閃乱カグラ~混沌の世界~   作:麻婆豆腐メンタル

63 / 64
うん、あまり一度に2話とか出来もしないこと、言うもんじゃないですね


月閃のマッドサイエンティスト

 死塾月閃女学館。

 

 この学校は忍を育成する中でも最も歴史が古くなんと440年も続いており、更に高等部から中等部に加え全員が忍という正に忍の為の学校である。

 

 本来は男子禁制であるが近頃の悪忍の勢力拡大に対抗する為に例外として男子生徒も少なからず在籍している。

 

 その中でも選りすぐりのメンバーが集められた部屋で

 

「皆さん集まりましたか、本日も世の中を《善のみの世界》を造るため《この世の悪を根絶する》方法を考えましょう」

 

 十人中十人は振り替えるような絶世の美少女《紫苑(しおん)》はやや物騒な発言しながら、集まったメンバーに語り掛ける。

 

 「まだ、『玲瓏(れいろう)さん』『八美(やみ)さん』『大和(やまと)さん』『グレイさん』『久秀(ひさひで)さん』………『柘榴(ざくろ)さん』が来ていませんね」

 

 紫苑の問い掛けに対して、これまた美しい容姿をした月閃の三年生雪泉(ゆみ)がこの場にいない生徒達の名を挙げる。

 

 「出席していない皆は何か急用が?」

 

 「残りのメンバーの事は僕が話すよ」

 

 紫苑は名を挙げられたメンバー達は何か用事が有るのかを問うと、眉目秀麗と言う言葉がピッタリなこの場唯一の男子生徒夜神(やがみ)が口を開き在籍していないメンバー達が集まれない理由を語り出す。

 

 「『玲瓏さん』と『八美さん』は合同任務、『大和さん』は資料館の整理と剣の整備/制作、『グレイ』は何やら上層部の総本部からの特命、『久秀君』は忍界王族の秘宝移動の護衛…と皆それぞれ理由が有って集まれないようだったよ」

 

 「成程、そうでしたか……」

 

夜神の説明を聞き納得した紫苑だったが、気掛かりがな事が有った為に聞く事にした。

 

 「…『柘榴君』の名前が無かったけど…理由は?」

 

 「あぁ、やっぱり気になるよね?」

 

 夜神も聞かれるとは思っていたのか苦笑いをしながら

 

 「……彼は謹慎中だよ」

 

 「そうでしたね、では議題に戻りましょう」

 

 気にしてはいたが、夜神の返しに紫苑はすんなりと納得し議題の内容へと入り始めた。

 

 「………」チラ

 

 (まぁ、LI⚪Eに既読はつくんだけどね)

 

 夜神は素早く柘榴に送ったLI⚪Eを確認すると

『来ないのかい?』のLI⚪Eに既読マークが付いており、スルーされてはいるもののきちんと確認している印はあった。

 

────────

 

────────────

 

 季節外れな雪が積もり銀世界が広がる場所に立つホラゲーに有りそうな洋館の隣に同じよな外見の廃病院内で

 

 「…『来ないのかい?』…って…毎回『正義』『正義』に加えて、君が居るのに行くわけ無いだろ…謹慎中だし…ネ」

 

 外見に比べ中は新築並みに綺麗な内装をしていた廊下にて

 目が隠れる位の無造作黒髪に隈だらけの眼に眼鏡と陰キャ感丸出しな白衣を来た少年はスマホを手にしながら呟く、この少年が紫苑と夜神との会話に上がっていた人物『柘榴』である。

 

 (さてさて実験体の様子はどうかな~)

 

 柘榴はスマホをポケットに仕舞うなり、何やら心の中で不穏な事を呟きながらガラス張りの窓から下を見下ろす。

 

 見下ろした先には、銀髪に褐色肌の見目麗しい少女が立っており

 

 「フッ…フッフー、フゥッ!ハァハァ」

 

 ボロボロの立ち姿に息も乱れ、全身傷と大粒の汗に足元には大量の血の池が造り上げられていた。

 

 その様子を見た柘榴はマイクに口を近づけながら

 

 《身体痛みます?》

 

そう一言問うと──ズドン!!《ワオΣ(・ω・ノ)ノ》

 

 脇目を振らずに柘榴の居る窓目掛け手にした銃を放ってきた為に

 わざとらしいリアクションをする柘榴は

 

 《そんなに動けるなら大丈夫ですねー》ポチ

 

 そう言いながら、手元のボタンを押す。

 

 「ウ"ッ!?グッガァ…!、ア"ァァァ!!!」

 

 ガリガリ ガジガジ ザリザリ

 

 すると少女は絶叫を上げながら身体中を掻き始める。

 

 《そんなに掻き毟ると傷に成りますよ~?》カタカタ

 

 他人事の様に語りながら柘榴は次にキーボードを素早く打ち込み、モニターに写し出された番号を見ながら決定ボタンを押し画面に写し出された数字を見る。

 

 「……適合率──8%ォ?…失敗か…」

 

 驚愕と落胆の混じった声を挙げながら空を仰ぎながら呟き

 

 (失敗作(粗大ゴミ)はもう要らないな)ガチン

 

 心の中で呟きつつ、据わった目でレバーを引くと

 

ウ"ア"ァァァァァァ!!ゴチャ、グシャア…グチャ…バギッ、クチャクチャ…

 

 バシャッ!

 

 けたたましい叫びと、嫌な音が響き渡り窓ガラスに血飛沫が浴びせられる。

 

 (コレで失敗作だと……他は───あー、やっぱり)

 

 そんな音は聞こえないと言わないばかりに、先程とは別画面のモニターに目を移すと

 

 『不良っぽい忍少年:2%』『小柄な忍少女:1%』

 

 『長身の忍少女:5.8%』『筋肉質な忍少年:0.5%』

 

 『無表情な忍少女:0%』

 

 と予想通りに適合率8%の少女よりも低い数値ばかりであった。

 特に無表情且つ真っ白の髪で左目を隠した少女の数値は非常に低いとは呼べない数値だった為に柘榴は白けた様に

 

()()()()()()()癖になんて悲惨な数値」

 

 そう呟きながら先程の少女に行った様にレバーを引くと

 

 \フシュルルル…/ポタポタ \…グルルル/ 

 

 \キシャア!/  \ヘッ…フゥッハァ、ハァ/ 

 

 \グルゥオォォ!!!/

 

 それぞれの少年、少女達の部屋の扉が開き中から人面のライオン、巨大なワニ、甲殻類の鋏を持つ蜘蛛、不気味な鼻息と涎を垂らす醜悪な人間の様な化物、凄まじい雄叫びを上げるミノタウロスの様な筋骨隆々の巨大な化物が出てき

 

 「「「「うっ…」」」」 \ギロッ/

 

「「「「ウワアァァァ!!」」」」

 

 少年と少女達を一睨みすると勢いよく襲いかかり始めた。

 

 不良っぽい少年は踏みつけられたと同時に脊椎を砕かれるも不運にも辛うじて息をしていた為に生きたまま喰われ始めた。

 

 小柄な少女はその体躯故か一瞬で喰われ死亡

 

 長身の少女は腹を裂かれ卵を産み付けられ不良少年の用に生きたまま幼態に喰われ始められた。

 

 筋肉質な少年は何とか抵抗するが腕を喰い千切られ、悲鳴を上げながら頭を喰われ死亡

 

 「次はこの式で実験しようかな?」

 

 その凄惨な光景を気にもせずに柘榴はタブレットを取り出し、次の実験の為に新しい公式の演算をしていると……

 

  \ドガアァァン/!!

 

 「叫び声、咆哮は聞き飽き…ん?破壊音?」

 

 突如凄まじい轟音が鳴り響いた為に柘榴は溜め息を吐きながらモニターに目を移すと信じられない光景が映し出されていた。

 

 \グ……オッ……/グシャア  

 

 「……………」

 

 適合率0%の少女が引きちぎられミノスの頭部を片手に持っていたという信じがたき光景であったからだ。

 

 \ガシャン!/

 

 (わー)カタカタカタ

 

 その衝撃的な光景を見た柘榴は持っていたタブレットを落とし急いでモニターを確認すると

 

『個体名:蜜鬼(みつき)』『適合率:63%』『拒否反応0%』

        

      『適合成功しました』

 

 100%には行かないものの適合が成功したと表示された為に柘榴は歪な笑顔を造りながらマイクを起動させ

 

 『あ──…蜜鬼さん?その粗大ゴミ(ミノス)が入って来た扉にエレベーターが有るのでそちらに入って下さい』

 

 ミノスが入って来た扉内に有るエレベーターに入るように促された少女、蜜鬼は変わらず無表情でスタスタと入り上がって来た。

 

 「とりあえず、身体に異常が無いか検査するので、その血塗れの汚い格好をキレイにして下さい」 

 

 「………デリカシーとか無いのか?」

 

 柘榴の失礼極まりない発言に蜜鬼は無表情のまま呟くが、柘榴は無視しながら

 

 「着替えは用意しているので御安心を、では診察室にてお待ちしています」

 

 「あるわけ無いか」

 

 そう言うなり、モニタールームを後にした。

 

────診察後───

 

 「──はい、此で検査は終了です」

 

 診察結果を柘榴はタブレットに新しい式(恐らくは蜜鬼とは別口の実験)を構築しながら蜜鬼に告げる

 

 「至って良好、身体、臓器には()()問題は有りませんね…ですが一応『鎮痛剤』は渡しておきます」

 

 「……そうか…ウッ…注射…

 

 「?」

 

 結果は良好と伝えつつ念には念を入れ鎮痛剤を渡す。

 

 渡された際に蜜鬼は若干顔を渋める。その様子に柘榴は不思議そうにしながら

 

 「あ、後この『薬』()()()は貴女の上司に渡して置いて下さい……ネ」

 

 「……………」

 

 鎮痛剤とは別の薬を渡された蜜鬼は薬を受けとると早速と場を去って行った。

 

───────

 

 「ふー……この結果は君の予測通りだったのかい?」

 

 ショリショリ ……ズプ ポタ

 

 様々な本や資料誰も居なくなった場所でメスで器用にリンゴの皮を剥きながら語り掛ける柘榴。

 

 「……あくまでも、僕の好奇心の為と驚かせる為に?フフ、君でもジョークを言うんだ……ネ。……うん、瑞々しいな」シャク

 

 またも柘榴はその場に誰かが居るように呟きながら切り取ったリンゴを口に運び食べる。

 

 「そのくらい、分かっているよ、でもスダチをままで食す奴なんて居ないだろう?え、居るの?…ふーん」シャクシャク

 

 三度独り言を呟く柘榴だったが

 

 バタン!バキャア!!

 

 「ハァ、ハァ……」

 

 「ん?」

 

 勢いよく扉を壊し明けながら、高そうなスーツをボロボロにしながら息を切らした右目に傷の有る男が入り込んで来るなり

 

 「渡していた、強化人間の制作ファイル…ハァ…できているだろう?早く寄越せ!!」

 

 柘榴に渡していたと言う『強化人間』の制作図を渡すようにと言ってきた。

 

 「……良いけど、アポなしで来るとか…常識無いの?」

 

 「黙れ!!高い金を払って依頼したんだ!!貴様にアポイントメントを取れる権利が有ると思っ」

 

 投げ渡されたファイルを受け取りながら男は喚くが、背後から殺気を感じた為に口を閉ざす。

 

 「オイ、お前…柘榴様に向かいその態度はなんだ?」

 

 「扉を破壊しおって偉そうに…」

 

 「…………」

 

 「柘榴様、この人間を殺害する許可を!」

 

 男の背後には

 

 ドラゴニュート、ホフゴブリン、エルフ、オーガ

 

 が(人間に近い容姿)殺意を剥き出しに立っいた為である。中でもオーガに至っては殺害の許可を貰おうとしていた。

 

 「うん、ダメ」ニコ

 

 「「!?」」

 

 「………/////!?」ドパッ

 

 「な、何故ですか!?貴方様に無礼を働いたのですよ!?」

 

 問われた柘榴は笑顔で即答した。

 

 その答えにドラゴニュートとホフゴブリンは驚き、エルフは鼻血を出しながらも同様に驚く。オーガは声を荒げながら問うと、柘榴は溜め息を吐きながら

 

 「そう声を荒げるな王鬼(オウキ)、彼は古い友人でね。途中で事故をしてしまったから少々焦っているだけなんだ」

 

 「え?いや、しかし……そ、そうでしたか……急に殺気を見せてすまなかった」

 

 「あ、あぁ」

 

 中々に無理の有る返答をする柘榴に王鬼と呼ばれたオーガは納得は行かないもののこれ以上は無礼に反すると判断して男に謝罪をする。

 態度の変わった様子に男は驚きながらも頷く。

 

 「まぁ、個人的な話もあるから帰っていいよ」

 

 「畏まりました」  

 

 柘榴がそう言うなり彼等/彼女等はそう告げ場を後にした。

 

 「命広いしたネ、取り敢えず制作図の金額は、甘く見積もって5000万で良いよ」

 

 「分かった、振り込んで置こう」

 

 「おや?素直」

 

 オーガ達が去るのを確認した後に柘榴は男に報酬金を告げると大金にも関わらず男は早々に返事をしながら、この場を去ろとしていた。

 

 (ククク、『オーガ』『ドラゴニュート』に『ホフゴブリン』『エルフ』……しかも『ハイエルフ』それら以外にもコイツの敷地には多種多様な亜人種が居るようだろうな…この強化人間の作成に成功した暁には…今考えるだけで笑いがこみあげそうだ!!)

 

 男は下劣な考えを頭に浮かべるが

 

 「余り馬鹿な考えはよしたまえよ?"道元"君」

 

 ズッ

 

 「!!??」

 

 柘榴から放たれる纏わりつくような強烈な殺気、もとい『王勇の覇気』に戦慄しながら、いそいそとその場を道元は去る

 

 「はぁ~、彼…アイツ等に危害咥えるかな?……君が言うならそうなんだろう、でも大丈夫じゃないかな?それぞれの場所には『最強種』がいるし…ネ」

 

 「フゥワァッ……僕はそろそろ寝るよ…お休み…( ̄q ̄)zzz」

 

 柘榴は再び一人語とを言いながら眠りに付く。

 

 『ハイ…』『お休みなさい』『愛しい人(マイマスター)




はい、一向に進まない本編を起きながら月閃にてオリキャラの名前とオリキャラの暗躍に成ります。


以下オリキャラ達(名前の判明しなかった含め)

紫苑

夜神

玲瓏

八美

大和

グレイ

久秀 

柘榴

蜜鬼

リザ(ドラゴニュート)

ロッカー(ホフゴブリン)

シンシア(ハイエルフ)

王鬼(オウキ)

…粗大ごみ(ミノス)

に成ります。   

その内の

『紫苑きゅん』『夜神君』はそれぞれ

ダーク・リベリオン様と終末の根暗様からお借り、作製した、して頂いたキャラに成ります。

蜜鬼は割りと序章からSV迄のキーキャラの為にプロフィールが有ります。

それではまた
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。