真夜中の為に道路に車は無く、何時もは人で溢れかえる歩道にも人がいない静かな夜道を歩く少年が居た。
糸目に紫色の髪を鶏冠の用に逆立て後ろ髪は長いと言う中々奇抜な外見をしていた。そんな彼の名は『
「こん、時間帯に食事の誘いって可笑しいやろ…」
愚痴りながら霊峰は総本部にて元龍災から貰った手紙の内容が気になった為に、主に会いに行っている所であった。総本部から数十キロ離れた歩道を歩いた所で道路を走っていた車が自分の真横で泊まった為に立ち止まると、フロントドアのガラスが降りピンク色の髪をした美しい少女が顔を出し
「レディを待たせるのは良く無いわよ?」
女性を待たせるのは良く無いと語りかけて来たために
「なら、乗せてや?」
「開けて、大丈夫よ」
「あら、素直」
そう思うなら乗せて目的地まで連れて行けと言うニュアンスを感じた少女はドライバーに対してドアを開ける用に指示を促した。その際何やら一つ悶着が合ったようだが、彼女の一言によりすんなりと乗車出来た。
「んで、内容にあった特ダネって何なん?あんさんの3サイズでも教えてくれんの?」
「………」ギロッ
「おぉ怖ッ、そんな睨まんといてや」
乗るなり少女に対して失礼極まりない質問をする霊峰に対して運転手はバックミラー越しに怒りの目線を向ける。ヘラヘラと反省の態度を見せない霊峰にドライバーはより一層の苛立ちを見せるが
「私の3サイズは上から、94、52、89…だけど?」
「えー冗談やったんやけど?」
何の躊躇も無く答えた少女に質問した張本人の霊峰は本来は少女がする筈の反応の嫌な顔をした。
「まぁ、それはいいとして私は『
「………………」
神姫はそう言いながらホテルを指差す。霊峰の方は名前を聞いた後に何かを考えている仕草を見せていたが、神姫は先に待っているわと言わんばかりに車から降りようとした。すると黙りこんでいた霊峰が手を叩きながら
「神姫ってどっかで、聞いた名前や思うたら。夕ちゃんの父親を自殺に見せかけ殺した外道やん!」
グワッ!!
霊峰の神姫に対する態度に堪忍袋の尾がキレたドライバーは拳を上げ霊峰に掴み掛かろうとするが
「『眠れ』おっと」
\ドサッ/
霊峰が一言呟くとその場に倒れ掛けた為慌てて支えるとそのまま寝息を立て始めた。
「飼い犬にはちゃんと、首輪付けとかなあかんって………アレ?」
ドライバーが地面に強く打ち付けられない用にゆっくり降ろしながら神姫に対して注意を言うが神姫は居らず、代わりに
『最上階で待っているわ』
《エレベーターは使えないので階段から宜しく♥️》
と書いてある紙切れが残されていた。
「マジか……面倒いわ~」
首を項垂れながらホテル内に入り階段を上がりフロアを進むを繰り返して行く。
(周りの視線が痛い)
フロアや階段を進む途中に位かにも社会的上位者達から好奇や嘲笑な視線を受ける。それもその筈そもそもこのホテルは霊峰の用な学生が易々と入店できる用な場所では無いからである。周りから視線を受けるのは至極当然と言えよう……最も気配を最初から消せば良い事でもあるのだが。それに霊峰自信の財力なら普通に入店できたりする。
「………出てきたら?」
30階に登る階段に到達した所で霊峰は背後に声を掛けると
「反応が遅いな?最強の忍」
勝ち気な表情をした高身長の少女が現れた。恐らく彼女も霊峰と同様に忍だろう(恐らく悪忍)そんな少女は最強の忍を前にしながらも不敵な笑みを浮かべている
「人数揃えりゃ、僕の首をとれると思うとるんか?」
「なんだ、気付いて居たのか?」
\ゾロゾロ/ \ワラワラ/ \ササッサ/
霊峰がお前以外も居るだろう、と言った質問をすると少女は肯定的な返しをすると霊峰の言うとおり多種多様な忍達が姿を現した。その数ざっと100人
「げっへへ、最強って言うからどんな奴かと思いきゃあ……こぉんなモヤシ野郎たぁなぁ…」
「私の計算では我々の勝率は100%です。」
「報酬は山分けで……俺達はあの《女の身体》とかどうでもいいからな…」
「……と、まぁこれだけの人数な分けだ大人しく殺されてくれるだろ?アンタは丸腰な訳だしな」クスクス
ほくそ笑む少女に対して霊峰は呆れた表情をしながら、指先を器用に動かすと
「誰が丸腰て?」ボウ
「何!?」「計算外です!」「何処から!?」
「成る程な《流石》と言うべきか?」
炎の剣を顕現させた。周りの忍達はざわめき慌てふためる中少女だけは未だに冷静だった。
「流石って物やないやろ?(体術25、クナイ15、忍術10、銃20、手甲20、弓19、で刀があの子だけね…)フッ
霊峰は大した事無いと言いながら敵戦力の分散をした後、顕現させていた剣を吹き消し少女を、正確には少女の持つ刀を見ながら
「ええ、《刀》やな…《
「中々いい審美眼の奴だな?まぁ良い取り敢えず────お命頂戴!!」
「勝ったら、
────ブツン────
「ハッ、カァ……な、何が起き、タァッ!?」
"舜"正に一瞬の出来事だった。戦闘開始と共に己はいきなり地面に倒れており、首から下の感覚が無い、頭が追い付かず辺りを見回すと誰もいない逃げたのだろうか?
「安心せぇ、君は始末せぇへんから」ボトボト
「なっにをッ──う"ッ!?」
突然聞こえた方へ顔を向けると、先程まで意気揚々としていた忍達の生首を持つ霊峰が少女の顔近くに落として来た。思わず顔を背ける少女だったが、霊峰はお構い無しと言った表情で少女の刀を手に持ち2、3回振ると
「うん、良い刀や」
そう言いながら次の階へと上がって行った。が、直ぐに戻り
「あ、別に心配せんでもこっから先誰も来へんよ~?後、君……名前何て言うん?その身体の麻痺はどんどん眠く成るし、寝たら解除せん限りは5日は起きれへんから」
へらへらとした表情で麻痺の恐ろしい効果と名前を聞いて来た。少女は忌々しそうな表情を浮かべつつも
「………
「春日…ね、出世しそうな良え名前やん!刀、借りるわ!じゃあねぇ~~!」
「クソが」
春日と呼ばれた少女は短く毒つとそのまま瞼を閉じ眠りについた。
「休ませる気ないんかーい!」
次の階に進むなり開口一番に霊峰はツッコミを入れた。次の階には戦闘用傀儡が大量に居たからである。砂糖菓子に群がる蟻の如く霊峰に迫る傀儡に霊峰は佐木の忍達に行った用に
────ブツン────
不可視の攻撃を浴びせ突破した。この調子で着々と階を突破して行き49階の扉を開ける。忍、傀儡と続きその部屋に居たのは……
『ゴチソウ、来タ、少ナイ…モット、食ベタイ』
『キャハハハ、遊ボウ』
『アタシ、キレイ?』
『生キテイル!穢ラワシイ!』
『グルルルゥゥ……』
巨大な赤子、自身の頭を毬代わりにしている着物の少女、ムカデと花魁が合わさった女、膿と疣だらけの尼、人の顔に蟷螂の腕、足は飛蝗の姿をしたetc…と言った化物達が居た。
(おいおいおいおいおいおい、待て待て待て待て待て待て聞いとらん聞いとらん聞いとらん聞いとらん)
この異形達の姿を見た霊峰は引き攣った笑みを浮かべながら心の中でツッコミを入れ、刀の峰で肩をトントンと叩きながら
「『妖魔』が居るとかマジかよ……気配はしとったけど……」
妖魔達の状態を確認し値踏みをしてみると
(コイツら何体か『災害級』が居らんか?こんな奴等を従えているんか?)「ハァ」
都市一つを単体で滅ぼす事が可能だと推測できる妖魔が複数体確認された。天井を見上げ溜め息を付いた霊峰は刀を構えチャクラを纏わせ漆光沢に刀身を黒く染め
「考えてもしゃあない、行くで」ヒュン
「頂きマァァァス!!」
「キャハハハ!蹴鞠シマショウ!」
「アタシノ美貌ニ酔イシレナサイ!」
「穢ラワシイ!殺シテ救ワナクテハ! 」
「ギュギャガァァァ!!」
妖魔達の群れに特効して行くと妖魔達も一成に襲い掛かって来た。
─────スパン───ガキン──
「ん?今一匹防いだか?」
一つの違和感を除き、襲い掛かって来た妖魔は一太刀で消滅した。
「どんな奴が防いだんか~?おぉう…」
違和感を感じた場所へ駆けつけると、獣と竜を掛け合わせた妖魔にしては中々の外見をしている妖魔達が居た(GEのガウェイン似)
「ガルルル…」シャキン
霊峰が近付くと妖魔は刃の用な翼を展開し威嚇するが、霊峰が妖魔に目掛けチャクラを流すと
「クゥン」フリフリ、スリスリ
威嚇していたのが、嘘だったかの様に彼に懐いて来た。霊峰も少し撫でた後に妖魔に何かを指示し何処かへ行った妖魔を見送り最上階の扉へと到着した。
───最上階───
「霊峰だったっけ?本当に来るのか?相当な無精者らしいじゃん……」
豪勢な料理が並べらソレを口にしながら霊峰が本当に来るのかを確認する金髪に二つ結びの少女に神姫は
「大丈夫よ愉姫。だって彼、私の車に乗って来たんだし」
マジかよ!と愉姫と呼ばれた少女は驚きの声を上げる。
「やっぱり、あの手紙の内容は効果覿面だったみたいね。零姫」
「そうね。彼が昔から『神楽』に熱心だったのは、本当だったみたい。案外役に立つことも有るのね
神姫に手紙を聞かれた零姫と呼ばれた少女は多少では有るが黒鉄の事を見直した。
「フフ、でも残念よね?騙されたと思って来ちゃうなんてね。案外大した事無いのかしら?」クスクス
語っている中でも一番幼いと伺える少女が霊峰が騙されている事を嘲笑した後、料理を口に運ぼうとすると
「値段の割には味いまいちやなぁ~……で、誰が大した事無いって?ん、このケーキは美味い」モシャ
「っ!」
音もなく現れた、霊峰が口に運ぼうとした料理をフォークごと奪い頬張り酷評し更にケーキを奪い此方も頬張る。
「何時のまに居やがった!」
愉姫は警戒心と何時でも戦闘出来る様に携帯電話を持ちながら聞くと霊峰はケーキを頬張りすぎ栗鼠の様な状態に成っていた口を戻し
「『騙された』って所からやね。……で、結局は何の用やったん?用無いなら帰るで?」
(怒らないのね…)
冒頭では愚痴っていたにも関わらず、余り怒った様子の無い霊峰に神姫は以外に思っていた。
質問を受けた豹姫が答える為に口を開こうとするが、霊峰は豹姫ではなく向かい側の零姫を見ながら質問していた。
「フフフ、貴方は今の忍界で最強と唄われているのでしょう?」
「そうみたいやな」
零姫の質問に彼女に近付きながら答える霊峰。
「そんな、忍界最強の人物が私達みたいな忍界に仇なす存在に倒されたらどうなるかしら?」
「大変やろな」
零姫の更なる質問に霊峰は適当に返答をする。
\ガシッ/!!
口角を吊り上げながら近く迄来た霊峰の肩を零姫は掴むと眼を妖しく耀かせ瞳術を掛けた。瞳術に掛かったのを確認した豹姫は
「アキ!!」
と叫ぶと……
ドグゥアシャアン!!
「!」バッ
壁から褐色肌に傷だらけの大剣を担いだ少年が現れ、大剣を霊峰へ突き出した。
シュンッ!! ドカァァァン!!パリン!パリン!
「ケホ!ケホ!勢い有りすぎよ?アキ」
「い"っ!おい!亜騎羅!耳が痛てぇだろ!?」
凄まじい突きにより生じたソニックブームにより爆音が発生し窓ガラスが割れ、部屋には煙が立ち込め。近くに居た零姫が咳き込み爆音により耳鳴りがした愉姫は亜騎羅に文句を言う其を豹姫が宥めなていると
「皆は下がってて」
「アキ?」
真剣な表情で戦闘体制を取る亜騎羅に不思議そうにする豹姫すると
「いや~いきなり二つのサプライズを咬ます何て、中々やらしい事すんなぁ~?」
「……嘘…」
煙の中から無傷の霊峰が現れた。これに豹姫は驚いたのか信じられないと言った声を上げ、他の面々も亜騎羅除き同様だった。
そんな彼女等を他所目に霊峰は亜騎羅を見ながら、口を開き犬歯を見せ何時もとは異なる凶悪な笑顔を造りながら
「雑魚やったら、水に流すんやけど……君は雑魚やない寧ろ『普通』の部類や……やから少し
戦闘回とか言いながらアッサリ過ぎますね…
一応、次回は完全に戦います。激戦です!
次回 『最強VS最強』
に成ります。