閃乱カグラ~混沌の世界~   作:麻婆豆腐メンタル

33 / 64
前回の後書きと内容違ないよね?


レタスの店長様のキャラが出ます。


極光砕くは激動の雷鳴

「くそっ!」ガンッ!

 

 道元の用件が終わり、選抜部屋へと行く光牙は途中廊下の壁を怒りに任せ殴り付けた。かなりの力で殴った為か壁は思い切り凹みパラパラとゴミが落ち壁に大きく亀裂が入った。

 

光牙は先程まで行っていた事を思い出し頭を抑えながら

 

 「姉さん……もう少しだけ待っていてくれ…必ず助け出してみせるっ!」ギュッ

 

 決心した表情で握り拳を作り苛立ちを抑えながら選抜部屋へと向かう為に歩き出すと、背後から

 

 「その程度の実力で?ハハ!無理でしょ?」

 

 ……と小馬鹿にした声が聴こえた為、光の粒子を集め様々な武器を作る粒子変化で弓矢を造り振り返るが

 

 「臨戦体制に入るまでが遅すぎる。本番だと倒れ骸と化しているぞ?それでも筆頭か?」

 

 二度目は行動の遅さを忠言するが、やはり何処か小馬鹿にした含みを感じた為、光牙は折角抑えていた苛立ちがまたふつふつと沸き上がって来たのを感じつつギリギリ抑えこみ、その人物に用件を問い質す事にした。

 

 「何の用だ……"夜天"」ギロッ

 

 睨みながら用件を聞いて来る光牙に夜天は腕を組みニッコリと口角を吊り上げながら

 

 「悩める若者を導くのも年上の務め……と思ってネ!つまりは君の悩みの種である「お姉さん」について……「ヒュン!」……おっと!」

 

 「貴様……姉さんに何をする気だ……」ゴゴゴ

 

 「姉」そのワードに反応した光牙は何時もとは比べ物にならない速度で光の弓矢を造り出し夜天目掛け放った、その矢を避けた夜天は溜め息を吐きながら

 

 「はぁ~、姉って聞いただけで目の色変えちゃって……話は最後まで聞けってのクソガキが…………君のお姉さんには何もしないよ?寧ろ助け……とまではいかないけど今よりは安全な環境に置こうとしてるだけだよ?」

 

 そう言う夜天に光牙は弓を手に警戒しながら

 

 「あのような物言いをしていた奴の言う事が信じられると思っているのか?後、俺はガキではない」フン

 

 「……それは……悪かったと思っている。けど今の現状だと君はあのくそ雑魚ナメクジの道元とクレイジーブレインのカイル達に姉を人質のように扱われあいつらの好きなように利用されるだけだぞ?それでもいいのか?」

 

 「ッ!それは…」

 

 夜天の発言に口ごもる光牙に夜天は背を向けながら

 

 「まぁ、どうするかは君次第だよ~」スタスタ

 

 「ま、待て!!」

 

 「…………ん?」ニィ

 

 去っていこうとする夜天に光牙は静止の声を掛けた。振り向く際、夜天は小さい笑みを浮かべた。

 

 「その環境とは?どんな場所何だ?……後……本当に安全なのか?」

 

 「ああ、今よりはね……環境を聞くって事は……」

 

 「姉さんを預けたい」

 

 光牙は嘘偽りなく、真っ直ぐな瞳で夜天にそう語った。それを見た夜天は不気味な笑みではなく、穏やかな笑みを浮かべながら。

 

 「うん、良いよ。一応、その場所には連絡して置くよ……君のお姉さん良くなると良いね……しかーし、条件がある!」

 

 「……やはりか」チャキ

 

 夜天が条件があると言うと光牙は特に驚きもせずに弓を構えた。この行動に夜天は

 

 「やっぱ理解していた!?」

 

 刀を抜き臨戦体制に入ると共に、地面に手を起くと同時に

 

 「異界結界(いかいけっかい)清暉(せいき)」ズズ

 

 みるみる内に辺りが暗闇に呑み込まれる。それと同時に月光輝く空間へと変化した。

 

 「……これは?」

 

 光牙が辺りを見ながら夜天に聞くと

 

 「邪魔が入らないように場所の変更をさせてもらっただけさ……そんな事より、行くぞ!」

 

 「ッ!輝じ……」

 

 「遅い!」ズシャ!

 

 光牙の問いに簡単に答えると同時に素早く接近し斬り付ける夜天。しかしそれだけでは終わらず、続けて

 

 「雷遁(らいとん)光芒(こうぼう)」カッ

 

 遁術を唱えると共に一筋の目映い光が夜天の指から放たれた。その光はそのまま光牙の肩を貫いた。

 

 「グガッ……アァ!?」

 

 たまらず光牙は貫かれた肩を抑え膝をついた。しかしこの行動は悪手であった。

 

 「膝をつく暇は無いだろ?」

 

 夜天の声が背後から聴こえた為に振り向く光牙。しかしここで不思議な現象が起こった。それは「背後を振り向く」後ろへと視線を写すそれ自体はできたのだが……不思議な現象とは、天地(・・)が逆さまになっていたのであった。

 

 ―何をされた?― ―振り向いたら奴が逆さま?―

 

―…奴の前に在るものは…何だ? 

 

     ―いや、何者だ?―

 

 ―――何者―― ―!!まさか!!― 

 

――間違いない!アレは!奴の前に居る者は……――

 

    ――オレ(・・)だ!――

 

 天地が逆さまになっていたのは、夜天が光牙の首を斬り飛ばした為であった。

 ……意識があった理由としては自分が首を跳ねられたと認識出来ないと錯覚する程に夜天の剣術が繊細且つ優れていた為である。

 

 『ごめん、姉さん……先に逝ってしまうオレを許してくれ……母さん、今そっちに行くよ……』

 

 薄れ行く意識の中で光牙は自身の姉に謝罪をそしてあの世に居る母へもうすぐ其処へ行く事を伝え事切れようとしていたが……それを許さぬ有る人物(・・・・)がいた。

 

 『死ヌ事ハ我ガ許サヌゾォ、オ前様ァ』

 

 この光景を見た夜天は頬をポリポリと掻きながら、謎の空間から2Lペットボトル程の中に赤色の液体が満たされた容器を取り出した。

 

 「少しやり過ぎたかな?まぁこの空間とコレさえ使えば生き返る(・・・・)し大丈夫か……んじゃあ、使いますかね……ってアラ?」

 

 夜天はその容器の蓋を開けようとしたが、手には容器が無くなっていた。と言うよりは刀で光牙の首を斬り飛ばす直前の体制へとなっていた。

 

 「これは……ん?」

 

 一瞬、時間にして1秒……常人からしたら早すぎる時間だが忍世界では油断も出来ない時間である1という数字、夜天は頭の中が空白になったが、2秒で事の展開を理解し次の手を打とうと行動しようとするが。

 

 「オ"ァ!!」ガスッ!!

 

 光牙のパンチをもろに受け数メートル吹き飛ぶ。首の跳ねられた光牙が何故このような動きが出来たのかと言うと答えは単純に首は斬られていなかった(・・・・・)からである。光牙は顔を俯かせたまま輝くオーラを纏いながら夜天へと向き唸り声を上げていた。

 

 「……"時間戻し"……『覇王光竜(ハオウコウリュウ)』の力か…その感じだと覚醒じゃあ無いみたいだ――」

 

  ――ドクシャア!!!――

 

 夜天が語り終えるより早く飛び掛かり粒子変化で造り上げた爪を夜天の腹に突き刺したまま壁に押し付け続け様に光弾を数十発打ち込む。

 

 「ウ"アアアアアアアアアア!!!」ビリビリ

 

 大気をも震わせる規模の大咆哮を上げる光牙?その姿は普段のクールな彼とは違いそれはまるで本能のままに荒れ狂う獣であった。煙が立ち込めた壁を一通り眺め「フン」と鼻を鳴らした後、この異空間から立ち去ろうと辺りをキョロキョロと見渡す光牙?すると背後から

 

 「あーこの異空間ねー術者が解くか、死ぬかじゃないと出られない仕組み何ですよねー……それはともかく、"コレ"さっきの分です!」

 

 「オッ!?」ゴッ

 

 今度は此方の番だと言わんばかりの鋭く早くそして重い拳が光牙?が語り終えるよりも早く顔面に突き刺さり、そのまま数百メートル吹き飛ぶ。夜天は拳をグーパーグーパーしながら

 

 「拳で殴ったの何年振りだっけ?」

 

 そんな事をぼやきながら倒れている光牙?を見る夜天だったが吹き飛ばされ倒れたまま動かない夜天を見た後冷や汗をかきながら、数メートルの距離まで駆け寄り

 

 「死んでないよな?」

 

 確認すると、光牙?の目が勢い良く見開くと同時に宙えと浮かびながら先程とは比べ物にならない程の極光を放った。

 

 「おわ!眩しッ!」

 

 余りの輝きに手を翳しながら光を防ぐ夜天。暫くして光が収まると同時にグルルルと獣のような声が響いたため手をどかし前を見ると眼前に約姿十メートルは有る西洋のドラゴンをモチーフにした竜人がこちらを見据えていた。

 

 「むっ…『覇王光竜』になったか……対策、対策っと…

 

    ドン!ドン!ドン!

 

 「危な!」

 

 まじまじと見ながら呟く夜天に『光竜』は(これ以降、光牙?表記ではなく光竜)光弾を撃ちながら怒りの声で

 

 『黙レ!貴様ヨクモ!下等生物ノ分際デ、生物ノ王タル我ヲ殴リオッタナ!ソノ不敬!万死ニ値スル!』ブン

 

 「万死って……何様だよ……あっ王様(笑)か」

 

 呆れながら『光竜』の攻撃を躱し手にした刀を使い連続で斬り付ける夜天

 

 ガキン!カキン!バキン!

 

 予想以上に『光竜』の身体は硬く連続で斬り付けた所で全くと言って良い程ダメージが入らないため夜天は

 

 「硬いな……さて?どうしたものか」

 

 『光竜』の装甲をどう破ろうか考えていた夜天だったがそれが隙となり

 

     ドス!

 

 『光竜』の尻尾で腹を貫かれた……続け様に『光竜』は玩具の様に何度も夜天を地面に叩き付けた。

 

 『クハハハハ!脆イ!ヤハリ人間ハ脆イナ!ハハハハ!』

 

 大笑いする『光竜』を他所に夜天は未だにどう刀であの、装甲を斬る事を考えていた。

 

 「(……どう破るか……んん~昌樹(まさき)お前ならどうする?)」

 

 ホワン、ホワン

 

 夜天は友人の一人を頭に浮かべ彼ならどう答えるか想像した。

 

 『え?硬い装甲?ナもん何回かやれば斬れるだろ?』

 

 「(うん、コイツは駄目だ……では、武蔵…アンタならどう答える?)」

 

  ホワン、ホワン

 

 『う~む、片手ではなく両手持ちにしたらどうだ?刀は本来そう扱う物であるからなぁ……それが無理なら……何回か斬れば、斬れるでござろう!』

 

 「(……コイツもか……マジ…他に頼れる奴………)」

 

 夜天は『光竜』の攻撃を受け続けながら考える。尻尾の次は腕による殴打、腕の次は足による踏み付け、その次は翼による切り裂き、しかしどの光に対しても夜天はダメージを受けている様子がない。実際には防御しつつも吹き飛ばされたり、地面に叩き付けられてはいるのだが……

 

 『(コイツ……効イテイルノカ?悲鳴一トツ上ゲントハツマラン!)』

 

 流石に『光竜』は飽きて来たのか、攻撃も雑になっていた。

 

 『………モウ、良イ…死ネ』ビュッ!

 

 人差し指で夜天の頭を突き刺した。血が吹きだし、地面に夜天が倒れ……ずに『光竜』の人差し指が斬れ落ちた。

 

 『……ナッ!何ダト!?貴様一体何ヲシタ!?』

 

 驚愕の表情を浮かべる『光竜』に夜天は不敵な笑みを浮かべながら心中でとある人口の名を上げた。

 

 「(そう言えば、お前がいたな……『幽斗(ユウト)』)」

 

 ホワン、ホワン

 

 『ん?硬い装甲か……人によると思うが?何?それは当たり前だと?フム、確かにな…お前にはアレがあるだろ?『能力を纏わせる』…それを使えば良くはないか?まぁ能力が使えないなら………何回かやれば、斬れるだろう』

 

 最後は無視して、『能力を纏わせる』それがあったと思い出し能力である特効効果の『竜殺し』と幻獣や神獣特効の『仙道』を刀に纏わせ『光竜』の人差し指を斬り落とした。

 

 『己!並ば!『タイム・ストリーム・リバース!』』

 

 『光竜』の翼がスライドすると共に世界の動きが止まる。そして世界の流れが巻き戻って行く……筈だったが、夜天だけはその場から戻らなかった。

 

 「おっと!オレにソレは聞かないよ?」ガシッ!

 

 夜天は『光竜』の尻尾を掴み、お返しとばかりに何度も地面に叩き付けた。

 

 ガン!ドガ!ガン!ドガ!

 

 『グッ!離セエエエエエ!!!

 

 『例え!時戻しが効かぬとも貴様程度、始末する事容易いわ!オオオ

 

 そう語りながら口に先程の倍ほどのエネルギーを充填し始める『光竜』を見た夜天は刀を地面に突き刺し掌を合わせた、これを見た『光竜』はニヤケながら

 

 『フン!諦メタカ!ナラバ潔ク!無様ニ死ヌガヨイ!』カッ

 

    ゴオオオオオオ!!

 

 充填されたエネルギーは光弾ではなく極太の波動砲となり夜天を完全に消し去る威力の攻撃が迫るが、依然として掌を合わせたままの夜天

 

   ドガアアアアアアアアア

 

 ついに波動砲が直撃し辺りに轟音と共に土埃や煙が枚散る土埃と煙が消えた場所には夜天の姿は無くなっていたそのためか、異空間にヒビが入り初めガラス片のように崩壊して行く……この光景を見た『光竜』は高らかに勝利の雄叫びを上げ自由となった今、自身がこの世の王となる為に異空間から飛び出した瞬間

 

 シュイン!と何かが飛んで来る音と共に自身の両手両足にドス!ドス!っと鎖の付いた杭が突き刺さり勢い良く地面に叩きつけられた。

 

 『グッ!何ダ?コレハ!動ケン!』バチバチ

 

 何とか起き上がろうと身体を動かすが、動く度に杭がどんどん奥へと突き刺さり身体が地面に埋もれて行く。この状況に光弾を杭に撃ち込み破壊しようとチャクラを充填するが

 

 「む、まだ動けるか?見通しが甘かった」

 

 聞き覚えのある声と共に見覚えのある男が歩いて来た。

 

 『キッ……貴様!何故生キテイル!?』

 

 その男は波動砲を受け消滅した筈の夜天であった。驚愕の声を上げる『光竜』の口を鎖で塞ぎ更に追い打ちに首に杭を打ち込みながら呆れと小馬鹿にした口調で

 

 「なぁーに馬鹿な事を言ってんだ、アンタは……敵にタネを証すマヌケが普通いますか?」

 

 この発言に『光竜』は忌々しいと言った表情を浮かべる、その顔を見た夜天は

 

 「まぁ、どーでも良いのですが……それではそろそろ貴女を封印させていただきますねー」

 

 封印。その一言を聞いた『光竜』は今日一番の怒声で

 

 『封印ダト!?貴様ッ!フザケルナァ!!』

 

 大声を上げながら暴れ始める『光竜』を無視しながら印を結び始める夜天に『光竜』は首に打ち込まれた杭と口を塞いでいた鎖を破壊し溜め込んでいたチャクラを解放し残りの杭を砕き天へと上がり再度チャクラを充填し始める。先程の倍の規模の量で……

 

 「あぁ~折角、座標に入ったのに……仕方ないか」

 

 夜天はそう呟くなり右手の袖を肘部分まで捲る。すると右腕に赤色のオーラが現れ始めた。

 

 『フン!今更何ヲシヨウト無駄ダ!!!』

 

   ウウウウウウウウウ 

 

 自身の身体の倍はある巨大な極光の玉を造りだしたが更にチャクラを充填し遂には数十倍のデカさとなった。これを見たら誰もが絶望し『光竜』の発言を呑むことしか出来ないであろう、しかし夜天は

 

 「黙れ!クソガキ(小娘)が!喰い殺すぞ!」

 

 と有ろう事か『光竜』をガキ(小娘)と呼び捨てたそして互いに技を繰り出した。

 

 『死ねェ!!!』

 

 「赤雷(せきらい)龍弩(ロンド)

 

 『光竜』は光輝く太陽の様な光球を夜天は赤色のオーラを纏い龍の顔の様になった右腕から赤色の雷の矢を放った。

 

   ドパッ!!

 

 互いの技がぶつかり合い拮抗するかと思いきや『光竜』の放った巨大な太陽は夜天の赤い雷撃のたった五勺(約1.5m)の矢により消滅された。

 

 『何!?グアッ!!』 

 

 余りの驚きに避けるのが遅れた『光竜』は矢が肩と翼に直撃し体制が崩れた。夜天はそれを見逃さずに

 

 「仙道(せんどう)忍法(にんぽう)武雷貫(ぶらいかん)

 

   ゴアッ!! 

 

 巨大な雷の拳が『光竜』を地面に巨大なクレーターを造る勢いで叩き付けた。

 

 『オ……ノレ……コノ怨ミ…イツカ』パリン!

 

 叩き付けられた『光竜』は怨み言を言い終えるよりも速く身体が砕け散り光の粒子となり光牙の身体へと溶け込んで行った。夜天はそれを見届けた後、異空間を解除し光牙の首をチョンパした後使おうとしていた、赤色の液体の入った容器を取り出し倒れている光牙の口に

 

 「よっこらしょーいち丸の助ザエモン!」

 

        ズボ!

 

 思い切り突っ込んだ。

 

 

 

ー数分後ー

 

 「グハッ!ゲホ!ゲホ!何だ?口の中がまだイガイガする……取り敢えず、姉さんはお前の言う安全な環境の場所に入れてくれるのか?」

 

 「……ああ」

 

 選抜部屋に行く途中光牙で聞いて来たため夜天はそう答えた。光牙は安心したような落ち着いた用に安堵の息を鳴らした。それを見ていた夜天は

 

 「(……飲ませ過ぎたな…アレ(赤色の液体)……過剰摂取すると記憶が改竄される事忘れてたな……まぁあの世界での1時間は現実世界の1秒と暴走した記憶無いからいいか)」

 

 飲ませた液体の副作用の事を考え戦った記憶が無くなって、都合良く安全な場所に移すと言った記憶に改善されていた為一先ず良かったと思っていた夜天だったが。

 

 「結果的にあの異空間での戦いはオレが負けたのか?どんな戦いだったんだ?」

 

 「う"ぇ?」

 

 光牙が異界結界の事を話出し為、夜天は素っ頓狂な声を上げた。

 

 「?どうした?」

 

 「い、いや何でもない……あぁ残念ですが、私の勝ちで、貴方の負けです。」

 

 夜天は何とか誤魔化して戦闘の内容を話した(主に『光竜』化と首跳ねを除いて)、光牙は少し悔しそうに「そうか」と呟いた。これを見た夜天は

 

 「(……確かに、勝敗はついたが……コイツには真実を話した方が良いのか?……しかし……アレは……)」

 

 「?」

 

 悩みながらエレベーターに乗った夜天を光牙は何を唸っているんだ?と言った表情で見ていた。

 

 「そう言えば、お前もエレベーターに乗ったと言うことは生徒達に用件があるのか?」

 

 「えぇ……まぁ、彼等には課題があるので」

 

 ガチャン!とした音と共にエレベーターが止まったため部屋に入室すると

 

 「え~と、新しく数会わせで編入しました。『転生』と言います。選抜と言う役目は私にはまだまだ重い物ですが先輩方々の足を引っ張らない様に誠心誠意に努めさせて頂きます」ペコリ

 

 「同じく、紅蓮だ。宜しく」

 

 新しく編入した『紅蓮』と『転生』が自己紹介をしていた為、余計な仕事が省かれたと安堵した夜天が語り掛けようとしたら

 

「流石がっ!私の自慢の弟!!礼儀正しいわ!!!」ギュウ

 

 輪廻が転生を自身に引き寄せ思い切り抱きしめた。抱きしめられた転生は

 

 「は、恥ずかしいよ////姉さん!」

 

 頬を朱に染めるが、あまり嫌がる素振りを見せなかった。

 

 「どうやら、挨拶は終わったようだな」

 

 「あ、暁霧さん」バッ

 

 転生をハグから解放した輪廻は暁霧もとい夜天へと向き返った。

 

 「あ、名前なんだが、暁霧ではなく今日から『夜天』と呼んでくれ。後、お前達に話があってな」

 

 自身の名前の変更を告げた後、自分達に話があると言ったため輪廻は

 

 「分かりました、夜天さん。それで話とは?」

 

 聞くと、夜天は悪い笑顔をみせた為、輪廻はある程度予測がついた。

 

 「課題だ」

 

 「やっぱりぃ……」

 

 輪廻が恨めしそうな声を発しながら言うと、夜天は課題の内容を語り出した。

 

 「まぁ、そこまでキツくはないぞ?輪廻と白銅は《口寄せ》白堊、蘇芳、滅赤は《遁術》転生と灰怒は《剣》だからな」

 

 「え"」

 

 夜天が内容を言うと、白堊だけがかなり嫌そうな声を発した。白堊は《斬・拳・気・歩(ざん けん き ほ)》と呼ばれる忍の4大能力の内の《気》である《チャクラ(忍気)》の扱いが苦手で《遁術》が全く使用出来ないからである。

 

 「無論、蛇女の生徒達にも協力して貰うからな!まぁ、詳しくは飯食ったら話すから……焔、食堂は何処だ?」

 

 「え?一階だけど……まさか!?」

 

 聞かれた焔は夜天の意図が読めたのか驚きの声をあげたため夜天は笑顔を見せ

 

 「特別にオレが、飯を作ってやろう!」

 

 「「「「ええええ!?」」」」

 

  「…」グッ「…ジュルリ」グッ

 

 驚きの声を上げる蛇女と無言の喜びを見せる龍導+1は飯だ飯だと言いながら食堂へと向かって行ったが……

 

 「灰怒、お前……いや、お前達(・・・)は待て」

 

 夜天は真剣な表情を見せ、灰怒を呼び止めた。これに対し灰怒は

 

 「…………分かってますよ……」

 

 少しだけ間を空け従った。




どうですか?違くないですよね?

取り敢えず、今回の話で夜天の強さが分かればと思いまして……はい

後、《斬・拳・気・歩》の元ネタはブリーチの《走・拳・斬・鬼》が元ネタです。

次回「チャレンジから逃げるな」をお送りします。

忍気の表記をチャクラに変えようかな?
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。