三体目の龍【黒龍王】   作:龍狐

5 / 15
旧校舎のディアボロス
黒龍王とリアス眷属


前回、偶然はぐれ悪魔を狩っていた場所を通りかかったソーナ・シトリーに【黒龍王】こと自分の存在を知られた龍。

この後どうなるのか!?

 

 

「いや~俺の存在知られたな完全に…」

 

 

今は朝、今日のカフェの営業は休みである。

そして龍はいつものごはんである【アンパン】【サラダ】【牛乳】を食べたり飲んでいた。ちなみに逆を言えばこれ以外食べていない。

だが前にティナにいろいろ言われてそれ以外のものを二人で食べに行ったときに周りから感じた視線があったが龍はそれを無視していた。

 

 

「記憶消しとけばよかったな…【タイムベント】で時間を戻すか?いや、それだと未来に影響が出かねないからな…」

 

「まぁとにかく、これからどうすr『トッルルルル…』…電話だ」

 

 

龍は鳴った携帯電話を取った。

そしてその相手は…

 

 

『やっほ~龍くん。毎度おなじみ女神だよ~』

 

「ああ、なんだ、女神か」

 

『ちょ!!反応薄くない!?』

 

「そんなことはどうでもいい。内容はなんだ?」

 

『まぁいいか……実はね、龍くんには来週から【駒王学園】に通ってもらうよ~』

 

「………はぁ?」

 

『え、聞こえなかった?それじゃあもういっk「待て待て待て待て!!」なに~?』

 

「え、学校!?学校に通えと!?」

 

『うん、そうだよ』

 

「店はどうすんだよ!?」

 

『そこらへんは大丈夫!とっくに私が学校に電話して龍くんが学校行くのは月、水、金の三日間で火、木は仕事って言う分担でやってくれるよう学校側からは許可取っといたから!これで心置きなく学校行けるね!!』

 

「(チィ…余計なことしやがって…)で、なんで学校なんかに?」

 

『あれ、知らないの?もう……原作始まってるよ?』

 

「…………………………………………はああぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁああ!!?」

 

『あれ!?まさか本当に知らなかった!?まじで!?』

 

「ずっと仕事してたからわかんなかった!!」

 

『はぁ~取りあえず、もう転生者…屑成司はもう悪魔になって、初めて悪魔を倒すところまで行ってるよ』

 

「まじか…だが、あいつがその悪魔を倒す前に殺ればいいだけの話…あいつの思い通りにはさせない。とにかく、その悪魔が出てくるのはいつだ?」

 

『今日だよ?』

 

「え……まじで?」

 

『うん、今日の夜。とにかくいろいろ準備しときな』

 

「分かった……」

 

 

そうして龍は電話を切った。

その後龍は椅子に座ってため息をついた。

 

 

「ハァ~…どうしたものか…取りあえず、今日の夜まで待つか…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~今日の夜~

 

 

龍は【リュウガ】の姿で悪魔を探していた。

すると見つけた。

 

 

『お前…悪魔だな?』

 

「誰だお前?この【バイサー】様に向かってそのような口を聞くとは…死刑だ!!」

 

 

そうしてはぐれ悪魔バイサーはリュウガに向かって足で攻撃する。

その攻撃は当たるも、リュウガには傷一つついていない。

 

 

「何!?私の爪で無傷だと!?」

 

『弱いな。攻撃はこうやるものだ!』

 

「ガハァ!」

 

 

そうしてリュウガはバイザーの足をつかみ、腹にパンチをした。

バイザーは後ろに飛ばされ、リュウガを忌々しく見つめた。

 

 

「許さない…!!この私、バイサー様を傷つけるとは!!殺してやる!!」

 

 

そうして次にバイサーは乳首から光線を出した。

リュウガは『キモォ!!』と思ったがそれを避けた。

するとその光線が当たったところは溶けてしまっていた。

 

 

『……なるほどな…その光線には硫酸と同じで物を溶かす力あるのか…キモいくせにやるな』

 

「!貴様!この私を侮辱したな!!」

 

『うるさいぞ。キモいからさっさと終わらせる』

 

 

《SWORD VENT!!》

 

 

リュウガは【ドラグセイバー】を召喚してバイサーを切りつける。

 

 

「ぐああああああぁぁぁぁぁぁぁああぁあ!!」

 

 

バイサーは絶叫を上げるがリュウガはそれを無視して攻撃を続ける。

そして次にリュウガは【ドラグクロー】を召喚してバイサーをどんどん攻撃する。

 

 

「ガハァ!こんなことがあっていいはずがない!!このバイサー様が…!!」

 

『さて…さっさとやるか』

 

 

《FINAL VENT!!》

 

 

リュウガは『ピンクのエイの紋章』のカードをスキャンした。

するとどこからか【エビルダイバー】が現れ、リュウガは【エビルダイバー】の背中に乗り

バイサーに体当たりした。

 

 

「ぐはぁ!!」

 

 

そしてその衝撃でバイサーは絶命した。

それを見るとミラーモンスターたちがバイサーの死体に群がる。

リュウガが指示を出すとミラーモンスターたちはバイサーの死体を食べ始める。

 

 

『さて…帰るか』

 

 

リュウガは帰ろうと後ろを向く。

だが…

 

 

 

「あなた…何者?」

 

 

 

急に聞こえた声にリュウガは歩みを止める。

リュウガが後ろを向くとそこには5人の男女がいた。

そして今の声の主は赤髪の女性だった。

 

そしてその中には【兵藤成司】の姿もあった。

 

 

『(あれは駒王学園の制服…それにあの魔法陣の紋章は…)……リアス・グレモリーか…今頃来たか』

 

「あなた…私の領地で何をやってたのかしら?答えなさい」

 

『別に?お前達が来る前にはぐれ悪魔を殺させてもらったよ』

 

「!なんですって!?その話、詳しく聞かせてもらうわよ」

 

『お前と話すことなど俺にはない。じゃあな』

 

 

そういいリュウガは歩みを進める。だが…

 

 

「そんなことはさせないわ!!行きなさい、【祐斗】!!」

 

「はい、わかりました!!」

 

 

そうして金髪の少年が剣を持ってリュウガへと突進していく。

リュウガはそれを察知して避けるが、そのすぐ横に白髪の少女がリュウガに拳を向けているのを見て、リュウガはそれを再び避けた。

 

 

『……何の真似だ?』

 

「あなたにはなくても私たちにはあるのよ。その姿をすぐに解きなさい。そうすれば痛い目を見ずに済むわよ?」

 

『…愚かだな…お前たちには、力の差と言うものを教えなくてはな…』

 

 

《SWORD VENT!!》

 

 

そうしてリュウガは再び【ドラグセイバー】を召喚して【祐斗】と呼ばれた少年に向ける。

 

 

『さて…取りあえず、お前は剣士と見た。お前の力…見させてもらうぞ』

 

「そんなことを言ってられるのも今の内だよ!!」

 

『そうか…取りあえず名乗ろうか…俺の名は【リュウガ】、【仮面ライダーリュウガ】だ……』

 

「リュウガか…僕の名前は【木場祐斗】だ」

 

 

リュウガと祐斗の自己紹介が終わったとき、成司が驚いた顔をしたのをリュウガは見逃さなかった。

そして成司も実際…

 

 

「(ハァ!?か、仮面ライダー!!?なんで仮面ライダーがこの世界にいるんだよ!?まさか…俺と同じ転生者か!?まずい、このままだと俺のハーレムが…早いところ排除しないと…!!)」

 

 

と、こんな感じでかなり焦っていた。

転生者だということは違っていないのだが、それが自分が殺した兄に憑依した憑依転生者だとは思ってもいないだろう。

 

そしてリュウガは祐斗のところを再び見ると、剣を構え、お互いが駆けた

 

祐斗はスピードを出してリュウガを攻撃するがすべてリュウガはその攻撃をいなしている。

だが、こちらから攻撃出来ていないのも事実。

 

 

《ACCELE VENT!!》

 

 

リュウガはカードをスキャンすると祐斗と同じスピードになり徐々に祐斗を追い詰めていく。

 

 

「嘘!?祐斗のスピードについて行ってる!?」

 

『ハァ!!』

 

「グハァ!!」

 

 

二人のスピードが見えない中、祐斗の悲鳴が聞こえ、皆がそこを向くと祐斗がすでに気絶していた。

 

 

「祐斗!!」

 

「祐斗さん!!」

 

 

そうして次に白髪の少女が籠手をつけてリュウガに殴りかかる。

だがその攻撃はリュウガは片手で止めた。

 

 

「嘘でしょ!?戦車の子猫の攻撃を素手で!?」

 

『この程度か』

 

 

《STRIKE VENT!!》

 

 

リュウガがカードをスキャンするとリュウガは【シーザスピンチ】を右手に召喚して、それで子猫を攻撃する。

攻撃された子猫はそのまま気絶した

 

 

「よくも!私の可愛い眷属たちを!!」

 

『先に攻撃して来たのはお前達だろう』

 

「黙りなさい!!私の眷属をいじめたことを後悔させてやるわ!!行きなさい、【朱乃】!」

 

「まかせて、リアス」

 

 

そう言うと巫女服の女性【姫島朱乃】は雷を発生させてその雷をリュウガに向けて放つ

 

 

《CONFINE VENT!!》

 

 

だが、リュウガがカードをスキャンするとその攻撃は消えてしまった。

 

 

「!?私の雷が…!!」

 

「どうなっているの…!?」

 

「部長!!ここは俺に任せてください!!」

 

 

そうして【兵藤成司】は【ブースデット・ギア】を左手に出してブーストする。

 

 

――Boost!!――

 

 

その音声が鳴ると成司の力は二倍になった。

 

 

「ハハハハ!!これで俺の力は二倍になった!!これでお前には負けなグホォ!!」

 

 

―――Burst―――

 

 

だが、その行動も無残に終わった。

リュウガは成司の腹に蹴りを喰らわしたのだ。

戦闘経験のない成司、戦闘経験豊富なリュウガ、差は歴然だった。

 

 

「成司!!よくも成司を!!喰らいなさい、滅びの魔力!!」

 

 

そうしてリアスはリュウガに向かって滅びの魔力を放つ、が…

 

 

《CONFINE VENT!!》

 

 

リュウガは再びコンファインベントを使い滅びの魔力を消し去った。

 

 

「嘘!?私の滅びの魔力が!!」

 

『さて…茶番はこれで終わりだ』

 

 

そうしてリュウガは『水色の鮫の紋章』のカードをスキャンした。

 

 

《FINAL VENT!!》

 

 

するとどこからか【アビスラッシャー】と【アビスハンマー】が現れ、それが合体してリアスたちへと突撃していった。三人はそれを避けれず直撃した。

 

そしてリュウガは三人が気絶したのを見るとその場から離れて行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「(そう言えば…俺のことはもう四大魔王の【サーゼクス】にソーナが報告して知られているはずだと思うが…何故あいつらは俺のことを知らなかったんだ?)」

 

「(まぁ良いか…帰り道にアンパンでも買って帰ろ。やっぱ俺の至福はアンパンなんだよな~♪)」

 

 

ちなみにだが龍、アンパンが好きである。

そしてこのアンパン好きが彼の最大の欠点であったりするのだ。

 

 

 




アンパン…これだけで何の作品のネタかわかりますか?

答え合わせは次回!!


次回、龍は駒王学園に編入します

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。