱ぎ捨ててその下に着ていたボロボロの団員制服を晒した。
「はぁ! はぁ! こ、このっ、せっかくリボ払いで買った服が! 女の服を燃やそうとするなんてあんた最低ね!」
「いや、そこまでするつもりはなかったんだけど……」
鼻息荒く罵声を浴びせるドミノ。
乱れた息を整えると、手に持ったチューリップを引き伸ばして棒状の武器に変形させた。
「ッ! まさかお前、またあの武器を!?」
「残念。一般業者に依頼したからエネルギー弾は出ないのよ。でも、貴方如き相手するにはこれで十分! さあ、覚悟なさい!」
足を踏み出し、棒状にしたチューリップ──もちろんリボ払いで注文した──を大上段に振り上げる。
ナオトも身構え、ブースターにいつでも攻撃できるよう目で合図する。
──ぐ~……
しかし、そこに場違いな腹の虫の音。
ここにはいるのはナオトとブースターとドミノのみ。ナオト達は先ほど軽食を食べたばかりで腹が空いているわけもなく、つまるところ音の出どころは……
「~~ッ!!」
顔をクラボの実のように真っ赤にさせる固まるドミノ。ナオトとブースターはそんな彼女に呆れた目を寄越した。
「あのさ、事を起こす前に自分の腹ごしらえくらい済ませとけよ」
「うっさいわねッ! 金さえあればとっくの昔にそうしてるっつーの!」
「……お前、お金ないのか? 元エリートのくせに?」
「……ちょ、貯金はしない主義なのよ」
目を反らし、引きつった顔で答える彼女を見て、ナオトは溜息を吐く。走る速度が遅かったのも、空腹が重なっていたからだろう。そう考えながら、手に持っていたポフレ入りの袋を差し出した。
ドミノは一歩引いて目を見開き、突然目の前に差し出された袋とナオトを見比べている。
「……な、何よこれは」
「ポフレ。元々ポケモン用だけど、人間が食べても美味いお菓子だよ。どうせ余り物だし食べてもいいぞ」
「は? 冗談。敵から恵んでもらうほど落ちぶれちゃいないわ。大体、このドミノ様がポケモンの餌なんて──」
──ぐぎゅるるるぅぅ……
再び腹鳴りの音が鳴り響く。今度はさらに大きくて長い。
羞恥に歯を食いしばるドミノの目尻からは、涙から見え隠れしていた。
「……ぅ、ぐっ」
「…………じゃあ、こうしよう。僕はここにポフレを捨てる」
言いながら、ポフレの入った袋を床に置く。底がへしゃげて口が開き、上から覗くカラフルなお菓子にドミノは思わず唾を飲み込む。
「これでもう誰のものでもない。誰が拾おうと自由ってこと。後は勝手にしてくれ」
そう加えて、ナオトは少し離れた場所にあるベンチに座った。ここなら、角度的に飾られている観葉植物などが邪魔になって彼からはドミノの姿が見えない。いいのかよ? とばかりに不満そうな顔で見上げているブースターの頭を撫でてやる。
ドミノはプライドを秤にかけているのか、袋を見つめたままその場から動かない。
「……ッ!!」
しかし、ふいに漂ってきたポフレの甘い香りを嗅ぎ、それによって湧き上がった衝動を抑えきれず弾かれたように座り込んで袋を掴みポフレを貪り始めた。
袋が擦れる音と咀嚼音が聞こえる中、ナオトは頬杖を突きながらフルーラを探しに行こうかと考える。だが、あちらも探しているだろうことを考えると行き違いになりかねないので、もう少しこの場で待つことにした。
しばらくして、何事もなかったような顔でドミノがベンチに座っているナオトの傍に歩み寄ってくる。
「……ふ、ふん。なんかゴミが落ちてたからゴミ箱に捨てておいてあげたわ」
「そ、そうか」
口元にポフレの欠片がついてるのは言わないでいた方がいいんだろうなと、心の中で乾いた笑いを浮かべるナオト。
そこで、はたと気づいて口を開く。
「おい、お前が腹ペコってことは、ピィもそうってことだろ? ちゃんとアイツにも──」
「いないわよ」
妙に冷たい声で遮られ、ナオトは眉間にシワを寄せて腰を浮かせる。
「いないって……お前まさか!」
「勘違いしないでちょうだい。元々のトレーナーが偶然この街にいたから、その女についていっただけよ」
「元々の、トレーナー?」
「ええ。ホント、アイツには色々と迷惑をかけられてきたからいなくなってくれて清々するわ」
両の手の平を上に向けてそう答えるドミノ。
だが、ナオトにはその言葉が本心から出ているものとは思えない。現に彼女の口調はどこかわざとらしく、言葉の端々から無理をしていることが感じ取れた。
アシレ水草を採ってきてくれたアイが言うには、あの時ドミノも別の場所でしびれごなにやられていたはずなのだ。
今ここにドミノがいるということは、ピィがアイから受けとったアシレ水草の煎じ物でちゃんと彼女を助けたということ。
いくらあのピィでも、酷い目に合わされ続けたらそのトレーナーから離れるはずである。
しかし、ピィはドミノを助けた。それはドミノがピィのトレーナーとして上手くやっていた証拠であり、彼女達の間には確かに絆のようなものができていたのだ。
「……お前、確かポケモンのこと嫌いだって言ってたよな」
「ええ。大っ嫌いよ」
「それって、何か理由でもあるのか?」
ナオトがそう質問するが、ドミノは腕を組んだまま答えない。
買い物客の賑わう声が遠くから聞こえる中、ふいにアナウンスが流れ始める。
『本日もビッグデパートにお越しいただき、誠にありがとうございます。ご来店中のお客様にお知らせがございます。先ほどの放送はイタズラによるもので、本日服飾品売り場でタイムセールを開催する予定はございません。繰り返しお伝えいたします──』
アナウンスが流れ終わったところで、ドミノは観念したように目を閉じて一つ溜息を吐いた。
「……私の両親はね、死んだのよ。幻のポケモンとやらのせいでね」
「えっ」
目を見開いて驚くナオト。
幻のポケモンとは、極めて個体数が少なく目撃例も数えるほどしかないポケモンのことだ。通常のトレーナーは元より、ロケット団のようなポケモンの売買を生業としている組織なら喉から手が出るほど欲しい存在だろう。
「その、二人共ロケット団だったのか?」
「ええ。ミヤモトとかいう幹部と一緒に、そのポケモンが目撃されたとある地方の山脈へ捜索に向かったけど……十八年経った今でも、行方は分からないままよ」
十八年。それだけの年数が経っているということは、彼女の言う通り既にこの世にはいないと判断せざるをえない。
「でもそれは、ポケモンのせいじゃ──」
「分かってるわよ。でもね、じゃあ残った私は誰を恨めばいいわけ? 問題の幹部も行方知れず。当時のボスはお正月のお餅を喉に詰まらせてお亡くなり……だったら、後はそもそもの発端のポケモンしかいないじゃない」
ドミノは憎しみを表現するようにその形の良い唇を噛む。
「……ピィのこともか?」
「は?」
「ピィのことも、嫌いだったのかって聞いてるんだよ」
「…………」
ナオトの問いに、ドミノは答えない。
「…………ククッ、アハハハ!」
沈黙を続けていたドミノが突然、心底おかしいとばかりに笑い声を上げ始めた。ひとしきり笑い終え、怪訝そうに片眉を上げているナオトに目を向ける。
「馬鹿ね。今の話は冗談よ冗談。まんまと信じ込んちゃって、純真なボウヤだこと」
「……冗談、か」
「そう、冗談。私はただポケモンが嫌いなだけ。理由なんてないわ」
ドミノはそう言うが、ナオトには今の話が真っ赤な嘘だとはとても思えなかった。
しかし、どういう気まぐれかは知らないが敵であるナオトに話してくれたこと自体、普段からすれば信じられないことなのだ。
ピィについての質問ははぐらかせる形になってしまったが、彼女の言う通りこの話はなかったことにした方がいいのかもしれない。
そう考えたところで、ナオトははたと気づく。
あのピィは確か、ボンタン島のポケモンセンターに預けられたまま主人であるトレーナーが迎えに来なかったという境遇のポケモンだ。
ならば、その主人であると名乗る女がビッグシティにいてボンタン島へ迎えに行かないのはおかしくはないだろうか?
「あのさ、ドミ──」
「ジャリボウヤ。この場は色々と興が削がれたから見逃してあげるわ。次こそはあの色違いのゾロアを頂いてくから、そのつもりでいなさい!」
「あ、おいっ!」
ナオトが思い浮かんだ懸念を口にする前に、ドミノはさっさと通路の窓を開けてそこから飛び降りて行ってしまった。
ここは三階だが、ポフレを食べて空腹を満たしたからか、綺麗に着地したドミノはあっという間に姿をくらます。やはり身体能力だけは目を見張るものがある。身体能力だけは。
「……くそっ、どうしようか」
「ブゥ……」
話を聞かないで去っていってしまったドミノに悪態を吐きつつも、ナオトはピィのことが心配で頭を抱え始める。
そんな彼をブースターが気遣わしげに見上げているが、それに気づく余裕もなくなっていた。
「あっ! いたぁ! ナオト!」
そこへ、ナオトを呼ぶ声が聞こえてくる。
振り返ると、シャワーズを連れたフルーラが通路の向こうから駆け寄ってくるのが見えた。体力のある彼女が少し息を切らしているところを見ると、あちこち探し回ってくれていたようである。
「もうっ、探したんだから! 一体こんなトコで何してたのよ?」
「いや、ちょっと……悪い。話したいことがあるから、一旦ポケモンセンターに戻りたいんだ。いいよな?」
「え? まあ、別に構わないけど……」
フルーラの了承を得たナオトは彼女を連れてデパートを後にし、タケシ達と合流するためポケモンセンターに向かう。
ピィのことを考えていたせいか、フルーラが少しばかり不満そうな顔をしていたことに気づくことはなかった。
◓ ◓ ◓ ◓ ◓ ◓
「え、あのピィの元の主人が見つかったのか?」
「ああ」
タケシの言葉に、ナオトは頷いて返す。
ここはビッグシティのポケモンセンター、その施設前にある噴水広場だ。
ナオトはフルーラ、そして合流したタケシとアイに先ほどのドミノのことを話した。ピィを連れて行った女性に感じた違和感についても。
「確かに、ナオトの言う通りピィを迎えに行ってないのは不自然だな」
「ミャウ……」
「そうね。丁度ピィを迎えに行くところだったとしても、わざわざビッグシティに寄る理由がないもの。ボンタン島行きの船が出てないんだし」
ビッグシティは大都市ではあるがその見た目に反して交通の便はあまり良くないのだ。
港は本土からデコポン島を経由してやってくる商船で埋め尽くされており、連絡船はダイダイ島やユズ島などの周辺の島までしか出ていない。
また、ビッグシティのあるマンダリン島は広大な土地を有するが、その土地のほとんどを占める大平原は年中雷雨が目立ち、飛行場を建設するにも適さない。じしゃくポケモンのコイルに落雷のエネルギーを集めさせ、それを各町に提供して生計を立てている者もいるぐらいだ。
「それでナオト。お前はどうしたいんだ?」
「……そのピィの主人だっていう人に会って確かめたい、かな。一応」
タケシの問いにナオトがそう答えると、フルーラがジト目を彼に向けた。
「な、なんだよ?」
「別に。ただ、私のこと放ってドミノと一緒にいたんだなって」
責めるように言う彼女に、ナオトは慌てて弁解し始める。
「いや、だからそれはブースターが連れ去られたから……」
「何弁解してるのよ。別にあんたが誰といようが私には関係ないんだから、気にしなくたっていいじゃない。
つーんとした態度でそっぽを向くフルーラに、ナオトは困ったように頭を掻く。助けを求めるようにアイの方を見たが、何やってんのとばかりに足をはたかれてしまった。
「……ん? おいナオト。あれって……」
「え?」
ふいに噴水の方を指差したタケシ。ナオトが振り向いてみると、噴水の傍にあるベンチに女性が座っていた。
その女性は和気あいあいとした様子で数人の男性に囲まれており、華奢なその腕にはピンク色の小さなポケモンが抱かれている。
「あれは……ピィだ!」
女性の腕に抱かれたまま楽しそうにはしゃいでいる。
少しばかり近づいてみて、ナオトはそのピィがドミノが連れていたピィであると確信した。そんな彼の耳に、女性と男性達の話し声が聞こえてくる。
「良かったねヒメコちゃん! ピィと再会できて!」
「ずっと会いたがってたもんね!」
「フフ、ありがとー! みんなお祝いしてくれてヒメ嬉しい!」
傍からは単に別れていたポケモンと再会できたことを皆で祝っているようにしか見えないが、ナオトはどことなく薄っぺらいというかハリボテのような印象を受けた。それはフルーラも同じだったようで、彼女も不愉快そうに眉をひそめている。
そんな彼らを余所にヒメコとやらを囲う男性達は話を続ける。
「でもさ、この前まで連れてたブルーはどうしたの?」
「ああ、あの子? 最初は可愛かったんだけどねぇ。餌は食べ散らかすし物はよく壊すし、大変だったから外に放したの。そしたら勝手にどこか行っちゃったわ」
聞こえてきたヒメコの言葉に、ナオトは思わず「は?」と声を漏らす。
「そっかー。まあ、勝手に逃げちゃったのはしょうがないよね。ヒメコちゃんは悪くないよ」
「ヒメコちゃんの言うこと聞かないポケモンが悪いんだもんな」
「だよね~! ピィちゃんはあのブルーよりかは言うこと聞いてくれるもの。何より珍しくて希少価値高いし、一緒に連れ歩くなら断然この子だわ」
「ピィ!」
ピィがよく分かってなさそうに笑う中、一切の悪気のない会話が続く。
「元々ボンタン島のポケモンセンターに預けたままにしてたんだっけ?」
「そうそう。なんか飽きちゃってね。預けたまま忘れてたから、ジョーイさんに怒られるって思うと迎えに行こうにも行けなかったのよねぇ」
もう我慢ならない。
ナオトは胸の内の激しい衝動を抑えきれず、耳障りな会話を続ける輩達を糾弾するために一歩を踏み出す。そんな彼の後をアイが追い、フルーラとタケシも続いた。
「おい」
ナオトが声をかけると、ヒメコとその周りの男達が一斉に彼の方を振り返る。
「あ? 何お前?」
「話の邪魔すんじゃねぇよ」
意中の子にかっこいい所を見せたいのか、男達は肩で風を切るような仕草でナオトにガンを飛ばしてきた。
「うっさいわね。私達はそこの女に用があるだけなんだから、あんた達は引っ込んでなさいよ」
ナオトの隣に立ったフルーラがしっしっと男達に向かって手の甲を向けて払う。
彼らは予想外にも可愛い子から文句を返されたことにおっかなびっくりとしながらも、気を取り直すようにして前に出る。
「この、ガキのくせに──」
「みんないいわ。それで、ヒメに何か用があるんでしょう?」
そこへ、ヒメコがピィを抱いたまま男達の後ろから割って入ってきた。渋々といった様子で彼らが道を開ける中、タケシが口を開く。
「君、そのピィがどうやってボンタン島のポケモンセンターからこの街まで来たと思ってるんだい?」
「あら、ヒメ達の話を盗み聞きしてたの? 趣味が悪い人達ね」
「……ッ!」「ミャッ!」
開き直ったような態度に思わずナオトが飛び出そうとするが、その腕をアイが掴んで止める。タケシも彼の肩を掴んで首を横に振った。
「いいから質問に答えなさいよ」
「う~ん、そうね……ああ。そういえばピィを見つけた時、傍に小汚い格好した女がいたわ。アイツがポケモンセンターから盗んできたんじゃないかしら? きっとそうよ。どこかに売り飛ばされる前に取り返せて良かったわぁ」
彼女の言っていることはあながち間違ってはいない。事実、ドミノはポケモンを奪うためにボンタン島のポケモンセンターを襲った。
だがそれはナオト達の奮闘によって未遂に終わり、ピィは逃亡したドミノに自分の意思でついて行ったのである。
「確かにアイツは悪人だけど、それでもピィとは上手くやってたんだ。自分のポケモンをアクセサリーか何かと勘違いしてるお前と違ってな」
「はあ? この子何言ってるの?」
ナオトの言葉に失笑を交えて首を傾げるヒメコ。
「おい。これ以上ヒメコちゃんにヒデェこと言うつもりなら、俺らが黙ってないぞ」
脅し文句を口にしつつ、男達はそれぞれモンスターボールを手に取る。
しかし、そんな彼らを見てナオトはおかしそうに小さく笑う。
「何笑ってんだ!?」
「いや、威勢のいいこと言うわりにポケモンに頼るのかと思ってさ」
ナオトのその言葉は、ネーブルジムでの経験を経たからこそ言える言葉であった。
「ッ! コイツ、生意気言ってんじゃねえぞ!」
自分より年下でひ弱そうな奴に馬鹿にされたことが癇に障ったのか、一番前に立っていた男がナオトの胸倉を乱暴に掴み、拳を振り上げる。
「「ナオト!」」「ミャウッ!」
フルーラとタケシ、それにアイが止めようとしたが、周りの男に遮られてしまう。
男の拳が、ナオトの顔面に迫る。
「──邪魔よ」
瞬間、ナオトを殴ろうとしていた男は横から現れた何者かによって押し退けられ、地面に強かに打ちつけられた。
「……ド、ドミノ?」
男を押し退けたのは、相変わらずのボロボロな団員服を着たドミノであった。
彼女は目を丸くしているナオトにチラリと目をやると、小さく鼻を鳴らしてヒメコの方を振り向く。
「ア、アナタ、あの時の! まさか、ピィちゃんを奪い返しに来たわけ!?」
現れたドミノをヒメコが警戒の眼差しで睨む。
胸に抱いたピィが嬉しそうにドミノへ向けて短い手を伸ばしているのに気づき、慌ててその手をはたく。それを見たドミノは僅かに眉をひそめた。
「あれっぽっちのお金じゃ足りないって言いたいわけね……いいわ。いくら欲しいの?」
ドミノがお金目的でやってきたと思っているヒメコは、ならばとお金での交渉に出る。
「お金……?」
思い出したかのように懐から公園で投げ渡された硬貨を取り出すドミノ。
ふんっと鼻を鳴らし、おもむろにそれを握りしめてヒメコの顔面目掛けて放り投げた。
「イタッ!」
「ヒメコちゃん! 大丈夫かい!?」
「テメェ、何だいきなり!」
男達の非難を受けるドミノ。その表情は帽子のつばに隠れて伺えない。
しかし、ふいに肩を揺らし、くつくつと喉を鳴らし始めた。
「……何だかんだと聞かれたらッ!」
バッと顔を上げ、声高に宣言する。
「普通は絶対答えない! それがホントのロケット団! でも今日は久々にお腹が膨れて気分が良いから教えてあげる!」
硬貨を投げた手とは別の手に持った端末のボタンをポチっと押す。それと同時に、どこかからジェット音がナオト達の耳に届く。
「ロケット団Aクラスナンバーズ009、ドミノ! 人は私を『黒いチューリップ』と呼ぶ!」
台詞を言い終えると同時に、ドミノの背後に空から大きな鉄の塊が勢い良く降り立った。広場の石畳みが破壊され、砂埃が盛大に巻き上がる。
派手な登場の仕方をしたそれは、二足歩行型のロボットであった。
「ロ、ロケット団!?」
「何だよ! これは!?」
「ひ、ひえぇぇ!」
ヒメコと取り巻きの男達は突然現れたロボットに圧倒されて腰を抜かしている。
一方で、そのロボットを呆然と見上げているナオト。そんな彼に対してドミノは得意げな顔を向けた。
「ふふんっ、どうジャリボウヤ? 工作部にあったお古を改修して取り寄せたのよ! リボ払いで!」
「いや、それより。お前まだAクラスとか名乗ってるのか? エリートから外されたんだろ?」
「うっさいわ! どうせ返り咲くんだからいいじゃないの! 目の前のデカブツ無視してそんなトコツッコんでんじゃないわよ!」
漫才のような言葉を交わすナオトとドミノ。
そんな二人を、少し離れた場所からフルーラが複雑そうな表情で見つめている。
「っち、余裕ぶっこいてるのも今の内よ。さあ、頂くもの頂いていきましょうか!」
調子が狂いそうになる前にドミノが再び端末を操作する。電波を受信したロボットの両腕から、伸縮性のアームが顔を出した。
「ミャアッ!?」「ピィ?」
その二本のアームはナオトの傍にいたアイ、それにヒメコが抱いていたピィを掴んで攫っていく。
「アイ!?」
「ああっ! ピィちゃん!」
「アハハッ! ロケット団のやり方はやっぱりこうでなくちゃねぇ! ピィもついでに頂いていくわ! あくまでついでに!」
「ミャ、ミャウ……!」「ピピィ!」
アイは捕まったことによるショックで、少女の姿から元のゾロアの姿に戻ってしまっている。必死にアームから逃れようと爪を伸ばすが、万力のような力に押さえつけられて身動きが取れない。
そんな中、ピィは相変わらず楽しそうにはしゃいでいる。
「っくそ! ……そうだ、ゲンガーの10まんボルトなら!」
「駄目だナオト! それじゃあアイちゃん達も巻き込まれてしまう! それに、恐らくだがあのメカにでんきタイプの技は効かない!」
タケシの言葉に、ドミノは驚いたように目を見開いた。
「へえ、よく知ってるじゃない。何でか知らないけど、ウチにはメカの電気対策についてのレポートが沢山届いているらしいのよね。おかげでちっとやそっとの電気じゃビクともしないスペックってわけ。残念だったわねジャリボウヤ」
「くっ! だったら他のポケモンで……フルーラ、シャワーズを頼む!」
「え、ええ!」
ブースターの入ったモンスターボールを取り出しながら、ナオトはフルーラに協力を求める。ピンカン島でピンク色のトランセル達を助けた時と同じ方法で攻撃しようと考えたのだ。
「はっ、わざわざ留まって貴方達の相手をするほど、このドミノ様は馬鹿じゃないのよ。さっさと退散させてもらうわ!」
言うが否や、ドミノはロボットのコクピットに飛び乗り、アイとピィを機体内に収納する。そして、バーニアを噴かせて地上から浮かび上がり始めた。
「「うわぁっ!?」」「きゃあっ!」
噴射による衝撃波に襲われ、身動きを封じられるナオト達。石畳みが剥がれて吹き飛ぶ中、ドミノとアイ達を乗せたロボットは遥か上空へと飛んでいってしまう。
「アイーーッ!!」
ビッグシティの上空を飛行機雲を作りながら颯爽と飛ぶ機体。
そのコクピットからはドミノの高笑いが飛行音の下で響いていた。
「アッハッハッハッ! ようやくだわ! ようやくろくに食事もできないような惨めな生活からオサラバできるんだわ!」
「ミャウミャ、ミャウ!」
ケースの中に閉じ込められたアイが鳴きながら何か訴えているが、上機嫌に笑うドミノの耳には届かない。傍ではピィが好奇心の赴くままにコクピットの中を歩き回っている。
そんなピィの姿が目に入ったのか、ドミノは高笑いを止めて柔らかな笑みを浮かべた。が、すぐに眉をひそめて鼻を鳴らし、不遜な態度に変わる。
「ふんっ、あの女が言うにはあんたもわりと珍しいポケモンらしいし? そうと分かったら手放すわけにもいかないものね……いい? あくまでレアだから連れてきただけなんだから!」
「ピィ!」
まるで自分に言い聞かせるようにしてそう話すドミノ。
彼女の話を聞いているのかいないのか、ピィは楽しそうに笑顔を浮かべている。そして、ぴょんと跳ねて操縦席に座るドミノの膝の上に飛び乗った。
「ッ! ……」
「ピピィ!」
膝の上に無邪気にはしゃぐピィ。
ドミノはその姿を見て居た堪れなくない気持ちになる。自分が浮かべたこともないような純粋すぎるその笑顔が眩しすぎて、切なくて、顔を伏せてしまう。
「…………でも、あんたがどうしてもあの女の所に帰りたいって言うんだったら…………だったら……」
消え入るような声で呟くドミノ。
しかし、そんな彼女を余所にピィは目の前の操作パネルに興味津々な様子。
視界一杯に並ぶスイッチ。ピィの視線はその中で一番目を引く誤操作防止の保護カバーに包まれた赤いスイッチに注がれる。
「ピィ!」
「いだっ! ゴラァッ、いい加減大人しくしろっての!」
ドミノの膝から操作パネルの上に飛び乗るピィ。その際、顎に頭をぶつけられたドミノは恨めしげにピィを睨む。
「ピピピ!」
「一体何がそんなに気にな……あら、それ、何のスイッチだったかしら? 何か重要なものだった気がするけど。ええっと、マニュアルマニュアル……あった」
ゴソゴソと小物入れの中を漁ってマニュアルを取り出すドミノ。
その間に、ピィは好奇心に従ってスイッチの保護カバーを開き、押してくださいとばかりに光沢煌めくスイッチに吸い寄せられるようにして近づいていく。
それを見ていたアイは湧き上がる嫌な予感を前に慌てて尻尾を丸め身を伏せた。
「何々……赤いスイッチは追い詰められた時などのために用意されたもので、押すと雷管が火花を発して破裂し、爆薬に点火されます。端的に言うと、自爆スイッチ……って、ちょっと!? 何でそんな余計な装置を──」
「ピィ♪」 ──ポチッ
「待て、ドミノー!」「アイちゃーんッ!」
ポケモンセンターのある広場を離れ、遥か上空を飛ぶロボットを必死に追いかけるナオト達。
だが、追いつくのはまず不可能であった。例え飛行できるポケモンであろうとも、ピジョットやカイリューなどのマッハの速度で飛べるポケモンでないと難しいだろう。
「……くそっ! 絶対助けてやるからな! 待ってろア──」
もはや点にしか見えない飛行体を見据えながら走るナオト。
刹那、見据えた先の点が一瞬眩く光る。
それが何かと考える間もなく──
爆発した。
「……は?」
遅れて衝撃波がナオト達の髪を揺らす。
次いでドオオォォォーーーンッッ!! という爆発音が耳に届いた。
呆然と花火を見上げる中、視力の良いフルーラが何かに気づいて声を上げる。
「ナオト! あれ見て!」
彼女が指差した先をナオトは目を凝らしながら見る。
見えたのは、一直線に地面へ向かって落ちてくる黒とピンクの点──アイとピィだ。
「アイッ!」
それを認識すると同時に、地を蹴って駆けだす。
足が空回りしそうになりながらも、懸命に。
「……? ミャ、ミャウ!」
空中で意識を取り戻して状況を把握したアイは、慌てて近くで空中遊泳を楽しんでいるピィを前足で手繰り寄せる。
そして、じんつうりきを使って落下速度を緩めようとした。が、発動が遅かったためか、着地点との距離に対して減速度が小さすぎる。
「……ッ!」
眼前に迫る地上に、固く瞼を閉じるアイ。
しかし、衝撃は来なかった。
身体を包むのは硬い地面の感触ではなく、細くて頼りない、けれど優しい腕。
「いっつつ……アイ、怪我はないか?」
間一髪のところで滑り込んだナオトが、アイ達をキャッチしたのだ。
「ミャウ!」「ピィ?」
嬉しそうにナオトに抱き着くアイ。
アイの前足から放されたピィは何かを探しているのかキョロキョロと辺りを見回している。
「ナオト! 大丈夫か!?」
「ああ。アイもピィも無事だよ」
「もうっ、アイちゃん達が無事なのは分かってるわよ。あんたの心配してんの!」
追いついたタケシとフルーラ。
フルーラは身を顧みず滑り込んでボロボロな状態のナオトを助け起こす。
「ピィちゃん! 無事で帰ってきて良かったわぁ。また同じの探してゲットしてもらうなんて大変だもの」
遅れて、男達を連れてやってきたヒメコがピィを抱き上げる。
その言い様にナオト達は彼女を睨むが、どこ吹く風といった様子だ。
「また汚れちゃって……さ、早くホテルに戻って──」
「ピィ!」
「あっ!」
そのまま立ち去ろうとするヒメコであったが、ピィはその腕からスルッと抜け出てトコトコとどこかへ行こうとする。
慌てたヒメコが再び手を伸ばすが、まるで嫌がるようにその手を避けるピィ。取り巻きの男達もヒメコを手伝おうとするが、その間にタケシが割って入った。
「お、おい! どけよお前!」
「悪いが、ピィが嫌がっている以上それはできないな」
振り返って離れていくピィを見送るタケシ。
彼女は小さな足を一生懸命に動かし、遠くの方に見える森──爆発した機体の破片が落ちていった場所へと向かっていった。
「ああっ! ピィちゃんが!」
タケシを突き飛ばし、どんどん小さくなっていくピィを追いかけようとするヒメコ。
「──そこの女性、止まりなさい!」
そこへ、今度はポケモンポリスのジュンサーが乗った白のバイクが猛スピードで彼女を追い抜き、道を塞いだ。バイクのサイドカーには、厳つい顔のポケモンを抱いたジョーイも乗っている。
「な、何ですか? ジュンサーさんが私に何の用……」
「貴方、このポケモンに見覚えがあるでしょう?」
バイクから降りたジュンサーがジョーイの抱いているポケモンを指し示す。そのポケモンは、ようせいポケモンのブルーであった。
ブルーを見た瞬間、ヒメコの後ろに控えていた男達がこれはまずいと顔を歪め、皆一様に抜き足差し足でその場から離れていく。
「し……知りません。そんなポケモン」
「嘘をついても無駄よ。貴方、この子をウチのポケモンセンターに預けたことがあるでしょう?」
ジョーイの言葉に、目を見開くヒメコ。その目は、どうしてそれを知っているのかと語っていた。
「貴方は旅行者だから知らないでしょうけどね。ビッグシティではつい最近新しいポケモン保護法が施行されたのよ」
保護法が施行された要因、それは市長が起こした問題にある。
ビッグシティで起きていた地下道の怪物騒ぎ。その怪物の正体は、市長が幼い頃に"進化しないから"という身勝手な理由で捨てたフシギダネだったのだ。
当然市長は選挙で落選し、新市長の働きかけによって正当な理由なしにポケモンを手放すことは禁止するという法律が施行された。
その関係で、ポケモンとトレーナーの情報を結びつけて照会できるシステムが導入されたのだ。一度でもビッグシティのポケモンセンターにポケモンを預けると、自動的に情報が登録されるのである。
「そんな……だって、その子は勝手に出ていったのよ!?」
「ポケモンの管理もトレーナーの仕事の一つ。そういうことだから、貴方には署まで同行してもらいます。さっきの花火騒ぎについても聞かせてもらうわよ!」
「い、嫌よ! 私何も悪いことなんかしてないわ! 花火とか知らないし! みんな……あれ? ちょっと! みんな何でいないの!?」
都合の良い取り巻きは肝心な時に雲隠れ。
ヒメコは散々言い訳を並べていたが、抵抗むなしくジュンサーによって連行されていく。
ジョーイがそれを見送る中、ナオト達はピィの去っていった方向を見つめ続けた。
◓ ◓ ◓ ◓ ◓ ◓
黒煙と煤に包まれた森の一角。
辺り一面そこかしこに焼けて黒ずんだ破片が散らばっている。
森に住んでいたポケモン達がおっかなびっくりといった様子で影から惨状を伺う中、一際破片が積もり重なっている場所から乾いた音が鳴り響いた。
それを切っ掛けにして、破片の山が上の方から雪崩のように崩れていく。驚き、弾かれるようにしてその場から逃げ去っていくポケモン達。
遅れて、崩れて空いた隙間から人間の手がゾンビの如く這い出てきた。
「…………」
そこから、ヌッと上半身だけを出すドミノ。口の中に入った小さな破片を気怠げに吐き出す。その姿は全身煤汚れだらけで、もはや見る影もなくなっていた。
「……自爆装置は、いらないでしょーがッ!!」
両腕を振り上げ、工作部への怒りを破片の山にぶつける。
けれども金属音が空しく耳を打つだけで発散には至らず。やり場のない怒りを燻ぶらせたままだらりと腕を垂れた。
「ピィッ!」
そこへ聞こえてくる聞き慣れた鳴き声。ドミノは目を見開いてその声がした方を振り向き、現れたピィを見て言葉を失った。
「ピィ♪」
ドミノを見つけて嬉しそうに駆け寄ってくるピィ。その途中、破片に足を取られてコロコロとドミノのもとへ転がっていく。
「あんた、わざわざ戻ってきたわけ……?」
「ピ!」
転んでドミノと同じように顔を煤だらけにしたピィがにこやかに頷いた。
そんな彼女を見て、呆気にとられていたドミノはフッと柔らかな笑みを浮かべる。
「……ホントに、馬鹿な子ね」
それは、ドミノが今までしたことのないような笑みであった。
「──デリデリー!」
が、そこに空気を読まない不届き者が空から一匹。
雪降る空が似合いそうな赤と白の被毛をした鳥、はこびやポケモンのデリバードがドミノとピィの前に降り立った。
「デリバード? 確かよく団員の借金を取り立ててるっていう……ちょ、ちょっと!? まだリボの支払い期日には早い──って、は?」
借金の返済請求かと慌てふためくドミノの鼻先に、一通の手紙が差し出される。
訝しげに手紙とデリバートを見比べる破片の山に埋まったままのドミノ。
「ピィ!」
横からピィがその手紙を受け取り、中身を出してドミノの前に広げてみせた。
「え~っと……ッ! これって、ボスからの!?」
差出人を見てドミノはガバリと下半身を山から出し、正座の状態でピィが広げている手紙を読み始める。
「何々……お前に名誉挽回のチャンスを与える。これは重大な任務だ。ビシャスと協力して、伝説のポケモンを捕獲せよ。詳細は指定の場所に配置した端末で……」
内容に集中し始めたのか、読みながらどんどん無言になっていくドミノ。
「…………ビシャスって、あの工作部から最高幹部になった成り上がり? 一体どんなポケモンを捕獲するって言うのかしら……」
「ピィ?」
小さく呟くドミノを見ながら、ピィはただ可愛らしく首を傾げるのであった。
ロケット団と言えばメカなので一度は出しとくべきかなと。
空から落ちてくるポケモンをトレーナーが受け止めるとかアニポケだと日常茶飯事ですよね。
次回は三つ目のジムの話となります。
が、それはともかくサトシ。リーグ優勝おめでとう!
■ドミノ
もはや原作とは別人と化している。彼女の借金の残高は恐らく一向に減らない。
ちゃんと悪役をしている姿を見たい方はAmazonプライムで「ミュウツー! 我ハココニ在リ」を観よう!
■ミヤモト
ラジオドラマ「ミュウツーの誕生」で登場したロケット団員。
十八年前にミュウの鳴き声を初めて録音し、捜索のため二人の団員と共に目撃例のあった山岳地帯へと派遣される。が、今になってもなお行方知れずのままである。
ムサシという名前の娘がいるようだが……?
■デリバード
無印編第233話『ロケットだんとデリバード!』で登場したロケット団所属のデリバード。
主に団員スカウトやポケモンの支給をしたりするのが役目。よくムコニャの借金取り立ても行っている。
初登場した話での内容によると、ロケット団は毎月の会費を支払う必要があるどころか本部にお中元とお歳暮も送らなければならない組織らしい。
■ヒメコ
オリキャラ。いわゆるオタサーの姫。
当初は適当なゲストキャラを見繕おうとしたが、性格の悪い女モブキャラってあまりいないことに気づいた。優藤聖代さんは性格悪いけど自分のポケモンは大事にしてそうだし。
でも今無印みたいなノリの話が作られるとしたら、こういうキャラは出てきそう。
■ナオト
ヒメコの取り巻きの男と殴り合いの喧嘩になったら確実にボロ負けする。