「こんな山の中に本当に病院が有るのか?」
『この場所に君のお姉さんを移しているから行ってみなよ、地図は渡すからさ』
光牙は夜天が言っていた安全な場所へ自分の姉を送っていると言われた場所へと夜天から渡された地図を見ながら呟く
「なぁ、光牙その地図本当に正しいのか?言うのもなんだが、『夜天』は
呟く光牙にメガネをかけた女性が不安げに話しかけてきた。
「忌夢の不安は分からない訳では無いが大じょ────大丈夫だろう」
「今の間は何だ?」
忌夢と呼ばれた女性は光牙の間に疑問を持ちながら進む、尤も地図と私生活は関係無いと思うが。
それは別として、光牙に間があった理由は夜天の強さは体験したが肝心の性格までは分からなかった……
───────煉獄亭───────
「あ」
「ムシャコラムシャコラ」
ユウヤの修行後の食事中に夜天は何かを思い出したかのように声を上げる。
そんな夜天を他所に
「何か思いだしたんすか?"( 'ᴗ'o麦酒o」
そんな夜天にいつの間にか
「いやな、知り合いのご家族が入院して居る病院をもっと安全で完璧な設備の病院に移動した訳で病院の地図を渡したんだが」カチ
「?何も問題は無くないですが?」
スマホの地図を見た玄月は問題点は無いように見えると言うが
「いや、この病院…
「!」
「あー…そうか、確かに設備も安全性も高いけど…アレですよね?」
「あぁ、
「でしょ!(笑)」
「いや、良くないと思いますが?」
何の根拠も無く大丈夫と思っている夜天と同意する玄月にツッコミを入れる彩花を他所に、病院に反応した少年『ラストーチカ』は心の中で
(そんな場所に
特殊な結界が有る病院に姉はどうやって通っていたのか考えていた。
───────────変わって現在
先程は性格までは分からないと思っていた光牙だったが、実際は薄々勘づいており、かなり
「目的地だが、病院何てないぞ!?」
現に目的地である病院に着いたが目の前に有るのは平地しか無い、この光景に忌夢は叫ぶ
「……どうゆう事だ?まさか、騙したのか?」
いい加減な性格には、勘づいていた光牙だが長年の荒んだ心境の影響で猜疑心がやや高い彼は騙された、つまり姉は道元の元に居るのでは無いかと疑い初めいつつも周囲を回ったり、良く見たりするが
───8時間後────
「くそっ!何処にも病院なぞ無いではないか!!」
地面を殴る光牙は埒が明かないと携帯を取り出すが、物のみごとに『圏外』
「どうするんだ光牙?やはり信用出来ない奴だったんじゃないか?引き返してとっちめるか?」ピキ
「あぁ、俺もそう思っていた所だ」ビキビキ
忌夢と互いに顳顬に青筋を浮かべながら話し合っていると
「あのー…そんな所で座り込んでどうかしましたか?」
「「!?」」
不意に背後から語られ勢い良く反応する、二人の背後には銀のボブカットに緑色の瞳をし凡そ山登りには不自然な格好をした可憐な美少女が居た。
(バカな!…考え事をしていたとは言えこの距離で気付かない筈が…何時から居たんだ?)
「何時って、今ですが…」
光牙は何時から居たのかと考えていると、美少女は『今』と答えた。
「…心を詠めるのか?…いや、どうでもいいか…貴様には関係無い」
一瞬心を読んだと思った光牙だったがそれどころでは無い為に部外者には関係無いと突き放すが
「……病院の入り口探していますよね?」
「なっ!?」
思いもしない発言に光牙は驚愕すると、美少女はニコリと笑みを浮かべると
「丁度良い機会です。私もこの病院に用が有りますから、少し待っててください──
光牙達に自分も病院に用が有ると言いながら、二人の前に立つと同時に空に手をかざし、何かを呟くと
ピシィッ! バリッバリッ!バリバリバリバリ
空間に罅が入り、そこから連鎖して砕け散り大きなトンネルが現れた。
「さっ、行きましょう」
「あっ…ああ」ポカーン
余りにも有り得ない光景に呆気に取られつつ有る二人だったが美少女の言葉で我に帰り後に続く事にした。
歩き続ける中で光牙は疑問に思っている事を美少女に聞いて見ることにした。
「お前は何者で、先程の光景は何なんだ?…後は心を読めるのか?」
内容は【美少女の正体/名前】【空間を割った事】【心を読んだ事】で合った。
尤も後者はそこまで重要では無いのか次いでで聞いただけだが
「そうですねぇ…では順番に」
「今ほどの光景は結界を破った物です。」
「次に心を読んだのは【先見の覇気】です。」
「そして私の名前は
すらすらと答える美少女だが、忌夢はふと疑問に思った事を呟いた。
「全然質問の順番通りじゃないが?」
すると美少女もとい小筒はわざとらしく【あ】と言い二人に振り向きながら
「言い忘れてましたね」
「私は【私立舞扇大学附属高校2年生】
──────────────
「……つまりは『善忍』…貴殿方の敵に成ります。」
「私立…おっと、秘立蛇女子学園三年生【光牙さん】同じく三年生【忌夢さん】」ニコォ
「「っ!!」」
小筒の発言と謎の圧に二人は臨戦態勢に入り武器を取り出すと
「ま…待って待って下さい!驚かした事は謝るので、武器はしまって下さい!
慌てふためきながら武器を納めるように諌める
(なんだコイツ) (何なんだコイツ)
二人は小筒の慌て用から武器を納めるが心中では大分変な奴と認識していた。
「「「……」」」
それから終始無言でトンネル内を進んで行くと明かりが見始めた。
それを確認した小筒は二人に振り返り
「先程は申し訳ございませんでした。それでは」
「あ、オイ!」
「取り敢えず。オレ達も行こう」
無礼を働いた事に謝罪をし、そのまま走り去って行った。
「な、何だここは!?」
「!!??」
トンネルの外へ出た瞬間に出た忌夢の一声は驚きの声であった。
忌夢の隣にいた光牙もその光景に驚きの表情を浮かべていた。
何故ならその光景は立派な建造物に広大な敷地の庭に同じような駐車場が合った為にある。
「並大抵の結界では隠せない筈だ…まぁ、取り敢えず姉さんの病室は何処か、受け付けに聞きに行こ「あ!」ん?」
光牙が自分なりの見解に呟きながら受け付けに向かおうとすると何かに気付いた声と共に一人の看護婦が此方に走って来ると
「何勝手に病室を抜け出ているんですか!?」ガシッ
「ポォウェ!何だ!?」
凄まじい腕力で光牙の腕を掴み引っ張り始めた為に光牙は驚きの余り変な声を出してしまった。
「『何だ!?』じゃ、有りません先生の許可が無いと貴女は外出は禁止ですよ!
「………は?いや待て勘違いだ!オレは弟の」
「おい!話しを聞かないか!」
看護婦はあろうことか、光牙を姉である雅緋と間違っていたらしく光牙は急いで説明するついでに忌夢も加わるが看護婦は二人の弁明を無視しながらズルズルと引っ張って行く
「何してんだお前は」
「はい?」
\スパンッ!!/
「キャイン!」
看護婦は光牙を引っ張って行く途中で不意に掛けられた言葉と同時に頭をひっぱ叩かれ犬の用な声を上げ頭を抑えた。
「ったく…すいませんねご迷惑をおかけしました」
看護婦の頭を叩いた女性はため息を付きながら二人に謝罪しながら叩いた看護婦の頭を掴みながら
「良く見ろ、患者様と全然ちがうだろうが」
「ん?ん~?あ~…あ!」
(……やっと分かったか)
良く見て判別しろと促すと、看護婦は区別が付いたらしくハッとした表情に成る。
その表情を見た女性は看護婦は区別が付いたと判断して頭を放す。
……が、看護婦の第一声は
「おっぱいが無い!!」
とデリカシーも引ったくれも無い事を大声で叫んだ為に
「やっぱ、黙れ!」
「キャイン!」
再度叩かれた。
「「…………」」
置いてきぼりだった光牙と忌夢は看護婦をヘッドロクしている女性(後に看護部長と判明)から受け付けの場所を聞き面会用のID カードを作成し雅緋の部屋へと向かった。
「姉さん」ホッ
「雅緋ッ!」
部屋に入るとベッドですやすやと寝息をたてている雅緋がいた。
\コンコン/
「どうぞ?」
不意に扉から入室の許可を確認する為のノックが聞こえた為に許可の証として返事をする
「失礼します。おや、お取り込み中でしたか?」
入室してきた人物はよく言えば『人畜無害』悪く言えば『意志薄弱』に見える白衣を着た男であった。
「お前何者だ」キッ
白衣を着ている時点で医者だと分かるが、第一印象は大事のか警戒する忌夢に対し男は
「これは失礼致しました。
私は《雅緋様》の『担当医』を任されました。【
「あ、これはご丁寧にどうも」ペコリ
「………」
博雅と名乗った男の対応に光牙が挨拶を交わす。其に対し沈黙する忌夢は数秒呆けた後
「まてまてまてまてまてまて
「ど、どうした?忌夢?」
詰めるように博雅の【担当医】と言う言葉を強調する忌夢に光牙が動揺しながら効くと忌夢は
「は~、光牙よ…どうしたもこうしたもない!担当医が!男だぞ!?素敵な雅緋の貞操の危機だぞ!?」クワッ!!
「「えぇ?」」
居室外迄聴こえる用な大きな声と凄まじい剣幕で光牙に突っ込む、その剣幕に光牙と博雅は困惑する。
「えっと…担当医は『女性』の方が宜しいのでしょうか?」
忌夢の言い分に博雅は自分が【男】の為に【女性】である雅緋の担当医も同性が良いのかと確認する
「当たり前だろうが!!いや、女も駄目だ!!とりあえず【担当医】は駄目だ!!」
「いや、少し忌夢は大袈裟なだけだ。貴方で大丈夫です。」
「本当に大丈夫ですか?」
騒ぎ立てる忌夢を他所に光牙は博雅が【担当医】で大丈夫だと言い暴れる忌夢を引っ張りながら、博雅と一緒に別室に移動し内容の説明をする。
「分かりました。ではお願いします。」
「くれぐれも卑しいことはするなよ?」
「分かっていますよ」
治療内容を説明した博雅は二人に了承の許可を得る、忌夢は渋々と行った感じでは合ったが納得はしてくれた…
「光牙!さっさと帰るぞ!!」
用に見えて若干納得の要っていなかった用で不機嫌な足取りで光牙を促すが光牙は
「いや、忌夢は先に帰って居てくれ」
「な、なんだと!?どういう意味だ!?」
「頼む」
「っ…わかった」
忌夢に先に帰る用に頼む光牙に驚く忌夢だったが、光牙の真剣な眼差しと声音に只らなぬ意を感じた為に忌夢は先に帰って行く
「どうしました光牙さん?申し訳ございませんが面会時間外なので、大変心苦しいのですが、またの機会にお願い致します。」
「ああ、分かっている」
申し訳無さそうに帰宅を促す博雅に光牙は同意を示し
ビュオッ!
凄まじい速度で博雅に目掛け拳を振るう、正に光速と言える速度の拳を
ポス…
「満足しましたか?」
「ああ、いきなりすまん」
「いえいえ、来るのは
軽く受け止めた博雅に光牙は謝罪をする、しかし博雅は笑顔を見せながら光牙が拳を振るうのを【分かっていた】と言う
「無礼千万だが──
そんな光牙は博雅に体して…────────────────────────────────────
「すっかり、冷めちゃったなァ」ズズ
当直室にて冷めたコーヒーを飲みながら博雅は光牙の言葉を思い出す。
『オレに【覇気】を教えてくれ。頼む!』
(土下座してまで頼むなんてね)
土下座してまででも必死に頼み込む光牙に博雅は
『分かりました。良いですよ』
『ほ、本当か!?恩に着る!』
『はい、なので…』
『明日から頼む!』
『はい、承りました。』
あっさりと了承する、了承を得た光牙はクールな表情は崩さないまま礼を言い去っていく
(僕もあんな感じだったんですか?
空を見ながら偉大な師の名を呟く博雅
───Side忌夢──
(博雅……アイツまさか【
意味深な事を心中で呟きながら帰路についていた。