初投稿です。駄文ですがよろしくお願いします。
内容については原作知識がないと厳しいと思います。
プロローグ~リーヴスにて~
「では爺、ここで大丈夫だ。送ってもらってありがとう。父上と姉上の留守はよろしく頼む。」
「はい、レイン様もお気をつけて。」
【近郊都市リーヴス】、今日、帝都から西に少し行ったこの町に新たな風が吹こうとしていた。トールズ士官学院・第II分校。多くの政治的思惑をもとに設立されたこの学校も今日入学式を迎えようとしていた。
レインと呼ばれたこの若者もこのトールズの制服を身にまとっていた。彼はレイン・S・アルゼイド。帝国の双剣とされる2つの名門貴族の一つ、アルゼイド流を振るう剣士だ。その佇まいはさすがは名門貴族というような迫力があり、ただ立っているだけなのに気品があふれていた。髪は短髪で彼の父の雰囲気を持っているが、髪の色は薄い金髪で父や姉とは違う雰囲気があった。その理由は彼が彼がアルゼイドの血をひかない養子であるが故だが、それは彼自身もう気にすることはなくなっていた。
―――さすがにレグラムからだと遠かったな。しかしリーヴスか。うん、いい生活が出来そうな雰囲気だな。
レインはリーヴスの街を見渡しながらそんな感想を抱いていた。彼の出身であるレグラムは大きな湖の隣に作られた古き良き田舎町という感じの雰囲気を持っている。それ故にリーヴスのような落ち着いた街のほうが彼は好きだった。小さいころから辺境であるレグラムで育ったレインは今回、初めて家を出て一人で生活することになる。そこに少々の不安もあったが街の雰囲気を感じ取ってそんな不安もなくなっていた。
それにレインにとって今日はとても楽しみにしていた日でもある。レインの姉であるラウラ・S・アルゼイドは1年前にトールズ士官学院の本校にあった7組を卒業し、その7組で多くのことを学んだ。そして今は父であるヴィクター・S・アルゼイドとともに奥義伝承の旅に出るほどの実力も経験も得た。レインはそれゆえに自分も大きな高みに至るためにトールズへの入学を希望した。合格通知が届いたとき、本校でなく分校の通知が届いたときは少し落胆もしたが、数日後にはもう気にしなくなっていた。
なぜ、帝国の剣であるアルゼイドの剣士が本校でなく分校に入学することになったのかは、その姉が大きな理由になっているがレインにそれを知る由はなかった。トールズ士官学院・第II分校。この場所の設立には一つ大きな理由がある。今年から変革される本校の方針に邪魔になりそうなもの、つまり現オズボーン政権の邪魔になりうるものを集めているのだ。生徒、そして教官に関わらず。
―――さて、入学式まではまだ時間があるしな。とりあえずこの町を見て回ってみるか。
現在時刻は10時を回ったところだ。入学式は13時からだしまだまだ時間がある。そうして、これから2年過ごすことになる街に期待をもってレインは歩き出した。
初投稿でした。
ありがとうございます。
基本的に自己満足で進んでいきます。ご了承ください。