三体目の龍【黒龍王】 作:龍狐
前回、龍は駒王学園に編入することになった。
「う~ん。今日から学校か…」
龍は制服を着て扉を開ける。
「どうしよっかな~学校の近くまでバイクでいくか」
本来バイクは駄目なのだが龍をそれを無視。
龍は口に『アンパン』を咥えてバイクを発進させる。
そしてしばらくすると目的地の学校『駒王学園』が見えてきたので龍はその近くにバイクを止めてシートでバイクを隠した。
するとその場からバイクが最初からなかったように消えた。
これはこの前興味で造った【光学迷彩シート】といい、これをかぶせたものはすべて光学明細によって隠されるのだ。
「さて…行くか」
そうして龍はここから徒歩で歩く。
学校の門にまで行くと、周りの人が龍を見る。
当然であろう。先週までいない人物が急に来たのだから
すると…
「あれ!?そこにいるのはは龍さんじゃないデスか!!」
「本当だ。どうしたの?」
「ていうかこの学園の制服…」
龍に近寄ってきたのは三人の一年生の生徒。
【切歌】【調】【セレナ】だった。
「よぉ、三人とも。実は今日からここに通うことになったんだ」
「どうしてデスか!?」
「え~とね…(そうくると思ってましたよ…ここであいつに言われたことが役に立つ!!)実はね、ちょっと二日前ほどに政府関係者が来てね…まぁ内容は『学校に編入しなさい』ってな感じでね…それで、3日間は学校2日間は仕事って感じでね」
「それ結構大変なんじゃないデスか!?仕事と勉強の両立は難しいデスよ!?」
「まぁそれでもやらなきゃいけないからね…とにかく、俺は行くよ」
「それじゃああたしたちはここで」
「また会いましょう!」
「じゃあね…」
そうして三人は学校の中に入って行った。
そして龍がよく見ていると周りの男子から殺意の目で見られていた。
「(そう言えばあいつらって結構な美少女だからな…まぁこんなことになっても仕方ないか)」
龍は考えるのをやめ、学校の中に入って行き、職員室へと向かった…
変わってここは二年生の教室。
この教室では今日転校生が来ることで話題だった。
「ねぇ未来、転校生って誰かなぁ~?」
「さぁ?でも、誰かは楽しみでもあるよ」
この教室にいる【響】と【未来】もそのことについて話していた。
そして…
「おいお前等席に付け。転校生を紹介するぞ」
それを聞くと皆が(特に男子)が素早く着席した。
「先生!!転校生って女子ですか!?」
「可愛い子ですか!?」
「残念ながら…男だ!」
『『『『『くっそぉ~!!』』』』』
「まったく…男の人たちは…」
「さて、では入ってこい!!」
そうして扉から出て来たのは銀髪のイケメンの男子だった。
『『『『『………』』』』』
「りゅ、龍さん!?」
「響、しぃ!!」
「どうもみなさん初めまして。【塔銀 龍】って言います。趣味は家事などで、カフェ【Continuar】のマスターをしています。どうか、よろしくお願いします」
龍の話が終ると…
『『『『『キャア―――――――ッ!!イケメンよぉ―――――――ッ!!!』』』』』
『『『『『チクショウォ――――――ッ!!イケメン死ねぇ――――――!!!』』』』』
と女子と男子の意見が分かれるもはもった。
そしてこの空気をなんとかするために先生が口を開く。
「ちなみにだが、龍は仕事の都合上により火と木曜日、そして土日は休みとなっている。月、水、金としか学校に来ないが、皆仲良くしてやってくれ」
「……先生、俺はどこに座ればいいですか?」
「そうだな……あ、立花の隣が開いているな。あそこに座れ」
そうして龍は移動し、響の隣に座る。
「やぁ響ちゃんに未来ちゃん。よろしくね」
「はい…でもまさかここに編入するなんて驚きでしたよ!」
「私も…」
「ハハハハ…(さて…あいつはどんな感じかな?)」
そうして龍は【兵藤成司】へと視線を向けた。
成司は案の定で龍のことを忌々しく睨みつけていた。
「(まぁ、今は様子見だな…)」
「さて、それでは授業を始めるぞ!!教科書の28ページを開け!!」
そうして、授業が始まった。
~成司side~
俺がこのハイスクールD×Dの世界に転生してから早17年。
俺はいま不機嫌だった。それはそう!!あの仮面ライダーリュウガについてだ!!
なんで仮面ライダーなんだよ!!あいつはもう転生者で間違いはない。クソ、早くあいつを殺さないと原作通りにならない!!だがまだ問題ないだろう。【アーシア】だ。俺がアーシアを見つければ原作が進む!!
確か時期的にもうすぐのはずだ。
そして俺はシンフォギアの子達と距離を詰めようとしているがまったく駄目だ!!
むしろ遠ざかって行く!!何故だ!?俺は顔もよく、頭もいい!!家事もできる!!そんじょそこらのやつとは違うんだ!!そんなやつがモテるはずだろ!?そんなやつに話しかけられたら顔を赤面させるだろ!?
なのにどうしてそうならない!!
それにだ、シンフォギアの子達が気になっているのはあのカフェのイケメン…確か名前は【塔銀 龍】だったな。俺とあの男より断然俺の方がいいのに!!どうしてあんな顔と家事だけしか能がないやつがモテるんだ!!
あいつは俺とは頭の良さと言う差がある!!
だから俺の方が優れているのに……!!
しかもそいつが今日この駒王学園に編入してきやがった!!
このままじゃシンフォギアの子達がすべてあいつに取られる!!いや、だがまだ問題ないだろう。あいつはただの人間俺は悪魔!!天と地ほどの差がある。もしそうなっても俺が殺してあいつらを奪えばいいだけだ!!待ってろよシンフォギアの子達!!お前達は俺のものだからな!!
~龍side~
俺がこの駒王学園に編入してから数時間後、ご飯の時間になった。
俺は普通に自分のバックからアンパンと牛乳を取り出して食べている。
すると…
「龍さん!!お昼一緒に食べませんか?」
響と未来が俺に話しかけて来た。
「いいよ。三人で食べるの?」
「いえ、セレナちゃんやクリスちゃんたちも誘おうかと思ってます」
「へぇ~それじゃあ早速行こうか」
そうして俺達が教室を出ようとすると…
「ちょっと待てやぁ――――ッ!!」
「イケメン死ねェ―――――ッ!!」
二人のメガネとハゲが現れ、俺に殴りかかって来た。
俺はそれを避けて二人に腹パン―――ではなく股間を殴った。
「ぐぼぉ!!」
「ゲジィ!!」
そうして倒れる二人……俺が辺りを見渡すと、女子はすがすがしい笑顔を、男子は股間を隠していた。
「なんだこいつら?」
「この二人は『松田』くんと『元浜』くんです。この二人は『駒王学園変態トリオ』と呼ばれいるんですよ?」
「へぇ~で、どうして俺に殴りかかってきたの?」
俺は『松田』と『元浜』と呼ばれた二人組に話を聞く。
まぁさっきの言動で大抵のことは分かるが…
「う、うるせぇ!!美少女二人も間に!!」
「イケメン死ねやぁ!!」
やっぱりこれか…
まぁどうでもいいが…
「殴りかかってきたお前等が悪い。でも、股間を殴ったのはまずかったかな。お詫びにこれを上げるよ」
そうして俺は二人に折っている『紙』を渡した。
「なんだ…これ?」
「お詫びだっていってるだろ?」
「もしかしてエロ系か?それならありがたく…」
そうして二人は倒れながらもその紙を開く。
そして二人は紙の内容を見た瞬間、フリーズした。
「……」
「……」
「…どうしたの?二人とm「「ギャアアアアアアアァァァァァァ!!!」」!!?」
二人はそのまま起き上がり教室を飛び出ていった。
俺なんか変なこと書いたか…?
「…どうしたの!?あの二人…急に叫んで…」
「さぁ?取りあえず皆のところに行こうか」
「は、はい…」
そうして俺達は皆のところ行き、ご飯を食べた。
俺が居たことにクリスは驚いたが、俺はその後クリスがアンパン好きだと知って一時的に意気投合した。
ちなみに、あの紙に書いてあったことだが…
アンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンアンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパンアンパン
とまぁこんな感じなんだけど、どこかおかしいかな…?
これをこの後響たちに見せたら絶叫していた。
ドウシテ?
と、いう訳で、ネタは【銀魂】の山崎でした。
みなさん分かりましたか?