訓練所の中心部に互いの選抜メンバーと次期候補生が集まり団体戦の結果の確認をしていた。
・先鋒戦:春花vs滅赤・・勝者:春花
・次鋒戦:詠 vs蘇芳・・勝者:詠
・中堅戦:未来vs白銅・・勝者:白銅
・副将戦:日影vs灰怒・・勝者:灰怒
・大将戦:焔 vs白堊・・引き分け
となっていた。この結果を見た互いの選抜メンバー達はうーんと唸りながら賭けの結果はどうなるかを考えていたが、輪廻がニヤニヤしながら対戦結果の内容を見ていた為、未だに拘束されている灰怒は
「あの……輪廻さん……さっきから何ニヤついているんですか?後、何時になったら拘束を解いてくれるんですか?」
そう言いながら輪廻に問いかけるが肝心の輪廻自身はニヤ付いたまま何も答えずに目を閉じていた
「……ん、来ましたね」
いきなり閉じていた目を開きながら言うと背後かザッザッと歩く音と共に
「アララ、もう団体戦は終わりですか……」
残念と言いながら此方側に来たのは暁霧であった。
蛇女の面々はいきなり現れた男に警戒体制を取っていたが先程会っていた光牙までもが警戒しており龍導のメンバーに至っては目を見開いていた。
「暁霧さん!その格好どうしたんですか!?」
灰怒が驚きながら聞いて来た。何故なら……
何時ものように黒いスーツ姿だったが上着部分が破れており黒の上からわかるように血の後があり、さらには顔部分から顎にかけて血が滴り落ちていたからである。
「ん?あぁこれね……ちょい色々ね…所で皆様は一体何を悩んでいるのですか?」
「えっと…ですね…」
~少年説明中~
「……成程、なるほど…その賭け事の結果ですが……勝ちは龍導じゃんか?どう考えてもさ」
灰怒から説明を請け負えた暁霧はいけしゃあしゃあと答えたためそれを聞いた焔は痛む身体を無理矢理お越しながら
「何だと!引き分けなのに何故!龍導の勝ちになるんだ!て言うか、貴様誰だ!?」
暁霧のネクタイを掴みながら怒鳴り散らして来たため
「およしなさい」ペチ
軽く頭を小突いて尻餅を尽かさせた焔はその際悔しそうに睨み付けながらも今はそんな場合では無いと考え黙って聞くことにした。
……その際、暁霧は少し悲しげな目をしていたのを鈴音は見逃さなかった。
「ゴホン!……何故、引き分けにもかかわらず何故!龍導の勝ちかというと…ズバリ!それは!両方の筆頭が戦った際、勝者は輪廻だったからです!」
『は?』
この発言に互いの選抜メンバー達は唖然に捕らわれたが暁霧はそのまま話を進めようとしたが
『いやいやいや待て待て待て』
やはりと言うか当然と言うか選抜メンバー全員から話を遮られ「説明をしてくれ」と言った目を向けられたため
「はぁ……一々説明する必要ありますかね?」
「いや、有るに決まったいるだろ!「ますよ!」」
輪廻と光牙の筆頭二人に言われた暁霧は心底嫌そうな顔に加え浅いながらも溜め息を吐きながら
「はぁ…じゃあさぁ言わせてもらうけどね…『止めれる立場であるお前らが止めずに折れた』その結果訓練所の喪失に危うく死人を出す所だったんだぞ?」
「「ッ…」」
そう言われた二人は反論出来ずにいた、確かに言われたように筆頭である二人が静止すれば止める事が出来た上に訓練所がこのような有り様にならずにすんだかもしれないからである。しかし、二人は気付くべき点があるそれは
「……まぁ今回の事に加え残りの課題の反省は明日にして、今日はもう遅い全員宿泊場所とか決まっているんでしょ?」
「「「「「はい」」」」」「……えっ」
白堊を除いた龍導の選抜メンバー達は決まっていると言った肯定の返事を返した。
「一応、私達女子組は全員私の家に宿泊予定です」
輪廻、白銅、滅赤の三忍は輪廻の家に宿泊を決めているらしい
「オレもこの付近に修行に使っていた山小屋があるので」
蘇芳は各地にある修行場のうち丁度近い場所があったためそちらに宿泊
「僕は従兄弟の家に宿泊する予定です。後、何時になったら拘束を解かれるんですか?」
灰怒は従兄弟の家が近いらしく、其方に宿泊出来るか連絡すると、何時でも歓迎だったため其方に宿泊を決めた。
「……そうかい、お前には言いたい事があるが…それも明日にする……えらく頑丈な拘束だな……では、決まってないのは白堊…お前だけだな?どうするんだ?」
「……うっ…」
白堊は口ごもってしまった、確かに龍導学園とは距離があるので宿泊場所はあらかじめ決めて置くのは至極当然な事であるその当然が出来ていないため口ごもってしまった。
「本当に計画性無いな…お前は…あ!そうだ!何でもいう事ならば空き領を借りるのはどうだ?」
輪廻は白堊の計画性の無さに呆れた後に賭け事に勝ったなら、相手側の『負けたら何でもいう事を聞く』を利用して空いている領部屋を宿泊宿として借りる事を提案したが肝心の白堊は
「いや、賭け事の結果をそれに使うのは……それに…」
賭け事の結果は別の事に使うつもりだった事に加え、蛇女の選抜女子メンバー達が嫌悪感丸出しでこちらを見ていたため躊躇っていた更に鈴音曰く空き部屋は無く、使うなら女子と一緒になると言いそうなると色々ヤバいことになるためその事が更に拍車をかけていたが……
「仕方な…「私は、別に一緒でも構わんぞ!?」ちょ」
何と次期候補の総司が暁霧の声を遮りとんでもない事を言い出したため互いの選抜メンバー全員が驚いていた。
「総司!お前何か弱味を握られたのか!?」
「早まっちゃ駄目だよ!あんな獣と屋根の下とか!」
「よくよく、考えなければなりませんわ!」
「……止めといた方がええとちゃうん?」
「男女が二人屋根の下…何も起きぬはずが無く…」
約1名を除いた蛇女選抜メンバーは止めていたが対する龍導は
「よし!決まったんだ!解散!」
「そうだね!解散!」
「良かったな!解散!」
「短い人生でしたね、解散」
「………………」ヽ(´・∀・`)ノ
と、半ば投げやりに決定しようとしていた。
「いや待て!流石にヤバいって!投げやり過ぎじゃないですかね!?つーか白銅先輩の無言はともかく、短い人生って!灰怒お前何だよ!?」
「え?だって君、彼女を襲うだろ?そうゆうキャラだろ?」
灰怒はさも当然のように首をかしげながら白堊を見ながら言った。
「お前は…いつかぶちのめす」(-_-#)
灰怒に聞こえない声で呟いたあと、気まずそうに総司に振り向きながら
「なぁ、考え直さないか?流石に知り合ったばかりの男を自分の部屋には入れたくないだろ?」
「私は構わない」
「互いをよく知らないんだよ?」
「私は構わん」
「……
「わたしは一向にかまわん!」
「何処の海王だよ!?後、話聞いて!?」
白堊は思わずツッコミをいれたが、白堊も白堊でド⚪ルの真似をしたのでどっこいどっこいである。
そんな風なやり取りをしていると、白堊は総司と相部屋にほぼ確実に決まりそうな雰囲気になって来たため白堊は頭をフル回転させこの状況を打破する方法を考える。
「(マズイ!このままでは、確実に総司と一緒の部屋になってしまう!あ、いや別に嫌じゃないけど……寧ろそうなるとかなり良い……ではなくて!何とか考えねぇと!流石にあんな美少女といたらオレの理性が……って違う!!落ち着いて考えろ!オレ!……そうだ!暁霧さん総司が遮る前に何かを言おうとしてたような…)」
白堊が考える中で蛇女は反対意見、龍導はとっと終わらせて帰りたいと思っていた為、鈴音が溜め息を吐きながら
「ハァ……総司……お前が良くても体制的に良くない……だから諦めろ……後、暁霧。お前総司の前に何か言おうとしていただろう?十中八九白堊の宿泊場所の事だと思うんだが、違うか?」
鈴音の発言に総司は若干否めないと言った表情で身を引き宿泊場所の事を問われた暁霧は
「ん、そうそう知り合いの旅館の女将さんにL⚪NE送ったら『白堊君を家に泊めれるか?いいよ!いいよ!部屋開いてるからおKおK』って来たから、お前が良いならそうするか?」
救いとはこのことを言うのではないか?と言う気持ちに包まれた白堊は
「是非ともそうさせて貰います!!!」
元気の良い返事で返答した。
かくして龍導の選抜メンバー全員の宿泊場所が決まったのでこの件は一件落着となった。
はい、小話って何だっけ?何か前書きとあって無いですが許してください。
白堊が某死刑囚の台詞を会話が噛み合っていないにも関わらず使ったのは、総司が自分の話を聞いているかを確認するためでもあります。(聞いていたなら、ツッコミを入れるため)
最後に旅館と出ましたがこの旅館はとあるNEWWaveのキャラの実家です。