………何故アンケートを作ったんだ?私は…
「さて!
輪廻は舌舐めずりをしながら蛇女の選抜メンバーに対して獲物を見つけた獣のような目を向ける。
ビクッ!目を向けられた焔達は先程まで巫山戯ていた輪廻からは想像できない程の
……が途端に輪廻は
「けど、あれだな。賭け事の報酬は私は要らないわ」
そう言いながら自身の選抜メンバー達の方へと振り向きメンバー達に「お前等はいるか?」と聞くと。
「私はいらない」と白銅
「私も~」と滅赤
「オレも、特にはないかな」と蘇芳
「僕はささっと、帰りたい」と灰怒
それらの発言に蛇女選抜メンバーは(光牙以外)ホッと息をついたが、それに待ったを掛ける男がいた。
「いや、俺はあるぞ!」
それは勿論と言うか当然と言うか、断った5人に居なかった白堊であった。
「おいおい~、せっかく穏便に終わらせて解散しようとしていたのにその空気をぶち壊す気か~?」
輪廻は呆れと笑いを浮かべた声と顔をしながらも「私が!お前ならそうする」といった考えを感じ取った、白堊は同じように笑いながら。
「はい、ぶち壊すようですがあります!ただし、全員ではなく!えっと……ポm「焔」焔!お前ただ一人だけだがな!」ビシッ
焔目掛けビシッと指を指しながら、宣言する白堊(尚、名前の訂正は暁霧がした模様)
この白堊の発言に対して光牙以外の選抜メンバーは抗議の声を上げた。
「わ、分かったわ!アンタ!焔に嫌らしい事するつもりでしょ!?最低!」
「まぁ!総司さん以外にも飽きたらず!焔ちゃんにまで!?最低ですわね!」
「きっと!
「儂には感情ないけど、一応言うとくわ、最低やな」
未来、詠、春花、日影から言いたい放題言われた白堊はこめかみに青筋を立て香をひきつらせながら。
「お前等の中で俺はどんなイメージなんだよ!つーかまだ何も言ってねぇのに!変なイメージつけんなよ!!傷付くだろ!?」
白堊の突っ込みを入れても、「最低」コールを上げる選抜メンバーに呼応するかのように次期候補生まで乗って来たため、埒が明かないと鈴音が静止しようと声を上げようとした瞬間
「まぁ待て、いきなりそう決めつけるのは美しくないぞ?それに私は別に
総司が止めに入ったが「あの事」と、とんでもない爆弾発言をしたため余計にヒートアップしてしまった(しかし幸いか最後の声は聞き取れなかったらしいが)……
「あの事!?あの事って何だ!?何かしたのか!?」
「Hな事しちゃったのかな?」
「H な事?何をしたんだ?」
「(あ~ささっと帰りたいなぁ~、とりあえず)最低だな」
「………ハハ」
遂には龍導学園迄も勘違いを起こしてしまい、いよいよ状況が混沌としてきたため傍観していた暁霧は溜め息を吐きながら
「ハァ…君達ィ…少し、黙れ」ズシッ…
「……………ッ!!!?」
暁霧から発せられた輪廻を上回る《忍気》に騒ぎ立てていた選抜メンバーのみならず抗議に参加したいなかった、光牙や抗議を止めようとしていた鈴音さえもが怯む程であった。それに呼応するかの如く辺りに静寂が広がった……。
「……ん、やっと静かになりましたね……全く貴方達は……この問題はあくまでも、白堊と焔の問題なんですから……外野は黙っていなさい」
騒ぎ立てていた両選抜メンバー達は下がるかと思いきや、蛇女の選抜メンバーの未来が多少怖じ気つきながら暁霧に対して。
「も……もしも、そいつが焔の嫌がる……女の子の身体や心を傷つけるような提案を出したら、どどど、どうするのよ!?」カタカタ
震えながらも誰もが沈黙した中で自身に問いかけて来る未来に暁霧は苦笑しつつも
「安心なさい、そんな事させませんよ」
そう答えると、未来は多少訝しつつも、行く末を見守る事にした。
「さっ!はよ何をするんか、決めな!」
暁霧は向かい合う二人にそう言うと近くの石に腰をかけた。
「……俺の賭け事の報酬は………」
「………」ドクンドクン
ゴクリ誰かの生唾を飲む音が聴こえるこの緊張感が響き渡る状況で白堊の出す報酬、要求は……!?
バッ!
勢い良く手を振り上げる白堊に蛇女と龍導は驚愕しえ焔は身構えた!
「龍導学園2年選抜メンバー、白堊だ!宜しくな!」
そう言いながら、焔の目の前に右手を差し出す白堊に焔は「?は?え?」と呆気に取られた表情を浮かべたため白堊は頭をかきながら。
「いやさ、お前最初に合った時さ握手を拒否ったじゃん?そりゃあ初対面で馴れ馴れしくした俺も悪かったけどよぉ……流石に手を払うはなかったろ?だから、さ仲直り含めた握手だ!」
焔はそれも確かにと思い握手に応じた、これにて団体戦は終わりを迎えた為、それぞれの選抜達は身体を休めるために宿泊場や寮へと移動した。
輪廻達は迎えが来たらしく、車で三人で帰り、蘇芳は宿泊場までダッシュで、灰怒はクロスバイクで従兄弟の家へと向かった旅館への宿泊の決まった白堊はバイクで向かう事になった。
「……なぁ……何時まで付いて来るんだ?」
白堊がバイクを押しながら進んでいると、その背後からチョコチョコと総司が付いて来たため一旦立ち止まり、振り向きながら総司に問いかけると付いて来ていた総司も立ち止まりながら。
「貴様…私が気にしていないと言ったからこのまま済むと思っていたのか?」キッ
鋭い眼光で睨み付けて来る総司に白堊は内心溜め息をつきながらも確かに自分にも非があると思ったため
「……分かったよ、予定が空いた時に埋め合わせするから、それで勘弁してくれないか?」
その答えに総司はやや上から目線で「良いだろう」と納得の返事を返したため一応連絡先を交換する事にした。
「あ~忠告しとくわ、多分携帯を見られない限りは大丈夫だと思うが多分お前…この後大変だぞ?まぁ気を付けな。そんじゃ!」ブロロロ!
「?」
バイクに又借りながら、総司にそう言い残し去って行った白堊に総司はキョトンとしながら蛇女に戻ると目の前に春花や次期候補生達が腕を組ながら立っていた
「総司ちゃ~ん、" あの事" って何の事かしら~ん?」
「私達も何があったか、知りたいな~?いつもこき使っているからその権利くらいあるよねぇ~?」
「!?」ダッ!
総司は白堊の言っていた「大変」とはこの事と理解したため、直ぐに逃げ出した。
「逃がすなぁ!!!必ず捕まえて吐き出させろぉ!!!」
「「「「(何かキャラ変わっている!?)オーーー!!!」」」」
この後総司は寮に帰り付くまでに落ち着く暇もなかったそうな……
~一方の白堊~
「知り合いの旅館って……暁霧さんのじゃなくて、"俺"の知り合いって事か、まぁそうか確か、まだ営業しているよな?すんませーん」ガラガラ
到着した旅館は自身が昔から愛用していた場所だったため何時もの乗りで、ドアを開けるとハイテンションな声と共にいきなり着物姿の女性が抱き付いてきた。
「お帰り!!We!son!!」
「グヘェ!?おばさん!!勢い有りすぎ!肋が折れる!!!」
「あら?ごめんなさいね?嬉しさのあまりつい…」
抱き付いて来た女性は上品に微笑みながら謝罪して来た。
「まぁ、そこまで気にはしてませんが……それより、本当に泊まっても良かったんですか?……今日だけではなく、長期になりますが……」
いくら知り合いといえ、相手は営業している身の為に迷惑を掛ける訳にはいかない。その事を聞くと、旅館の女将さんは気にしたような素振りを全く見せずに
「大丈夫よ、取り敢えずお荷物は先に部屋の方に運んでおくから先にお風呂に入って来なさい。着替えも置いてあるから」
そう言われた白堊はえらく用意周到だなと思いつつも言われるがまま大浴場へと向かって行った。
「ククク……上手くいったわね……」
女将さんは浴場へと向かう白堊の後ろ姿を見ながら、怪しい笑みを浮かべた。
はい、次の回は風呂場ならお約束?の会です。
また、新しい用語が出ました。《忍気》(おしき)簡単にいえば、ド⚪ゴンボ⚪ルで言う《気》ナ⚪トで言う《チャクラ》のような物です。
忍気が高い程、忍びとして優れている事になります。
例は一般的な忍びは1000あれば上忍クラスです、詳しくは用語とかに記載する予定です。(輪廻は53万です。)
白堊の乗っているバイクですが機種はYAMAHAの赤のドラッグスター400です。