閃乱カグラ~混沌の世界~   作:麻婆豆腐メンタル

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己の魂の色 (中編)

 ザッ、ザッ、ザッ 朝だと言うのに薄暗く陰気な森の中を歩く二人組がいた。

 

 「フンフン、フフ~ン♪」

 

 一人は小柄かつ髪型と顔立ちも相まって、少女と間違いそうな雰囲気をか持ち出す少年、名を「転生」彼は陰気な場所にも関わらず鼻歌とスキップをしながらまるで、ピクニックをしに来ているかの如く進んでいた。そんな転生とは対象的に

 

 「………」カチャ

 

 辺りを警戒しながら進む中性的な顔立ちをしてはいるが何処と無く男と判断できる雰囲気を醸し出している少年、名を「灰怒」は地図を見ながら目的地は近いと言うのに緊張感を持たずにスキップしている転生に多少イラついていた。

 

 「……オイ、そろそろ目的地だぞ?緊張感持てよ」

 

 一応これからは仲間として行動する為、注意をすると転生は鼻歌を止めクルリと一回転しながら振り向き頭に手を組みながら笑顔で

 

 「緊張感~?持ってますよ~?緊張感を持つのは………寧ろ先輩じゃないっすかねっ!とっ!!」シュン!シュン!

 

 そう言いながら灰怒に目掛け手裏剣を投擲してきた!しかし、灰怒は全く動揺せずに躱した。すると背後から

 

 ドサッ!ドサッ!

 

 と倒れる音がしたため振り返ると2体の人型傀儡の頭部に転生が投擲した手裏剣が突き刺さり、バチバチと火花を出しながら倒れていた。

 

 「………」

 

 「へっへ~ん!早速2体撃破しましたよ~僕は~!油断しているのは先輩の方じゃないですかねぇ?」ドヤァ

 

 どや顔と見下し笑顔をしながら灰怒を煽る転生だったが灰怒は表情を変える事なく

 

 「残り1180体だな」

 

「ナニを言っているんです?」

 

 「出された「課題」の内容は『強化傀儡1200体撃破』だ。お前が倒した物と合わせた残りの数だ」

 

 「ナニを言っているんですか?1200体なら残りは1198体でしょ?」

 

 「お前こそ何を………なるほど」

 

 会話が噛み合わない理由を理解した灰怒は自身の言葉の足りなさと、正しさを証明する為に印を結びながら術を唱えた

 

 「すまんな、言葉が足りなかったのと証明が必要だったな『陰遁・集影地(いんとん・しゅうえいち)』」

 

      ゾワワワワ!

 

 灰怒が術を唱えた途端灰怒の足元の影が広がっていき辺り一面を覆い尽くした。

 

 「な、何だ!?何だ?」ワタワタ

 

 自身を含め辺り一面を覆い尽くす影に戸惑う転生。すると木々から次々と人影が飛び出し転生の目の前に降り注いできた。

 

      ガシャ、ガシャ!ドサッ!

 

 「私が倒した傀儡だ……数にして18体……お前の数と会わせれば20体になる、そうすれば残りの数は1180体だろう?」フッ

 

 「グッ!」ギリィ

 

 薄く笑みを浮かべる灰怒に転生は激しい敗北感を抱き歯軋りをした。転生が敗北感を抱いた理由、それは倒れている傀儡にあった。自分が倒した傀儡はノーマルタイプに対し灰怒が倒した傀儡はリストブレイドや首斬り包丁を持ったタイプに加え大型タイプやチタン合金タイプもおり、しかも全員急所を特に頭部と心臓部を破壊されている状態だった為であった。

 

 「………(それに対してオレは…クソっ!)」チラッ

 

 転生は自身の倒した傀儡を見た。自身が倒したのはノーマルタイプの傀儡であり急所を攻撃はしてはいるがハッキリと言えば下忍でも出来る芸当である…しかし灰怒は下忍では先ず不可能、果ては上忍にすら難しいかもしれない夜天特製の傀儡の急所を的確に破壊していた為に灰怒に対し激しい嫉妬と劣等感を持ちながら毒ついていると精神内から

 

   『当たり前の結果だぞ?転生』

 

   「(どういう意味だよ、ハスタ!)」

 

 自身の秘伝動物である『黄衣の王(ハスター)』から当然と言われた為に理由を聞く転生に黄衣の王は冷静に

 

   『お前は、張り切るのは良いが成功した"結果"だけを考えて浮かれ過ぎた……そうなれば必然的に注意力が散漫し粕みたいな攻撃しか出来ないのは当たり前だろう?』

 

 『せや!せや!』

 

 「ムッ………ぇ?」

 

 図星を突かれた転生は口を紡ぐ。更にそれを畳み掛けるようにハスターは

 

 『それに、その小僧はお前が手を出さなくてもお前が倒したゴミ傀儡を倒していたぞ?』

 

 「グヌッ!」

 

 「まぁ、ガシャガシャ聞こえてたし」

 

 『え?ソレ、マ?』

 

 「……ぇ?」

 

 『………あ?』

 

 転生はハスターの続いての発言にも反論が出来ずに唸る事しかできなかったが、ソレ以前に気になる事があった。ハスターもソレは同様らしく二人で

 

 「……灰怒先輩……もしかして」

 

 『転生……この小僧、まさかと思うが』

 

 「(ハスタ…言いたい事は分かるよ)あの先輩?」

 

 「ん?」

 

 「オレの中にいる『彼』の声が聞こえていますか?」

 

 問われた灰怒は

 

 「まぁ、そうだな」

 

 「何でだ!?」『マジかよ!?』

 

 そう答えたこの返答に転生とハスターは二人揃って驚きの声を上げた。灰怒は距離もあったらしく転生の声に耳を塞ぎながら

 

 「そんなに驚く事かな?」

 

 逆に「何を言っているんだ?」と言わんばかりの表情で聞き返してきた灰怒に転生は

 

 「いや、普通に考えて二人しかいない状況で第三者の声が聞こえたら驚きマスよね!?普通は有り得ない事ですし!」

 

 二人だけの状況と言うなかで第三者の声が聞こえるのは有り得ないと誰しもが納得する事を言うと、灰怒は頭を掻きながら「まぁ確かに」と苦笑し理由を説明しようとしたが

 

 ザッ!ザッ!ババ!!ドシャ!

 

 辺りから数百体の傀儡が現れ、各々の武装を構え灰怒と転生ににじり寄ってきた。

 

 「……どうやら、説明は後の方が良い見たいだな…どっちにしろ戦いの中でも分かる事だしな」ゾワッ!

 

 「…ソウスカ…(もしかして、オレが倒した傀儡って……気休め程度の存在?クソゥ)」ブワッ!バキキ

 

 『みたいだな、ソレよか行くぜ!転生!』

 

 取り敢えず、戦いの中でも説明出来るとの事らしいので灰怒は広げていた影を集束させ槍のように尖らせ始め、転生は自身の倒した傀儡の価値に落胆しつつも木遁チャクラを増幅させ向かえ打つ準備をし始め

 

 「いくぞ!」「ここで巻き返しだ!行くぜハスタ」『応!』

 

 それぞれの能力を持って傀儡を倒し始めた。

 

──訓練所───

 

 かえって、訓練所では……

 

 「御意!って張り切ったのは良いんすけど……白堊は兎も角オレと滅赤ちゃんはチャクラ操作はある程度出来ますし、属性強化も十分ですよ?白堊とは違って」

 

 「確かにぃ~」

 

 「お前ら……さりげなく、オレをディスんな」

 

 ゲンナリとした表情をしながら二人に文句を言う白堊に対し夜天は肩を叩きながら良い笑顔で

 

 「事実だ」ニコッ

 

 「ふぬあッ!!!」

 

 大ダメージを与えた。ガクン!と膝から崩れ落ちる白堊だったが夜天は

 

 「そう、落ち込むなちゃんと成功する用に指導してやるから(流石に言い過ぎたかな?少しマイルドに教えるか…)」

 

 そう言い+思いながら軽く白堊の額を小突いた。

 

 「りょ…了解です(指導って思いっきりハードな奴ぅ~!?)」

 

 それに反して白堊は心の中で嘆いていた。

 

 ──一方、訓練所から離れた森の中───

 

 「ハァ…ハァハァ!キッツゥ~!」ドサッ

 

 「ッハァ……やはり、傀儡と言えど特注の強化傀儡……中々に手強いな…」

 

 夜天特製の強化傀儡を倒していた灰怒と転生は二人して呟く彼等の周囲には、真っ二つや原型を留めていない位に破壊されている強化傀儡のスクラップが散乱していた。流石に疲れたのか二人して息を切らしていた、中でも転生は飛びきり疲れたのか地面に座り込んでいたすると

 

 『おいおい転生お前座り込んでいる暇はねぇだろ?まだ599体しか倒していねーぞ?』

 

 「疲れたんだ……なもん、仕方ねぇだろ…」

 

 『ハァ…』

 

 休憩している暇はないとハスターが語りかけて来た為、唇を尖らせながら反論する転生にハスターは溜め息を吐く、それを聞いた灰怒とルリム・シャイコースは

 

 「まぁ、彼の動きには無駄が多すぎなので疲れるのは仕方ないのでは?」

 

 『ん~そこら辺は私には分からないけど……ハスターァ…アンタ勢い良く返事した割には全然サポート出来てないじゃないのよ~?』

 

 『……うるせぇな、クソ蛆が』

 

 「……だって、早く巻き返したかったし」

 

 灰怒とルリム・シャイコースは互いに転生とハスターの戦闘時の行動を口にするが二人してただ貶している発言だった為、ハスターは悪態を付き転生は拗ねてしまった。これを見た灰怒はルリム・シャイコースに

 

 「ルリム!君少し失礼じゃないか?彼等を傷付ける発言は控えなよ!取り敢えず、謝罪すべきだと思うけど?後そんな、口調だったけ?」

 

 謝罪する様に促すがルリム・シャイコースはそれに対してこう反論して来た。

 

 『はぁ~!?アンタだってその子に対して酷い言葉投げかけているじゃない!私はハスターの奴にしか言ってないわよ!だから謝らない!後、今では黙ってたけど人で言うと私は雌よ!』

 

 \ギャー!/  \ギャー!/ \ギャー!/

 

 と互いに喚きながら口論する二人にハスターと転生は怒る気力も無くなったのか

 

 「もう、良いから最後の一体探さない?」

 

 「ア、ウンソウダネ」『ア、ウン』

 

 怒ってはいなかったが、目が笑っていなかったため灰怒とルリムは大人しく従う事にした。

 

 ──捜索中・・・

 

 「しかし、全然見つからないなァ…」

 

 『襲ってこないってのも、不自然だがな』

 

 『本当にいるのかしら?』

 

 「…………居るのは確かなんだけど…」

 

 転生、ハスター、ルリムの三人は辺りを見渡したりするが傀儡の姿は見当たらずであった為、灰怒はチャクラを練り上げ周囲を探索して見た結果居るのは間違いないとの事だった。

 

 「このままだと埒が明かないな、彼女達にも手伝ってもらおうか」

 

 灰怒が顎に手を当てながら呟くとそれを聞いた三人は

 

 「何を?」

 

 『言って』

 

 『いるの?』

 

 「何でスラスラ言わねーの?…出て来なよ居るのは分かっているんだ」

 

 順に言ってきた為、灰怒は茂みに目を写しながら声を上げたすると

 

 「……何時から気付いていたのかしら?」ガサッ

 

 茂みの中から5つの影が現れた5人ともに蛇女子の制服であった為、この学園の生徒だと分かった。

 

 「僕とこいつが三人称で語った辺りからだな」

 

 「そんなに早く気付いていたんだ…」

 

 「取り敢えず自己紹介をするわね…私は春花。蛇女子学生の3年よ」

 

 「私は未来」

 

 「……千歳です」

 

 「妾は全知全能の偉大なる邪神の第666の使徒にしてその邪神の伴侶……我が名を心して聴けい!我が名は!」

 

 「彼女は『芦屋』ちゃんと言います、私は芭蕉です。」

 

 5人の自己紹介を聞いた後、灰怒は自分たちもする事にした。

 

 「僕の名はハ……」

 

 「転生って言います!」

 

 灰怒が紹介するより早く転生が大声で前のめりに紹介した為灰怒の声はかき消されてしまった、転生のいきなりの態度に怪訝な表情を見せるがハスターが

 

 『コイツはこう言う奴何だ…』

 

 そう語ってきた。最初は理解出来なかったものの修行する前に「男と一緒は嫌」と言っていたので灰怒は成程、と心の中で理解し自分の自己紹介をしようとしたが今度は転生ではなく蛇女の芭蕉が

 

 「貴方の名前は知っています。灰怒さんですよね?」キッ

 

 「え?あ、あぁそうだけど?」

 

 何故か敵愾心を見せるような目付きで此方を睨んで来たため灰怒は多少困惑すると、春花が近付いてきて耳元で

 

 「彼女は貴方が倒した『日影ちゃん』を慕っているのよ」フッ

 

 と語りかけて来た最後に耳に息を吹き掛けながら、灰怒はそれに全く動じずに

 

「………それは…仕方ない事だと思うんですが?それより、貴女方は何をしに此方へ来たのですか?偵察であるのなら誉められた物ではありませんが?」

 

 仕方ない事だと交わし、春花達が自分等の修行場に来た事を問い詰めると

 

 「貴方達の修行している所かもしれないけど、この森は蛇女の私有地よ?………だったらこの学園の学生である私達が居ても可笑しくないじゃない?それより使わせてもらっているんだから感謝する方が筋じゃない?」

 

 「……ウグッ」

 

 『あらら~?』

 

 「見事に」

 

 『論破されたな』

 

 春花に論破された灰怒は「その通り」だと思い言い返す事が出来ずにいた。するとルリム、転生、ハスターの順で語りかけて来たこれに灰怒は

 

 「何でスラスラ言わねーの?」

 

 「は?何を言っているの貴方?頭、大丈夫?て言うか修行中に貴方含め、後ろの子も誰と喋っていたの?」

 

 突っ込みをしてしまった。これに対して春花はさも当然な言葉を投げ掛ける灰怒は「しまった!」と言った表情で転生は「バレた!」と言ってしまった為、口を塞ぐが時既に遅し、春花除く他の蛇女子学生達も不思議と言うよりまるで危ない奴を見る目でこちらを見ていたため灰怒は彼女達に説明すべきか悩んでいると

 

 『別にいいんじゃない?』

 

 『いずれ、バレる事だ』

 

 「そーゆー事です!灰怒さん!」

 

 ルリム達が口々に言って来たため灰怒は額に手を当て少し間を置くと、小さく笑みを作り

 

 「………フッ、そうだな隠した所で、何れバレる事だし見せるとするか!陰遁・黒凾(いんとん・くろはこ)!よく見ておけよ?ただし腰を抜かしたり気を失うな、または失禁するなよ?」ニヤ

 

 「なっ!?…/////」カアァ

 

 灰怒が術を発動すると灰怒の影が広がり、籠を形成し始め周囲はまるで深夜のような暗闇に包まれた一応の明かりは天上に存在する月の明かりだけだった。

 普通は驚くべきだが蛇女子たちは、とんでもない事を口にした灰怒の方がインパクトがあったらしく赤面していた。

 

 「俺的には失神したら、ラッキーだけどねー!」

 

 「「「「!?」」」」ゾクッ

 

 「………クッ!(こいつ……アイツと同類だ!)」

 

 転生は気を失った方が良いと言いながら、蛇女子達をまるで幼子が玩具を見つけたような眼でみながら語りだしたため千歳を除く4人は転生から得体のしれない狂気を感じ取った。

 優一狂気を感じずに嫌悪の表情を作った千歳は転生の不気味な笑みを見ながら昔の事を思い出した。

 

 『駄目だぞ?転生』

 

 「え?」キョロキョロ

 

 「分かってるよぉ~冗談だよ~」

 

 『分かってネェから、言ってんだろが!!』

 

 「な、何ですか!?この声!?」

 

 「いったいどこから?」

 

 蛇女子一同が突然響き渡る声に驚きながら辺りを見渡すが周囲は暗闇で何も見えない為、益々混乱する面々するといきなり

 

 ビュオォォォォ!!!パキパキ

 

 「今度は何よ!?」

 

 と強力な突風と冷気が襲いかかって来た、余りにもの強風と冷気に思わず顔を伏せる春花達に

 

 『あぁ、ゴメンゴメン、風止めるから顔上げて見なよ、へーい!』

 

 『何が!へーいだ!てめえも冷気止めろや!』

 

 ルリムがハスターに止めるように言う、ハスターは反論しながらも突風を止めた為、ルリムも冷気を抑え始めた。

 

 「本当に何だった……の……よ?……ッ!!??」

 

 顔を上げながら文句を言う春花だったが正面を見て絶句した。

 何故ならば正面にはゾウアザラシ並の巨体を誇る巨大な人面の『蛆』と直立した60mを越える身体から大量の触手を生やしたゴジラのような蜥蜴の怪物がいた。

 

 『やぁ☆』ニコ

 

 顔を青ざめながら驚愕の表情を浮かべる春花達にルリム・シャイコースは笑顔を浮かべた。

 彼女からしたら、友好かつ敵意が無いことをアピールするために作った笑顔だったが……

 

 びちゃっべちゃっぼとぼと

 

 瞳の無い眼孔から滴り落ちる血液に、歯もなく舌もない虚空の口の口角を釣り上げ笑顔を見せるルリム・シャイコースに蛇女メンバー達は

 

 「キュウ」ドサッ

 

 気絶してしまった。

 

 『あらあら?お子ちゃまには刺激が強すぎたかしら?』

 

 「……いや、アレが普通だ」

 

 『まぁ…お前等がおかしいわな……特に…』

 

 「気絶した!?気絶したの!?じゃあ!!!好きにして良いよね!?この綺麗なおねーさん達!!グフフフ!!!」

 

 ゴスッ!

 

 『転生(お前)がな!』

 

 「痛い!」

 

 『取り敢えず、彼が彼女達に手を出さないように見張っておきましょう』

 

 「そうだな…」

 

 コントのようなやり取りをする二人を他所にルリムと灰怒は転生が手出し出来ない様に見張りをし春花達が起きるのを待つ事にした。

 

 「グッ!」ズキッ

 

 『!灰怒、早く“開眼“を!』

 

 しかし、いきなり膝を突く灰怒にルリムは開眼するように促す。

 

    カッ!

 

 「クッ………フゥ」

 

 『これ以上の属性術は控えたらどうだ?』

 

 「……そう…だな…所で…お前って姿を変えれるか?」

 

 『出来んこたない』

 

 「なら、変えとけ…出来れば人型に」

 

 『ホイホイ』

 

 この一連の動作をハスターの触手によりぐるぐる巻きにさせられていた転生は灰怒の通常の紫色の瞳から赤色の三角形の模様がピラミッド状に展開し、その眼の能力か不安定だったチャクラが安定したのを感じ取った。その際に一つの衝動に刈られた。

 

 「(何だろう?あの力…あの眼……欲しい(・・・))」

 

 『駄目だからな?』

 

 ハスターは転生が何を思ったかを感じ取り静止する事にしたが転生の表情からして聞く耳持たずであった。

 

 ───数十分後──

 

 「う、うーん…私は一体……?」

 

 『あらん?ようやくお目覚めかしらぁん?』

 

 気絶していた春花は起き上がると辺りを見渡したすると真っ白い顔に目元に赤色のペイントを施した道化師のような姿をした女性がニヤケながら語りかけて来た。

 

 「………え~と……誰?」

 

 春花は死んだ目で質問して来たが、相手は答えずニヤケるだけだったが、顔の色と目元のペイントの色で大体何者かは予想できたようで

 

 「あの時の……彼の秘伝動物?…で良いのかしら」

 

 「正解( ´∀` )b」

 

 灰怒の秘伝動物と答えると目の前の道化師は親指を上げ正解と返した。

 

 「あ、起きましたか?」

 

 声の聞こえた方を見ると、顔色の悪い灰怒がこちら側にやって来たため春花は少し悪い笑顔で

 

 「大丈夫?おっぱい揉む?」ニマニマ

 

 と語りかけたが灰怒は真顔で手を前に差し出し……静止の手を作り

 

 「は?何を言っているんですか?貴女は?頭、大丈夫ですか?それより他の方を起こして下さい、状況の説明をするので」

 

 「……………そうね、他の子も起こさなきゃね」

 

 あっさりスルーした灰怒の塩対応に、他の気絶している生徒を起こし始めたためルリムは灰怒に「(ドライすぎん)」と内心で思った。

 

 ──少女達起床+少年説明中

 

 「……成程ね…傀儡を倒す修行の途中だった訳ね……そして、今は人の型をしているのが貴方の秘伝動物で彼女……で良いのかしら?あぁ、それで良いのね…彼女と会話していたっての事ね…で、別の彼は……何で縛られて要るのかしら?」

 

 灰怒の説明を聞き終えた春花はハスターにより縛られた転生をチラ見しながら聞いたが灰怒は

 

 「アイツは気絶した貴女方を⚪⚪⚪しようとしたから縛られているんですよ、それより乗りかかった船ですし傀儡倒すのを手伝って下さい、御願いします。」

 

 土下座する灰怒に春花は考えていたが他のメンバーは

 

「「「「(綺麗な顔しているのに凄い事言うなぁ)」」」」

 

 と思いながら、春花の答えを待つことにした。数秒の沈黙の後に春花は眼を明け「分かった」と了承の返事をした。一つの条件を付けながら

 

 「では、黒凾を解除しますね、万が一このバカ(転生)が貴女方に手を出すようなら…」

 

 『オレが縛ってやるから安心しろ』

 

 「分かったわ…」

 

 「「「「(何で平然なの春花様は…)」」」」

 

 「んー!!!んん!ん!ぐへ!ひでぇな!」

 

 黒凾を解除する灰怒と転生が蛇女達に手を出さない条件を付けその条件を飲んだ灰怒とハスターに確認を取り転生を解放させ傀儡を探し始めた。

 

 ──訓練所──

 

 「じゃあ、チャクラを発動させる方法を教える」

 

 「は、はい!」

 

 「……やり方はな……」

 

 「……ゴクリ」

 

 どのような厳しい修行が来るのか固唾を飲み覚悟を決めた白堊に周りは

 

 「(そんなに緊張する程の物か?)」

 

 そう思いながら各々の修行に取り組んで行った。




後編に続きます。さんざん更新しなくて今更分けて申し訳ないです。

次回はbackも、進めます。
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