閃乱カグラ~混沌の世界~   作:麻婆豆腐メンタル

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うーん、長くなりそう


蛇の筆頭vs龍の筆頭:前編

シュン!キン!ガン!ザシュ!バシ!

 訓練所から武器が激しくぶつかり合う音が響いている。

 そのけたたましい音を出しているのは、龍導学園の筆頭である輪廻と蛇女子学園の筆頭である光牙だ。

 

「ほら!威勢が良いのは口だけかい?動きが鈍いよ!」

 

 開始5分から、光牙は殆ど防戦一方となっていた。光牙なりに反撃をしても相手の糸により防御され反撃される……と行った悪循環に陥っていた。

 

「……くっ!粒子変化!」光牙は距離を取り、光の粒子が立行動砲に形成し「秘伝忍法・粒子・零挫」ビュン!と輪廻に目掛けて、レーザーが放たれる。

 

「ほほう、光のセントリーガン。しかも、光弾ではなくレーザーとは中々凝っているな」

 

輪廻は笑いながら、光牙の秘伝忍法を避けている。「さて、迎撃するかな、ほいっと!反面鏡糸!」輪廻は自身の目の前で円を書く動きをすると、巨大な鏡が現れた。

 

 これを見た光牙は……

 

「鏡でレーザーを反射させる気か?ならば!」

 

自立行動砲を一点に集中させ、「貫け!集束粒子零挫」

 

 先程の数倍はある太さのレーザーを発射させた。

 

 ギュオオオーーーン!とてつもない轟音と共に極太のレーザーが輪廻に迫る!

 

 ガギギギギ!輪廻の反面鏡糸に光牙の集束粒子零挫がぶつかる!

 

 ズズズ、少しづつ輪廻が押され後退して行く。

 

「ちょっ!これ、やばくね!?」

 

 防いではいるものの、どんどん壁側に追い込まれている状況に加え、反面鏡糸から…パシッ!ピキピキ…とひび割れする音が聞こえて来る。

 

「(……防御しているようだが、無駄だ…しかし、左手を使わないな…何かしらの理由があるのか?まぁ、いい)」

 

 コォオオ…再び粒子で弓を形成し始める、光牙

 

 輪廻は未だに、レーザーに耐えていたが限界に達したらしく

 

「フギギギ!……ダラァ!」ガキン!(明かに年頃の女の子の出す声ではない…)

 

 ドバァン!鏡を蹴り上げ、上空にレーザーを反らした。

 

 流石にこればかりは、光牙も意外だったようだ。

 

「……やるな、だが…もらった!秘伝忍法・輝迅」

 

 シュン!音速を越えた、正に超光速の光輝く矢が輪廻に迫っている。

 

「ハァハァハァ」

 

 輪廻は先程のレーザーの件で、息を切らしていたが……パシッ

 

「ハァハァ、甘いって…」

 

 片手でいとも容易く、掴み取ってしまった。しかし光牙はこの事は予想内だったらしく驚いてはいない。

 

 輪廻も次の攻撃が読めたらしく

 

「………硬糸・スレッド・アンブレラ」バサッ

 

 糸で自身の身体をすっぽりと納めれる巨大な傘を作った。

 それと同時に、空から大量の矢が降ってきた。

 

「……閃光龍雨を防ぐ硬度か…」

 

 カカカカカン!その大量の矢を輪廻は先程の傘で防いでいる。それらを防ぎ終えると傘を閉じ

 

「…次はこちらから、行くぞ」

 

 閉じた傘を武器にすると言うと、まるで小学生の様な扱いだが光牙は油断は禁物だという思考を持ち。

 

 光遁で光の剣を造り、応戦する、キン!カキン!シュン!ガン!と互いに一歩も譲らない接戦を応じていたが、光牙は約14手である事に気付いた、それは………

 

「(コイツ、剣の扱い…滅茶苦茶“下手”すぎる!)」ザク

 

 そう、輪廻は傘を剣に見立てて攻撃するが元々剣術を用いた戦い方ではなく、どちらかというと体術よりなので剣の扱いが苦手、悪くいうと雑すぎるのである。

 

 しかし、輪廻は光牙の肩を見るなり怪しく微笑んだ、それと同時に傘が変化し、まるで死神が持つ様な大きな鎌へと変化した

 

 しかし、ここで問題点がある。それは、鎌は武器としては到底成り立たないという点、忍や現実世界にも、古武術の一貫として存在するが扱うにはかなりの年月がか掛かるという、玄人向けだからである。

 

 これを見た光牙は激しく落胆した。所詮は只の道化、俗物だとそれを感じ取った輪廻は、後悔するなコイツと、内心で思った。

 

「んじゃ、行くかな!かなり厨ニ臭い武器と名前だけど!《SOUL・EARTHE》!」

 

 

 グオン!大振りかつ低スピードの攻撃だったため、返り討ちにすべく、光牙は剣を振るうが剣が伝わった感触がなく、代わりにザクッ!ドパッ!と自身の身体が斬られた感触が伝わった。

 

「なっ!?グゥオォ!」ドクドク

 

 かなり深めに斬られたため、大量の血が吹き出ている。そんな事お構い無しに輪廻はどんどん鎌で連撃を決めていく。

 

「そらそらそらそら!」ザシュ!ザシュ!ザシュ!

 

 防御するために盾を造ろうと、粒子を集めようとするが、集まる粒子の量が少なく造る事が出来ない、それに加え体力の消耗が激しい(光遁は体力を消費して発動する技)光牙はこの症状を鎌の力だと断定した。

 

 理由は単純に自身が斬られる度に鎌の形やオーラが怪しく光っているからだ。

 

「よし、こいつをくらいな!《糸針的》」シュンシュンシュンシュンシュン

 

 プスプス!光牙の身体中に小さい針が刺さっていく。光牙は最初に毒針かと思ったがその考えを捨てた、何故なら体力が完全に回復していたためである。

 

 この状況に光牙は更に混乱した。止めを刺せる状況で何故このような事をするのかと……

 

「何で回復させた?って顔だな、答えは簡単さ。全力の"貴方"を潰したい…だから、さっき搾取した魂…体力と生命エネルギーを返したんだよ。勿論その《糸針的》は次の攻撃にも使うけどね!」ザッ

 

 ここで初めて両手で構えた、輪廻の身体から放たれている闘気は並大抵の忍びなら怖じ気付いてしまうだろう。

 

 しかし、光牙はその程度で怖じ気付くような男ではない。寧ろ漸く本気で本当の戦いが始まると、昂っていた。

 

「粒子変化……先程の様に行くとは思わん事だ」

 

 先に動いたのは光牙であった。粒子変化で光の弓を形成し構えながら、鋭い眼光で輪廻を牽制した。

 

 これに対し輪廻は、心底嬉しそうに頬を赤らめながら。

 

「……良い…よく見れば、見る程…!」シュルシュル

 

 と良いながら自身も糸を束ね、弓を造り出し構えながら

 

「私も弓での戦闘は得意だよ?狩とか好きだからねッ!」

 

 シュンッ!高速で矢を放つ輪廻、それと同時に輪廻の背後から無数のレーザーが光牙を襲う。

 

「フン!」

 

 光牙は焦る事なく、難なく攻撃を裁いていく。

 

「やっぱり、一筋縄じゃあいかないよね!ならばこいつはどうかな?《激雷糸針》」

 

 ゴロゴロ…ピシッ!ピシッ!急に天候が悪化し始めた。

 

ゴシャアァァ!

 

「なっ!?グゥオォ!?」

 

 巨大な落雷が光牙を襲う!

 

「まだまだ!行くよ!」

 

ゴシャア!ゴシャアァァ!ドカァ!

 

「………!粒子変化」

 

 光牙は激雷糸針のある動きに気付いた為、粒子変化で盾を形成し始めた、しかし…通常の正面型防御の盾ではなく、背後や側面等の身体全体を囲むように展開した。

 

 バシン!シュウウゥ……粒子で造り出した盾で落雷を防いだ。これを見た輪廻は

 

「へぇ……もう気付いた、感じかな?」

 

 輪廻は光牙の機転の良さ、そして観察眼に感心していた。激雷糸針は確かに威力は強力だが、《糸針的》無しでは相手に全く当たらないのである。

 

「やはり、この身体に突き刺さっている針が避雷針の役割を果たしているわけだな?」

 

 ズブ、光牙は突き刺さった針を抜きながら輪廻に語った。

 

「うん、まぁ正確には導雷針だけどね…それより……そろそろ決着にしようか」

 

「…そうだな」  

 

 余裕そうに見える輪廻だが糸の消費量が限界に達していたために次の攻撃で決着を付ける事を提案した。光牙もその案を了承した光牙も残り体力が限界に達していたためである。

 

「………」 

 

「………」

 

 二人の間に長い静寂が続くこれより先は油断や隙一つで勝敗が決まると、先に動いたのは輪廻であった。

 

「秘伝忍法!《スレッド・スピア》」

 

 輪廻の弓に大量の糸が集まり、巨大な槍を(約25m)形成したそれを弓の弦に乗せ引き放つ。

 

「身体にデカイ風穴空けてやるよ!」ガシュッン!

 

 その巨大な見た目と裏腹に弓に乗せた為かまるでジェット機さながらの速度で光牙に迫る。

 

 この攻撃に対して、光牙は

 

「閃光龍雨・残光!」

 

 スレッド・アンブレラで防がれたはずの技を放つ。

 

「(……その技の威力は硬度3のアンブレラで防げる威力……ガードする必要は無いな………)」

 

 そう心に言い聞かせながら、スレッド・スピアの他に逃げ場を亡くすように矢を放っている中、とある言葉が頭を過った。

 

「………残光?…………!まさか!?」バッ!

 

 輪廻は急いで、空を見上げると先程の閃光龍雨とは比較にならない程の光の矢が自分に迫って来た。

 

「(ガードを!…間に合わ)がぁぁぁは!?」ドガガガ!

 

 地面を穿つ。最早、雨ではなく流星群並の威力をもろに食らった輪廻そのために逃げ場を亡くすように放った矢に狂いが生じてしまい、その隙間から光牙はあっさりと抜け出してしまった。

 

「お前が先程上空に蹴り飛ばしていた、鏡に残っていた、零座を使わせて貰った……もう聞こえてはいないか?さて」

 

 立ち込めていた煙が晴れると、衣服はズタボロに肩や足に穴が空いた状態の輪廻が居た。

 

「う痛たた、貴方やっぱりやるねぇ…て、アレ?居ない?…「輝迅」ゾイッ…!しまっグッア」

 

 ガオン!至近距離から放たれた輝迅により輪廻の心臓部位にぽっかりと大きな風穴が空く。

 

「…油断も出来ない状況で軽口を挟むからそうなる……フゥ、しかし普段よりかは、まともな闘いが出来たな」

 

パン!光牙は待機している鈴音に合図を出す。割りと近くに居たらしく、鈴音はすぐに駆けつけて来た。

 

「…無事だったか、光牙…龍導の筆頭は……何処だ?逃げたのか?」

 

「…何を言っている?そこに、死体があ…何!?」

 

 先程まで、輪廻の死体があった筈の場に死体が消えていたのだ。

 

「……生きていたのか?……いやしかし、この短時間で消えるなど出来る筈が……」

 

 光牙が驚愕に満ちた表情をしていると

 

シュルルル、シュバッ!シュバッ!

 

 鈴音と光牙の二人を糸が捕縛してきた!

 

「なっ!?」「くっ!」

 

 光牙は殆ど右手しか動かせない状態にされ、その動かせていた腕が切断されてしまった。

 

「光牙!グッ!」

 

 鈴音は地面を這い蹲る様に拘束されていた為、中々脱出出来ない状況にいた。

 

 そこへ

 

 

「油断も出来ない状況で、敵に背後を向けるからそうなる?だったけ?」

 

 背後を見ると、全裸の輪廻が居た。

 

「……貴様!何故生きている!」

 

「……この姿には、突っ込まないか…で、何故生きているか?だったけ?何故も何も私……"最初から闘っていない"けど?」

 

と、衝撃的な一言を発した。

 

 

 




いつもより、多くなってしまった……次の話で言葉の真意が判明します。

登場人物のイメージcvと見た目が決まったので、記載しておきます。

余談ですが、輪廻の下は綺麗に揃えて有ります。
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