閃乱カグラ~混沌の世界~   作:麻婆豆腐メンタル

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前回:光牙との模擬戦(のようなもの)が終わった為、負傷した白堊は保健室に向かい、聞きたい事と念のための治療に光牙も同じく向かう


覇気

 保健室に到着した白堊は養護教諭である(えん)による治療を受けていた(美人+巨乳)

 

 「手の治療終わったわよ」

 

 「どうもー」グッパ、グッパ

 

 白堊は空返事をしながらぐちゃぐちゃに成った手の感覚を確かめ

 

 (……問題ねぇな)

 

 無事を確認すると退室しようとするが、艶から

 

 「何、手動かしてんのよ……待ちなさい、足の怪我も有るでしょ?」

 

 「あ、いや別に大丈夫です」

 

 足の怪我の治療も行うと呼び止められたが

 

 「ほら全然…痛ッ大丈夫ですよ?」

 

 足を曲げた跳んだりして大丈夫なのをアピールするが、艶はジト目に成りながら

 

 「小さい声だけど『痛』って言ったわよね?」

 

 「……分かりましたよ……ったく」

 

 白堊の発した全く大丈夫じゃないと言う言葉を追及した此には流石に白堊も否定出来ずに渋々と怪我の治療をしてもらう為にズボンの裾を挙げ怪我した部位を見せるが

 

 「……塞がりかけている?(えっ、手も?)」

 

 「だから大丈夫って言ったんすよ」

 

 なんと穴が空いていた足の傷には薄くでは有るが膜が出来き塞がりかけており、ぐちゃぐちゃの手も保々治りかけていた。

 これには流石の艶も驚く。

 

 「でも一応、包帯はするわね」

 

 「へいへい」

 

 しかし念のために傷口が開かないように包帯を巻き軽い処置を行った。

 

 「取り敢えず此で処置は終わったから、退室しても良いよ──って、戻らないの?」

 

 「いえ、今から入ってくる奴と話が有るんで」

 

 (話を?……と言うか)

 

 処置が終わった為、退室しても良いと言う艶に白堊は今から入室して来ると言う人物と話が有る為に留まると発言した。

 その発言に艶の頭に疑問符と有る事が浮かぶ中

 

 「艶、治りょ───  

 

\ガラガラガラ/!! \バン!!/

 

 「艶先生!急患です!!」

 

 光牙の声を遮り勢いよくストレッチャーに乗せられた少年こと翔が運ばれてきた為に艶は

 

 「分かったわ、今すぐ治療するわね!」

 

 直ぐに凛々しい表情に変わり《緊急治療室》へと入って行った。

 

 「「…………」」

 

 静まり返った保健室に残された光牙と白堊は沈黙するが白堊は先に

 

 「聞きたい事が有るんだろ?何を聞きたいかは分かっている"は───」

 

 

\ガチャ/

 

 「それ保健室(ココ)じゃなくても良いでしょ?」ペイ

 

 「イテ」

 

\バタン!/

 

 光牙の聴きたい事は分かっていると言いその内容を白堊は話そうとするが、艶に緊急治療室からその話は別に保健室でする事も無いだろうと言われ湿布を投げ付けられた(どうやら光牙の発言は聞こえていた模様)

 

 「あの、艶先生もああ言っているのでお話しの続きは、教室で行いましょう」

 

 「───そうだな」

 

 蒼鬼に話は教室で行った方が良いと言う提案を受けたので、確かにと肯定し教室に向かった。

 

 ──────蛇女教室──

 

 「───」シュ~

 

 「お前が何を聞きたいかは、分かっている」

 

 頭から湯気を出しながら机に伏す滅赤ちゃんを横に白堊は話の続きをし始める。

 

 「『覇気(はき)』の事だろ?」

 

 光牙が自分に聞きたい事は《覇気》の事と言うと光牙は

 

 「いや、俺が聴きたいのは『未来予知』と『オレンジ色のオーラ?』なんだが、と言うかお前手が…まぁ良い、取り敢えず俺は未来予知とオーラが知りたいんだが?」

 

 「いや、だから覇気だろ?」

 

『未来予知』と『オレンジ色のオーラ』の事だと返してきたが、白堊は先程と同じ《覇気》と返してきた。

 

 「「…………」」

 

 二人の間に沈黙が流れる、沈黙は軈て気まずい雰囲気に変わっていく。

 

 「あの~、大変さしでがましいのは承知ですが《覇気》の説明をした方が宜しいのでは?」

 

 そんな重たい空気に蒼鬼は助け船として《覇気》の説明をした方が良いのでは?と提案する。

 

 「そうだな」ゴホン

 

 白堊はそれに同意し、わざとらしく咳払いしながら息を吸い

 

 「《覇気》は気合い!以上!!」

 

 「イジョー!」

 

 覇気とは何かという問い掛けに《気合い》とだけ叫び話を終わらせようとした。

 何時の間にか復活していた滅赤ちゃんも参加していた。

 

 「………ハァ」

 

 (コイツあの、脳筋()と同類か?) 

 

 この巫山戯た返しに光牙はとある蛇女の生徒を頭に浮かべながら溜め息を吐いていると

 

 「宜しければ私が説明致しましょうか?」

 

 「何?」

 

 「え?」

 

 蒼鬼の突然の申し出に光牙は怪訝な表情を浮かべ、白堊は不思議そうな顔をしながら

 

 「説明って……まさか」

 

 「はい、私も《覇気》が使えます」

 

 「マジかよぉ~……相手ミスったか?

 

 彼女の発言に驚きながら、小さく呟きつつ蒼鬼の説明を聞く事にした。

 

 「…では、《覇気》の説明を《覇気》とは誰しもが持つ潜在能力であり、意志の力に成ります」

 

 「成程な、つまり『気合い』ではなく『気概』と言う意味か……」

 

 「…(-_- )」

 

 「丶(・ω・`) ヨシヨシ」ナデナデ

 

 蒼鬼の簡単な説明を受けただけで理解した光牙に続けて蒼鬼は更に覇気の説明として覇気の種類をホワイトボードに書き記す。

 

 「覇気は複数の種類があり」

 

:鎧武(がいぶ)覇気(はき)➡️鎧の如き防御力を肉体と武器に発揮する

 

:先見(せんけん)覇気(はき)➡️相手の攻撃の結果を脳内で見、相手の心情を見て先読みする

 

:波動(はどう)覇気(はき)➡️感知出来ない衝撃波を放ち通常ではダメージを与えれない物/者にダメージを与える

 

:王勇(おうゆう)覇気(はき)➡️名を冠するとおり『王者』と『勇者』の素質が有る者のみが発動できる覇気

 

 「と、このように4つの覇気が有ります」

 

 「( ・ε・)完璧な説明ですこと」

 

 書き記された覇気の内容を見ながら白堊は不貞腐れながらも称賛する。

 

 「その内容からすると俺はあの時『先見の覇気』と『鎧武の覇気』が覚醒したと言う事か…」フム

 

 光牙は顎に手を当てながら呟いていると、それを聞いていた滅赤ちゃんが

 

 「()()()してないよ?」

 

 「何?」

 

 光牙の呟きを否定した為に光牙が訝しむと、それに気付いた蒼鬼は説明不足でしたと追加で書き足した。

 

覇気の覚醒

 

:鎧武(がいぶ)覇気(はき)

 

●:上記+筋力増強に加え武器の強度と威力の増加

:先見(せんけん)覇気(はき)

 

●:上記+相手の動き、弱点の看破

 

:波動(はどう)覇気(はき)

 

●:上記+属性と鎧武の覇気を乗せた攻撃が可能

●:内部破壊も可能(別名:内壊勁(ないかいけい))

 

:王勇(おうゆう)覇気(はき)

 

●:3つの覇気に上乗せして更に力を上昇を可能にする

 

 「これが《覚醒》に成ります」

 

 「中々と有用な物だな」

 

 新たに書き記された内容に習得し極めればかなり戦況を優位に立たせれると感じた光牙は、先程の戦闘の中で有る技が頭に浮んだ為にその技を放った本人白堊に問い掛ける。

 

 「白堊、お前確かショウに『絶勁(ぜっけい)』とか言う技を放っていなかったか?アレは波動の覇気の覚醒だろう?」

 

 「確かにオレが使ったのは波動の覇気の覚醒技だな。まぁ、未完だがな。後ショウって誰だよ」

 

 光牙の質問に対して白堊は『未完成』と聞き慣れない名前を呟きながら肯定する。

 

 「未完成?アレだけの威力が有りながらか?ショウはお前が吹き飛ばした男の名前だ」

 

 「あぁ、あのガツン、とみかん頭か……威力は合っても自分の手がお釈迦に成る技が完成とは言わねぇだろ」

 

 「確かにそうか」

 

 白堊は未完成の理由を説明する。いくら破壊力が有ろうと自壊する技は完成とは言えないと語る。流石に光牙も納得するが、それによと白堊は続けて

 

 「あの技は本来《王勇の覇気》在りきで完成だしな……つーか、未完とは言え何でアイツ木っ端微塵に成らねぇーんだ?」

 

 「「………」」

 

 絶勁は本来成らば《王勇の覇気》も加えて初めて完成と白堊は語った為に光牙と蒼鬼はその発言に黙る。

 

 (そんな技を使っていたのか)

 

 (そんな技を使っていたんですね)

 

 が、覇気ではなく白堊の最後の木っ端微塵の方を聞いて黙っていた。

 

 「─とまぁ、覇気の説明はコレで終わりだな」

 

 「殆んど蒼鬼の説明だったじゃねぇか」

 

 「うるせぇ、何で居るんだお前」

 

 白堊がコレで覇気の説明は終わりだと告げると、横から説明は蒼鬼がしていて、お前は何もしていないだろうと言われた為に白堊は相手を睨みながら返す。

 

 「ショウ、怪我の方はもう大丈夫なのか?」

 

 「おう!当ったりめぇよ!あんな大した事ねぇ攻撃でくたばる俺じゃねぇよ!」

 

 「ア"、なんつった?オマエ」

 

 白堊の技を食らい怪我をした筈のショウはピンピンしながら光牙に白堊の絶勁を大した攻撃でないと笑いながら言う。その発言にカチンと来た白堊は濁った声で聞き返す。

 

 「ん?聞こえなかったか?()()()()じゃ─────ガッ!?」

 

 「その顎砕いて二度と喋れねぇようにしてやろうか?」

 

 聞き返されたショウは言った言葉をそのまま返すと、白堊はショウの顎を掴み口を塞ぐ。

 

 「てっめぇ!調子乗んな!」

 

    \ゴッ!!/

 

 「っ!…やったなコラァ!!」

 

 顎を捕まれたショウは強引に引き離し白堊を殴り飛ばす。殴られた白堊は数歩下がるが直ぐに立ち直りショウに殴り掛かる。

 

 「お二人共!落ち着いて下さい!」

 

 「オイ!ショウ!白堊!暴れんな!!」

 

 乱闘を始める二人を宥め止めようとする蒼鬼と光牙だが二人は聞く耳を一切持たずに殴り合いをしていると

 

 「いい加減にィ~しろっ!!」

 

 ギュルルル!!

 

 「「ッ!?」」

 

 白堊とショウは鋼線により拘束され身動き一つすら出来なくなった。

 

 「帰って来た途端、何やってんだお前(白堊)

 

 「り、輪廻さん…何故ここにッ!?」グググ

 

 二人を拘束した鋼線を駆使した者のは龍導選抜筆頭の輪廻であった。

 意外な人物の登場に驚く白堊だが、そんな彼に対して輪廻は冷徹に拘束を締め上げながら

 

 「質問を質問で返すな!疑問文を疑問文で返すと0点何だよこのマヌケが~!!──で何で殴り合いをしていた?」

 

 何処かで聞いたような台詞を言いながら原因を聞くと

 

 「取り敢えず拘束を解いたらどうでしょうか?その後にこの状況の説明を致しますので」

 

 「それもそーだな」

 

 「…え?」

 

 「!」

 

 蒼鬼が先ずは二人の拘束を解き、その後に事の問題の原因を説明すると言われた為に輪廻はあっさりと了承しつつ二人を解放した。

 

 (輪廻さんがあっさりと了承した!?)

 

 (リンネちゃん、何かあったのかな?)

 

 白堊と滅赤は普段の輪廻からは考えられない態度に驚きを隠しきれていなかったが、輪廻は気にせずに蒼鬼の話を聞いていた。

 

───蒼鬼──

 

──────説明中────

 

 「……成程な」フゥ

 

 蒼鬼から事の問題の説明を聞いた輪廻はこめかみに手当てて溜め息を吐き一言

 

 「残念だが、白堊。先に手を出したお前が悪い」

 

 「ぐっ」

 

 「フッ」

 

 白堊に問題があるとバッサリと切り捨てた。

 元はと言えば先に手を出した自分が悪いと理解した白堊は輪廻の正論にぐうの音も出せず只黙っていることしか出来なかった。

 そんな白堊を横目に嘲笑するショウだったが、思いもよらない反撃を受ける。

 

 「何を笑ってんだお前?余計な一言を入れたお前も悪りぃんだからな?分かってんのか?」

 

 「は?いやいやお前も先に手を出したコイツ(白堊)が悪いって言ってたじゃねぇか、ついさっき言ってた事も忘れたのかよ?記憶力皆無かよ?」

 

 「ハアァ~」

 

 余計な一言を付けた事も悪いと言われたショウだったが、其は可笑しいと反論するも輪廻は一際大きな溜め息を吐きながら

 

 「お前さぁ、言葉は刃って知ってるか?身体の傷は何れ癒せるが罵声により受けた心の傷ってのはそう簡単には消えねぇし癒せる物じゃ無いんだよ?……白堊は自分自身じゃなく、技を作ったその家族を侮辱されたと思ったからキレたんだからね?お前だって、大切な者を侮辱されたり貶されるのは嫌でしょ?其処の所を理解したら?ガキじゃねぇーんだから」

 

 「…ッ」

 

 輪廻の返しにショウは煮えきれない態度を取りつつも返せずにいた。

 

 「と、取り敢えず喧嘩両成敗として互いに謝罪をしましょう?」

 

 場の重い空気を帰るために蒼鬼は互いに謝罪をすべきだと二人に提案をする。

 

 「……先に手を出して悪かった、すいません」

 

 「分かりゃ別に良いんだよ」

 

 「ちょ、ちょっと!?ショウ君!?」

 

 白堊は一番に非があると謝罪したが、ショウは頭を掻きながら謝罪せずに退室しようとした為に蒼鬼が呼び戻すがそそくさと部屋を出ようとするショウ

 

 「オイ」

 

 「チッ!」

 

 ……だったが、凄まじい重圧と剣圧に思わず足を止めその圧を放つ人物に視線を移す。

 その人物は輪廻であり、言葉を交わさずとも言わんとしている事を理解したショウは舌打ちしながら

 

 「オレも悪かったよ!一言言い過ぎた!!」

 

 謝罪し退室した。

 

      \シーン…/

 

 すっかりと静まり冷えきった蛇女の部屋に再び重い空気が張り積めるが

 

 「いや~偉そうに説教何かしちゃったね~?私何かが言う資格無いのにさ~、空気悪くしてごめんね~?少し頭冷やして来るよ」

 

 先程とは売って変わってお茶らけた態度に戻った輪廻も部屋を後にする(流石に鉢合わせは悪いのか外から出る)

 

 「なぁ、白堊……輪廻のさっきの圧だが」

 

 「言おうとしてる事は分かっている……」

 

 「アレがオレらの筆頭の」

 

 「『王勇の覇気』だ」




はい、元ネタは重いっきし某海賊漫画のまんまパクリです。

次回は本編に関わる話と善人sideの話を投稿致します。
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