後、短めに成ります。
───全日──
広大な土地に佇む巨大な和式作りの館に加え、一目見て実力者と分かる善忍達が警護する場。ここは善忍と言う時点で察しが付くと思われるが、この場の名は
《善忍上層総本部》
数ある全ての善忍学校の頭であり、要と成る場所である。
「…………」
その中にある理事長室のポツンと小ぢんまりとある机に一人の翁が動かざること山の如しと言わんばかりに鎮座していた。
彼の名は『
……因みに正式名称は《
\コンコン/ガチャ
「入れ」
「《元龍災》様、こんな夜分に恐れ入ります。お引き受けした、《不穏分子》と《例の団体》の報告書を持って参りました」
「
「ほな、預かるわ」
茜と呼ばれたサイドテールの腰に刀を携えた少女が元龍災に書類を渡し元龍災が受けとろうとすると、横から現れた手により報告書が奪われてしまった。
「なっ……っ!何者だ」チャッ
元龍災と自分を含め二人しかいない筈の部屋に第三者が、咄嗟の事で驚いたが直ぐに腰に差した刀に手を沿え警戒体制を取るが第三者は気にした素振りを全く見せずに書類に開いてるか分からない糸目を通しながら、元龍災に対して
「なぁ~なぁ、"
(ガン無視!?ってか、『元爺』って!)
糸目の青年は茜の返答を無視し剩さえ善忍上層部の頂点である《元龍災》を《元爺》とまるで親戚か家族の様に図々しい態度で語りかけていた。
「呼び捨てでも構わぬ、責めて『元龍災』と呼べ……後、茜よ、剣は収めよ」
「え~?面倒し、別にええやん……へぇ、茜ちゃんって言うんか?その子」
「善忍上層総本部剣術師範代理『茜』と申します!因みに階級は《朧忍》さぁ!私は名乗りました!元龍災様に無礼な態度を取った貴方も名前を名乗りなさい!!」凛ッ!
「「………」」
クワッ!と目を見開きながら自身の役職と名を改めて名乗った茜に呆気に取られた青年と額に手を当てる元龍災。対する茜は青年にさっさと答えろ!と言った目を向けて来たいた為
「(面倒なー)…国立出浦高校3年。階級はカグラの『
"面倒"と感じつつ、取り敢えず茜と同じような自己紹介をする
「そうですか、では霊峰さん先ずはその手にした書類を元龍災様に返却して先程の無礼を誤って下さ………霊峰?…………霊峰………霊峰………えぇ!?」
「今度は何やねん」
自己紹介を受けた茜は元龍災に謝る用に促した彼女だったが霊峰の名を呟くと急に驚きの声を挙げた。
「(た、たた、たまたま、たま、霊峰って!!現代の忍界で最強って言われている!?)あの霊峰ェ!?ゑぇ!!マジやぶぇ!!ッパネェッ!!」
「………やっぱ、面倒やし返すわ。そーいや、僕宛に手紙が合って聞い取ったけど?その手紙はどないしたん?」
「これじゃ」
目の前にいた青年が忍界で最強と吟われている人物だと知りテンションのおかしく成った茜を尻目に奪い取った資料を元龍災に返却し変わりに自分宛に届いた手紙を貰った。
「どれどれ…………こりゃ厄介なお客さんやなぁ。ほな、僕はコレで失礼するわ。元龍災のお爺ちゃんは呉々も自分の部下……特に僕の仲間に無理はさせないよーにしてよ~?じゃあ」フッ
その場で手紙の内容に一通り目を通した霊峰は小さく呟くと今日はお暇すると忠告を告げ本部を後にした。
「茜よ、下がって良いぞ?」
「あ!は、はい///コホン!失礼しましへぶっ!?」
「ん?すまん、大丈夫か?」
霊峰が立ち去ったため、少し落ち着いた茜に元龍災が退室を促した為に扉前まで行くとそれより早く扉が開き、その扉にぶつかり転んでしまった。
声をかけられた茜は差し伸べれた手を掴み起き前を向くと、長身痩躯(約190cm)の男と目の下に隈があるアンニュイな雰囲気を漂わせた少女の二人が来ていた。
「あ、ありがとうございます。では、私は失礼しましす」パタン
部屋から退室した茜はそのまま廊下を数m進んだ後にハイテンションになり廊下を走り
(やっべぇ!!今のって《
内心ではしゃぎながらスキップを織り交ぜ総本部を後にした。
場所は戻り、理事長室では
「─それで?仕事の内容をお話し頂けますか?」
「話が早くて助かる。お主ら二人には──」
元龍災の指示を受けた二人は只一言
「「御意」」
と、告げ各々に指示された任務を遂行しに本部を後にした。
──麗弩は兎も角、景光はとんでもない人物と当たる事に成るが……
次週(未定ですが)は戦闘回と任務内容に成ります。
二人はきちんと喋りますし善忍ストーリーにも関わります。