前回の話ですが…主人公の一人である灰怒君をいきなりチート化させてしまいました……成長型とか言っときながら……まぁ、とある人物からの《お仕置き》で大半を没収or封印されますが(決して後付けではありません)
「……なぁ、何で付いてくんだ?」
大将戦に向けてのイメージ戦を行う為に控え室へと向かっていた白堊は、自身に付いてくる総司が気になった為に問いかけると、総司は
「フッ……相手は私がライバルと認める焔だ。お前が幾ら強かろうと苦戦するだろうと思い、少し手伝ってやろうと言う訳だ、有り難く思うがいい!」ドヤッ
ドヤ顔で胸を張りながら答えた総司に白堊は
「え?お前全く歯牙にもかけられてなかったけど?時期候補No.1だからって観戦なんかせずにもっと鍛えた方が良いんじゃないか?そしたらモブ敵の一人位には見られるんじゃね?WWWW」と言おうとしたが何とか踏ん張って口に出さなかった。
「(良くやった!頑張ったぞ!オレ!空気呼んだぞ!)」
身体を震わせ下を俯きながら黙っている白堊を見た総司は余りの嬉しさに感動していると思い込んだらしくかなり上機嫌になっていた。
___少女説明中___
「……成程。やはりオレに斬りかかって来た時の六爪流でのスピードを重視した攻撃特化型か……」ムムム
顎に手を添え胡座をしながら焔対策を考える白堊。それもその筈、背中には刀を七本背負っていた事が妙に引っ掛かっているのだ。
そしてとある結論に辿り着いた。それは七本目の刀は恐らく秘伝忍法の際に使用するという事であった。
「っし!そーと決まれば!シャドーだな!」ダン
言うなり立ち上がり壁側に向けて何かしらの格闘技の構えを取る白堊。この光景を見た総司は態々そんな事しなくても自分がいるだろう?といった視線を白堊に送る。それを感じ取った白堊は
「確かに、お前相手にしても良い。普通の試合ならな。けどこれは普通じゃない……だからッ!イメージで相手を作り出し!それを相手に組み手だ!」バッ!
「一応分かったが、イメージ相手に組み手って出来るのか?」
訝しんだ目を向ける総司に対して白堊は「……そうだな……身長167cmに……武器は大小の鎌の付いた鎖鞭と……」ブツブツ
何やらブツブツと壁を向きながら呟く白堊の言葉を聞いて見ると明らかに自分の事だと理解出来た総司はつかさず突っ込みを入れようとしたが、白堊がブツブツと独り言を呟いた場に
「なっ!?私がもう一人!?」
流石に目を丸くしながら驚く総司に白堊は「まだまだ」と言うとイメージで造り出した総司が鎖鞭を振るってきたそれをバク天で避ける白堊すると白堊が避けた場所に鎖鞭が当たると…何と、実際に鞭を打ち付けたように地面が砕かれていた。
「!(イメージでは無いのか!?)」
「ふんッ!」
白堊がイメージ体の総司に正拳を繰り出す、イメージ体はドカッと派手な音と共に壁へと吹き飛び霧散した例の如く壁にはぶつかりヒビが入っていた。
「凄いだろ?洗練されたイメージは軈て実体を持つんだぜ?……まだ信じられんって顔だな……そうだ!お前の秘伝忍法見せてくれよ!避けて見せるからさ!」
驚いた表情をしていた総司は白堊の物言いに少しカチンと来たそれは秘伝忍法をましてや自分の実力を低く見られたと思ったからであった。(実際に本当にそう思われているのを後日知ることになる)
「……良いだろう、しかとその目に焼き付けよ……私の美技を!」ゴゴゴ
「(あ、あれ何か怒ってる?オレ何かヤバい事言っちゃった?)」(^o^;)
白い薔薇を携えた決めポーズを取った後に鎖鞭を構えながら
「秘伝忍法!紅蛇血粧牙!」
鎖鞭を振るいながら広範囲を攻撃する技を見せる総司に白堊は
「(実力はあの焔とか言う奴よりかはまだまだだが鎖鞭をあそこまで操れるとはな……そこそこやるな)」
「ハァ……ハァ……どうだ!見たか!私の美技を!」ギロッ
息を切らしながら凄まじい形相で白堊を睨み付ける総司に若干引きつつ白堊は「あ?ああ、凄いネ」と言った。
すると上機嫌になった総司は鼻を鳴らしながら「そうだろう、そうだろう」とドヤ顔を見せて来た。
「んじゃあ、イメージ体にさっきの技をやらせて避けて見せよう!」
そう言った白堊にまた少しカチンと来た総司だったが黙って見ることにした。
そうしてまたイメージ体を作り秘伝忍法を繰り出させた白堊は鎖鞭による攻撃を易々と躱していった。
総司は悔しそうに「じ……実戦とイメージは違うからな!」と若干涙目になりつつ怒鳴り付けた、それと同時に自分の秘伝忍法を見切った事に驚いていた。
「ハハハ、分かってるって……まぁ取り敢えず焔の対策だな……」スゥー
深呼吸しながらイメージ体を造り出した白堊は先程と同じ要領でイメージ体と戦い初めた総司は一体この男にどれだけ驚けば良いのだろうか?イメージ、つまりは創造体であるはずの焔だったが戦闘スタイルといい技も秘伝忍法も全て
「……フゥ、こんなもんかな…」
クルリと向きを変えながら控え室を出ようとする白堊に総司は
「お、おいそんな怪我しているのに大丈夫なのか?」
流石に誰がどうみても怪我人状態の白堊を大将戦に出させるのは只の公開処刑のようなものだと思ったのか止めようとした総司に振り向きながら白堊は
「ハハ、結構優しいんだな総司は」ニッ
笑顔を見せながら余裕をアピールした総司は一瞬顔を赤面させた後否定の文句を言ってやろうと近づいた瞬間………
____グン!_____
凄まじい圧力が天井上の訓練所から降り注いで来たため上を見上げる総司しかし勢いよく見上げ過ぎたせいか倒れそうになる総司
「危ねっ!」
倒れそうになる総司を自分側に引き寄せ起き上がらせようとするが……予想以上に総司の見上げる速度が速かった事に加え、起こそうと勢いを付け駆けつけた為に総司は白堊の肩を掴んだ。その為、白堊はバランスを崩し両者は派手な音を立てながら倒れ込んだ。
……要らぬトラブルを加え。
ーー控え室への通路ーー
「……今の覇気は……まぁ今は白堊を探すのが先か……」
莫大な覇気を感じ取った白銅は驚きつつも白堊を探す事にした。
程なくして《龍導控え室》と表記のある部屋を見つけたためその部屋へ扉を開け中へ行くと……その光景を見た白銅は
「邪魔したな」パタン
そう、言いながら扉を閉めた何故なら……白堊が総司を"押し倒して"いたのだ!
しかし倒れた二人からその事は特に問題ではなかったでは何故動かないのかと言うと……
《白堊》「……わ…悪い…わざとではないんだ…」《総司》「………」
互いの口と口が重なり合っている状態…つまりは接吻もとい
「にゃにをしゅる!馬鹿者!///」ドカッ!
白堊の顔面をグーで思い切り殴り飛ばしたその後勢いよく控え室から出て行った。
白堊も白堊で気が抜けていたのか、あっさりと控え室の外へと飛ばされてしまった。
「だから、わざとじゃないって……」ションボリ
白堊はそう言うものの当の総司本人は勢いよく出て行ったため、その言葉が聞こえることはなかった。
「……ドンマイヽ(´・∀・`)ノ」
白銅は全く心のこもっていない(寧ろ面白がっている)励ましの言葉を白堊に投げた。
戦闘シーンは中編からになります。
何とかヒロイン探しのために総司を使った感があるようになってしまいましたが……
次回からは本格的に戦闘シーンに入ります…多分