閃乱カグラ~混沌の世界~   作:麻婆豆腐メンタル

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タイトル詐欺


於国vs飛鳥

 出浦vs半蔵と言う互いの実力を見る試合が始まり現在の戦績は以下の通り

 

 半蔵➡️3勝2敗1引き分け

 出浦➡️2勝3敗1引き分け

 

 半蔵が一歩リードしている状態と成っていた。続いての対戦相手は

 

 半蔵学院《2年:飛鳥》出浦学院《2年:於国》

 

 互いに同学年の対決と成っており、更に互いは形は違えど偉大な祖父の血を引く者同士でもあった。

 

 『始め!』

 

 \バッ!/ \シュバッ!/

 

 試合開始の合図と共に互いある程度距離を取りながら

 

 「「忍……転身!!」」

 

 二人は同時に忍の要でもある忍転身を行った。

 

 飛鳥は自分成りに可愛いと思った制服に赤いスカーフを首に付けた姿

 

 於国は上半身赤い革ジャン、に右肩に鎧、下半身は動き安い用にか、もんぺを纏った姿。(用はBASARAな槍使いの肩のみ甲冑+腰に刀)

 

 「はぁ!」

 

 「!(速い!)」

 

 飛鳥は手にした双刀・柳緑花紅を交差させ於国目掛け突進する。

 於国は飛鳥の予想以上の早さに驚き包も慌てずに直立したまま両手にした愛槍である二槍の蒼火紅(そうかくれない)を片手で一つ構え

 

 「炎槍(えんそう)火花(ひばな)!」シュバババ

 

 凄まじい速度で突きを繰り出す。

 

 「くぅッ!」

 

 突進を仕掛けた飛鳥は槍が当たる何とか踏みとどまりながら迫る槍を捌くが体格的に勝る於国の方に部が有り、徐々に押され始める。

 

 「フフ!!行くぞ!!」ググ…

 

 それを好機と捕らえた於国は体制を屈めながら突きを放っていない片方の槍の握る力を強め

 

 「キャア!?」

 

 突きを放っていた槍で飛鳥の体制を崩すと同時に高く飛び上がり

 

 「炎槍(えんそう)!!火打石(ひうちいし)!!」

 

  \ドグアッ!!/パチパチ

 

 槍を飛鳥目掛け強力な一撃を叩き込んだ。強力な爆音と濃い煙が発生し視界が悪く状況が掴めないが

 

 「─……飛鳥ちゃんのチャクラが…消えた…?」  

 

 「まさか!?」 「嘘だろ?」 

 

 「死んだか?」 「そんな」

 

  (Stupid(バカ共が))

 

 於国の技以降から飛鳥のチャクラが消えた事に半蔵側がどよめく。しかし政宗はそんなメンバーに対し内心で毒づいていた。

 

 相対する出浦側も少しざわつくが平常心を保っていた。理由は於国の表情による。

 

 (???……叩き付けた感触が無い??どういこと?)

 

 彼女の心を写した用に《はてな?》顔が浮かんで居たからであった。

 

 「……考えても仕方ない、まだ生きているなら反撃を狙う筈!さて、何処からだッ!?『探索忍法(たんさくにんほう)虎視眈々(こしたんたん)!』」

 

 取り敢えず深くは考えず感触が無い=まだ健在と考えた於国は槍を構え迎え討つ体制を整える。それに加え念押しに*1探索忍法を発動する。

 この術は左右上の範囲の索敵を可能とする忍法であり範囲・方向共に優れた忍術である。……但しある欠点を除けば。

 

 \ボコッ/

 

 一見完璧に探索できそうな忍術の欠点…それは

 

    \ボグゥアッ!!/

 

  「テヤァッ!!」

 

 「なっ!?しまっ──グアッ!!」

 

 地下の探索は不可能と言う所謂『下』は対応外という点であった。

 

 その為に於国は地下から懐に現れた飛鳥の攻撃に反応出来ずにクリティカルダメージを喰らう。

 

 「セヤァ!ハァッ!テイッ!」

 

 「くっ!チイッ!このッ!!」

 

 続け様の飛鳥の流れる連撃に押される於国。彼女の槍と飛鳥の大小の小太刀では懐に入った飛鳥側が有利である為に反撃は出来無いために於国は押される形に成るが

 

 「こうなったら……」

 

    \ポイ/

 

 「え?」

 

 攻めあぐねていた於国は何と突然槍を捨てた。

 

 この行動に完全に虚を疲れた飛鳥は一瞬だが硬直してしまう。通常の人間並ばたった一瞬の隙…1秒も満たない時間を相手が造った所で反応は出来ないだろう、しかし相手である於国は忍。故にその隙を見逃さずに

 

 「掛かったな!!阿保がッ!!」

 

 「くっ!」

 

 腰に座した妖刀で斬り上げるが飛鳥はギリギリで其をバク宙の用途で回避をし刀を鞘に納め前屈みの体制になりチャクラを溜め初め

 

 「『秘伝忍法!二刀繚ざ──キャッ!?』」

 

        ガキン!

 

 必殺技である秘伝忍法を放とうとするが、顔面に目掛け妖刀が飛んで来たために辛うじて弾くも溜めていたチャクラの消失に加え体制が大きく崩れてしまった。

 

 「またまた、掛かったな!!阿保がッ!」

 

 この絶好の機会に於国は自身の秘伝忍法を放つ

 

 「『秘伝忍法!炎迅槍突(えんじんそうとつ)!!』」

 

 二槍を一つに合わせ一つの槍に変化させると同時に槍全体に炎を纏わせながら体制を崩した飛鳥目掛けて突進する。

 

 「私の勝ちだァァァァァ!!!」

 

 特大級の勝利宣言を上げながら秘伝忍法を飛鳥に決めようと後数cmの所で異変が起きた。

 

  \ドクン/

 

 「う"ッ!……何で!」カラン

 

 「む」

 

 於国が突然に胸を抑えながら膝を突いた。様子を見るに何やら苦しそうにしている。其を見た紅丸は眉を吊り上げる。

 

 「だ、大丈夫?」

 

 飛鳥は対戦相手にも関わらず、苦しそうにしている於国に声を掛けながら近付くと

 

  「う"あぁァァァァァ!!」

 

   ゴゴゴゴ!!

 

 「キャアッ!?──ウグ!」

 

 まるで獣の様な咆哮を上げると同時に莫大なチャクラを放出し駆け寄った飛鳥を吹き飛ばし、吹き飛ばされた飛鳥は膨大なチャクラの衝撃波により気絶してしまった。

 

 「飛鳥ちゃん!……グッ!?」

 

 慌てて駆け寄る佐介だが、禍々しいチャクラに意識を持っていかれそうに成るが持ち前の忍耐力と根性により持ち堪え何とか堪え飛鳥を救出する

 

 「気分がッ………!?ぐぅっ」 

 

 「はぁ、はぁ……ギリィ」 「うっ──」

 

 「……気分悪りぃ……」 「ふぅ、ふぅ…」

 

 於国の放つチャクラが廻りにも影響を及ぼしたのか双方の選抜メンバーも体調不良を訴えていた。

 

 それは何も試合場だけでは無かった。

 

───半蔵学院────

 

 「な、なんか寒くない??」 「あ~…確かに?」

 

 「私、気分悪い…」 「オレも頭痛い……」

 

 試合場に近い学院の生徒達も悪寒や体調不良を訴え初めていた。

────────

─────────

 

 「止めた方が良くないですか?夜霧ちゃんにはキツイと思いますし……ついでに黒波も」

 

 「ついで!?…ウグェ…」

 

 「ッ…」

 

 エヴァは周りの状況を見ながら冷静に提案を挙げると

 

 「そうだな」

 

 紅丸は賛成の意を示し首をコキコキと成らし

 

  「よっ」

 

 一瞬で於国の側まで移動し、拳を降り挙げ

 

   \ドグァン!!!/

 

 「「「「な、殴ったぁ!?!?」」」」

 

 

 (その反応が普通よね……でも現状はこの方法が一番的確(・・)なのよね~)

 

 凄まじい轟音と共に於国の頭に拳骨を叩き込んだ。紅丸の行動に驚きの声を挙げる半蔵の反応に其が妥当だと春潮は内心思いつつも紅丸の行動は間違っていないと非難はせずにいた。

 

 「すまんな、於国……霊峰ならいざ知らずオレには、コレしか無いんだ────ん?」

 

 紅丸は謝罪しながらも違和感を感じた。何故なら

 

 「…………………」

 

 彼の拳骨を受けたにも関わらず於国が微動だにせず、寧ろ倒れ込まなかったからに成る。

 

 (普通は気絶して倒れる筈だが?)

 

 紅丸は不思議に思いつつも警戒を兼ねて少し、数cm距離を取っていると

 

 容姿が黒髪から白金髪に変化し容姿も多少大人びた雰囲気に変わりながら

 

 「そんな距離で良いのぉ~?」

 

   \邪気ン!/

 

 小馬鹿にした様な禍々しい笑みを浮かべ変化した於国が紅丸に言葉を掛け所有していた太刀とは比べ物にも成らない程の大太刀を何処からか取り出し紅丸に突き刺そうとするが

 

 「あぁ、十分だ。後」シッ

 

 「あ、妾の太刀が!───クペッ!?」ドサッ

 

 あっさりと止められた上に大太刀奪われ喉を親指で一突きされ気絶させられてしまった。

 

 「えぇ?」 「あ、治った」

 

 「……この状況は」

 

 「『引き分け』?」

 

 「だよね?て言うか─」

 

 「何で、側から離れないんだ?」

 

 於国が気絶した事により、体調不良が治った選抜メンバー(学院の騒動も収まった)は今の飛鳥と於国の両者の状況を見て引き分けと判断したが於国の側から紅丸が離れない為に訝しんでいると

 

  \ガギィィィン!!/

 

 「うわ!?」「何だァ!?」

 

 「ゲホッ!?爆発?」

 

 「土煙が…ぺっ!ぺっ!」

 

 莫大な金属と爆発と共に周囲に立ち込もる砂煙が晴れると

 

 「何のつもりだ?紅丸」

 

 「テメェこそ何のつもりだ『銀雪(ぎんせつ)』」ギロッ

 

 倒れている於国を大剣で斬ろうとしている少年を、紅丸が変化した於国から奪った大太刀で防いでいた。奪い取った大太刀は弾いた衝撃によるのか手元から消えていた。

 

 「………」 「…………」

 

 「「………」」ゴクリ

 

 大剣を持った少年『銀雪』の行動を問う紅丸だったが、互いに睨み合い沈黙が辺りを包み込む

 

 「"なんのつもり"……か、可笑しな事を言うんだな?紅丸。…コレ(於国)は腹に爆弾を抱えている奴だぞ?それに薄汚い黒い血(悪忍の血)を持つ…」

 

 「!?」

 

 そんな中始めに言葉を発したのは銀雪だった。その中の少年の放った『悪忍の血』に半蔵の面々は驚く

 

 「もう一辺地べたに叩き付けられたいのか?」

 

 対する紅丸は銀雪の言動に静かに怒りを示すと

 

 「昔の様に行くと思っているのか?」

 

 銀雪は寧ろやってみろと言わんばかりの態度で応える。

 

 「「………………」」ピキッ

 

 二人の間にまたもや沈黙が走るが、先程とは異なり緊迫した空気になる。

 

 「両者共に気絶!結果!引き分け」

 

 が、霧夜の発言により緊迫した空気は緩み

 

 「取り敢えず、医務室に」「引き分けか~」

 

 「大事に至らなくて良かった」「そうね~」

 

 「あぁ、大事なおっぱいが傷付かなくて良かっぜ」モミモミ

 

 「ちょっと!葛城さん!」「………それは、何?」

 

 「おっぱいを揉むのは挨拶だぜ?斑鳩~」

 

 「そうなの?」 「違います」

 

 「またまた──ひゃあ!?」「?何で驚く?挨拶何でしょ?」

 

 「男の場合は───下を揉むの?」「「「!?」」」

 

 「あ、僕は少し遅れるかも」

 

 各々雑談しながら二人を医務室へと運んで行く。

 

 「「…………」」

 

 その光景を見ながら、銀雪は武器をしまいながら

 

「……命拾いしたか…『黒い血』に『加担者の孫』」

 

 何やら不穏な事を呟きながら姿を消した。

 

 (………アイツ……危険か?)

 

 そんな、消えていく銀雪の後ろ姿を見ながら紅丸は何かを感じ取り警戒すべきかと判断していると

 

 「すいません」

 

 「ん?」

 

 語りかけられた為に振り向くと佐介が立っており、申し訳なさそうに

 

 「その、失礼かも知れないんですが、僕との試合ですが……紅丸さんは全く本気じゃなかったですよね?」

 

 そう語った。

*1
主に索敵に使用する忍術




はい、前の投稿の方が良かった気がしなくもない回に成りました。

申し訳ございません、飛鳥ちゃん!そして飛鳥ファンの方々

次回は戦い後の日常?パートに成る予定です。

最後の佐介くんと紅丸の話も少し有る予定ですが、戦闘描写は何時も通り少ないです……はい

では次の日まで
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