閃乱カグラ~混沌の世界~   作:麻婆豆腐メンタル

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始まってしまった修行回


有無、またまたタイトル詐欺じゃあ……


己の魂の色(前編)

 灰怒が食堂へ着くと中から

 

 ガツガツ、ムシャムシャ!!バクバク!

 

 「うわぉ」

 

 と出された料理を貪り食らう龍導の選抜と蛇女の選抜達が居た。それを見た灰怒は若干引いた。

 

 「ん?おぉ灰怒か、早く食事を済ませたらどうだ?」

 

 そんな灰怒に気が付いた輪廻は一旦食べるのを止め食事を取るように促す。言われた灰怒は急いでトレイを手に取り手早く済ませる為、おにぎりと吸い物を手に取り席へと移し食事をし始めた。

 

 「そーいや、ぎょう……夜天さんと何を話していたんだ?」

 

 食べ始めた灰怒に対して、食べ終わり一息付いた白堊が聞いて来た為、口に頬張っていたおにぎりを吸い物で流し込み頬の米呟を取り、机の上に渡された刀を置いた。

 

 「………………この刀をもらっただけだよ」

 

 灰怒は《嘘を付き》刀を貰ったとだけ告げ、夜天から渡された『江雪左文字』を見せた。とある3人以外は刀を見て羨ましそうに又は興味深そうに刀を見つめていた(特に焔)

 

 「「「……………」」」

 

 そのとある3人とは、龍導の輪廻と白銅に蛇女子の光牙のトップクラスの実力者達である。彼等はひそひそと灰怒の言葉について語り合っていた。

 

 「オイ、あの灰怒とか言う奴

 

 「あぁ……明らかに嘘をついている

 

 「明らかにチャクラの性質が変わっているしな

 

 「どうするんだ?奴が嘘をついている事を明かすべきではないか?

 

 「確かに合同演習とはいえ、互いの信頼を得なくてはならないし……光牙さんの意見には一理ありますね……どうする?リン

 

 3人は灰怒が嘘をついている事を瞬時に見抜き、小声で嘘をついている事を話していた。光牙は灰怒が嘘をついている事を明かすべきではないかとした問いに白銅も賛同する、しかし灰怒はあくまでも龍導側なため最終的判断は筆頭である輪廻が決断する事なため白銅は輪廻にどうするか聞くと輪廻は

 

 「……別に明かさんでも良くね?お、茶柱だ」

 

 机に肘を立て湯呑みに入っていたお茶の茶柱を見ながらどうでもよさそうに答える。

 

 ────だろうなと白銅と光牙は考えていた。現に輪廻は机の湯呑みのお茶の茶柱を見つめていた。暫く眺めた後

 

 「……別に明かさんでも良いだろ?」

 

 「「……ハァ(やっぱり)」」

 

 予想通りの回答に溜め息を吐く光牙と白銅しかし、続けさまに輪廻が語った一言に目を丸くした。

 

 「そもそも、私達が明かしてどうするんだ?もし明かした所で何か変わる訳でもないんだ。ならば明かす必要なんてないだろう?それに、な灰怒(アイツ)の事は灰怒(アイツ)自身が解決する方が成長するし、ベストだろ?まぁ信頼関係を築く為には互いに隠し事は無しの方が良いんだがな~チラッニヤ」

 

 「グッ」ギリッ

 

 後半はニヤけながら光牙をチラ見した輪廻に歯軋りを浮かべる光牙。これを見た白銅はこめかみに手を宛ながら

 

 「互いに色々抱えているみたいですね……取り逢えず私達は彼を見守るとしましょう。それよりリン、私達は『口ち寄せ』習得の為に『契約動物』と『印』を覚えなくては……」

 

 取り敢えず灰怒の嘘は『個人の問題』として置き、輪廻と白銅は夜天より言われた『口寄せ』の課題を早いうちに終わらせ任務や修行に支障が来ないようにするため覚えようとしていたが、輪廻は欠伸しながら

 

 「ふぁ~、『契約動物』つっても『秘伝動物』が正にソレなんだけどねぇ、『印』も覚えたし……」

 

 「それは私もだが……復習も大事だぞ?」

 

 「……(コイツら)」

 

 互いにとんでもないことを口にする輪廻と白銅に光牙は一度で良いから本気で戦って見たいと思った感情に襲われたが何とか平成を保った(輪廻戦では肝心の輪廻が本気ではなかったのでノーカン)暫く様子を眺めていると、輪廻が何かを思い出したかのように「あ」と何かを思い出したかのように言った後光牙に振り向くが直ぐに「……やっぱいいか」と直ぐに外を見ながら呆ける。

 

 「……何だよ」

 

 いきなりこちら側を向いたと思いきや、輪廻に光牙は訝しみながら

 

 「言いたい事があるなら言え」イラっ

 

 「……分かった」

 

 少しキレ身になりながら言うと輪廻はそっぽを向きつつ頬を掻きながらも返し一旦深呼吸を付き光牙の方へ顔を向けながら真剣な表情と同時に威圧的なチャクラを放出し始めた。

 

  ズン!!

 

 「ッ!」

 

 「「「「!!!!???」」」」

 

 「……」

 

 その凄まじいプレッシャーに一瞬たじろぐ光牙それにつられてか灰怒の刀を見ていた龍導、蛇女選抜メンバー通常生徒達も驚きの表情を浮かべた。中には腰を抜かしている者もいた、ただ一人白銅のみは平成を保ちつつお茶を飲んでいた。

 

 「『言いたい事』と言ったな……分かった言おう…」

 

    ゴクリ

 

 ゴゴゴゴゴゴゴ

 

 辺りに緊迫した空気が流れ始め、蛇女も龍導も誰も言葉を発声い状況に陥り輪廻が何を語るか聞かずにはいられない状況になった。

 

 「『言いたい事』それは……」

 

 ドクン、ドクン、ドクン

 

「貴様!何故!人参を食べていない!」

 

    \バァーーーーン/!!!!  

 

 「………………………は?」

 

 緊迫した状況に一切噛み合わない言葉に思わず呆けた声がでる光牙、周りの生徒達もポカーンと唖然に満ちた表情を浮かべていた。輪廻は発言した事に気がすんだのか徐々にチャクラを納めて行く、それに応じて光牙は机から身を乗り出し輪廻の胸ぐらを掴みながら

 

 「待て待て待て待て、貴様そんな下らない質問の為あの威圧的なチャクラを放ったのか!?」

 

 「下らないとは何だ!貴様の弱て……食い物の嗜好が分かり親睦を深める良い機会じゃないか!」

 

 「今、弱点と言おうとしただろ!?」

 

 「気ノセイダゾー」

 

 「何で棒読み何だよッ!!」ピキピキ

 

    \ギャー、ギャー/

 

 二人で喚く輪廻と光牙に周りはおろおろする生徒に珍しい物を見たと驚く生徒と何事だと駆けつける生徒などワラワラと人が集まって来たため。白銅はお茶を飲み干した湯呑みを机に置き二人に対して

 

 「疲れないか?」

 

 ただ一言そう言うと二人は落ち着きを取り戻し鎮まり互いの座っていた席へと戻った。

 

 「いや~すまん、どうかしてたわ」

 

 「いや、オレもどうかしてた」

 

 落ち着きを取り戻した二人を見た白銅は、「仕切り直し」と言い互いに落ち着いて話すように促した。

 

 「んで、何で人参食わないんだ?」

 

 「いや、特に理由はないんだが…昔から嫌いだからだ」

 

 光牙曰く小さい時初めて食べた時から嫌いらしく以降なんどか克服しようとしたが吐き出してしまう為、食べないようになったとの事であった。それを聞いた輪廻は

 

 「アッハッハハハ!!!何だその理由ガキかよ!?」

 

 「う、うるさい!」

 

 ゴロンと椅子ごと地面に倒れながら大爆笑した。それを聞いた選抜メンバーや他の生徒達も「可愛い」や「意外」等と言った声を上げていた。龍導の人数合わせで編入した転生に至っては両手に人参を持ち光牙に向けていた。

 

 「ひっ~ひっひ、コラ転生止めろ……いや~悪い悪い結構ガキっぽい所あるんだな?まぁ誰にでも嫌いな食い物はあるわな~私は「酢豚のパイナップル」が苦手つーか嫌いだし……」

 

 「だろ?誰にでも嫌いな食い物はある。この話は終わりだ、修行に戻るぞオレは」

 

 ガシッィ!

 

 「いや、それとコレは話は別だろ?私は嫌いでも、出されたら食うぞ?」フワフワ

 

 「オレはない」

 

 「私も」

 

 「オレも無いな、余裕なかったし」

 

 「うるせぇ!『目潰しパンチ』」

 

 ドカ!ヒョイ。ボカ!

 

 輪廻は嫌いでも出されたら食べると言いながら、凄まじい膂力で光牙の肩を掴み、宙に人参を浮かべながら真顔で光牙に迫って行った。途中チャチャを入れた白堊、白銅、蘇芳の三人には『目潰しパンチ』(という名の顔面パンチ)を叩き込んだ……一人には避けられたが。

 

 「お、おい!まさかその人参を食わせる気か!?」

 

 「Esatto(その通り)

 

 「YA・ME・RO!!」

 

 頑なに拒否をしてもイタリア語で答えながら人参を近づけて来る輪廻に光牙は「ここまでか」と内心で毒づいた。

 

 「さぁ!観念して食べるがいい!!」

 

 「くそぉーー!」

 

  ゴスッ

 

 しかし、人参は光牙の口に届く事は無かった。理由は何やら鈍い音と共に輪廻の「アヒィン!」と言う変な悲鳴と共に現れた

 

 「何やってんだ、お前は」

 

 夜天が拳骨で輪廻を沈めた為であった。そのまま夜天は倒れている輪廻を他所に状況の説明を問いかけて来たため。白銅が説明する事にした。

 

~少女説明中~

 

 「……人参を食わせる為だけにか?」

 

 「はい」

 

 「……あの威圧チャクラもか?」

 

 「はい」

 

 「……嘘だろ?」

 

 「この状況で貴方に嘘を付くメリットも度胸も私にはありません」

 

 「そうか、相変わらず変な事ばかりするな……お前は」

 

 未だに倒れている輪廻を見ながら語る夜天。相変わらず奇行的な事ばかりする少女に頭の中にとある先輩を浮かべるが直ぐに切り替え

 

 「よし、飯は終えたな?では修行開始だ!訓練所に集合だ!40秒で支度しな!」シュン

 

 何処かで聞いた事のある台詞と共に一瞬で姿を消した夜天。それを見た龍導メンバー達は急いで食堂から飛び出した。それを見た光牙は

 

 「《最恐》の忍の修行に『口寄せ』興味深い……」

 

 そう呟きながら龍導メンバー達の後に続いて出て彼等の修行を見物する事とあわよくば手合わせの為にと考えながら食堂を後にした。

 

 

 「私達も行くか?」

 

 「そうしましょう」

 

 取り残された蛇女選抜と時期候補達もついて行くことにした。

 

 「この方どういたしましょう?」

 

 「ん?あ、放って置いてええんちゃう?」

 

 地面に倒れている輪廻をどうするか聞いてきた詠に日影はそのままにして置けば?と語るが瞬間

 

  ぼん!

 

 煙と共に輪廻の姿が消え大量のアシダカクモがワラワラと沸いて来た。

 

 「「「「うわぁ……」」」」

 

 その光景に輪廻が消えた驚きよりも生理的な嫌悪感が出た蛇女メンバー達は訓練所へと向かって行った。

 

─訓練所─

 

 「お、予想通りお前らが最初か……」

 

 訓練所で本を見ながら待っていた夜天の前に現れたのは、輪廻と白銅であった。

 後から他のメンバーも続いて来た為、夜天は先に『口寄せ』と『チャクラ訓練』どれにするか悩んでいると輪廻が前に出て小声で

 

 「彼等には……いや、アイツには『秘伝忍法』を習得して欲しいので自分で言うのもなんですが現龍導で最も優れている私達の課題を終わらせようかと思いまして…」

 

 それに納得した夜天はまずは『口寄せ』から教える事にした。すると上記二人以外から喚起の声が上がった為

 

 「お前らの修行は『10倍』な嘘だがな

 

 

 顔中に青筋を立てながら発言する夜天に喚起の声は絶望へと変わった。それを背後に無視しながら輪廻と白銅に向き直る

 

 「そっ、じゃあ始めるかまず最初に……」

 

 「「『印』と『契約動物』はもうできてます」」

 

 「何?」

 

 夜天が重要な『印』と『契約動物』の事を話そうとしたが、二人は話しを遮り両方は出来ていると言ったため夜天は怪訝そうな表情と興味を感じたため

 

 「では、見せてみろ」

 

 「はい!」バ、ババッ

 

 「分かりました」ババッ

 

 「どんな生き物来るのかなぁ~?」

 

 「恐らく互いの弱点を補える物では?」

 

 「……白銅さんは遠距離専門だからわかるが…輪廻先輩の弱点って何だ?」

 

 「姉さんならとんでもないくらい強い奴を出すはず!」

 

 二人に『口寄せ』をやって見せるように言うと二人は頷きながら『印』を結び始めた。その際夜天は二人の『印』を結ぶ《速度》を見ていた。他のメンバーはどのような動物が来るか興味深深になっていた。

 

 (やはり、輪廻も中々だが…一番は白銅か…)

 

 白銅は自分の取り柄はあまり無いと自虐的に語るが、学園内でチャクラコントロールや操作技術はトップクラスであり教師陣をも越える実力を持っている。それぐらい高い技術を持っている正に輪廻並みの天才であった。

 

 「「『口寄せの術』!!」」

 

 ぼん!ぼん!

 

グルルルゥゥ……』『ガア"ーー

 

 白銅は自身の秘伝動物の巨大な烏を召還したが輪廻は巨大な頭部に鎖に繋がれた手だけを顕現させた牛人間のような怪物を召還した。大きさは手だけで数10mはある

 

 

 「「「「デケェェェェ!!」」」」

 

 「ほう」

 

 「なんか、思ってたのと違う!?」

 

 「いや、逆に凄くないか?」

 

 「白銅お姉さんは空から攻撃するためか…」

 

 「何でそんな冷静何だよ……お前の姉やべーだろ」

 

 「?姉さんなら当たり前でしょ?」

 

 「えぇ…」

 

 輪廻は召還した自身の『契約動物』に驚きの声を上げていた白銅はそれはそれで凄いと興味を持っていた。他のメンバーも驚きの声を上げていた特に輪廻の動物?に転生は特に驚かず自分の姉なら当たり前と語っていたが……

 

 「いや、実際に契約はランダムではなく『秘伝動物』に関わりがある物が基礎だが……コレが来るとはな……」

 

 

【挿絵表示】

 

 

 「え?もしかしてコノ動物の名前を知っているんすか?」

 

 

 夜天も輪廻が召還した口寄せ動物に驚いていたがその口振りからしてこの動物の招待を知っている雰囲気だった為、白堊は名前を聞いて見た。

 

 「ん?あぁコイツの名はミノタウロス……正に規格外の動物……いや、神獣だな」

 

 「そういう事か!」

 

 「……あぁ、成程ね」

 

 「何がだ?ちょっと説明してくれ」

 

 

 輪廻が口寄せした巨大な生物の名前を聞いたとたん白堊は「そういう事か」と叫び続いて白銅も白堊が何を理解したか分かったため同じように納得の声を上げた。夜天は二人が何に納得したのか理解できない為に説明をするように訪ねた。

 

 「輪廻の*1糸術(いとじゅつ)神糸(かみし)ですが、鑑定した結果《アリアドネの糸》だと判明しました。」

 

 「《アリアドネの糸》……あぁだから、コイツが来たのか…確かにテセウスが来るわけないしなぁ…代わりに糸を伝って来たわけね…」

 

 「でもいくら何でも巨大(おおき)すぎでは?」

 

 「それを如何に行かすか……そう考えれば《課題》だろ?」

 

 白銅の解説を聞き納得し、しみじみと語る夜天に対し灰怒は余りのデカさに忍んでいないし課題にもならないと考えていたが、白堊が横からそう言ってきた為に灰怒は少し何かしら言いたげではあったが、納得した。

 

 「では、《烏丸》飛べ!」

 

 契約した動物が従うか、試しのため命令をすることにした白銅は巨大な烏の名前は《烏丸》の背中に乗り命令をしたすると…

 

 『畏まりました、白銅サマ』バサッ

 

 「喋った!?」

 

 「かなり、*2渋カッコいい声だ!」

 

 「おぉ、凄ぇ……飛んでるぜ……」

 

 口寄せ動物が喋った事に驚きながらも、空を優雅に飛ぶ姿に見とれていると

 

 「ハァ、ハァハァ……」ガクッ

 

 呼吸を荒げながら膝を付く輪廻に周りは何事かと慌てふためく。これを上空から見た白銅も烏丸に降りるように指示をしたが烏丸は

 

 『今の状況で、彼女の近くにいる後ろの怪物に近づくのは危険ですよ?』

 

 ミノタウロスを見ながら白銅に促すが白銅の目は『構わない』『親友の為』だと語っていた為、烏丸は「気を付けてください」と告げ姿を消した。

 

 「リン……大丈夫か?」ポンポン

 

 「ハァハァ……すまないハク」ヨロッ

 

 輪廻の肩を優しく叩きながら安否の確認をする白銅に多少ふらつきながらも立ち上がる輪廻に他のメンバーも一安心と息つく。その様子を見た輪廻は自分の目の前にいる『ミノタウロス』に目を移した。

 

 『……………』

 

 「…………………すまない」サッ

 

 互いに見つめ合った後、輪廻は謝罪しながら印を作り消そうとする流石にこの行為には黙ったままであったミノタウロスも何かしら行動を起こすと思ったメンバーは止めようとするが、感心のミノタウロスは蛇女子学園の天守閣を見ていた。

 

 『………グルルル』ジャリ…ジャリ

 

 ギリ……ギリ…グギ………グギ…

 

 鎖に繋がれた手を地面に根強く押さえつけ天守閣の方角へと顔を向けると口を大きく開き始めた。

 

 「なんかヤバそうな雰囲気が」

 

 「くっ!(解除の印…間に合うか!?)」ババッ

 

 

 「……………(不完全とはいえ、流石《ギリシャ神話級》オレの出番かな?)」バチチ

 

 転生が呟き輪廻は急ぎ印を結び始める。この様子だと間に合わないと踏んだ夜天は両手に雷のチャクラを充填し始める。その間にもミノタウロスは口を開けチャクラを夜天同様に充填し始める

 

 ゴゴゴバチッ!バチッ!

 

 大気が揺れ辺りに雷鳴が轟き始めた為メンバーは焦り始めるが輪廻は冷静に印を結び、遂に

 

 「よしっ!完了した!」シュン!

 

 『ゴア!?』ズズズズ

 

 口寄せ解除の印が出来た為ミノタウロスは巨大な暗闇の穴へと沈み始めた。

 

 「やったか!?」

 

 「白堊、それは《フラグ》だ」

 

 白堊のフラグがビンビンな台詞に突っ込みを入れる蘇芳。それに呼応するかの如く沈み始めていたミノタウロスは穴から顔だけではあるが飛び出て天守閣目掛け

 

  ガオン

 

 空間を歪める程の光弾を放った。放たれた光弾は凄まじい勢いで天守閣目掛け一直線に飛んでいった。

 

 「何だ!?」

 

 訓練所へ来た光牙。いきなり天空が光輝いた為自分の頭上を何事かと空を見上げた、すると自身の学園の天守閣へ目掛け一直線に巨大な光弾が向かい

 

 バクン!

 

 そのまま天守閣へと直撃し命中した部分は跡形もなく消滅したミノタウロスはそれを確認した際「……チッ」短く舌打ちをし穴へと沈んでいった。

 

 「……請求書だ」

 

 何処からともなく現れた鈴音に突き出された天守閣の修理代の請求書を輪廻は

 

 「あ、ハイ」( ´-ω-)

 

 短く返事をし受け取った。

 

──天守閣──

 

 天守閣に胡座をかきながら訓練所を見つめる一人の少年の姿が……外見の特徴は端正な顔立ちに金髪の髪を適当に遊ばせている風貌であり少年は訓練所を正確には訓練所のメンバーを見ながら 

 

 ??「ん~、共子が言う《弟》の力を持つ奴がいるって話だから来たけど………今は居ないのかな?…て何だ!?」バッ!

 

 何やら呟いていたが、いきなり自身の居座っていた場所目掛け光弾が迫っていたためかろうじてではあるが避けた。

 

「ッ!危ない危ない、あんなの喰らったらひとたまりもないなぁ……退散退散!」シュン!

 

 自身が避けた場所が綺麗に消滅していた事に驚きながら少年は蛇女を後にした。

 

──訓練所──

 

 「はい、んじゃ気を取り直して残りの奴らの修行だ」パンパン

 

 「了解(ーдー)」

 

 夜天が手を叩きながら言うと、白堊は心底嫌そうな顔をしながらも返事をした。

 

 「ハク、良ければチャクラコントロール教えてくれないか?」

 

 「あぁ、いいよ」

 

 請求書を渡され落ち込んでいた輪廻も気を取り直しながら白銅にチャクラの制御を教わる事にしたらしく、それを見た夜天は流石に自分の修行する箇所はわかっているようだなと言った表情で見ていた。

 

 「それじゃあ、灰怒と転生はこの場所に設置した傀儡を剣術で倒して技を磨く修行を……」

 

 「え?男の人と修行とか嫌なんですが?」

 

 夜天は地図を出しながら語っていると、転生はキョトンとした表情で《男と修行は嫌だと》言ってきたため、灰怒は何だコイツと言った表情をしており、夜天は溜め息を吐きながら理由を問うことにした……若干首筋を立てながら

 

 「理由ですか?特に無いですよ?強いて言うなら可愛い女の子の方が倒した後《好きに》出来るからですかねぇ?特に大剣持ったお姉さんと7本刀背負ったお姉さんが良いですねー」チラッ

 

 転生は訓練所にやってきた。焔達をチラ見しながらも説明した。

 

 Σビクッ!「な、何かアイツ私達を見てないか?」

 

 「えっ、ええ。そうですわね?」

 

 焔と詠は此方を見ながら語る転生に何か嫌な物を感じ取った。夜天はやる気の無い+良からぬ事を考えている転生にどうやる気を出させるか考えていると、輪廻が大きな声で

 

「あ~あ、私の自慢の弟が修行サボるなんてお姉ちゃんショックだわ~折角頑張ってくれたら、た~~~~~くさん撫で撫でしたり抱きしめてあげたりするのになぁ~~やる気無いなら仕方ないわね~♪」ニマニマ

 

 と、わざとらしく猫なで声を上げる夜天はそんなんで転生が修行するわけ無いだろうと思っていたが…

 

 「さぁ!早く始めましょう!!!ぼさっとしない!!!さぁ!さぁ!さぁ!」ズイズイ

 

 「引っ張んな、引っ張んな」

 

 いきなりやる気を出し始めた転生は夜天の手から地図を取り灰怒の首根っこを掴みながら指定された場所へと向かって行った。

 

 「……輪廻……」

 

 「はい?」

 

 「今度からアイツの制御任せるわ……」

 

 「了解ィ~♪」

 

 悟った目をしながら夜天は輪廻にそう告げ、残りのメンバー達を集め

 

 「さて、残ったお前達には《遁術》『斬・拳・気・歩』の内の『気』のチャクラ操作と属性強化を教える」

 

 「御意っす!」

 

 「はい!」

 

 「ハァ……うっす……」

 

 夜天の修行に蘇芳・滅赤は元気良く返事をするが、取り分け『気』の扱いが下手な白堊は覇気の無い返事をした。

*1
糸を使い戦う忍術

*2
cv.稲⚪徹




前書き通りになってしまった……主人公差し置いての別キャラの修行とか……


次回はちゃんと主人公(笑)の修行回です(活躍するとは言ってない)

 次回『己の魂の色(後編)』デス

次回からとあるアンケートを実施する予定です。
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