ポケットモンスター -Hello My Dream- 作:PrimeBlue
「……っ」
ナオトの意識に光が戻る。
刺すように降り注ぐ冷淡な雨と覆い被さる波、そしてそれらを運んでくる吹きすさぶ風が再び彼を襲うことはない。まるで幻であったかのように、カーテンの隙間から覗く太陽の光が彼の顔を優しく照らしていた。
少しだけ開けられた窓を通って、そよ風がナオトの髪を撫でる。その風に乗って鼻をくすぐるのは、潮と柑橘類の甘い香り。それに釣られるようにして、ナオトは上半身を起こす。
無意識に利き腕である左腕を使おうとして走った痛みに、思わず顔を歪めた。海に投げされた時に強打した左腕は、ギプスで固定されている。
(……誰かが助けてくれたってこと、か? それにしても、よくあんな状況から助かったな……)
ナオトが寝かされていた部屋は、可愛らしい小物や暖色系の家具が並んだ──いわゆる女の子の部屋であった。
嗅ぎ慣れない独特な香りに不安と動揺に襲われる中、ナオトはベルトのホルダーに取りつけたモンスターボールがなくなっていることに気づく。
それと同時に、部屋のドアがガチャリと音を立てて開いて少女が入ってきた。
「あっ、あんたもう起きて大丈──」
「ボール! 僕のモンスターボール知らないか!?」
起き上がったナオトは安否を気にする彼女の肩を乱暴に掴み、自分のモンスターボールの所在を問い詰める。
少女は「ちょ、ちょっと落ち着きなさいよ!」とナオトの手を振り払い、傍にある机の上を指差す。そこには、特徴的な赤と白の色をしたモンスターボールが五つ転がっていた。
「……モンスターボールならそこ。寝かせるのに邪魔だったから外したの」
「五つ……ちゃんと全部ある」
ナオトは自分が連れているポケモンが入ったモンスターボールが一つとして欠けていないことに安堵する。
トレーナーが一度に連れて良いポケモンの数は六匹まで。ナオトがカロス地方から連れて来たのは四匹。それに船で仲間になったコイキングを加えて、合計五匹だ。
「痛っ……」
ボールの一つを掴もうとしたナオトは、またギプスで固定された左腕を使おうとして痛みに身を震わせる。
「あんまり動かさない方がいいわよ。骨折はしてないけど、打撲してるから数日はそのままでいるようにってお医者様に言われてるんだから」
少女の言葉に「……分かった」と返すナオトは、彼女の方にチラリと目線を向けた。すると、その少女の足元でチョロチョロと動く濃灰色の子狐の姿が目に入る。
「アイ! 良かった。お前も無事だったんだな!」
「……ミャ」
顔を明るくさせたナオトが声をかけるが、一方のアイは少女の足に隠れたままナオトの元へ来ようとしない。尻尾をパタパタと振り、いかにも怒ってますと言いたげな態度を取っていた。
「……どうしたんだ? アイ」
「この子、あんたの看病してる最中にボールから勝手に出てきたのよ。あんたが寝てる間はずっと心配そうにしてたんだけど……ほら、ご主人様が呼んでるわよ」
少女が片足をどかしてそう促すが、アイはそっぽを向いてその場を動こうとしない。
恐らく、海に投げ出された時に無理矢理ボールに戻したのを怒っているのだろう。ナオトは困ったように頭を掻き、とりあえず少女に助けてくれたことについて礼を言うことにした。
「えっと……その、君が助けてくれたんだよな?」
「ええそうよ。ホント大変だったんだから、感謝しなさいよね」
「ああ、ありがとう。僕はナオト。乗ってた船が嵐に巻き込まれて、海に投げ出されたんだ」
「だと思った。ニュースでクルーズ船が沈没したって、今その話題で持ち切りだもの。よくここまで流れ着いたわね。あ、私フルーラ」
お互いに自己紹介が済んだところで、ナオトはフルーラにここはどこなのかと聞いてみた。
ここはカントー地方の南、オレンジ諸島の果てにあるアーシア島という島らしい。
オレンジ諸島と言えば、本来ならカントーから飛行船か定期船に乗ってしか行けないリゾート地だ。まさかそんなところまで流れてきたとは夢にも思わず、現実味のなさに軽く呆けてしまう。
加えて、ナオトはアーシア島という名前を聞いて、どこか既視感のような感覚を覚えていた。
オレンジ諸島のことは耳にしたことがあるが、その中の島々について聞いたことはない。それでも、なぜだかそんな奇妙な気分に染められて眉を潜めずにはいられなかった。
「ねえ、あんたポケモントレーナーなのよね?」
「……え? あ、ああ。まあ、一応は」
フルーラが声をかけてきて、思わず考え込みそうになっていたところを中断して慌てて顔を上げるナオト。
「一応って何よ。でも、そっか。トレーナーなんだ」
ナオトの返答を聞いたフルーラは何やら一人でうんうん頷いてる。ナオトはそんな彼女を見て訝しげに首を傾げた。
「な、何だよ」
「ううん、別に。それより、もう起きれそう? 良かったら島を案内したげるけど」
「……そうだな。足は特に問題ないし、頼むよ。アイも行くか?」
フルーラの提案に乗ったナオトは、未だ彼女の足に隠れているアイに声をかける。
アイは少し迷っている様子を見せたが、しょうがないなとばかりに「ミャ」と鳴いて頷く。けれでも、まだ怒ってますと主張したいのかその頬は膨らんだままであった。
サングラスをかけたフルーラに連れられて、アーシア島を周ることになったナオトとアイ。
島には石造りの家が建ち並んでおり、高台にあるフルーラの家からは青く澄み切った大海原が見渡せる。大嵐があったことが嘘のような快晴ぶりだ。
島のあちらこちらに生えている木には柑橘系の果物がなっているので、潮風に乗ってほのかに漂う甘い香りがナオトの気分を落ち着かせてくれた。
一方で、アイは相も変わらずナオトとは距離を取ってフルーラの横を歩いている。
「ま、案内するたって何にもないんだけどね。ここ。そういえば、乗ってたクルーズ船って世界一周するヤツよね? どっから乗ってきたの?」
「カロス地方からだけど」
「カロス! 知ってる! すっごいオシャレなトコでしょ? ブティックが沢山あるって雑誌に書いてあったわ! じゃあ、あんたカロス出身なんだ?」
「ああ…まあ、うん」
「いいなぁ。ここってまともなお店ないから、新しい服が欲しいと思ったらいちいちマンダリン島まで行かないといけないのよね」
本当は出身はイッシュで幼少の頃にカロスに移ったのだが、上手く説明できる自信がないのであえて否定しないナオト。アヅミもそうだったが、こんな感じでペチャクチャ話し続けられると勢いに負けてどうにも気後れしてしまう。
先を進む彼女から目線を外して辺りを見回すと、道の隅に鳥を象ったような柱状の彫刻がいくつか並んでいるのが目に入る。
何だろうと思って近付こうとしたところで、その彫刻の陰から仮面を被った民族衣装の人物が顔を出した。
「は? え?」
ナオトが困惑している間に同じような衣装を纏った者達がそこかしこから姿を現し、周りを囲って道を塞ぐ。目を白黒させるナオトの横で、フルーラが溜息を吐いた。
「ちょっとお姉さん、止めてよ。ビックリしてるじゃない」
お姉さん? とナオトが思っていると、民族衣装の集団の内の一人が前に出てきて仮面を外す。陽の元に晒されたその顔は、フルーラと瓜二つというわけではないがどことなく似ている印象を受けた。
「ちょうどみんなでお祭りの衣装を着て集まってたところだったから、ついね。目が覚めたみたいで良かったわ……でもフルーラ、怪我してる子を連れ回すなんて何考えてるのよ」
「脅かそうしてたお姉さん達が言えた義理じゃないでしょうに。あ、この人、姉のヨーデル。不本意ながら私が妹やってあげてるの」
「はいはい。姉をやってあげてるヨーデルです。よろしくね」
そう挨拶するヨーデルにナオトはぎこちなく助けてくれた礼を言いながらぺこりと返す。
その中で、ヨーデルが外して手に持っている仮面に目が行ってしまう。それは先ほどナオトが見た彫刻と同じく鳥を象って作られたものであった。その鳥の形に見覚えがあったナオトは思わず口を開く。
「あの、その仮面って……もしかしてファイヤーを模したものですか?」
ファイヤー。伝説と謳われるかえんポケモンだ。その姿はまさに炎を纏った鳥で、その炎の明るさは夜空さえ明るくするほどだと言う。カントーやホウエンなどの一部の地方のポケモンリーグではこのファイヤーの炎を聖火として用いており、開会式では聖火リレーを行うのが伝統となっているらしい。
同列に扱われている鳥ポケモンとしてサンダー、フリーザーの二鳥が存在し、伝説の鳥ポケモンと言えばその三鳥のことを指すのが世界一般の常識である。
「まあ、よく分かったわね!」
見事言い当てたナオトに驚いたヨーデルは、その仮面や着ている衣装について説明し始めた。
このアーシア島には、古くから伝わる伝承があるらしい。
『火の神、雷の神、氷の神に触れるべからず。
されば天地怒り、世界は破滅へ向かう。
海の神、破滅を救わんと現れん。されど世界の破滅防ぐ事ならず。
優れたる操り人現われ、神々の怒り鎮めんかぎり……』
この伝承にある神々こそ、ヨーデル達が持つ仮面の元であるファイヤー達なのである。操り人とは、つまりポケモントレーナーのことだ。
島の人達は言い伝えにあやかって年に一度お祭りを開き、その一環としてその日に島を訪れた操り人に巫女が試練を言い渡すのだという。自らが言い伝え通りの優れた操り人であることを証明させるために。ヨーデル達はそのお祭りの予行練習をしていたようだ。
「──で、去年までお姉さんが操り人を導く巫女をしてたんだけどね。代替わりして今年から私がその役を任させることになったってわけ」
「へえ」
ヨーデル達と別れた後、サングラスを外してそう説明するフルーラ。話を聞きながら、巫女ってガラじゃないなと頭の中で考えていたナオトの頬をフルーラが抓る。
「いででっ!」
「あんた今似合ってないとか考えてたでしょ?」
どうやら、顔で考えていることがバレてしまったらしい。そこまで表情が出るタイプだと自分では思っていなかったナオトは、眉を潜めながら抓られた頬を擦る。
確かに失礼なことを考えてたのは事実だが、会って間もない相手に対して頬を抓るなんてことができる彼女も大概ではなかろうか。
「まあ、私もガラじゃないって思ってるんだけどね。お小遣いもらえなかったら意地でも断ってたわ」
(なら抓るなよ)
「あっ今、なら抓るなって思ったでしょ。あんたよく顔に出るわねぇ」
またも言い当てられたナオトは、コイツ嫌いだと思いながらもそれを顔に出さないよう意識し、疑問に思っていたことを口にして話題を変える。
「で、そのお祭りの日にトレーナー……ええっと、操り人が来なかったらどうするんだ?」
「その時は島にいるトレーナーの誰かが立候補して試練に挑戦するの。ここからもポケモン連れて旅に出た人が何人かいるんだけど、さほどが途中でリタイヤして戻ってきてるのよね」
話を聞きながら、ナオトは「ふうん」と相づちを打つ。
確かに、ポケモントレーナーとして故郷を旅立って大成する者はほんの一握りだ。ほとんどの者が最初の一年で自分には向いていないと自覚して故郷にとんぼ返りするのである。
リーグ出場のためのジムバッジを集め切れない。グランドフェスティバルに参加するためのリボンが集まらない。例を上げればキリがないだろうが、大抵の理由はそんなものだろう。
そのトレーナーが挑戦する試練と言うのもそこまで難しいことではないようで、沖にある火の島、氷の島、雷の島に納められた三つの宝を取ってきて、本島の裏にある祭壇に納めるというものらしい。
が、簡単であるとは言っても、島のトレーナーから選ぶ際はみんな面倒くさがって中々立候補者が出ないことがほとんどで、最終的にはジャンケンで決めるのがお決まりになっているのだとか。
「みんなお祭りの雰囲気を楽しみたいだけなのよ。儀式自体は半分風化してるようなもんだし。真剣に取り組んでるのなんて大人達だけ」
そこまで話したフルーラは足を止めて振り返り、ナオトに目線を送る。
「ま、今年の操り人決めは苦労しなさそうだけどね」
その言葉に首を傾げるナオト。一拍置いて、フルーラの言葉の意味を理解したナオトは慌てて口を開いた。
「おい、まさか僕をその操り人にするつもりなのか!?」
「だって、あんたポケモントレーナーでしょ?」
「いやでも……利き腕怪我してるし」
「お祭りならまだ一ヶ月くらい先の話だし、その頃には治ってるわよ」
「ぼ、僕は一ヶ月もこの島に滞在するつもりはないぞ!?」
断固として操り人になろうとしないナオトに、フルーラは意地悪げな顔を向ける。
「誰が浜辺に流れ着いたあんたを助けてお医者様を呼んであげたのかしらね~?」
「うっ……」
言葉を詰まらせるナオト。そう言われると断り辛いが、ナオトはどうしてもその操り人というものになろうという気はしなかった。大層な役割というわけではないが、それでもトレーナーとして問題がある自分に務まるとは思えなかったのだ。
そうこうしている内に、二人はフルーラの家の前に戻ってきていた。フルーラが玄関の扉を開けかけたところでナオトが口を開く。
「……助けてくれたことは感謝してるけど、それとこれとは話が──あれ?」
「? どうしたのよ」
とにかく自分は操り人になるつもりはないと言いかけたところで、ナオトはアイがいなくなっていることに気づく。
「アイがいない。さっきまでいたよな?」
「いたと思うけど……先に家の中に入ったんじゃない?」
その言葉を聞くや否や、ナオトはドアノブを握っているフルーラの腕の下を潜り抜けて急いで家の中へと飛び込んでいった。「ちょ、ちょっと!」とフルーラも慌ててその後を追う。
家の中をひっくり返す勢いで探してみたが、アイの姿は見当たらない。
フルーラの衣服が入ったタンスまで開けようとしてぶん殴られたナオトは、再び外へ出て先ほどフルーラに案内された道を隈なく探しに行こうと急ぐ。そんな彼にフルーラは待ったをかける。
「村の人達に頼んで一緒に探してもらいましょうよ。そうした方がいいわ」
「でも、アイツが怒ってるの知ってて目を離した僕が悪いんだ。だから──」
「フルーラ! ちょうど良かった! ちょっと来てくれんか!」
そこへ、港の方から奇抜な髪型をした老人が慌ただしくやってきて突然声をかけてきた。
「お爺ちゃん! あ、この人は島の長老さん。どうしたの? そんなに慌てて」
「大変なんじゃ。小さい女の子がワシの船に乗って海に出てしまったんじゃよ!」
「女の子? 島の子じゃなくて?」
「あ、ああ。島では見かけん子じゃったが……」
そう返す長老に対して、フルーラはついに耄碌したかというような目を向ける。
「夢でも見たんじゃない? ここ最近で外から来た人って、ここにいるコイツ以外いないわよ」
「いや、ワシは確かに見たんじゃ! うっかりキーを挿したままにしたのを思い出して戻ってみたら、女の子がワシの船に乗り込んで火の島の方へッ──!?」
暗にボケ老人と言われたためか、興奮した長老は捲し立てるように言葉を並べようとした。が、途中で目を見開き、時間が停止したかのように口を開けたままピタリとその動きを止めてしまう。
「どしたの? お爺ちゃん」
「…………ぎ、ぎっくり腰じゃ」
「え、ええ。言わんこっちゃない。しっかりしなさいよ、もう」
そのまま崩れ落ちそうになる長老を危なっかしく支えてあげるフルーラ。そんな二人の横で話を聞いていたナオトが、前のめりになる勢いで割って入ってくる。
「あ、あの! その女の子って、青い髪をしてませんでしたか!?」
「いたた……あ、青い髪? ああ、確かにそんな色の髪をしとったと思うが──」
長老の返答を最後まで聞かず、ナオトは家から見える港の方へ向けて駆け出し始めた。フルーラもその後を追うため、支えていた長老を放り出して走り出す。
「あいたっ!? フ、フルーラ! 年寄りは大切にせえといつも──ってイタタタ……だ、誰かタスケテ」
悲しいかな。長老の助けを呼ぶ声は誰の耳にも届かない。
一方でナオトに追いついたフルーラは、彼の横に並んで口を開いた。
「ちょっと! どういうことなの!?」
「さっき長老が言ってた子……その子がアイだ!」
「はあ? だって、アイちゃんってあの黒くて小さいポケモンでしょ?」
「アイツには他のポケモンや人に化ける能力があるんだよ! 多分、船の上で遊んでる内に誤ってエンジンがかかったんじゃないかと思うけど……」
走りながら話している内に、二人は港に辿り着く。そこまで来て、ナオトはしまったと足を止めた。アイを追いかけようにも肝心の船がない。あったとしても、ナオトに船が操縦できるはずもなかった。
船着き場に並んでいるモーターボートを前にナオトが逡巡していると、フルーラに右腕を引っ張られる。
「ほら、何ぼうっとしてるの。早く行くわよ」
「え? で、でも船が……」
ナオトが何か言おうとする前に、フルーラは彼を強引に引っ張って並んでいるモーターボートの内の一つに乗り込む。戸惑っているナオトを横に置いて、首から下げた鍵を使って船のエンジンを始動させた。
「おい! 勝手に乗ってもいいのか!?」
「バカね。キー持ってるんだから私の船に決まってるでしょ。まあ、ホントはお姉さんのだけど。安心して。免許は持ってるから」
その言葉を聞いて、同い年ぐらいであろうフルーラが船舶免許を持っているという事実に驚くナオト。考えてみれば、島育ちなのだから持っていても不思議ではない。ナオトだって取ろうと思えば車の運転免許も取れるのだ。
「で、でも、どうして」
「あんたを助けたのは私。なら、それで出来たトラブルは私のせいでもあるわ。まあ、あんたが頼りなさそうだってのが一番の理由だけどね」
「た、頼りなさそうって……否定できないけどさ」
項垂れるナオトを無視して、フルーラは振り返る。
「それで、行くんでしょ? 火の島に」
得意げな顔を向けてそう言うフルーラ。
相変わらず気に食わないところはあるが、ナオトは目の前の少女を嫌いだと思っていたことを心の中で撤回し、その言葉に力強く頷いて答えるのだった。
次回は土曜に上げる予定です。
■ヨーデル
フルーラの姉。
オレンジ諸島で一番面積の広いマンダリン島にある分教所で勉強していたらしい。恐らくは十歳頃まで。フルーラも同じ分教所に通っていたと思われる。
■長老
アーシア島の長老。ルギア爆誕本編ではサトシに操り人になってくれと頼んだ。
この作品ではヨーデルとフルーラ、二人の姉妹の親代わりをしていたという設定。彼女らに親らしき存在が一切見えないため。