役立たずの作者に変わって前回のあらすじだよ
古い友人の頼み事を受けた僕は弟子に成った旋風を連れその頼み事の内容である、神威の弟分である『天星ユウヤ』やその他諸々と僕の後輩達を連れて、ヤバい山に行って旋風とその他諸々は後輩に預けて『天星ユウヤ』『小さい子』と模擬戦をする事にしたんだ。
その模擬戦にて僕の凄さが少し爆裂した所から始まるよ!
\ドカ!!/ \バキッ!/ \ゴシャア!/
けたたましい音を発しながら戦闘を行っている二つの影があった。
「グゥ!くそ!
二人の影の内の一つである目立つ位に傷を負った少年《天星 ユウヤ》は電気で造り出した壁を展開していた。
どうやら、対峙している相手且つ修行の指導者である《夜天》の攻撃を防ぐ為に発動した様である。
「確かに防御するだけなら壁は悪くないけど、壁である以上は横、上、特に背後なんてガラ空きだよ?」
「っ!」バッ
取り敢えずの防御で一息吐くとは言えないが、落ち着こうとするも夜天の声が背後から聞こえた為に臨戦態勢に成りながら振り向くが
「
\バキッ!/
「真正面面!!でしたァ!!!」
外れと言わんばかりに
「……ゴホォ、グア!?」
「まだまだァ…」
叩き付けられた反動で浮かび上がったユウヤの頭を再び鷲掴みにした夜天は
「行くよっと!!」
天高く投げ飛ばし追撃の為に自身も天高く跳躍した。
「っ!!……させるかァ!」
しかし、そこは歴戦の傭兵であるユウヤはすかさず体制を瞬時に建て直しながら
(空中戦ならばオレに少なからず分が有る!)
空中成らば翼で飛行する自身が有利だと考え迎撃の構えを取り向かって来る夜天の周囲に複数の雷の玉を囲む様に出現させ
「『
号令と共に一斉に夜天目掛け雷のエネルギーが放出される。
「ピ●コロか!!」
そんなユウヤの技が魔●包囲弾に似ていた為にツッコミを入れる夜天。
夜天が雷のエネルギーに呑み込まれたのを確認したユウヤは追撃ないし、駄目押しとばかりに砂鉄を搔き集め
「
五つの穂が付いた槍を造り出し投擲する。槍は凄まじい速度で進んで行く。
(…やはり駄目か……)
しかしユウヤは投擲した槍が雷エネルギーの中に完全に到達したと同時に失敗したと落胆する。何故なら
「はは!中々に良い流れだね!楽しくなって来た!」
雷エネルギーが晴れた中から夜天が嗤いながら飛び出て来たからであった。
夜天はそのままユウヤへ目掛けて飛び込んで行く。
「クソ!やっぱりそう来るよな!
嗤いながら自分目掛け突撃する夜天に悪態を付きながらユウヤは砂鉄を腕に集め、鋭い槍のガントレットを造り夜天目掛け突き放った。
「決まった!───
ユウヤの突き出した槍が夜天の額に命中した事により漸く一撃が入ったと確信したユウヤだったが、その考えは間違いだと痛感する事になる
\スゥゥ…/\パッ!/
─────は?」
ユウヤの突き出した槍は疎か夜天はユウヤの身体ごと通過した。
この現象に数秒頭が真っ白になるその数秒は致命的ともなる隙を産んでしまい、通り抜けた夜天はユウヤの背後へ周り
「
炎を纏った大蛇を模した脚を使いコークスクリューを交えた強烈な蹴りをユウヤの背中に叩き込んだ。
「ウグァ!?」ジジュウ
蹴りの威力と共に鋼の翼を溶かす程の凄まじい熱量がユウヤを襲い落下して行く。そんなユウヤに対して夜天は容赦なく
「!───本物の槍を見せてあげよう」
禍々しいオーラを放つ槍を権限させユウヤ目掛け振り落とした。
(嘘だろ!?あんなん来たら、喰らったら、ただじゃすまねぇだろ!?死ぬだろ?マジで、ヤバい!!クソッ!!)
迫り来る槍の禍々しさと叩き付けられたダメージにより身動きの取れないユウヤは毒づく、しかし夜天は
「さぁ、は
(……お前ら??)
『お前ら』と複数人に対する不可解な言葉にユウヤが疑問を持っていると
\バリッ!/ \ビュン/ \ヒュン/
ユウヤの背中スレスレで槍が紙を破るかのように割れユウヤを中心に拡散しながら飛んで行く、すると
「テケ!?」 「キギャア!?」
「グラァボチャア!」 「ギィギャア……」
耳に付く声と共に大凡この世の生物とは思えない異形達の死骸が写された。
「な、何だ…?コイツら?妖魔とか言う奴か??」
驚くユウヤは彼なりに考察を立てると
「ノンノン、それよりも厄介な害虫だよっと!」
「うがッ!?が、害虫?確かに虫みたいな外見ですけど……」
香織を担いだ夜天が倒れているユウヤへ香織を投げ飛ばし否定する夜天の返しにユウヤは納得しつつも未だに疑念を持っていると
「『
ユウヤと香織を夜天は雷の幕で包みながら語りつつ異形達の死骸の先へ視線を向けながら
「出てきていいよ~」
軽く声をかけるとローブを纏った大柄な男が現れ
「人間如きが、我を気安く呼ぶとは……死にたいらしいな……」
傲慢な物言いで夜天を睨み付けるが、夜天はヘラヘラとした態度を崩さずに
「ハハハ、君何様のつもり?開口一番に『死にたい』とか……園児ですら言わないよ?失礼と思わないの?バカなの?」
と幼稚且つ低レベルな煽り発言をした。
「クク、その程度の稚拙な煽りで我が激情すると思っ──「ハイハイ、隙だらけ」──グヌゥオ!?」
そんな夜天の煽り等意に返さんとローブの男は笑みを浮かべるがその行動を隙だと言い夜天は顔面目掛け遠慮無く拳を叩き込んだ。
予想外の出来事の為か防御できずに直に喰らったローブの男は凄まじい勢いで吹き飛ばされた。
「やっぱりバカだね( ´Д`)」
(重心が前向き?)
呆れ顔をしながら溜め息を吐く夜天だったが、ユウヤは夜天が重心をやや前身に傾かせているのを確認する
(それだけの奴って事なのか?)
その態勢である事は相手は強敵だという事を示唆していた。
「……不意討ち与えた程度で頭に乗るなよ?」コキコキ
吹き飛ばされたローブの男は首を鳴らしながら起き上がると同時に右手に剣にも槍にも銃にも見える武器を顕現しながら
「貴様を早急に始末した後にそこに這いつくばった小僧と小娘とその他のガキ共を頂く」
(……どういう事だ?)
「あぁ、成る程ね成功率は高いし効率は申し分無いか」
ユウヤへと視線を向け不穏な台詞を呟く。その不穏な言葉に対してユウヤは理解出来ずにいたが夜天は理解したらしく相槌を打ち
「させると思う?」
素早く男の懐に潜り何処から出したか長ドスで斬り付けるが
「ククク。甘い、甘いぞ??」
フードの男は笑みを浮かべながらドスを受け止め残念だと言わんばかりに甘いと呟くが夜天は表情を変えずに
「やっぱり、バカだな?」\スゥゥ…/
そう言うと受け止めた筈の長ドスはフード男の武器をすり抜け男の胸をバッサリと斬りつけた。
「なぁっ!?ぐっ!!クソ!」ブン!ブン!
\スカッ!/
男は驚きの余り多少は取り乱すが反撃として武器を振るうが、全ては虚しく夜天をすり抜け空を斬るのみであった。
「ザァ~コ、ザァ~コww」
「グヌゥ!………良かろう」
メスガキの煽りをする夜天にフード男は憤慨しかけるがなんとか抑えつけ身に付けていたフードを脱ぎ捨て
「貴様には少しばかり本気を出してやろう……」
「ッ!?」
素顔を曝け出した。その姿と素顔にユウヤは驚愕した。
その容姿は裂けた口から舌が三枚伸び右目は謎の腫瘍に覆われており化膿しているのか膿が垂れ落ちており、筋骨粒々の身体は右目を補佐する為なのか眼球が複数という正に異形その物であったからだ。
「ヌヌゥ……グォッ!!」ブチブチ
更に男は自身の背中の内側から肉を突き破りM202の様な生体ユニットを約8つ程権限させた。
「我が名は
素顔を曝し、武器を権限(召還)させた男は佐須羅と自分の名を明かした。
「お前の名前とか、興味無いんだけど?」
「「……………」」
そんな佐須羅に対して夜天はバッサリと切り捨てる。その態度に佐須羅とユウヤは沈黙するも
「ククク、この姿に成ったからには容易く打ち破れるとは思わない事だ。行くぞ!!」
「ハイハイ凄い凄い怖い怖い」
佐須羅は然程気にした様子を見せずに向かって来た為に夜天はそれを迎え撃つ。
(………強ぇ……)
その様子を帳内で見ていたユウヤは内心で呟く、強いと言うのは佐須羅ではなく迎え撃っている夜天に対する言葉であった。
(オレは何も出来ねぇのか?…くそ)
それと同時に見てるだけしか出来ない自分に歯痒さを感じると同時に
(───!コレは)
何かに気付いた。
そんなユウヤを他所に夜天は佐須羅の攻撃を回避と防御を涼しい顔で行い更に相手の隙を付きカウンターも加えていた……しかも致命傷に成らないギリギリに、夜天のその『何時でも殺せるぞ?』と言わんばかりの行為に
「グゾガァァァァ!!!」
怒号を上げ、今まで以上にキレた佐須羅は更に攻撃を激化させるが冷静差を掻いた攻撃では今以上に無駄と隙が生まれるその様子を見て夜天は
「そろそろ終わらせようか」スウゥ
目を細めながら刀を構え
「グオ!?目がぁ!!」
複数の雷弾を身体に受けた佐須羅は激痛と視界を奪われのたうち回る。
「見てるだけってのは、嫌だった?」
のたうち回る佐須羅を見ながら雷弾を飛ばした人物ユウヤに語りかけると
「えぇ、まぁ…オレにもNo.4の意地が有りますし何より此方側からの攻撃は可能だったみたいなので」
ユウヤは
「そういう術だからねぇ…で、どうすんの?戦う気?今の君だとアイツには勝てないよ?」
「うぐ」
ユウヤが戦おうとしているのに気付いた夜天は正論だが辛辣な言葉をユウヤに掛けると、本人も理解していたのか口ごもる
(まぁ理解しているだけでも立派だし、何より才能は申し分無い……よし成らば大丈夫な筈だ)
そんなユウヤを見ながら夜天は次の段階に進んでも良いと判断し
「今から君の『異能』をアイツと戦わせれる『属性』に変えるね」ドス
「え?それはどう言う意味ウグァ!?」
ユウヤの雷の異能の属性に変えると発言すると同時にユウヤの心臓を手刀で貫いた。
「何を─お?」
反論しようとするユウヤだが夜天が手を離すと同時に自身の中の雷が赤色へと変化していく事に気付く。
「す、すげえ!コレなら行ける!!」
「その感覚を覚えておくよーに、後はコレ飲んどけ」
夜天は感覚を覚えておく様に伝えた後にユウヤに赤色の液体の入った小瓶を飲む用に差し出した。
その液体を飲むと傷と疲労がたちまち消え去り万全の状態と成った。
尚この液体を飲んだユウヤの反応は『不味い』だった。
「己ェ……ぬ?」
先程までのたうち回っていたいた佐須羅は傷口を再生させながら起き上がる。
「はぁ~い、今から選手交代しま~す。次からは僕に変わってコノ七つの凶彗星の『天星 ユウヤ君』に成りま~す!!」
「……ククク、自ら餌を提供するとは愚かだな、だが良い心がけだ。が様子を見る限り大人しく喰らわれるつもりは無いようだが?まさか、我に勝つつもりか?その判断!愚かなり笑止千万!!」
起き上がる成り対戦相手が厄介な相手から自身の狙っていた餌に変わった佐須羅は夜天の行動を愚かと称して嘲笑うが
「ハハッ大丈夫でしょ?だってぇ、君ぃ」
「弱いもぉん」ニヒヒ
夜天はニヤケながら佐須羅を一言『弱い』つまり雑魚と言い切った。断言された佐須羅は今まで以上に激昂しながら
「舐め腐りおって!!クソガキがぁ!!先ずは貴様を惨たらしく生誕した事を後悔させ赦しを乞うことすら叶わぬ絶望を味会わせそのニヤケ面ごと死の淵に叩き落としてくれるわぁ!!!」
声を今まで以上に荒げながら宣言するが夜天は涼しい表情で
「そうしたいなら、先ずは目の前の相手を何とかしたらぁ~?」
「世迷い言をヘブゥオ!?」
宣言するが佐須羅は意に返さずに接近するが突然顔面を殴り飛ばされた。
「似たような下りさっきもやったよね?学習しろよ」
佐須羅の考え無しの行動に呆れる夜天を他所に佐須羅は混乱していたがその正体に気付き更に困惑した。
「な、何が……なっ!?貴様は」
「そう簡単に喰われる気はねぇし、餌に成るつもりもねぇよ!!」
「て、天星 ユウヤ!?バ、バカな!?」
殴り飛ばした相手が地面に伏していたユウヤだったからであった。
「僕は下の連中の様子を探るから後は好きに殺りなよ、一応だけど危なくなったら助けはするからね~」
夜天はそう宣言するなり香織の側に座りながら探知をし始めるその様子を確認したユウヤは
「行くぜ!」
追撃に駆け出した。
昨日の投稿押すのを忘れてもうした。
次回はマジで終わらせて、本編に移りまふ!!
今回は完璧に某廻戦のパクりシーンが有りました。