流されるように、抗うように   作:茶葉

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どもども茶葉です

雪すごいっすねー雪国ですが去年の年末のほうが吹雪とかすごかった気が…
上京してからも雪のことを考えなくてわ…


( 茶☆∀☆)。〇(最近映画借りて見るのが趣味です、パワプロ厳選しながら、、、)


一方通行さん その2

死ぬかと思ったと尻餅をついて恐怖で荒い息をしていた柊は、まだ震えている足をなんとか使って立ち上がった。

 

「なンだそれェはよォ」

 

足の震えが収まったところで一方通行が口だけ笑みを浮かべながら語りかける。

 

「念動力系か?いや念動力系発動が遅すぎる、もっと発動できるはずだ。

じゃあ俺と同系の…そんなやつ俺が知らないはずがねェ」

 

自問自答をしながら一方通行の目の前に風が集まるように吹く、先程飲んでいた空き缶も引き寄せられる。

現在、一方通行の頭の中では火球の飛んできた速さと角度、そして柊のスレスレの所で不自然に向きを変えた火球のことをlevel5が誇る演算能力で解析をするが何一つ引っ掛からない。

 

「一度だけ聞く、テメェはなにもンだ」

「ね、念動力系…」

「嘘だね、目線が泳ぎすぎだ」

 

誤魔化そうにも、そんなのに引っ掛かる相手ではない。

level5の頭脳はスーパーコンピューターと同等、さらにlevel5の第一位ともなると判断力と演算はすごいものである、動揺を見せると一瞬でばれる。

風の塊が大きくなるのが目に見えて分かるサイズになってきた。

一方通行は焦っている柊を見て、とても嬉しそうに口元が歪む。

 

「正直にしゃべらねェ悪い子は半殺しか殺してからゆっくりと解析してやるよ」

「そこまでです一方通行とミサカは横槍を入れます」

 

カツカツとローファーの足音が響く。一方通行に最低でも半殺し宣言をされた、学園都市の中で最も不幸と言える状態を救ったのはツンツン頭の無能力者でもビリビリ少女でもなく、小さな女の子だった。

 

「ッチまだ時間はあるはずだァ!!」

「実験場が違います、これでは実験に悪影響が出るとミサカは時間を気にします」

 

一方通行は声を荒げて不満をはっきりと主張するが少女は淡々と義務的に答える。まるで感情の無いロボットがプログラムのようである。

実験?悪影響?二人が話している内容は全くわからないが異様だということは分かる。

ミサカと名乗った少女の格好がまずおかしい、制服であること、銃を背負っていること、そして暗視ゴーグルのような大きなゴーグルをしていることである。

いくらこの学園都市が外の十年先をいっている科学力をもっていてもサマーセーター、ミニスカ、ローファーで暗視ゴーグルとアサルトライフルを持っている少女がこんな夜に学園都市で最強の能力者に話しかけるのは異常である。

助かったと柊は思い、この場からすぐさま逃げようと震える足に力を入れようとしたところで一方通行が少女に近づくと…

 

「まァどうせテメェは死ぬンだよな…」

「一方通行?」

 

少女の前に立つと右手を少女の頭にのせる、これがカップルや兄妹なら微笑ましい光景だが…

 

 

「サヨウナラ」

「グゲ」

 

 

一方通行は右手を軽く捻ると少女の頭が180°回転した

 

 

「ヒャッハッハ!フギャァアアアアッアハッハァアア!!ギャギャ!!」

 

 

ドサッと少女が顔を地面につけた状態で仰向けに倒れる音がしたあと、一方通行は左手で顔を隠すようにしながら狂気に満ちた笑い声をあげる。

 

 

いま、アイツはいった何をした?中学生ほどの少女は何の躊躇もなくコロシタ…?

 

 

柊は蛇ににらまれたカエルのように微動だにしない、目を離したくても倒れた少女から目が離せない。

頭の辺りにゆっくりと赤い染みが広がる。

血ってあんなにドス黒いものだと呆然と思った。

 

「ヒャッハッハ!あー面白かった」

 

散々笑った一方通行は柊のことを思い出して辺りを見回すがスーパーの袋が一つ落ちている以外に何もなかった。

 

「クソッつまンねェなおィ!!」

 

舌打ちのあと血溜まりに唾を吐き、一方通行は暗い夜道に消えていった。

 

 

 

 

柊は自分の家の玄関を勢い良く開けると鍵とチェーンをすると汗がブワァっと出てきた。

公園からアパートまで全力で走り続けたため息切れもひどい。汗が流れて床にポタポタと落ちるが冷や汗も同時に止まらない、今でも汗が出ているのに背筋が凍るように冷たい。

今まで何作かホラーゲームもやって来たしそういうシーンも見てきたが、現実とゲームは違う。

シーンは忘れようと思えばいずれ忘れれるが、笑う一方通行に倒れた少女と血溜まりがフラッシュバックする。

 

「う、オェェェェ」

 

ごみ箱まで這って行き、胃の中の物を吐き出す。

一般人が人の死ぬ姿を見ることは少ない、精々親族の葬式の白装束くらいであろう、目の前でマトモとはいえない死にかたをするのは高校一年生の青年にはアリエナイ。

柊は汗も流さずベットに寄りかかるように意識を失った。

学園都市最強の能力者に最低でも半殺し宣言をされ、少女が仲裁に入ってその少女が目の前でコロサレル。

僅か数分で起こったことに脳がキャパシティを越えているため、これ以上脳に負担を与えないよいにシャットアウトされた。

 

 

 

 




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